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2014年7月 9日 (水)

なんばグランド花月“夏の風物詩”「吉例 第三十二回 88 桂文珍独演会」今年も開催!話題のあの人をネタに爆笑会見

現在、独演会JAPAN TOUR〜一期一笑〜で全国を駆け回っている桂文珍が、今年もなんばグランド花月の“夏の風物詩”ともいえる独演会「吉例 第三十二回 88 桂文珍独演会」を開催することになりました。今回の演目は「萬両」と「御血脈」の二席。昨年の同会で初高座に上がった謎の(?)落語家・桂珍幻彩(かつらちんげんさい)も再び出演し、「初天神」を演じます。7月8日(水)に行われた開催発表記者会見では、今年も趣向を凝らした演出で登場。先日から世間を騒がせている兵庫県議の号泣会見をネタに、“プレ独演会”とも呼べそうな爆笑会見を繰り広げました。

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冒頭から「記者会見ですので、ちょっと先に名刺をいただきたいのですが…」と申し出るなど、話題の会見そのままのスタイルでスタート。さらに「過激な質問はしないでください。ガラスのようなハートでございますので」とたたみかけたかと思えば、「今、ご案内いただいたように…」と本題に入ったと見せかけ「ウワ〜ッ」と泣いてみせるなど、初っぱなからノリノリです。「同じ兵庫県に住んでいる人間として、あんなおもろい兄ちゃんおんねんなと思って呆れ返りまして。嵐のような記者会見でしたが、それに勝るとも劣らない記者会見になるかどうか。3時間もしゃべるような内容はございません」とひとしきり笑わせて、いよいよ本題へ…。

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今年のゲストは立川生志さん。文珍は「生志くんはしっかりした芸もしはりますし、本人に問い合わせしたら『いっぺんやらせてください』と、出てくれはることになりました」とオファーのいきさつを語ります。前座を務める珍幻彩(実は文珍本人!)については、「若い時にできなかった噺を今改めてやる時、失敗しても『珍幻彩やったらしゃあないな』という感じで人のせいにできる(笑)」とニヤリ。ほかに、弟子である桂楽珍も「新版狸賽」を披露します。

自身の演目についてもそれぞれ解説を。「萬両」は、「お文さん」という噺をベースに独自にアレンジしたもの。曰く「女性が輝く国を作らなあかんと言うてる時代には合いにくいところがありますので、少し骨を入れ替え、肉付けをしまして…新しい世界ができれば面白いかなということですね」。例えば婚外子といった問題もからんでくる内容ですが、「子どもの権利というのがあって、すべての子どもを同じように扱いましょうというのが国際的な流れ。それが気になって」いたそうで、「結局、女の人があんまり犠牲にならないというのが一番ええやろうということで。実際にやってみると、前半は男の人がニヤニヤ笑って聴いてはるんですけど、後半になると女性が『そやねん、その通り!』というふうに圧倒的に賛同なさる」ものに仕上がったとのことでした。一方の「御血脈」は、「入れごとがいっぱいできますんで、今っぽいギャグをいっぱい入れて、付かず離れずニュートラルな感覚から笑い飛ばしたい。なおかつ上方ですから、ふんだんにお囃子を入れ、ミニ版『地獄八景』みたいにやってみようと…」。いずれも文珍ならではの世界観で大いに笑わせてくれそうです。

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会見中には、記者に「どうして記者さんは泣かないんですかね? 読者、市民を代弁するお立場であるなら、泣きたくなるような記者会見ってあると思うんで、ぜひとも次回は最初から泣いてみたら」と逆質問&仰天提案するひと幕も。さらにW杯でのブラジル大敗にも触れ、「骨折したネイマールが染丸さんとこに弟子入りしたんでしょ? 林家ネイマール。襲名すんのかな? あ、菊丸か!」とボケるなど、最後まで笑いの絶えない会見となりました。

同会の名前にちなみ、「88になるまでできれば」と目標も語った文珍。「20数年やると88(歳)、55回目の88独演会で88歳になるわけですから…そんな計算を先ほどして頭痛なったんですけど(笑)。今年もたくさんの方に楽しんでいただきたいと思っております」と、改めて来場を呼びかけていました。



●公演概要

吉例 第三十二回 88 桂文珍独演会 

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日時:8月8日(金) 18:30開場 19:00開演

会場:なんばグランド花月

出演:桂文珍、桂楽珍、桂珍幻彩 【特別ゲスト】立川生志

料金:前売・当日とも4500円(全席指定)

※ 未就学児の入場はご遠慮願います。

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お問い合わせ:チケットよしもと予約お問合せダイヤル☎0570−550−100(10:00〜19:00)

【桂文珍】