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2014年10月12日 (日)

『囲碁将棋の発表会「僕らが好きなネタを時間の限りに見てください」』

10月5日(日)大宮ラクーンよしもと劇場で、『囲碁将棋の発表会』を開催。1公演目「4年目までのネタと回想」、2公演目「8年目までのネタと回想」、3公演目「賞レースでやったネタと回想」、4公演目「作家・今井太郎が作ってくれたネタと新ネタと回想」、5公演目「僕らが好きなネタを時間の限りに見てください」と題した全て内容の違う5公演を行い、数多くのネタから厳選した漫才を披露。『THE MANZAI 2014』決勝出場をかけた本選サーキットを目前に控えた2人が、認定漫才師常連の実力を見せつけました。




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最終公演「僕らが好きなネタを時間の限りに見てください」では、タイトル通り60分の漫才で思う存分好きなネタを披露。大きな拍手に迎えられ登場した2人は、まずは文田の"夢の話"からスタート。昨日見た夢の中で、海外に行った文田の前に、根建がおかしな形で現れるというのだが...。その意外すぎる登場の仕方に、客席から笑いが起こります。すると、今度は根建が"夢の話"を。"現実的な夢"と言いながら「宝くじの1等を当てたい」と語る根建に、文田はそれがどれだけ難しいことかを、様々な確立論の例をあげて説明。ところが、根建は、話の本筋とは違うところばかりが引っかかるようで、おかしなところでおかしなツッコミを入れまくることに。話の腰を折られた文田のイライラはつのるものの、会場は爆笑の連続でした。


続いて、"昔の歌はよかった"という流れから、文田が、THE 虎舞竜の「ロード 第1章」を歌ってみることに。根建も歌ってみるが、どうも微妙にメロディが違う。そこで文田がもう一度歌うと、歌詞に「ロード 第1章」と「大地讃頌」が混じってしまう。さらに根建が歌うと、「ロード 第1章」と、SMAPの「がんばりましょう」が混じってしまい...。Wボケでどんどんエスカレートする2人の歌に、会場の笑いもどんどんエスカレートしたのでした。



次は"モテる仕草"の話題に。巷で言われているタバコを吸う、ネクタイをしめる、車のバックなどは実際はモテないと豪語し、本当にモテる仕草を発見したという文田。3位は、掃除機をかける時、本体を持ち上げてかける、2位は、映画の字幕を見て「それっちょっとニュアンス違うな」と通っぽいことをつぐやく、1位は、ダントツで「麻雀のツモ」だと自信満々に語るのだが、根建はどうも納得できない。そこで、どう使うのかを、実演することに。文田の話術に巻き込まれ、次第に口車に乗っていく根建。ところが、オチはまさかの!?



その他にも、"刑事ドラマに出たい"という文田のため、殉職シーンを実演してみたり、"引っ越ししたい"という根建のため、不動産屋とのやりとりを試してみたりと、2人の好きなネタを展開。ボケの文田、ツッコミの根建という基本がありながらも、互いにどちらもこなせる2人。攻守が自在に入れ替わり、絶えず笑いを生み出す囲碁将棋の真骨頂ともいえる漫才を存分に披露しました。




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エンディングには、前説などで協力してくれたエリートヤンキー、ゆったり感、えんにちも登場し、この日の公演を振り返ります。あっという間だったと感じながらも、「久しぶりに足腰にきた」と根建。刑事の殉職シーンを演じる文田が根建によりかかるシーンが、かなりつらかったそう。それを聞いた文田は、「重いんだなと思ったから、いつもより長く演技した(笑)」と真相を告白。それも相まって、いつもより迫真の演技が引き出せたはず!? 最後は、囲碁将棋から、「エリートヤンキー、ゆったり感、えんにちも、こういう公演をやってほしい」とメッセージを。こうして囲碁将棋のこれまでの歩みが詰まった公演は幕を下ろしたのでした。


【囲碁将棋】【エリートヤンキー】【ゆったり感】【えんにち】