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2014年7月12日 (土)

大阪ミナミ400年祭プレイベント「安井道頓・道ト紀功碑」補修除幕式に笑福亭仁鶴が出席

 大阪・ミナミ地域では、来年の道頓堀川開削400周年を契機に、国内外から人々が集い交わる大阪らしい魅力ある繁華街としての姿を示しようと、「大阪ミナミ400年祭」開催に向けての活動が進められています。そのプレイベントとして、7月12日(土)、「安井道頓・道卜紀功碑」の補修除幕式が行われました。道頓堀を開削した安井(成安)道頓・安井道卜の功績を記した碑が建立されて、来年で100周年。近年、いたみが目立つことから補修することになり、このたび工事が完了しました。

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 式典には、ミナミゆかりの芸能関係者として吉田和生さん(文楽・人形遣い)、中村翫雀さん(歌舞伎役者)、山村友五郎さん(上方舞山村流六世宗家)らとともに、笑福亭仁鶴が出席。観光客など多くの人が行き交う堺筋、道頓堀川北詰・東の小公園内で美しくなった記念碑をお披露目しました。

難波高津宮の小谷真功宮司による御祈祷が行われた後、大阪市中央区南商店街連合会の千田忠司会長が「大阪の素晴らしいところを生かしながら、誇りの持てる街を作りたい。今日の除幕式をキックオフに、大阪の魅力を日本中、世界中に発信していきたい」と挨拶。さらにサテライト大阪環境整備協議会の飯野修芳会長、道頓堀商店会の今井徹会長も、ミナミ活性化への想いを語ったほか、来賓を代表して、大阪市中央区の柏木陸照区長が、大阪の歴史をひもときながら祝辞を述べました。

 さあ、いよいよ、序幕の瞬間です。仁鶴をはじめ来賓、主宰者の皆さんが一緒になってロープを引くと、高さ高さ約4.5m、幅約1.9m、厚み1.56mという巨大な記念碑が現れました。この石碑は、大坂城築城時に石垣用に切り出され、運搬途上で船から落ちた石が、後の河川改修工事の際に引き上げられた、いわゆる「残念石」を用いて造られたとのこと。上方芸能の代表のひとりとして式典に参加した仁鶴も、お色直しした記念碑を前に、感慨深い様子でした。

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