ピンネタライブ『筒子(ピンズ)~R-1の決勝で会いましょう~』を控えるバッファロー吾郎・竹若×野性爆弾・川島×バッドボーイズ・佐田にインタビュー!!!
バッファロー吾郎・竹若、野性爆弾・川島、バッドボーイズ・佐田という異色の3人が開催しているピンネタライブ『筒子(ピンズ)~R-1の決勝で会いましょう~』が、ついに大阪上陸! 9月23日(火・祝)、大阪・5upよしもとにて開催することになりました。
今後は福岡、沖縄でもライブを開催予定。芸歴、年齢、芸風も全く違う3人が、なぜこのライブをやることになったのか?『R-1ぐらんぷり』を本気で目指しているのか? など、真剣に話を訊こうとしたのですが......なんせ自由奔放な3人。話はあらぬ方向へと流れに流れ、まったりしたトークもしくはシュールなコントを観ているかのような気分になりました。
が、そんな態度は照れ隠しでもあるようで、R-1への思いは真剣そのもの。ほかでは観られない、3人のピンネタをこの機会にご覧ください!
――佐田さんのある発言がきっかけで、始まったライブだそうですね。
佐田 『R-1ぐらんぷり』に出るためにピンネタライブをやろうと思って、師匠(川島)に相談したところ、「それなら、俺もやる」って言い出して。で、「じゃあ、竹若さんも誘おうか」ということになって師匠が電話したら、竹若さんも「俺もやる」って即答したという......そんな流れで、このライブをやることになりました。師匠はR-1の決勝に行かれてますし。
川島 そうですね。ファイナリストですから。
――川島さんはアドバイスするのではなく、なぜ自分もやろうと?
川島 暇やったんでね。才能があるから、ネタも溢れ出すんでやろうかなって。
佐田 (笑)それに、1人ならネタを結構つくらないとですけど、3人なら2本ずつやればいいので。R-1も2本しかネタいらないでしょ? だから、3人でやることにしました。
――竹若さんを誘われたのは?
川島 神懸かり的な感じです、「あ、竹若さんちゃう?」って。
佐田 (笑)海老トマトつけ麺、食べながらねぇ?
川島 そうそう。2人でつけ麺食った帰り、タバコ吸おうかって言うてる時には。
佐田 もう竹若さんに電話してましたもんね(笑)。
川島 佐田がピンネタやりたいって切り出して3分後には、もう電話してました。
――竹若さんは、川島さんからの電話にどう思われたんですか。
竹若 いきなりで訳わからんかったけど、「いいよ」って感じでしたね。まぁやるからには、ちゃんとやろうと。サブタイトルも「R-1の決勝で会いましょう」になってますしね。
佐田 ただ、このサブタイトル......適当に付けたでしょ?「筒子」だけやったらわかりづらいから、"R-1"は入れようってことになったんですよね。
川島 (笑)こっちのほうがちゃんとやってるっぽいから、ええやんか。
――"筒子"って麻雀用語ですよね。このタイトルは、どなたのアイデアで付けられたんですか?
川島 竹若さんが「バッヂのピンズ、カッコええよな」って言うたからでしたっけ?「ピンズ、マジでシブない?」って。
竹若 いやいや(笑)、そんなモッズな発言してないよ? 流れで出したかもしれんけど、俺がぐいぐい言ったわけではないよ!
川島 横文字で"ピンズ"にしようってねぇ?
竹若 いや、途中でぽろんと出たかもしれんけど!
佐田 はははは! いろいろと出した中から決めたんですよね。ピンネタやから"ピンズ"にすれば、ポスターにも麻雀の牌を使ったらええんちゃうっていうので決めました。
――今年7月、新宿文化センターで1回目のライブを開催したんですよね。
佐田 そうです。大成功でしたよね?
川島 うん、身内を呼び、身内を呼び......わはははは!
