よしもとニュースセンター

1964年に吉本新喜劇入団、1967年に漫才コンビ・コメディNo.1を結成し、上方漫才大賞など多くの賞に輝く一方、「ありがとさ?ん！」「アッホ！」といった数々のギャグを生み出してきた「アホの坂田」こと坂田利夫が、今年、芸能生活・アホアホ生活50周年を迎えました！　これを記念し、73歳の誕生日となる10月7日（火）、なんばグランド花月ビル1階で記念セレモニーを開催。西川きよし、池乃めだからがお祝いに駆けつけるとともに、50周年記念公演やグッズ販売などのスペシャル企画が発表されました。

MCを担当したのは西川忠志。ゲストの西川きよし、池乃めだか、オール阪神・巨人、トミーズ健が勢ぞろいして、本日の主役を迎えます。大ヒット曲『アホの坂田』に乗って坂田が登場すると、集まった皆さんからは大歓声が！　坂田は「（50周年を迎えられたのは）ひとえにお客さま、そして両親のおかげです。ありがとさ?ん！」とうれしそうに挨拶しました。

まずは、ゲストから坂田へお祝いメッセージを。吉本新喜劇の新人として出会って以来、半世紀のつきあいになるというきよしは、「デビュー当時は僕が通行人A、坂田さんが通行人Bで...生きて行く上で一番辛いのは不安なことですが、そんな時もお互いに支え合い、仲良く仕事をさせてもらってきた。何かあればすぐ来てもらったり、行ったりして。今日まで厳しい芸能界でやってこられたのは坂田さんのおかげ」と、ともに過ごした日々を振り返ります。この後、縁の深いふたりだけに話が止まらなくなり、たまりかねた巨人から「1人1分って聞いてたんですけど」とストップが...。

「僕はもともと松竹芸能出身で、吉本に移ってきたんですが、入った頃すでにコメディNo.1は大スター。当時は（海原）かける・めぐるで漫才をしていたが、看板の違いを感じていました」と話したのはめだか。しかし、ここ10年ぐらいは「失礼ながら同期のようなおつきあいをさせていただいている」そうで、皮膚科でシミのレーザー治療をしためだかに坂田が「これは取れるか？」と次々聞いてきた時のエピソードを紹介。「（あまりに何度も聞くので）だんだんめんどくさなってきて『もうすぐ全身焼かれますから！』と言いました」と笑わせると、絶妙のタイミングで坂田にどつかれていました。

「73歳だが、病気知らずでどこも悪くない。きっと神経が死んでるんでしょう」と切り出し、めだかに続いてどつかれてしまった阪神。かつて仕事で東京に泊まった時、窓から見えるカップルの部屋を一緒にのぞき続けたという思い出を語り、「僕たちの目線に立ってくれる素晴らしい師匠」と、笑いを交えて賛えます。

巨人は「（自分たちが）入った頃から大師匠。当時から南出（巨人の本名）、高田（阪神の本名）と呼ばれていたが、今もそう呼ぶのは坂田師匠ぐらい」とコメント。ただひとつ心配なのは「50周年ということですが、来年まで持つかな（笑）」ということ。筋肉がほとんどなく、以前、テレビ番組の企画で身体検査をしたとき、「生きているのがおかしい」という診断を受けた坂田だけに、巨人からは「これからは体を鍛えて、素晴らしい50周年にしてください」とのエールが送られました。

健はのっけから「キンコンカン健ちゃ?ん」など次々とギャグを繰り出すも不発で、「僕のギャグは（坂田）師匠直伝やのに...」とポツリ。坂田とふたりで「ストリップ愛好会」を結成していることを告白し、「メンバーはふたりだけ。関西（の劇場）はあらかた制覇しました。これからも続けていきたい」と、仲の良さをしっかりアピール!?

