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2014年6月24日 (火)

『セカンドシティジャパン デモンストレーションライブ』

即興コントの新ジャンル「セカンドシティ」が日本初上陸! 6月16日(月)より4回に渡って『セカンドシティジャパン デモンストレーションライブ』を開催中です。



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「セカンドシティ」とは、1959年にシカゴで創業された、即興型のショートコメディを披露する劇団。マイク・マイヤーズ(オースティン・パワーズ/シュレック)、マシ・オカ(HEROES)、ビル・マーレイ(ゴーストバスターズ/ロスト・イン・トランスレーション)など数々のスターを輩出し、今やハリウッド俳優の登竜門的な存在となっています。そのアメリカ産の怒涛の即興スタイルと、ジャパニーズ芸人が出会ったらどうなるのか? 今回の公演では、よしもと所属の芸人・俳優29名が4チームに分かれ、各回3チームずつ出演。台本は一切無く、その場でお客さんからお題をもらい、それを元に即興でショートコメディを披露していきます。お客さんはお酒やフードを楽しみながら、出演者の呼びかけに応えてお題を叫んだえり、即興ならではのハプニングや予想外の展開に大いに笑ったり、お好きなように楽しんでください。それが「セカンドシティ」です。



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初日の6月16日(月)公演は、マシ・オカがMCを務め、Team A (水玉れっぷう隊・アキ、水玉れっぷう隊・ケン、かりすま~ず・幹、犬の心・いけや、犬の心・押見、スパイク・小川、スパイク・松浦)、Team C (2丁拳銃・小堀、デッカチャン、マンボウやしろ、チャド・マレーン、伊藤修子、てつみち、御茶ノ水男子・おもしろ佐藤、かりすま~ず・あゆ)、Team D (大坪貴史、重山邦輝、枝村明子、伊藤真奈美、児玉絹世、鈴木那奈、松田百香)の3チームが出演。



トップバッターのTeam Cは、オーソドックスにお客さんからもらったお題で即興コントを。“職業” “今一番欲しいもの” “思い出の場所” “死ぬまでにやりたいこと”の4つをテーマにお題を募ったところ、お客さんから「医者」「詐欺師」「金」「愛」「救急車」「ベストセラーを出す」などのリクエストが。その中から、まずは「詐欺師」をピックアップ。デッカチャンが本屋で本を探していると、おもしろ佐藤が「そんな本より僕のオススメの本を買いませんか?」と声をかけてきます。詐欺師の佐藤がまんまとキャッシュカード番号を手に入れようとしたところに、伊藤修子が割り込み、詐欺師に結婚詐欺を仕掛けようと画策し、最後はなんと…⁉ という即興コントを披露。もう一度言いますが、これは一切台本なし。先陣を切って何かを始める人、その人の様子を見ながら加入して話を進める人、さらにその様子を見ながら加入して大きく話を動かしていく人…と、何の相談もなくその場で進行していくのです。一体何が起こるのか、どう着地するのかという緊張感と、思いもかけない展開の連続にお客さんも大爆笑でした。




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また、「卵」と「大阪」の2つテーマでは、料理人の卵をかき混ぜる手が止まらなくなり、それを止めようとした人も次々と巻き込まれ止まらなくなっていくという展開に。どう収拾をつけるのかと会場が期待する中、満を持して登場した小堀がみんなとは逆サイドから回転を止めることに成功。着地点が見えない中、ノープランで参入しながらもファインプレーを見せた小堀は、「今あったの勇気だけやった」と心境を。このハラハラ感を共有するのも楽しみのひとつなのです。



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次は、役者が集結するTeam D。ひとつの言葉から連想する3つの即興劇を展開していきます。そのテーマとなる言葉は、お客さんからのリクエストで「ちくわ」に決定。まずは「ちくわ」から、「穴」「食べる」「満腹」「大阪」「大人買い」「見えた」など様々な言葉を連想していきます。そしてそこから、とにかく食べまくるヒーロー(?)“満腹戦隊”のピンクとブルー、双眼鏡から覗いた夢の世界しか見たくないピーターパンとウエンディ、敵に城を包囲される中、家来を武器の大人買いに向かわせるドSな姫という3つの即興劇がスタート。途中、一人の言い回しが歌舞伎調になってしまったことから設定が時代劇に変更になるなど、ひとつのセリフ、ひとつの動きによって、劇的に変化しながら進行。役者ならではの登場人物のキャラクター作りや、ストーリー性ある展開でお客さんを引き込み、芸人とはまた違った即興劇を見せてくれました。