竹若 3日前にチケットの売上を聞いて、みんな愕然としたよな。
川島 ぞわっとなった。
――もしかすると、吉本の劇場での開催ではなかったので、情報が行き届いてなかったのかもしれないですね。
川島 そう。知らないんですよ、みんな。「どうやって会場まで行ったらいいんですか?」っていっぱい聞かれました。「ほんまに実在する場所なんですか?」って。
竹若 「ウソイベントですか?」ってね。
――(笑)その時も、ネタを2本ずつ披露して。
竹若 僕らのネタ順は、くじで決めて。で、R-1経験者をゲストに絶対呼んで、アドバイスみたいなものをいただきたいなぁということで、ゲストとのさっくん(佐久間一行)とトークもやりました。で、さっくんには、僕らのネタに1位から6位まで順位を付けてもらいましたね。
川島 あれ、ポイント制になってるんでしたよね?
竹若 そうそう。ツアーの中で、そのポイントを3人で競い合おうかと。
佐田 1位になったら賞金が出るんですっけ?
川島 会社から、とっぱらいで30万やんな。
――同ライブ担当の社員さんが、首を大きく横に振ってますけど......。
川島 はははは! でも、ポイントはほんまに付けてるんですよ。
佐田 この間、どうなりましたっけ?
竹若 俺は1位とベベやったから、ポイント0。で、くーちゃんが2位と3位やったから暫定1位で、佐田が2位で、俺が3位。これはR-1に向けて、審査され慣れることが目的というか。
佐田 これくらいの芸歴になると、審査される機会がなくなりますし、なかなか緊張感がねぇ?
川島 うん。好き勝手やってしまうし、どこに出ても"無"な感じでいられますから。......スベってもへっちゃらなんて、どうかしてますけど(笑)。
竹若 ははは。沈黙が平気になってしまいますもんね。
佐田 そういう意味でも、いい緊張感を持ってやれてます。
――それぞれのネタは、どういう感じなんですか? 川島さんは以前のR-1でフリップを使っていたかと思うんですけど。
川島 今回は使ってないですね。
竹若 なんなら、ほぼ舞台上に出てなかった。
佐田 コントですよね。
川島 あぁ、そうやな。竹若さんもコントですよね?
竹若 そうやね。物とかセットとかを使ってやっています。
佐田 で、僕はフリートークとモノマネです。
竹若 佐田は音楽を絡めてみたりとか、R-1にいちばん照準が定まったネタをやっているなと思いますよ。僕とくーちゃん、恥ずかしいですもん。
川島 佐田のは確かに言い出しっぺ丸出しというか、めっちゃつくり込んでるやん!みたいな感じですよね。作家を交えてつくってます。で、「あそこの間、どうするばい?」って相談しながらミチミチと......入りにくかったわ、楽屋。
佐田 いやいや、やってないでしょ! 楽屋も一緒にいたじゃないですか!
――それぞれのネタを観られたと思うんですけど、どんな印象を持ちました?
竹若 みんな、らしい感じになってましたね。ただ、ネタ順は大事やなと。この前は佐田が1番で、僕が2番、くうちゃんが3番やったんですよ。あれは上手いこと回ったよね?......なんか想像できるでしょう?
――はい。上手くいきそうな感覚、わかります。芸風が三者三様なので、観ているお客さんは非常に楽しんじゃないかなと思いますが。
佐田 飽きはしないですよね?
竹若 そうですね。雰囲気はごろごろと変わります。
川島 ほんま、見事にジャンルがちゃいますもんね。
竹若 そうそう。そういうところも、ミズモノとして面白いなと思っていただけるはずです。
――9月23日の大阪でのライブが迫っていますが、東京とネタを変えたりはされるんですか?
竹若 まぁまぁ、その辺は個々のさじ加減次第ですかね。R-1に向けて"手応えをつかんだな"っていうネタは洗練させないといけないですけど、ちょっとヤバいなというヤツは変えるかもしれないです。僕、6位になったネタは残そうかなと。ちょっとスタイリッシュに変えたり、音楽を使ってみたり、工夫するかもしれませんね。で、新しいネタは......間に合えばっていう感じで。
佐田 僕もそうです。間に合えば、ですね。
――じゃあ、今後続く福岡、沖縄と追いかけて観れば、ネタの変化が観られるかもしれないと。
佐田 そうですね。東京公演を観に来てくれた人は「あ、変わったな」と思ってくれるかも。
川島 もしくは「何も変わってないやん」ってなるか、どっちかやな。
竹若 (笑)佐田のネタは、いろんな営業にもまわれそうですよ。
佐田 いやいや、3人でまわりましょうよ。
川島 そうやな。最後、ユニットコントやって......僕らは超新塾の禅(ZEN/メンバーの溝神さんと福田さんによるユニット)みたいなもんです。「3人での営業も募集してます」って書いといてください!
