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2014年7月 5日 (土)

メッセンジャー・黒田が、やしきたかじんさんの番組を継承! 7月5日(土)から『たかじんNOマネーBLACK』スタート

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テレビ大阪で放送中の新感覚経済情報番組『たかじんNOマネー』が、7月5日(土)放送分からメッセンジャー・黒田が正式にメイン司会を務める『たかじんNOマネーBLACK』に生まれ変わります!

今年1月3日に急逝したやしきたかじんさんの遺志を引き継ぎ、感謝の気持ちと「たかじん魂」を忘れないよう、番組タイトルの『たかじん』の名前を外さずに放送してきた『たかじんNOマネー』。黒田は、病気療養中だったたかじんんさんから直々に指名を受けて、昨年6月から司会代行を務めていました。そして、たかじんさんが逝去して半年が経った今、メッセンジャー・黒田を正式にメイン司会者に据える形でリニューアルすることになりました。

 

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7月4日(土)にリニューアルして初めての番組収録が行われました。7月5日(土)放送分の、最近起こったニュースを男女それぞれの視点から斬る「ニュース男女キョーガク!」の収録では、青山繁晴さんや堀江貴文さん、片山さつきさんらと丁々発止のやりとりを繰り広げ、7月12日(土)放送分の「ニッポン残念なお知らせ大阪編」収録では、橋下徹大阪市長をゲストに迎え、これからの大阪についてパネラーの皆さんと深く語り合いました。

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収録後の会見では、まず徳岡敦朗プロデューサーが「今日はたかじんさんから黒田さんへ『たかじんNOマネー』という冠の番組の“のれん分け”を、皆さんにぜひ聞いていただきたいと思います」とご挨拶。さらに、「たかじんさんが亡くなられてから、(たかじんの)奥さまからいろんなお話を聞くなかで、『たかじんNOマネー』と、黒田さんに対する思いをメモに残していただいていると聞きました。それを皆さんに聞いてもらいたくて、奥様から手紙をいただきました」と、奥様からいただいた手紙の全文が読み上げられました。たかじんさんが黒田に打ち明けた、黒田へのメッセージや番組に対するたかじんの思いが綴られた内容に、黒田も神妙な面持ち。徳岡プロデューサーは「リニューアルといっても、黒田くんを中心にドンと据えて、番組の中身や魂は“たかじん魂”を継承していこうとスタッフ一同、黒田くんともそう話しています。たかじんさんも、亡くなる前提でこの言葉を残したわけではないと思いますが、僕らにとってこれが遺言という形。これを守っていきたい。亡くなってもなお視聴率のことを考えてくれているのは、僕らにとってもすごくありがたい話で、亡くなってもなお“視聴率男”なのかなと思っています」と語りました。また、たかじんさんは実はこの春に復帰したいと考えていたという話も。「(番組に)戻ってきたときは、ゴールデンで『たかじんNOマネーGOLD』に自分が出て、昼間の1:00からの放送は黒田くんが出て……と考えていたようなので、僕らとしてはその気持ちを引き継いで、“BLACK”という形でやっていこうと思っています」とリニューアルへの思いを語りました。

 

手紙の感想を尋ねられた黒田は、「たかじんさんのおっしゃることって、単純明快でわかりやすいので、僕に宛てていただいたのはありがたいですし、真摯に受け止めています。でも、これは大阪で活躍しようとしている若手や全タレントがこれを目指すべきやなと思います。僕も40歳を過ぎていますし、こういうことが下の芸人に言えるようにならないといけない。たかじんさんの言葉を受け止めるだけではなく、伝えていくのも僕の仕事かなと思っています」とたかじんさんとの絆を語りました。

 

