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2014年8月 5日 (火)

【彩~irodori~Summer Festival】カゲヤマ インタビュー!!!

現在、東京・ヨシモト∞ホールでは『彩~irodori~Summer Festival』が開催中。 彩~irodori~Eastメンバーによる単独ライブが、続々と行なわれています。
今回インタビューしたのは、8月11日(月)14時より行なわれる『カゲヤマ祝! 第2回単独ライブ「人にやさしく」』を控えたカゲヤマ。自身のTwitterでも呼びかけているように、チケットの売上が伸び悩んでいるそうですが、「僕らのネタは誰もが楽しめる」と自負するように、ある意味、人生を懸けて単独に臨んでいる様子。まだ迷っているという方、このインタビューをぜひ一読ください! かなり熱いです!

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田畑孝一(向かって左:1985年7月15日生まれ/東京都練馬区出身/東京NSC14期生)
益田康平(向かって右:1985年8月19日生まれ/東京都練馬区出身/東京NSC14期生)

――『うつけもん』(フジテレビ系)に何度か出演されていましたが、反響はいかがでしたか?

益田 反響は結構ありました。
田畑 僕らのことを今まで知らなかった地方の方にも知ってもらえたみたいで、テレビってすごいなぁと思いました。『うつけもの』を観てチケットを買ったって言ってくださった方もいたのが嬉しかったですね。

――今回2度目の単独ということですけど、1回目は100点満点で何点くらいの出来でしたか?

益田 100点満点だったら......敢えて2点ですかね。
田畑 敢えてって何?
益田 やっぱり前回を超えていかないといけないので、そこで100点出しちゃうのはどうかなって......お客さんの入りもそんなに良くなかったし。
田畑 空席を段ボールでつくった人型で埋めて、満員にしたよね。けど、前回も良かったよ。僕的には120点満点です!

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――カゲヤマさんと言えば、大仕掛けな小道具を使ったコントが特徴です。......まわる機械みたいな、大掛かりな小道具をつくってませんでしたっけ?

田畑 暴走ケバブ、ですね。
益田 あれはケバブ屋を観ていて、早くまわったほうが面白いんじゃないかってところから、ネタをにしたもので。
田畑 扇風機を解体して、モーターを使ってつくったんです。おもしろいと思ったら、どうにかやってみようとしちゃうっていうか。
益田 具現化できることはやろうということですね。もちろん、考えたけど具現化できないネタもいっぱいありましたけど。

――今回の単独も、コントがメインですか?

田畑 そうですね。僕らはドタバタしてる感じなので、そういうらしさをふんだんに入れたコントをやっていこうと思ってます。どちらかと言うと、ネタをポンポンとやっていく感じじゃなくて、誰でも楽しめるようなエンターテインメント性のあるライブにしたいんですよ。
益田 僕らのことを知らない人でも笑えるような内容を目指してます。
田畑 (ポスターを指して)このたくさんいる若手の中で、いちばん派手なライブになるはず。ゲラゲラ笑えるのは、僕らの単独じゃないかなって思います。

――小道具をつくらないといけないということは、早めにネタも仕上げなきゃいけないってことですよね。今は、準備にかなりの時間を費やしてる最中なんじゃないんですか?

益田 そうですね。だからその分、僕らはほかの芸人よりVTR撮りが遅れてる気がします。
田畑 VTRは1回目の単独でお願いした方に今回も頼んでるんですけど、きっとクオリティ高く仕上げてくれるはず。VTRだけで1500円の価値はあります!
益田 (ハードル上げて)大丈夫? 2時間の映画で、1500円くらいだけど。
田畑 (笑)いや、価値ある! 大丈夫! それより、小道具の資金を稼がないといけないのが、今いちばん大変なんですよ。

――えっ、自腹なんですか!?

益田 はい(笑)。軽く予算を超えちゃうので。
田畑 1回目は2人で5万円くらい、負担した気がします。
益田 今回も打ち合わせや稽古の合間にバイトを入れていかないと、ちょっとマズいなっていう状況です。
田畑 一緒に、日雇い仕事でエアコン掃除とかをしてるんですよ。そのバイト代を、小道具につぎ込んでます。今回は、10万円分くらいかけた小道具を用意するつもりで。

――10万円!?

田畑 それくらいの心意気でやるので、そんな小道具だけでも観に来てもらえれば嬉しいんですけど。

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――バイトもお笑いも一緒ってことは、1日の大半を一緒に過ごしてるんですね。

田畑 僕ら中学校の同級生なんです。高校と大学は別々だったんですけど、サッカーでつながっていたり、よく遊んでいたりといちばん気の合う友達だったこともあって、僕が(お笑いの道に)誘いました。僕は元々芸人さんに憧れていて、ドリフがめちゃくちゃ好きだったこともあって、舞台でエンターテインメントをやってみたいなと思ってたんです。
益田 僕もお笑いは好きでしたけど、まさか自分が芸人になるとは思ってなくて。相方に誘われた時も、ちょっと面白そうだなくらいの気持ちで入って、そのまま今に至ります。
田畑 相方は法政大学を卒業していて、某飲料会社の内定を蹴って、僕の誘いに乗ってくれたんですよ。

----ご両親は反対されたんじゃないですか?

益田 反対はされましたけど、会社に入ってたといっても自販機に缶入れるくらいの仕事だったと思うんで。
田畑 まぁ、最初はそうかもしれないけど......。
益田 そのまま会社員やってても、未だに本社の自販機に缶入れてるだけかもしれないから。
田畑 じゃあ、芸人になって良かった......かもしれないね(笑)。

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――単独についてもう少し伺いたいんですけれど、ライブタイトルにはどんな思いが込められてるんですか?

