次長課長・河本、フットボールアワー・岩尾、NON STYLE・井上らのユニットコントツアー「CONTS」が新潟を皮切りにスタート! 脚本・演出を手掛けた次長課長・河本に直撃インタビュー!!
次長課長・河本準一が脚本・演出を手掛けるユニットコント全国ライブツアー「CONTS(コンツ)」が6月28日(土)の新潟公演を皮切りにスタート。フットボールアワー・岩尾やNON STYLE・井上ら豪華出演陣と織りなすコントとは!? 3年ぶりとなる今回の公演にかける思いをアツく語ってもらいました。
――3年ぶりですが、再開しようと思ったきっかけは何だったんですか?
ネタが30本くらいたまってたんでそろそろかと。ただ、東京だけでするのもちょっともったいないかな?と思い、色んな方に見ていただけたらと考えて全国6カ所でライブをすることにしましたね。コンビで全国に行ってネタとかしているんですけど、実はそれぞれのピンが集まって本格的にユニットコントをするライブっていうのはあんまりないんですよ。なんで、ユニットコントの楽しさを伝えられたなぁ~という思いもありますね。
――新潟、福岡、大阪、仙台、名古屋、東京で場所もさまざまですが、その土地によってネタも変えるのですか?
飽き性なのでネタも地域によって変えたいし、ご当地ネタも入れたいな~と思いますね。それぞれすべて一緒のネタをするというのはあり得ないです。ご当地ネタは、各都道府県にいる“住みます芸人”のメンバーに出てもらって、僕らと彼らでその地域のお客さんしか分からないマイナーなネタ、たとえばローカルCMだったりフレーズだったりをポンポン盛り込みながらネタをしようと思っています。でもこれって、お客さんと住みます芸人以外はまったくわからんのですよ。僕らは一応やっているけど、本当のおもしろさはいまいち分からん(笑)。でもそれがいいんでは?と思いますね。今、新潟や福岡は、「このフレーズをこの感じで言ったら100%ウケる」というものを“住みます芸人”が仕入れているんで。7本あるうちの1本は確実に笑えるはずです。
――内容や構成はどのようになっているんでしょうか?
今回は7本のネタをやります。さっき言っていたご当地ネタを間に挟んで、シリアス系や人間の怖さを伝えるもの、いかにも僕たちみたいな明るい系…など、バリエーションは豊富だと思いますね。全部がつながっているということもないんですが、なんとなく全体を見ても笑えるという。いつもの僕たちとは違う一面が出せればいいと思っています。あと、メンバーが微妙に変わっていくんですよ。そのためネタも変わる。6カ所すべて行ったら6か所分の笑いが味わえると思います。本当に盛りだくさんですよ。
――フットボールアワー・岩尾やNON STYLE・井上をはじめ、新潟だとソラシド・水口、レギュラー・松本、とろサーモン・村田といったコンビ芸人ばかりが出演しますね。人選は河本さんがされたんですか?
一応僕がしたんですが、も、なんでこのメンバーと言われても難しいんですよ。出ている人は基本漫才師で、漫才をしていないのは僕だけ。岩尾、井上は僕にないものを持っているんで一緒に組んでみたいという気持ちはありましたが、だからと言って今回そこにはとくに理由はないんですよね…。普通のお笑いライブってメンバーを集めてからコントを書くんですが、今回は、コントを書いてから誰にピッタリかな?と当てはめていったらこのメンバーになったというだけで。漫才師が多かったのは偶然なんでしょうね。ちなみに、福岡ではFUJIWARA・藤本さんやインパルス・堤下などコント師も出演してもらいますから。どうしても理由をと言われれば、岩尾とか漫才もおもしろく言葉のワードもすごい…というのはみんな分かっているんですけど、それ以外の岩尾を誰が見つけてあげれるの?と思ったら、身近にいる僕らしかないとおもったんですよね。こんな岩尾を見たことがない!という姿を見せたいです。それは井上も同じ。だって、井上がまったくツッコまないネタもありますから。封印です。そんないつもとは違う一面を見つけてもらいたいです。
――そんな今までとは違った魅力が詰まっているというネタですが、どんな雰囲気で練習をしているのでしょうか?
