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2014年5月 5日 (月)

岡田将生さん&忽那汐里さんと共に、宮川大輔がサプライズ登壇! 映画『オー! ファーザー』中高生親子試写会

5月5日(月・祝)、東京・立正大学付属高等学校 芸術棟行学ホールにて、同月24日(土)より公開される映画『オー!ファーザー』の『中高生親子試写会』が開催され、藤井道人監督、主演の岡田将生さん、忽那汐里さん、宮川大輔が登壇しました。

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本作は、ベストセラー作家・伊坂幸太郎さんの人気小説を映画化したもの。4人の父親と同居している高校生の由紀夫。ある奇妙な事件に巻き込まれてしまい……!? 見事な伏線と巧妙なトリックが光る、笑いと感動のサスペンスコメディとなっています。
なぜこの学校で試写会が開かれることになったのか? それは、メガホンを執った藤井道人監督の母校であること、そして本作のロケ地として使用されたため。ゴールデンウィークのまっただ中にも関わらず、同校へ通う中高生とその親、約400人が参加しました。

終演後、登壇した藤井監督。「高校を卒業して9年。僕は大崎の校舎で、映画監督を夢観て過ごしていました。こうやって母校に帰って来れたことは幸せで、光栄です。今日はありがとうございます」と挨拶します。

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高校時代、剣道に励んでいたという監督ですが、部活が終わったあと映画鑑賞を楽しんでいたことから、映画科のある大学へ進みたいと思ったそう。顧問の先生は現在も同校へ在籍しているそうですが、「今日は試合で来られないと聞いています」と残念そうです。
初めて今作で監督を務めるにあたり、撮影させてほしいと母校へ直訴。「“映画を撮りたいんです”と言ったら、先生に“自主映画?”って言われました(笑)。で、協力していただくことになって、本当にいい先生方に恵まれたなと改めて思いました」と感謝していました。

今作の監督を務めるにあたっては、いろいろな苦労もあったようです。「脚本は書き上げていたんですけど、僕は映画が好きで、伊坂さんの原作も、映画化された作品も大好きなんです。プレッシャーからか6キロ痩せ、白髪も増えましたけど、無事に撮りきりました」と振り返ります。

同世代である主演の岡田将生さんとは話も合ったそうで、「一緒にいる時間が長かった。なんの部活やってたの?とかという話から、映画をまた一緒にやっていきたいねというお話もさせていただきました」とコメント。ここだから話せる岡田さんの秘密を訊ねられると、「すごくシャイなんです。(同級生役の)忽那汐里さんはキュートな女優さんなんですけど、アドリブでスキップしたら岡田くんも真似をしていて。でも、スキップが下手だったので、みんなで“誰がうまいか選手権”をしたりしました。リズムにあんまり乗ってないスキップが可愛いんです」と語ると、客席からは笑い声が起こりました。

そこへ、「ちょっと! ちょっとちょっと!」という声が。サプライズゲストとして、岡田将生さん、忽那汐里さん、父親の1人を演じた宮川大輔が登場すると、会場中に黄色い声が響き渡ります。

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宮川が「すみません、ヘタな感じで入ってしまいまして。台本そのままでいきました」と報告すると、「“ちょっと! ちょっとちょっと!”と言えた自分に満足しています」と笑顔で答える岡田さん。さらに、宮川は「2人を観てキャーって言うてたけど、僕に関しては普通のおっさんが付いてきてる感じでしたよね」と自虐的に語り、笑わせました。

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「豪華キャストばかりなので始めは緊張してたんですけど、日が経つにつれて、“真面目だね”って言われるようになって。で、その言葉が“面白くないね”って言われてるように聞こえてきて、“これじゃあかんのちがうかな”と思った」と振り返る宮川。「僕としては気を使ったというか、ここはお芝居の現場だからみたいな感じでやってたんですけどね。でも、(できあがった作品を観て)自分のこと、いいなと思いました。誰も誉めてくれないんでね」と話すと、会場からは大きな拍手が起こります。
も、岡田さんに「本当にただただ真面目でした」と言われれば、監督からも「本当に真面目で、テレビで観ていた宮川さんと全然違いました」と言われる始末。「お芝居に対して、真摯に向き合ってくれて助かりました」という言葉を聞き、ホッとしたのか、「ほかのお父さん方が鋭利な刃物と言いますか、キャラがすごかったんです。だから、僕はいいバランスになったんちゃうかなと思ってます」と自己肯定していました。

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在学生からは「高校時代の家族の思い出を訊かせてください」との質問が。
「反抗期が強かった。朝、お母さんに起こされるんが嫌で、タンスをバタンと開ける音を出せば起きてると思われるから(起こされるよりも)あと10分は寝られると毎日思ってました。けど、結局怒られて、イライラしていた。それくらい多感な時期やったんでしょうけど、あの時代があるからこそ今があるのかなと思います」と語ります。また、高校時代の悩みについて、なんでも両親に相談したという岡田さんと忽那さんに対して、「ほとんど相談しないタイプやった」と答えた宮川。
「芸能界に入りたいと思ったのが中学1年生のときで、高校卒業して東京のスクールにいこうと思うてたんですけど、高3でNSCに入ることになった。そのときは、お父さんと真剣に喋りましたね」と振り返りました。

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また、「息子さんが芸人になりたいと言ったら、どうしますか?」という質問には、「うーん、難しい質問や!」と悶絶。「やりたかったらやればいいと思いますけど、大変やぞとは言うと思いますね」と返答しながら、「みなさんもどうですか? 役者さん、監督さんになりたいと言ったら」と3人に質問。
「僕はやらせたくはないかな。朝早いし……かわいそうな思いはさせたくないですね」(岡田さん)「想像ができないんですけど……でも、若いうちにしたいことはしときなさいって言いそう」(忽那さん)「やりたかったら、ビッチリ教えるかも。でも、やめたほうがいいよと言うとは思えません。どうぞという感じですね」(監督)と、三者三様の答えが返ってきました。

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岡田さんには在学生より「スキップしてください!」とのお願いも。嫌がりながらも渋々披露すると、会場騒然! 宮川も「ウソやろ!」と叫ぶ中、「僕、スキップはできないの! いいの! いいの!」と開き直る岡田さんでした。

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最後に、全員が挨拶。
「家族の絆を再確認していただければ」(監督)
「個人的に思い入れのある作品で、これからいろんな方に観ていただけるのは楽しみでもあり、不安でもあります。が、一生懸命つくったサスペンスコメディなので、ぜひ楽しんでください」(岡田さん)
「どんな方にも楽しんでもらえる作品だと思います。私も公開に向けて、宣伝をがんばっていきます」(忽那さん)
「本当にたくさんの方に観て頂きたいです。面白かったよっていう感想がどんどん伝わっていけばいいなと思います」(宮川)

『オー!ファーザー』は、5月24日(土)より公開です。ぜひ映画館でお楽しみください!


●映画情報
オー!ファーザー
原作:伊坂幸太郎
監督:藤井道人
出演:岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳、柄本明ほか
制作:吉本興業株式会社
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/oh-father/index.html
5月24日(土)より全国ロードショー!


【宮川大輔】