――わかりました(笑)。大阪公演のゲストは、土肥ポン太さんですね。
佐田 (チラシを観て)......ポン兄のこれ、なんの写真なんですかね?(スタッフが「自分で撮ったのを送ってくれた」と伝えると)3パターンも、気合い入ってますね。ネタ終わりにトークもあるんで、今回も楽しみです。
――R-1も近づいてますしね。
竹若 いや、僕らR-1に出るか、まだ決めてないですよ?"会いましょう"って言うてるのは確約ではなく、希望ですから。エントリーすらしない可能性もあります。
――いやいや、ちょっと待ってください!
竹若 2015年に出るとは言ってないですから。それに、仕上がってないネタのまま出ることのほうが失礼じゃないですか。面白半分で出るのが、いちばんダメでしょう?
川島 ピン芸人の人たちにも失礼になりますもんね。やっぱりR-1を侮辱したくはないですし......今回、僕は出ないです!
――えっ!?
竹若 今の段階ではね?
川島 そうです。ええのができたら出るかもしれないです。......R-1っていつから始まるんやったっけ?
佐田 年末くらいから1回戦が始まりますね。
竹若 ということは、沖縄辺りにはもう仕上がってないと。
川島 マズいなぁ、日があんまりないわ。
佐田 そうですね。......優勝できるネタができたなと思ったら挑戦します?
――あ、あの......お客さんはどんなモチベーションで観に行けばいいんでしょうか?
川島 え?............知らん!!!(笑)
――潔い!(笑)ということは、R-1に懸けられるネタができるまでずっと、お三方でこのライブを続けていくということですね?
佐田 そうですね。美味しい料理があるところをまわる......。
川島 (佐田の言葉を遮って)バカっ! でも、北海道にも行きたいよな?
竹若 大阪にも美味しいお店あるし。
佐田 (小声で)長崎も美味しいらしいですよ。
川島 あと、マカオ。ギャンブル的な楽しみ方もできるし。
竹若 F-1観ながらね?
――あれ? ツアーをやるのは美味しいグルメ目当てだからですか?
川島 そんなん言い出したら、変わってきますやん~~!
竹若 まぁ、日々のご飯って大事じゃないですか。食べるものでモチベーションも変わるというか、美味しいものを食べるために頑張れるってあるでしょう?
――確かに。なんなら、1日の中でいちばんの楽しみだったりもしますし。
川島 だから、福岡に行くんです! 福岡は佐田の地元でもあるんですから、"こんなんもやってるんですよ"っていう紹介をしつつ、美味い店に連れて行ってもらいます。
――(笑)打ち上げをいいものにするためにも、ライブは大切ですもんね。
竹若 そうです! ウケなければ、ご飯も美味しくなりませんから。ちゃんとネタに勝負は賭けてます!
――わかりました。今後についてのお話も伺いたいんですけど、福岡と沖縄の公演にもゲストは出られるんですか?
竹若 その予定です。まずは、さっくんにスケジュールを聞いてみます。
佐田 さっくんは接しやすいから、呼びやすいんですよ。上からものを言わないですし、僕らのネタもへらへら笑って観てくれるところがいいというか。
川島 物腰が柔らかいから、キツめのことを言うても笑ってくれるし。
竹若 優しいもんね。僕に6位って伝える時も、心苦しそうでした。
――佐久間さんもいいですけど、よしもとにはR-1チャンプがたくさんいるじゃないですか。星田(英利)さん、だいたさん、浅越ゴエさん、あべこうじさん......。福岡だったら、博多華丸さんもチャンピオンの1人ですし。
川島 華丸さん......ほんまや! でも、だいたとか呼んでもおもろいな。
竹若 ほとんど面識ないけど。
川島 全員、5分くらい無言で棒立ちになるかもしれないですね。
佐田 にらみ合いになるでしょうね。で、メンチ切って終わりです。
竹若 あべちゃんも優しいから来て欲しいけど、嫁さんのことばっかり聞いてしまって、R-1の話ができひんかも......。
川島 他事務所の人もありやな。芋洗坂係長とか......何喋ってええか、だいぶわからんけど(笑)。
佐田 ヒロシさんとかもどうですか?