和気あいあいと夜中までやっていますよ。でも台本ありきなので、コントというより映画とかお芝居に近いのかみんなやりづらそう。自分たちで書くタイプが集まったっていうのもあるんでしょうけど、まず相方以外の人が書いたお笑いの台本なんてやったことがないですから。そのため、テレながらボケる人もいれば、僕のワードにスッと入れる人もいる。さまざまですね。とはいえ、ガチガチに組み立てていく台本は僕自体があんまり好きじゃないんで、余白はちゃんとあるようにはしています。その余白をどう埋めていくかで、それぞれのキャラが出るんですよ。台本の中でも、「これは本番までに決めてきて~」というボケポイントがあったりするんですが、岩尾や村田とかは練習中、絶対言わない。でも松本くんとかはすっごく真面目で怖がりなんで、ヘンな反応を見せて本番で言いたいことを練習中にバンバン言ってくるんですよ。でも、そうなったらもうアドリブじゃない。めっちゃウケてるけど、全部出してどうする!!って(笑)。お笑いを見たいと思って来られるお客さんは、やっぱり“今”生まれた言葉かどうかというのかすぐに分かるんだと思います。そのライブ感をおもしろがってくれているというか。だから、練習で言ったらダメなんですよ。もう本番では使えない。松本くんは、練習のたびに自分の首を絞めてる…。本番が楽しみですよ。
――ユニットライブはあまりなじみがない人も多いと思うのですが、コンビでネタをするのとまた違ったりするんですかね?
見てる人も含め僕らもやっぱり気持ちが違いますね。相方だとこのボケだとこう返してくるというのが分かっているんですが、ユニットだと明確には分からないんですよ。誰がツッコんでくるとかも見えないし…。そのドキドキ感がおもしろいんじゃないかな? ただ、真面目な話し、舞台の雰囲気はどうなるか分かんない。本格的なユニットコントのライブなんて見たことがない人がほとんどだと思うんで。新潟の一発目のボケがダダスベったときは恐ろしい!! まぁ、僕が一発目のボケなんですが、この隊長が真っ先に撃沈したとなるとどうなるか…。これさえうまくいけたら、11月の東京公演まで気持ちよく走れると思うんですが、スベったらとりあえず新潟公演ももう一度やるしかないですね。スベられない戦いになっています。
――芸人も観客も楽しめるライブですが、見どころを教えてください。
なんか色々言ってみましたが、難しいことを考えずに来てもらいたいです。ただおもしろいコントが見られるチャンスなんで。なかでも笑いを引きずりたいと思っている人はいいと思いますよ。寝る間際にもう一回笑いが襲ってくるネタがあるんで。僕らでも稽古終わりに襲ってくるときがあるくらいですから。この余波を楽しんでもらいですね。あと、実はこのライブ、グッズにも力を入れているんですよ。全体の8割5分くらい(笑)。そのご当地でやったネタキャラの缶バッチとかもあり、各地によってメンバーも違うのでかなり貴重。そういうちょっとしたお祭りのような雰囲気を楽しんでください!!
【新潟公演】
ユニットコント全国ライブツアー「CONTS」in新潟
会場:新潟市民プラザ(新潟市中央区西堀通6-866 NEXT21 6F)
日時:6月28日(土) 開場17:30/開演18:00
料金:前売3500円/当日4000円
出演:次長課長・河本/フットボールアワー・岩尾/NON STYLE・井上
ゲスト:ソラシド・水口/レギュラー・松本/とろサーモン・村田
【福岡公演】
ユニットコント全国ライブツアー「CONTS」in福岡
会場:あるあるワイワイ劇場(北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCITY 7F)
日時:7月5日(土) 開場18:45/開演19:00
料金:前売3500円/当日4000円
出演:次長課長・河本/フットボールアワー・岩尾/NON STYLE・井上
ゲスト:FUJIWARA・藤本/土肥ポン太/インパルス・堤下/とろサーモン・村田
【今後の公演予定】 ※チケットは後日発売開始
9月10日(水)大阪・なんばグランド花月
10月13日(月・祝)仙台・青年文化センター
10月18日(土)名古屋・芸術創造センター
11月8日(土)東京・ルミネtheよしもと
チケットよしもと:http://yoshimoto.funity.jp/
【次長課長】【河本準一】