田畑 THE BLUE HEARTSの曲から付けたんです。前回のタイトルは「POWER TO THE PEOPLE」っていうジョン・レノンの曲から付けたので、日本でビートルズやジョン・レノン的なスタンスっていったら、誰だろうと考えて。で、僕らは人を傷つけない明るいネタが多いし、僕らっぽいなと思ったんで決めました。

――なるほど。先ほどエンターテインメント性のあるライブをやりたいと言ってましたけど、コント以外でこだわっているのはどんなところですか?

田畑 昨年の単独ではオープニングに御柱祭の映像を流してから、でっかい丸太を持って、∞ホールの外から客席の真ん中の階段に滑り落ちながら登場したんですよ。だから、今回もオープニングにはこだわっていきたいなと。客入れの時からこだわる予定なので、早めに到着してもらえると嬉しいですね。僕らは全て、2人で全て考えながらつくるので、他の人たちよりも時間がかかるんですよ。
益田 意見の食い違いもありますしね。
田畑 その場合は、どっちかいいかをじっくり話し合います。

――やっぱり笑いのツボは似てます?

益田 似てるんじゃないですかね?
田畑 そうですね。ただ、僕ら2人がめっちゃおもしろいと思ってることが、ほかの人から観るとそうでもないっていうこともあるよね?
益田 あぁ、そのパターンある! で、「だったら、やめとうか」ってなることもありますね。

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――カゲヤマさんは芸歴の浅い頃から、マンボウやしろさん関連のライブにいろいろと出演されてますよね。それこそ、カリカ(※マンボウやしろの元コンビ)時代から。

益田 カリカさんの単独ライブのお手伝いをさせてもらったり、やしろさんには本当にお世話になってます。......でも、最近はランパンプスのほうがカワイイみたいで(笑)。
田畑 確かに、マンボウソウルはランパンプスに向かってるかもしれないけど、カリカイズム最後の継承者は、僕らです!
益田 芸風はかなり違う気もしますけど......遺伝子は受け継いでいます!

――以前、益田さんが先輩方から囲碁将棋・根建さんに似ているといじられていたりと、デビュー当時からカゲヤマさんのことを知っているお笑いファンの方は多そうだなと思うんです。だから、集客もそんなに心配しなくても大丈夫なんじゃないかと思ってしまうんですけど。

田畑 知ってくださる方は多いんでしょうけど、良くて3番手くらいなんでしょうね。......俺ら、そんなに魅力ないかな?
益田 うーん......。

――そんなことないです! 先ほど、今回、単独ライブを行なう若手の中で、いちばんゲラゲラ笑えるはずだと言ってたじゃないですか。

田畑 そうでした(笑)。このチラシを観ても(と、単独のチラシを指す)、ちゃんとお笑いやってるの、僕らとネルソンズくらいですから。

――確かにボケてるの、その2組だけですね(笑)。おちゃらけてるというか。

田畑 僕らって、男子が喜びそうなことばっかりやってるんですよ。だから、ぜひ男子大学生に来てもらいたいんですけど。
益田 サラリーマンやってる男友達にも観てもらいたい。けど、この時間だと行けないって言われて............(と俯く)。

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――益田さん、どうしたんですか!?

益田 こうやって単独ライブをやらせてもらえるって、本当にありがたいんです。だけど、やっぱりお客さんが少ないと......すごく......悲しいというか......空しいというか、そういう思いがあって。だから、少しでも興味があるなら来て欲しいんです! このポスターに載ってる芸人たちを見返したいんです! みんな、僕らのチケットが売れてないことをバカにするんですよ!

――相席スタートさんのトークライブでも、エンディングで山添さんにいじられてましたよね? チケット売上の初動が、何枚だったんでしたっけ?

益田 3枚です! 聞いた時、(驚きを通り越して)笑ってしまいました。
田畑 逆に、僕は震えました(笑)。
益田 みんながいじってくれる分、いやらしい話、8割くらいはおいしいなっていう思いもあります。でも、やっぱりお客さんに来て欲しい! 普段のライブは......!

――益田さんが急にめちゃくちゃ喋り出した!(笑)

田畑 がんばれ!
益田 普段の『彩~irodori~Jr.』とかは、ほかの人からチケット買ってください。僕らは買い取り分、自腹で大丈夫です! ただ! 今回の単独ライブだけは、めちゃくちゃ入って欲しいんです! 満員にしたいんです! 来てください! お願いします! みんなを見返させてください!......以上です!

――単独に懸ける熱い思い、めちゃくちゃ伝わりました。

田畑 一度来てもらえれば、来年も来たいって思わせられる自信はあります。さっきも言ったように、僕らのことを知らなくても笑えると思うんで、ご家族を誘って来ていただければ。食わず嫌いしないで、足を運んでください!
益田 本当にお願いします!!!


●ライブ情報

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彩~irodori~Summer Festival
カゲヤマ祝! 第2回単独ライブ「人にやさしく」
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月11日(月)13時45分開場/14時開演
料金:前売1500円/当日1800円


彩~irodori~Summer Festival Final~もう1組のTOP決定戦~
予選
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月24日(日) 開場14:30/開演15:00
料金:前売り1800円、当日2300円

決勝
会場:ヨシモト∞ホール
日時:8月24日(日) 開場17:30/開演18:00
料金:前売り2000円、当日2500円

チケットよしもと http://yoshimoto.funity.jp


【カゲヤマ】