気になる記念公演についての概要説明も。「アホに感謝でありがとさ?ん!!」と題した同公演は、11月23日（日）、なんばグランド花月にて開催。坂田の青春時代を描くお芝居となっており、セレモニー出席者全員に加え、若井みどり、ザ・ぼんち、大木ひびき、石田靖らが出演。なんとスペシャルゲストとして明石家さんまも登場します！

と、ここで忠志から「お芝居に出演される大女優さんが、サプライズで来てくださった」と告げられ、坂田は大興奮。登場したのは西川ヘレンです！　坂田に花束を手渡したヘレンは「出会った頃は真面目で地味な人。こんな派手やかになると思わなかった」としみじみ。「きよしさんが亡くなったら、（ヘレンを）嫁さんにもらおうと思ってる」との坂田の言葉には、「私もそのつもりですよ！」とノリノリで答えます。独り身の坂田を常に心配してきたため、「これからは素敵な人がそばにいてくれて10年、20年と過ごせるよう、この機会に募集しては？」と提案も。「どうぞこの機会にお嫁に来てください。仲人は（きよしと）ふたりでします！」と世の女性たちに呼びかけました。

なお、記念公演以外にも「アホと笑いを全国にばら撒きに行く巡業の旅」として、日本全国で市民参加型のイベントを実施。第1回として12月7日（日）、奈良県香芝市モナミホールでの公演が既に決定しており、当日は香芝市長の出演も予定しています。さらに「アホアホ扇子」「アホの茶」「阿呆乃湯の素」などアホアホグッズの販売や、ニコニコチャンネル「よしよし動画」で「よしもとグランドch?坂田師匠と中堅と、時々、若手?」を10月30日（木）に生配信するなど、おもしろ企画が目白押しです。

最後は坂田から「私は幸せな男。先輩、後輩、関係者の方々に世話していただいて...これからも頑張るので、世話してください」と改めて感謝の言葉が。もちろん「一番の願いは嫁はんが欲しいわさ?。見に来てよ、待ってるわさ、アッホ！」と、結婚と記念公演、両方の熱烈PRも忘れませんでした。

この後の質疑応答では、「お相手募集」に質問が集中。理想のタイプは「しっかりした女性なら誰でもいい。女性がごっつい好きやから」、年齢は「25、6歳から、上は還暦まで」と、守備範囲は広い様子。「大切なのは心と心の触れ合い。僕ひとりでなく、奥さんも幸せにならんといかん」と、結婚についての持論も展開します。巨人によると、「これまで何度も紹介すると言っているのに、最後の最後で行かない。引っ込み思案なんですよ。私生活ではすごく紳士なので、女性の皆さん、ぜひ立候補を！」と素顔を垣間見せる発言も。これを受け、坂田は「だから一番いいのは、きよしさんがいなくなってくれること」と再び"ライバル"の不幸（？）を願って笑わせていました。

50周年から次の10年、20年へ...まだまだ止まることを知らない坂田の「アホアホパワー」に、どうぞご期待ください！

● 公演概要

坂田利夫50周年記念公演「アホに感謝でありがとさ?ん!!」

日時：11月23日（日）　19:10開場　19:30開演

会場：なんばグランド花月

出演：坂田利夫、オール阪神・巨人、ザ・ぼんち、大木ひびき、トミーズ健、池乃めだか、石田靖、西川忠志、若井みどり、西川ヘレン　ほか　【スペシャルゲスト】西川きよし、明石家さんま

料金：前売4000円　当日4500円

お問い合わせ：チケットよしもと?0570?550?100（オペレーター対応10:00?19:00）

「吉本爆笑バラエティ IN 香芝?笑ってお暮れ！年の暮れ！?」

日時：12月7日（日）　14:00開場　14:30開演

会場：香芝市モナミホール

出演：坂田利夫コントスペシャル（坂田利夫、ケツカッチン・高山、シンクタンクほか）、海原やすよ ともこ、笑い飯、スマイル、もりやすバンバンビガロ、桜 稲垣早希、アキナ、オーディションに合格された市民の皆さま

料金：前売・香芝市民（在住・在勤）2500円　一般2800円　当日3000円

お問い合わせ：香芝市ふたかみ文化センター?0745?77?1000　http://www.kashiba-hall.jp/

※ 坂田利夫と一緒に舞台でギャグをしませんか？　出演者大募集！　詳しくは上記ホームページへ！

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