「KOYABU SONIC」ついにファイナル!なんと3日間にわたり過去最大・最高のフェスをお届け
2008年7月から開催されてきた吉本新喜劇座長・小籔千豊主宰による「音楽と笑いの融合」をテーマにした一大フェス「KOYABU SONIC」(通称:コヤソニ)。7回目となる今年は、昨年同様インテックス大阪を会場に、3日間にわたっての開催が決定! 「KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!」と題し、最後にして過去最大・最高の内容でお届けします。6月18日(水)に行われた開催発表会見では、小籔自ら「今回でファイナルとした理由」をはじめ、同イベントに込めた思いを語りました。
会見冒頭、「7年やってこさせてもらって、何となく『10年ぐらいは続けてもいいですかね』みたいなことをアーティストの皆さんとかと話したりしていたんですが、のっぴきならぬ事情で最後とさせていただくことになりました」と挨拶した小籔。「1度出演していただいた方々には基本的にずっと出ていただくというコンセプトでやっていたので、オファーしたいなと思う方がいても、タイムテーブルがパンパンになってしまうということで、なかなかできなかった。そんな方々に、最後なので一気にオファーさせていただきました」とのことで、そのため史上初の3日間開催となったそうです。
今回でファイナルとなる理由は、ズバリ「ビッグポルノの解散」。小籔曰く、「コヤソニはビッグポルノを広めるためにやらせてもらっていたので、根本の意味がなくなるというか。大阪を元気にとか、人とのつながりの大切さを若者たちに伝えるといったことは、2、3年目からちょっとずつ思うようになったことで、もともとは『サマソニ』にビッグポルノが出られへんかった、なら隣で『コヤソニ』やってやろうということでやり始めたわけですから」。「新喜劇で下っ端の頃、全然自分を発表する場がなかった時に、しゃべりまくるムチャクチャなイベントをやろう、“ポルノ”という新喜劇と真逆のイベントをやろうと始めた。最初は100人ぐらいのお客さんしか集まらず『くそー!』と思っていた、そんな売れへん時の思い出がいっぱいつまったのがビッグポルノ」と結成当時を振り返りつつ、「そもそも大阪のアホみたいな芸人がフェスをやらせていただくって、だいぶイキッてることだと思うんですけど、売れへんかった時にこういう思いでビッグポルノをやっていて、『自分たちでフェスをやりたい、手伝ってくれませんか』という言い訳があったからここまで(コヤソニを)続けてこられた。ビッグポルノを解散するとなると、ただ調子に乗った芸人がフェスやってますみたいなことになるので、やはり1回終わるのが筋。今までありがとうございましたということでファイナルにさせていただきました」と、経緯を説明しました。ちなみにビッグポルノの“解散理由”は8月に東京および大阪で行うライブで発表する予定で、「基本的には、方向性の違いということにしといてください。偉そうですけど(笑)」。その内容を喜怒哀楽で表現すれば「不思議系ですかね。理由を聞いた人の反応は『はあ? あー…』って感じ(笑)」とのことなので、ぜひライブに足を運んで確認してみてください。
質疑応答で「今までの中でやりきった感はあるか?」と聞かれた小籔は、「やり切った感は1回目からもう満々あって。3000人の前でビッグポルノの歌を歌った時に、本当に感慨深くなった」とコメント。以来「毎年、ビッグポルノで歌っている時は、下ネタを言ってるけどノスタルジックな気持ちになる」と言い、「HGも売れて結婚したな、RGも今は大活躍しててよかったな、俺もアルバイトしながら新喜劇のセリフ1つしかなくてシクシク泣いてたけど今見てみい!」などさまざまな想いが往来して、「ウルッときたこともある」とも。
ファイナルを迎えるにあたっては、「10年は続けたい」と考えていたことから、残念な気持ちが6割。一方で、「(アーティストの皆さんや芸人たちに)こんな出ても何のプラスにもならへんフェスに心意気だけで出てくれて、『すいません』『悪いな』という思いが高まってきていた。毎年、各所に迷惑をかけていて、何なら住之江競艇に来るおっちゃんらも『めっちゃ混んでるやんけ! なんやねん!』と思ってるやろうなとか(笑)。やることで迷惑かけてることがいっぱいあり、『ちょっと悪いな』感があったので、4割は『これで迷惑かけんでええわ』というのが正直なところ」と、複雑な胸の内を告白しました。
