COWCOW LIVE『カクツキ』
４月４日（金）、COWCOW LIVE『カクツキ』が、東京・ルミネtheよしもとにて開催されました。
年１回の単独ライブに加え、よしもと幕張イオンモール劇場での『COWCOWの幕張でやりたい100のこと』、よしもと祇園花月での『COWCOWのマジでやりたい200のこと』など、各地で精力的に定期ライブ活動を展開するCOWCOW。
今回新たに始動した『カクツキ』は、文字通り、隔月でルミネtheよしもとにて開催し（次回は６月６日）、フリートークスタイルながらも、映像やネタなどバラエティあふれる約１時間のライブとなりました。
開演時刻の21時45分を過ぎたところで、拍手を浴びながら登壇したCOWCOWの２人。
挨拶ののち、客席を見渡し「いい人数なんですけど、熱狂的な方が多い（笑）」（多田）、「一番ありがたいことです（笑）」（善し）といったアイドリングトークでスタートします。
まず、このライブについて善しが「この２ヶ月で溜まったことを見せたい」と意気込みを語ると、続いてモニターに『COWCOWの世界征服計画』の文字が。
お馴染み「あたりまえ体操」が広まっていく様子を世界地図で確認しようという企画で、東方神起がライブ中に「あたりまえ体操」を行ったところから述懐します。
今回は、インドネシアの番組や「Indonesia Japan Expo 2013」、そしてインドネシアのジャカルタを拠点とするJKT48のライブにサプライズ出演した際の映像やエピソードを披露。
最終的には、長野オリンピックでの萩本欽一さんや、ロンドンオリンピックでの『Mr.ビーン』ことローワン・アトキンソンさんのように、2020年に開催される東京オリンピックの開会式などに出演したいとの野望も明かしました。
また、インドネシアには今月だけでも２回仕事で行くとのこと。よっぽどインドネシアとの相性が良いらしく、多田は「住んだ方がいい」「家が建てられる」といったアドバイスを占い師のゲッターズ飯田さんから受けたそうです。
続いてのブロック『COWCOWのちょっと見て』。その中身は、自称・本田圭佑選手似の多田と自称・遠藤保仁選手似の善しによる、サッカーのフリーキックを題材にしたショートコントでした。
そして、多田は小さめのおにぎりを「こにぎり」と称していたラジオパーソナリティにヒントを得たフリップネタを、続く善しはパソコンとモニターを使って奇想天外なテトリスネタを繰り出すなど、COWCOWワールドを展開。
最後に『多田のちょっとどう思う？』と題したコーナーでは、「どこかに良い男いないかな？」「オジサンにはモテる」といった、ありがちな女性の発言に、多田がもっともなツッコミを入れて、共感と笑いを誘いました。
開演から１時間近くが経過し撤収時間が迫るも、多田はやり足りない様子。
「ひとやりとりだけしましょか」と善しが切り出し、「またあしタンバリン！」（善し）、「バイバイオリン！」（多田）、そして多田の「帰れ～」というダメ押しのひとことで、終演を迎えました。
＊ ＊ ＊ ＊
終演直後のCOWCOWの２人に、今日の感想や今後の展望などを訊きました。
――まず、第１回目の『カクツキ』をやり終えて、いかがでしたか？
多田健二「はい。２ヶ月で溜まったやつを吐き出すという主旨のもと、非常によかったと思います。これくらいの時間とこれくらいの値段で継続することが一番重要ですので、また見たいなという感じで終われたのもよかったですね」
善し「１時間って短いですけど、詰め込んだのを一気に見ていただくのが理想ですよね。幕張（よしもと幕張イオンモール劇場）では、午前中にお子さんでも見られるような形でライブを始めたんですが、だったらルミネではこの時間帯で、ギュッとしたものを見てもらいたいという思いがありましたね」
多田「幕張、祇園（よしもと祇園花月）は、その近辺の人に観に来て欲しいですし、下北沢（下北沢GALLERY HIBOU HIBOU）での25人限定のトークライブは、僕らのことがホントに好きな濃いお客さんが来てくれるので、各々で来やすいライブに来ていただきたいですね。あとルミネは、ぶっちゃけ、関係者の方にも来てもらって、仕事の幅を広げたいとも考えてます（笑）」
――だから、ワールドカップに向けて、サッカーネタも入れたわけですね。
多田「そうですね（笑）」
善し「最近は番組のオーディションとかもないので、いろんな人に伝えるためにも、ルミネではカチッと見せておこうかなというイベントでもありますよね。テトリスのネタも、他のライブでもやってたんですが、いろいろ変えていってて、相方にプレイさせたのは今日が初めてでした（笑）」
――実験的な場であり、２ヶ月間の集大成的な場でもありますね。また、トークやネタといったきっちり分けない構成も特徴的です。
善し「今後も、だいたいこういうバランスでやっていくと思います。ただ、本当は最後に漫才をやりたかったんですけどね。あと10分あれば出来たんですが...」
多田「用意はしてたんですけど、まさかの完全撤収ということで（笑）」
――まさに「また見たい」と思わせる終わり方でした（笑）。では最後に、次回６月６日（金）の『カクツキ』に向けて、読者へのメッセージをお願いします。
善し「はい。『世界征服計画』は、実際よしもとが動いている企画でして、僕らもどんな風になるのか、楽しみです。ジャカルタでの反応も、正直、日本よりも初動の勢いはすごかったですしね（笑）」
多田「僕の場合、ルミネでライブをやるって緊張するんですよね。前売り1200円、当日1500円って、映画が１本観れる金額ですから、映画じゃなくてこっち見に来てくれた人に、「COWCOW見に来てよかった」と思えるように、いい緊張感を持ってやってます。演者がいい緊張感があるということは、きっと見応えのあるイベントになってると思います」
――それと、濃いファン以外の方にも楽しんでもらえそうですね。
多田「もちろんです。今日もおばちゃん、おじちゃんがいらっしゃってましたけど、一見さんがプラっと来てもわかりやすいように、順番を踏まえた構成ですので、ぜひいらしてください」
●ライブ情報
『COWCOWの幕張でやりたい100のこと』
よしもと幕張イオンモール劇場
４月13日（日）
開場10:00／開演10:30
前売り1000円／当日1200円
『COWCOWのマジでやりたい200のこと』
よしもと祇園花月
５月10日（土）
開場18:30／開演19:00
前売り1500円／当日2000円
COWCOW LIVE『カクツキ』
ルミネtheよしもと
６月６日（金）
開場21:30／開演21:45
前売り1200円／当日1500円
チケットよしもと：http://yoshimoto.funity.jp/
【COWCOW】【多田健二】【善し】
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