8/17に久々の「写術」ライブが迫った木村祐一インタビュー
木村祐一がピンネタにもしている写真と話術による“写術”。
その単独ライブ「木村祐一SHOW写術2014夏~忘れてたんと、ちゃいますねん!」が、8月17日(日)に東京・北沢タウンホールにて開催されます(9月15日には大阪・5UPよしもとでも開催予定)。
看板などひと目で笑える街中の写真から、解説があることで初めて笑える写真、“こう見える”といった独自の解釈で観る写真までを長年撮り収めている木村。2011年には、木村自らメガホンを撮った映画『オムライス』の題材にもなりました。
ピンとしては久々となる今回の写術ライブについて、木村祐一に話を伺いました。
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――ここ1、2年、木村さんが部長で、しずるの村上さんが副部長を務める『写術部』としての活動は盛んでしたが、一人での写術のライブは久々ですね。
木村 写真だけやと、2011年以来ですかね。
――ライブをやられていない期間も、日頃から被写体を探して撮っているんですか?
木村 そうですね。項目を作ってファイル分けして撮りためていますね。写術部の活動もあるし、落語家は落語、漫才師は漫才と同じように、僕はこれがネタのつもりなんで。実際、ルミネtheよしもとの出番の時は、2、30枚を10分間で見せてますね。
――元々写真を撮るのは好きだったんですか?
木村 カメラ自体というより、プリントされた写真が好きですよね。人の家に行ってアルバム見せてるっていう感覚で、説明したり聞いたりするのが。
――2008年には、ロサンゼルスでの公演も成功されました。
木村 現地に着いてからライブは3日目くらいだったんで、現地の写真が100枚くらい撮れたんですね。お客さんは、在住の日系人ばかりでしたけど、その写真の景色を見たことある人もおったでしょうし、普段、歩いてたのに気づかへんかったとか、そんなことも思ってもらえたし。現地のスタッフさんとかは、爆笑していることにビックリしたんじゃないですかね。スタンダップコメディではこういうスタイルはないみたいで、しかも怒ってる。アメリカンジョークって、サラっと言うイメージありますけど、こっちはプッシュプッシュですからね(笑)。
――客層によって反応も変わるものですよね。
木村 老若男女というより、性格やと思いますね、その人の。意味分かってないかなって人もいるし、逆にひとりだけお腹痛いくらい笑ってたり。全員一致するっていうのは難しいですね。コンサートへ行っても、「あの曲いつもやるけど、もうひとつやねん」とか「なんであの曲やらへん」ってあるように、ひとりひとりの好みはありますからね。
――では、自信のある写真がウケないこともあると。
木村 そうですね。これはイイって思っている写真があまりうけなかったら悔しくて、しつこく説明したりね(笑)。
――今後、写術についての展望はありますか?
木村 今や携帯電話のカメラもあるので、みなさんもやられたらいいと思うんですよ、公民館で『写術会の夕べ』みたいな。自分としては、一生続けていくもんやと思っていて、プレミアム感をつけずに、お手軽に続けていけばいいなと持ってますね。お弁当とカメラを持って、何人かで一緒に高円寺を歩くみたいなね。そういうイメージです。居酒屋でおもろい写真を見せるおっさんに、5割…いや2、3割増しで、面白かったいいですね、プロとして(笑)。
――では最後に、はじめて『写術』に触れるお客さんもいると思いますが、どんな風に見て欲しいとかってありますか?
木村 漫才や芝居のように、間を壊されるとかっていうのはないんで、全然自由にしていただいて構わないですよ。僕にとってはライフワークですけど、お客さんがこれをライフワークにする必要はないんで。ちょっとした日常のつまみ感覚でね。こちらからは、料理とか何も出さないけど、勝手にディナーショーのコースに組み込んでいただきたいです(笑)。
●公演情報
『木村祐一SHOW写術2014夏~忘れてたんと、ちゃいますねん!』
日程:8月17日(日)
場所:北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2丁目8―18)
時間:18:30開場/19:00開演
チケット:前売り3000円
Yコード:100504
Pコード:437-826
Lコード:37153
チケットよしもと http://ticket.yoshimoto.co.jp
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