ビッグポルノの解散については、昨年秋にイベント出演した際、3人で話して決めたとのことで、「ビッグポルノ解散ということはコヤソにもなしやな、となった。それぐらいから、(自分たちの中では)次は最後やなという話になっていました」。弟分ユニットであるスモールポルノ(宇都宮まき、今別府直之、男前)の身の振り方は未定ながら、「できたらですけど、『コヤソニ』に合わせて初のCDを出せたらと思っている。そもそもビッグポルノのアーティスト写真を撮る時に、『何かに使うかもしれへんからお前らも撮っとけや』と言って撮影しただけで、僕とかHG、RGの中では存在してるという意識がなかったんですけど(笑)。ここまでおつきあいいただいたんで、一応最後にお疲れさま的なんはやろうかなと思ってます」というプランも。なお、ビッグポルノとしてのラストシングルは考えていないそうです。
もちろん、「コヤソニ」を終わらせるにあたっては迷いもありました。「僕としても、他のアーティストさんに恩返しをするためにも『10年やればちゃんとお金が払えるようになるんじゃないか』と思っていた。そういう意味でも、ここでやめるというのは恩返しの志半ばで心痛いんですけど…。いろんな方から『なんで?』『もったいないやん』と言われるたびグラグラ来ましたし、藤井隆さんには怒られるぐらいで言っていただき、長文のメールもいただいたりして。でもやっぱりビッグポルノを広めるという筋で皆さんにご迷惑をおかけしていたので、それがなくなるなら『コヤブソニック』をやめるというのがボクの中の筋」と小籔。最終的には、自身の想いを通す形で決心しました。
ファイナルとはいえ特別な目玉企画は考えておらす、「資本主義的にずーっと右肩上がりに行くと、いつか崩壊する時がくる。バブル経済を見てきて学んだ我々の世代としては、あんまり多くを望まないというのが長く続ける秘訣じゃないかなと思ってやってきたので、最後だからと調子に乗ることなく例年通りに」。ただし、3日間に規模を拡大することで、「今まで呼べなかった人に来ていただく」という夢が実現するため、「今ここに発表されている皆さんは僕が好きな人ばかりですし、まだ発表してない人たちも、たぶん皆さんビックリしていただけるような方々です。初出場は今までの中で一番多いんじゃないでしょうか」と“過去最大・最高”のフェスを約束しました。
今後、新たな音楽活動を行うつもりはないそうで、「やるとすれば後輩たちを救うためにバンドを結成するとかかな」と小籔。「新喜劇の後輩たちがホンワカパッパ〜隊をやっているが、あのギャラが死ぬほど安い。その実情を聞いてかわいそうやなと思ったので、『俺ドラムやってるから、みんなで練習して何か曲でも作ろう』と一度スタジオを借りて入ったことがあるんですけど…。みんなが下手すぎて、これは無理やなと頓挫した(笑)」とのエピソードを披露して、笑いを誘っていました。
3日間で20組以上のアーティスト、さらには人気芸人たちが大集結する最後の「コヤソニ」。本日から6月30日までのお得なオフィシャル得割先行販売(ペンライト付き)で、いち早くチケットをゲットして参戦してください!
●公演概要
KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!
日時: 9月13日(土)・14日(日)・15日(月祝) いずれも開場10:00/開演11:00
会場:インテックス大阪5号館(大阪市住之江区)
出演:AFRA、EGO-WRAPPIN'AND THE GOSSIP OF JAXX、カジヒデキ、サニーデイ・サービス、スガシカオ、スチャダラパー、スモールポルノ(宇都宮まき、今別府直之、男前)、田島貴男(オリジナル・ラブ)、TOKYO No.1 SOUL SET、ハナレグミ、ビッグポルノ(小籔千豊、レイザーラモン)、ホフディラン、盆地で一位、MIGHTY JAM ROCK With ANADDA REBEL BAND、レキシ、N'夙川BOYS and more…(五十音順)
料金:いずれも税込/中学生以上大人料金、小学生子供料金、未就学児入場無料
前売 大人1日券7,900円、3日通し券19,000円、2日通し券14,000円(13日・14日/14日・15日) 子供2,000円
特割 大人1日券6,500円、3日通し券16,000円、2日通し券12,000円(13日・14日/14日・15日) 子供2,000円
当日 大人 1日券8,500円 子供2,000円
☆オフィシャル得割先行販売(特典付き)受付中☆
6月18日(水)13:00〜6月30日(月)23:59 チケットよしもと、uP!!!にて
お申し込みはこちらのURLから!
uP!!!先行受付 http://www.up-now.jp (スマートフォンからお申し込みください)
チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp/r/koyabusonic
☆一般得割先行販売☆
7月1日(火)〜8月8日(金) 各プレイガイドにて
☆一般発売☆
8月9日(土)〜 各プレイガイドにて
お問い合わせ:キョードーインフォメーション☎06-7732-8888(10:00〜19:00)
【小籔千豊】【ビッグポルノ】