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2014年7月31日 (木)

【5up真夏のキラキラ単独祭り】プリマ旦那 インタビュー

5upよしもとで開催中の夏の一大イベントのひとつ、「真夏のキラキラ単独祭り」。現在、煌~kirameki~メンバー18組が珠玉のネタを引っさげて、単独ライブを開催中です。今回は、煌~kirameki~のTOP、プリマ旦那に直撃。8月10日(日)に開催される単独ライブ「草臥れて」の中身はもちろん、TOPとして劇場を盛り上げるべく奮闘する彼らの今後とは? 根ほり葉ほり聞いちゃいました!

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――新体制になりTOPになりましたが、もう慣れましたか?

野村 やることが多すぎて、本来やらなければならない働きができていなかったのが正直なところですね。だから、秋をメドに5upよしもとでのおもしろい催しをいろいろと考えています。やっとこさ劇場を本当に盛り上げていけるようなものです。これまでは僕らも新体制になって、不慣れなところも多かったので...。自分からもちょっといろいろ動き出しています。

――それは楽しみです! ちなみにその内容は?

野村 8月29日(金)に開催されるオールナイトライブで(「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!! 5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」のこと)発表できるように動いているところです。

――お楽しみがひとつ増えました! この4カ月間は怒涛の日々だったのでは?

河野 本当にあっという間でした。最初はコーナーをするにも探り探りやったんですけど、ちょっとずつチームワークは生まれてきているのかなという手ごたえは感じています。僕自身も、それぞれのいいところとか、「こういうとき、この人はこれをするんやろうな」という空気もわかるようになってきましたし。

――クセとかタイプとか、個性的なメンバーがそろうので把握するのが大変そうです。

河野 まだ大変な部分は多いですけど、楽しみながらできるようにはなってきたかな、と。8月2日には「よしもと夏の大祭り」もあるし、先輩がたに負けないようにやりたいなと思ってます。

――河野さんは、とくに場を仕切ったりMCをする場面が多いですもんね。

河野 めっちゃ増えました。後輩とも接する場面が増えましたし。だからこそ、「こんだけパワーがあるんやぞ」というのをぶつけたいです。

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――TOPの責務を感じながらも、8月10日には単独ライブ「草臥れて」が開催されます。意味ありげなタイトルですね。

野村 このタイトル、よく「しんどいの?」とか「疲れてるの?」と聞かれるんですが、そういうことではなくて。実は8月10日というのが、僕の大好きな村八分というバンドの山口冨士夫さんの誕生日なんです。もう亡くなられたんですが、村八分の代表曲のひとつに「草臥れて」というのがありまして。それで、追悼の思いを込めたライブにできたらいいな、と。

河野 つ、追悼...!? なんでなん!?  山口冨士夫さんの名前は知ってますけど、そんな内容とは全く知らなかったです。どうしましょ、僕、何にも納得してないですけど...。でも、いつも野村君にタイトルを付けてもらってるのであまり強くは言えませんし。でも、わけはわかっていませんね...。

野村 村八分はパンクシーンの先駆けで、ギタリストのCharさんがセックス・ピストルズを聞いた時に「これ、村八分じゃん!」と言った、という逸話も残っていましてね。世界を席巻したムーブメントが、その何年も前にすでに日本で演奏されていた、という。そのバンドの中心人物が山口冨士夫さんで、すごくパワーのある方なんですよ。お年を召されて体を悪くされてからもずっとライブ活動をされていて。そういうところは同じ芸事をしている人間として見習いたいな、と思って、そういう意味で追悼の意を込めて。

河野 事情はよく分かったし、僕もどんな風になるのか楽しみではありますけど、追悼っていうのがいまいちわからないから...。お笑い界の山口冨士夫さんになりたい、ということ?

野村 そうではない。

――違うようです。

河野 開拓者になりたいの?

野村 なりたいっていうか、なるんで。なる、という意味を込めたライブです。

河野 じゃあ、ライブのどこかで「草臥れて」の曲を流すの? それこそ、開場のときとか出囃子とか。

野村 流さない。

河野 流さない? ますます意味が分からんって。やめてくれるかなぁ。コンセプトがブレブレのような気がするんですけどねぇ。

野村 8月10日という日も、あえて選んだんです。この日は山口冨士夫さんの誕生日でもあり、うちの父の誕生日でもあります。

――お父さんのお誕生日でもあるんですね。ライブに懸ける思いは伝わってくるような気がしますよ! そしてそろそろ中身を教えていただきたいのですが。

野村 オープニングは黙とうから入ります。

河野 山口富士夫さんの写真とか出して? 重いやろう...。僕ら、舞台上に出てるの?

野村 出てる。喪に服しているけど。

河野 だから重いってー...。笑われへんやん。

――これまでにない、といえばないかもしれません。

河野 ないでしょう。だから、やらんでいいんちゃうかな。

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――単独ライブは、基本はネタで?