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質疑応答では、昨年11月に黒田がたかじんさんの家に足を運んだときについての質問が。「お会いした時、たかじんさんはすごくお元気でした。僕としては、たかじんさんの横でまた一緒に仕事ができるのかな、と思って話を聞いていたんです。でも、まさかお亡くなりになられるとはまったく、これっぽっちも思っていなかったです。僕は僕で、『たかじんさんにこうやってからんでいこう』とか、たかじんさんと一緒に番組をやることばかりに気を取られていたので、正直な話、たかじんさんが亡くなられたことで、『たかじんNOマネー』という番組が僕自身のなかでまったく違う方向に行ってしまい、すごく戸惑った時期もあります。でも今回のような手紙を奥様からいただいたとき、改めて違う角度から見えるようになりました。今回、司会させていただくんですが、単純にわかりやすくて正確なアドバイスだなと思いますね」と語りました。

 

「改めて“BLACK”が番組名に付くと聞いた時の正直な感想と、今日の収録の感想を」という質問には「僕の名前が黒田なので“BLACK”というのはもちろんあるんですけど、ちょっとブラックトークみたいなのもかけてはるのかなと思ってます」と語りつつ、「たかじんの遺作を僕が引き継ぐとなったらやっぱりちょっと荷が重いですね、僕はたかじんさんになれない。メディアに『第2のたかじん』と書いていただいたり、言っていただいたりしましたけど、大きさも違うし何もかも違うと思ってます。でも、ひとつ言えるのは、スタッフとうまいこと一緒に作り上げていって、今までにあるようでないものを見せるというのをやっていきたいと思います」と改めてリニューアルへの思いも。「この番組に出て来られる方々は、ジャーナリストや文化人だったり、専門の方々ばかり。正直な話、僕も難しいことは全然わからないんですよ。でも、わかれへん人間なりに、恥を捨てて聞いていこう、と。『わかれへんかったら司会やったらアカンやろ』とお叱りも受けることもあると思うんですが、“わからない人の代表”として僕はここにいるだけ。冠が付いたからとか、司会者であるからって、カッコつけてやったつもりもないです。いち小市民として、ただほかの人より図太いんで、カメラ回ったらしゃべれる、というだけなので(笑)。そのへんのレベルでしゃべらせていただけたらなと思います」と、言葉を続けました。

また、リニューアル後も引き続き共演する2人について語る一幕も。「八代(英輝)さんは、他局でずっとワイドショーに出演されているので、大阪に来られたときはもっと砕けた面とか、また違う目線の八代さんを出してもらいたいなと思いますね。眞鍋(かをり)さんは、“オテンバ娘”的なところもあるので、あの方のそういうところをプロデューサーも判断されているといます。これまで眞鍋さんは司会進行をしていて、『もしかしたら重荷かな』と感じたこともあったので、これからは『もっと、気楽に遊んでくださいよ』と思いますね。僕がセンターに入ったことによって、あの2人の負担がなくなって、ものすごい自由奔放に発言できるようになればいいですね。今回収録をやってみて、僕の中では狙い通りかなと思っています」と手ごたえを感じた様子でした。

「この半年で、変わったなと思うところは?」という質問も。「基本的にはあまり変わってませんが、よりスタッフと密に話すようになりました。変にええカッコをしないようになったんじゃないかなと思います。もしかしてそれは、経験じゃなく歳のせいかも知れませんけど」と語り、記者陣から笑いが起きる一幕も。

また、7月12日(土)放送分に出演する橋下徹大阪市長と黒田が同い年ということで、「同世代から受ける刺激は?」と尋ねられた黒田。「橋下さんに限らず、青山(繁晴)さんとか堀江(貴文)さんとか、この番組に出演される方は個性の強い方が多いです。堀江さんや橋下さんは、世間からいろいろ言われたりしてますけど、新聞の紙面で読んだり画面上で見るのと、実際にお会いするのとでは全然違うと思うんです。クセは強いですけど、考え方は置いといて悪人はいらっしゃらないと思いました」。その話を受けて、記者から「では、猛獣使いにならないといけないですね?」と聞かれたときは「いや、猛獣使いには……なれないですね。僕自身が他のものを食べるタイプなので(笑)」と笑いを誘いました。