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続いては、マシ・オカも絶賛のケンを擁するTeam A。お客さんに書いてもらったセリフを上手く盛り込みながら芝居を続ける「紙のセリフ」、記者からの質問をヒントに自分が誰で何の記者会見を開いているかを推理する「記者会見」など、即興コントを使ったいくつかのミニゲームを。即興劇の途中でストップをかけ、もう一度始めからその芝居をする「リプレイ」には、アキ、いけや、松浦が挑戦。お客さんからのいただいた「タッチの南ちゃん&タッちゃん&カッちゃんのような三角関係を」というお題にそった即興芝居を。南(松浦)を巡りケンカとなったタッちゃん(いけや)とカッちゃん(カッちゃん)は、殴り合いの末、片目を失いながらも甲子園を目指し…と、ここでストップが。ここまでの芝居を、お客さんからリクエストいただいた“黒澤明風”でリプレイします。南の2人の呼び方が「タツヤはん、カツヤはん」になり、了解の言葉が「御意」になり…モノクロ時代劇の世界を見事に再現。さらに、“アナと雪の女王”“SF”でのリプレイも。突然、歌いあげる南や、恋という感情を知ったロボットの南など、傑作コントが続々誕生しました。




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また、即興劇を展開する中でベルが鳴った時のセリフをタイトルにした歌を披露する「それ歌ってみよう」には、歌に覚えがあるケン、松浦、幹の3人が挑戦。結婚式場で新婦が来ないと心配する新郎(幹)。その頃、新婦(松浦)は父親(ケン)に結婚したくないと本心を打ち明けています。なぜなら、「もっと若い人と結婚したいから!」と新婦。ここでベルが鳴り、松浦は「もっと若い人と結婚したいから!」というタイトルの即興ソングをポップ歌い上げます。そして幹は「ほとんど誰も知らないと思う」を悲しいバラードで、ケンは「地縛霊だよ、こいつは」をブルース調に渋く聴かせます(※一体どんなシーンでこんなセリフが飛び出したのかはご想像におまかせします)。どの曲も即興とは思えないほど完成度が高く拍手喝采。そして最後は3人で「オンリーワンになる」を熱唱。サビはお客さんと一緒に大合唱し盛り上がりました。




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最後は出演者全員で、即興劇の途中で好きなタイミングで誰かと入れ替わり、同じポジションから全く違うシーンを始める「プリーズタグ」というゲームを。見ているだけでは我慢しきれなくなったマシ・オカや、講師も参入し、即興合戦となりました。




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このクリエイティビティを高める技法“インプロビゼーション=即興”は、アメリカでは全てのコメディアンがはもちろん、一般の人も社交ダンスのようなクラブ活動的な感覚で取り入れているそう。ただ、これを日本の芸人が取り入れる上で大きな問題が。インプロビゼーションとは、何事も批判しない空間。お客さんは好きな時に好きなように笑ってくださいというものなので、まず芸人たちに「ツッコミは使わないでください」と指導があったとのこと。芸人たちも最初は戸惑ったものの、トレーニングを重ねるうちに手ごたえを感じ、今では「楽しい!」と声を揃えます。初日の終了後、MCのマシ・オカも「みなさん素晴らしい!さすがプロです」と絶賛。「アメリカのものを押し付けるんじゃなくて日本と融合させようと思いました。そうしたら素晴らしい化学反応が!」と喜びを語りました。この新しい形の笑いを「セカンドシティジャパン デモンストレーションライブ」で、ぜひ体感してみてください!



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「セカンドシティジャパン デモンストレーションライブ」
■公演スケジュール:
2014年6月16日(月) (Team A+Team C+Team D出演)
2014年6月18日(水) (Team A+Team C+Team D出演)
2014年6月23日(月) (Team B+Team C+Team D出演)
2014年6月30日(月) (Team A+Team B+Team D出演)
■時 間: 19:30開演 22:00終演予定 (18:00開場)
■場所:Live Place CROCODILE ~クロコダイル~ (東京都渋谷区神宮前6-18-8ニュー関口ビルB1)
■チケット: 前売り2,000円、当日2,300円 全席自由
*飲食メニューあり (別途1オーダー制)
*チケットよしもと予約問い合わせダイヤル TEL:0570-550-100
※問合せは10:00~19:00
*チケットよしもとホームページ http://ticket.yoshimoto.co.jp
<Yコード> ○6/16 →100510 ○6/18→100511 ○6/23→100512 ○6/30→100513

■出演者リスト:
Team A (水玉れっぷう隊・アキ、水玉れっぷう隊・ケン、かりすま~ず・幹、犬の心・いけや、犬の心・押見、スパイク・小川、スパイク・松浦)
Team B(2丁拳銃・修士、山田あさこ、インポッシブル・井元、インポッシブル・蛭川、かたつむり・中澤、かたつむり・林、横澤夏子)
Team C (2丁拳銃・小堀、デッカチャン、マンボウやしろ、チャド・マレーン、伊藤修子、てつみち、御茶ノ水男子・おもしろ佐藤、かりすま~ず・あゆ)
Team D (大坪貴史、重山邦輝、枝村明子、伊藤真奈美、児玉絹世、鈴木那奈、松田百香)




【水玉れっぷう隊】【かりすま~ず】【犬の心】【スパイク】【2丁拳銃】【デッカチャン】【マンボウやしろ】【チャド・マレーン】【伊藤修子】【てつみち】【御茶ノ水男子】