野村 新ネタですね。賞レースも夏から動き出しますし。THE MANZAI とか、そういうのを見越してのライブになります。今年に入って2カ月に一度のペースで単独ライブをやっていて、必ず新ネタをやってきました。今年の上半期だけでも舞台に出せるネタ数は50本を超えています。

――じゃあ、ボツを含めたらもっとたくさんのネタを書いてきたわけですね。

野村 そうですね。僕が生涯、書くであろう本数はすでに超えていまして...。

河野 じゃあ限界やんか! もう終わりや、尽きてしまってるやん! 本当に「草臥れて」るけど大丈夫!? 引退宣言みたいなことになってない?

――まだまだお若い! たくさんネタを書いてアイデアが尽きないのはすごいことです。

野村 今はTOPでありがたいし、イヤな意味での気負いもありません。自分らのペースというとアレですけど、人よりはがんばってるつもりでいます。当たり前の話なんですけどね。

――ちなみに、ネタはどれぐらい披露するのでしょうか? 目安は?

野村 単独ライブのたびに15、16本は書いているんですが、そのなかで何本やるのかというバランスを決めて最終的にネタ数が決まるので、それからですね。時間の制約もありますし、それをとっぱらえるなら全部やりたいです。

河野 単独ライブは、1時間ですからねぇ。

野村 2本で。

河野 えっ!? ものすごい長いネタをやるのか、黙とうが長いのか、どっち?

野村 ネタ4分、黙とう4分。

河野 残り52分は?

野村 村八分は「草臥れて」だけではないので、そのへんの楽曲説明を...。

河野 そんなんいらんて!

――(笑)。先ほどの話でも出ましたが、この夏は自分たちの切磋琢磨と、今後の5upよしもとの盛り上がりにつぎ込む時間になりそうですね。

河野 夏は学生さんだと夏休みもあって、お客さんが一番劇場に来やすい時期です。「真夏のキラキラ単独祭り」はもちろん、それを通じて通常のライブや、よしもと夏の大祭り、NGKのオールナイトにつながっていけばいいなと思います。そしてその盛り上がりを秋につなげていけたら、と。

――なるほど。同じTOPの吉田たちさんともそんな話をしたりするんですか?

河野 しますね。吉田たちさんとは新しい企画を一緒に考えたりもしています。劇場が盛り上がるようなことをどんどん作っていきたいです。最近の試みでいうと、劇場のリーフレットもちょっと遊びを入れてみたり。毎月、誰かがコラムを書いていたり、大喜利があったりとか。そういうことからが大事かなと思っています。

野村 意識しているのは「 SUMMER SMILE」です。それぐらいのお客さんの数が集められるイベントを、卒業するまでに。

――3万人を動員したという、あの野外お笑いフェスティバルですね!

野村 実現させたいと思っていて。そういうイメージで動いています。

河野 あれぐらいの規模のイベントをやりたいから、ちょっとずつちょっとずつ。今はまだ夜明け前という感じですね。

――では単独ライブはもちろんですが、夏フェスもオールナイトイベントも、きっちりと気持ちを引き締めて。

河野 そうですね。この夏は今後につなげるための布石です。「真夏のキラキラ単独祭り」に出てるメンバー18組も、みんなライバルですし。

野村 ライバルは、霜降り明星です。

河野 年齢は一番若いもんな。

野村 フィレッシュな感じでっていうのが、かつての自分たちにかぶるところがあるので。

河野 僕ら、baseのときも5upでもこないだまではずっと年下でしたからね。

――なるほど。切磋琢磨しつつも、夏だけではなく先を見すえた今後を考えているんですね。

野村 夏のことだけを考えていたら、それはラクやろうなと思います。でも、他の人たちと同じことをやっていても仕方ないし、結局は自分で決めていくことかな、と。

河野 黙とうなどは、今後話し合って改善していくとして、楽しい単独ライブにしたいです!

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真夏のキラキラ単独祭り

プリマ旦那単独ライブ 『草臥れて』

会場:5upよしもと

日時:8月10日(日) 開場18:15/開演18:30

出演:プリマ旦那

料金:前売り1,500円、当日1,800円

問い合わせ:0570-550-100(10:00~19:00/チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)

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「よしもと夏の大祭り2014 presented by 5upよしもと」

会場:大阪国際交流センター

日時:8月2日(土) 開場10:00

出演:吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、馬と魚 ほか5upメンバー

テンダラー、シャンプーハット、NON STYLE、チーモンチョーチュウ、2700、スーパーマラドーナ、スマイル、ウーマンラッシュアワー、銀シャリ、ジャルジャル、ガリガリガリクソン、クロスバー直撃、かまいたち、天竺鼠、藤崎マーケット、アキナ、和牛、バイク川崎バイク、GAG少年楽団、学天即、ジャングルポケット、デニス ほか

(吉本新喜劇)烏川耕一、福本愛菜、吉田裕、松浦真也 ほか

公式ホームページ http://www.yoshimoto.co.jp/summer/

「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!!

5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」

日時:8月29日(金) 開演23:00

会場:なんばグランド花月

出演 吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、デルマパンゲ、バンビーノ、セルライトスパ、コマンダンテ、霜降り明星、ロシアン生まれ、コロコロチキチキペッパーズ、てんしとあくま、尼神インター、カバと爆ノ介、ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り2,000円、当日2,500円

※オールナイトイベントの為、18歳未満入場不可

【プリマ旦那】