川島 ええなぁ。そう考えたら、来て欲しいゲストはいっぱいいますね。
――(笑)今年限定のライブでないのならば、いろんなゲストを迎えつつ、来年も続けられそうですね。
川島 来年、ネタを変えながらまわりましょうか?
佐田 そうですね。で、来年も福岡行きましょう。違うネタやればいいですよね?
川島&竹若 うんうん。
佐田 沖縄も......ここのご飯、美味しかったなぁってところは、また来年まわればいいですよね?
川島&竹若 うん!
――やっぱりグルメがツアー最大の目的な気もしますが......。
竹若 いやいや、お客さんが喩え少なかったとしてもリベンジしたいですから。
----何度も行くことによって、毎年の楽しみにしてくれる方も増えるかもしれないですもんね。
川島 そうです。バンドマンのように地道に広げていって、DVDも出してね?
竹若 東京公演では、ライブ終わりで書を書いたりもしたんですよ。そういうのもやりたいですし、それ以外にも実はビッグプロジェクトが動いてるんです。
川島 詳細はまだ言えないんですけどね。
佐田 来年をお楽しみに。
竹若 はい。僕らの今後が変わるかもしれないプロジェクトです。もちろん、このライブも絡んでいます。
――じゃあ、人気ライブになる前に、今回観ておいたほうがいいということですね?
竹若 そうですね。今後、プレミアチケットになることは間違いないです。なんせ、僕らはこのライブに命懸けてます! あと、チラシを観ていただきたいんですけど、3人それぞれ、3つの牌が並んでいるじゃないですか。端っこ1つ空いてると思うんですけど、実はここにスポンサーを入れようという目論みがあるんです。けど、全く集まっていない!
川島 「スポンサーを募集してます」っていうのも、書いといてください。
――承知しました(笑)。では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている皆さんへメッセージをお願いします!
佐田 『筒子~』でしか、ピンネタはやりません。ぜひお越しください!
川島 この3人、『筒子~』でしかピンネタはやらないんで、良かったら来てください。お願いします。
佐田 それ、さっき俺が言うたやん。
竹若 (笑)まずは大阪が控えているということですが、この3人は『筒子~』でしかピンネタをやりません。ぜひ観に来てください!
佐田 竹若さんも......それ、言いましたって!
――(笑)本当に3人が同じ決勝の舞台に立つことになったら、すごいですよね。
川島 ほんまにすごいことです。ただ、1人だけ2回戦で落ちたりしたら......。
竹若 ははは! その後の1年間、えげつない感じで過ごすことになるでしょうね。
●ライブ情報
筒子(ピンズ)~R-1の決勝で会いましょう~
日時:9月23日(火・祝) 18:15開場/18:30開演
会場:5upよしもと
出演:川島邦裕(野性爆弾)、竹若元博(バッファロー吾郎)、佐田正樹(バッドボーイズ)
ゲスト:土肥ポン太
チケット:前売り2,300円/2,700円
取り扱い:チケットよしもと(Yコード:999-020)/チケットぴあ(Pコード:597-730)
筒子(ピンズ) in 福岡~R-1の決勝で会いましょう~
日時:10月23日(木) 19:00開演
会場:ビブレホール
出演:川島邦裕(野性爆弾)、竹若元博(バッファロー吾郎)、佐田正樹(バッドボーイズ)
チケット:前売り2,000円/2,300円
取り扱い:チケットよしもと(Yコード:439-670)/チケットぴあ(Pコード:100-670)
筒子(ピンズ) in 沖縄~R-1の決勝で会いましょう~
日時:11月24日(祝・月) 15:00開演
会場:よしもと とまりん
出演:川島邦裕(野性爆弾)、竹若元博(バッファロー吾郎)、佐田正樹(バッドボーイズ)
チケット:前売り2,000円/2,300円 ※9月20日(土)より発売
取り扱い:チケットよしもと(Yコード:439-714)/チケットぴあ(Pコード:100-963)
チケットよしもと:http://yoshimoto.funity.jp
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