また、リニューアルで意識したことを尋ねられ、「この人の話や考えをもっと聞きたいというところを、より明確に出そうとは思いました」と答えた黒田。「前までは収録が始まったら、バババッと討論会が始まったんですよね。でもリニューアルしてからは、話をふって、この人ばかりではダメやからこの人にもふって……と考えるように。でも、頭のいい人ばっかりなので『あ、今は黒田が仕切ってるんやな』と気づいたら僕の目をパッと見てしゃべるのを止めてくれたり。だから僕が助けてもらっている方じゃないですかね」とも。

「たかじんさんにかけてもらった期待に応えられましたか?」という質問には「わぁ~、どうですかねぇ……」としばし考え、「それは視聴率を見てからにしましょうか(笑)」と答え、スタッフらを爆笑させるシーンも。「ただ、たかじんさんは『ああせえ、こうせえ』とあまり言われない方なんです。だから、単刀直入に『おまえはええカッコせんと、好きなようにやれ』と。それは実際に僕が言われてたので。正直な話、番組を何本かやってますが、これが一番しんどい番組ですから。(テーマが)難しいし。ただ、やっぱりこういうことをやっておくのもひとつの勉強かなとも思います。来るたび、台本を読んでいるだけでも勉強になるので。スタッフも、いろんなことを一生懸命探してくれたり、勉強しながら紙面に起こしてくれているので、あと5年先にはもう少しは頭がよくなってるんじゃないかなと思います」と本音も飛び出しました。

最後に「“たかじん魂”で一番引き継ぎたいところは?」という質問には、間髪入れず「ギャラですね(笑)」と答え、記者陣やスタッフは爆笑。改めて「あの方って、僕も長いこと接してもらってたけど、どことなく可愛げというか。なんぼ攻撃的にしゃべっても、可愛げがあるので、そういうところは継承できないかもしれんけど、見習いたいですね」と、たかじんさんの魅力を改めてふり返りました。

 

本日13:00から新たにスタートする『たかじんNOマネーBLACK』、ぜひチェックしてくださいね!

 

 

〔やしきたかじんさんの奥様からの手紙/全文〕

 

テレビ大阪様

 

この度番組リニューアルにあたり、黒田さんの“BLACK”が入るのを誰より

喜んでいるのは、黒田さんの復活を願っていたやしきたかじんです。

 

昨年11月に復帰を目指していたやしきが黒田さんを自宅にお呼びした際、

「世間にもっかい(もう一回)認めてもらいたかったら汗かけ、ロケ行け、ええ

かっこすんな、金金金、貧乏根性でええ、それが黒田やろ。

テレビ出たから禊(みそぎ)済んだと勘違いしたらあかん。僕らは有難い

ことに失敗もギャグしていじってもらえる仕事なんや。ほんでも中途半端は

あかん!やるなら徹底的に、プライド捨てて、あほなって、笑てもらえ!!

感謝せえ。笑てくれるファンあってのテレビ。その番組はスタッフ一丸で作ってる。

いじられてなんぼ。おいしいんやと天狗にならずどのポジションもやれるよう

勉強せなあかん。ほんなら数字は後からついてくるもんや」

 

やしきたかじん生涯最後の番組と決めたこの「NOマネー」を、若いときから

期待していた黒田さんに託したのだと思います。どうか、テレビ大阪で一番

おもろい番組にして下さい。

 

最後に、変わらず「たかじん」の冠を大切に続けてくださっている

テレビ大阪様、共演者の皆様、スタッフの皆様、毎週ご覧頂いています

ファンの皆様に、やしきたかじんに代わり心よりお礼申し上げます。

有り難うございます。

 

『たかじんNOマネーBLACK』(テレビ大阪)

放送時間:13:00~14:00

出演:八代英輝、黒田有(メッセンジャー)、眞鍋かをり ほか

 

【メッセンジャー】【黒田有】