『フェスにでたい』
10月11日(土)無限大ホールで、黒沢かずこ(森三中)&椿鬼奴のイベント 『フェスにでたい』 を開催しました。「音楽フェスに出たい」と切望する歌好きの2人が、本気度をアピールするために企画したというこのイベント。Twitterのみでの告知にもかかわらず、会場は立ち見が出るほどの超満員。「せっかくだからテレビではしゃべれないことを話したい」という黒沢の希望により、テレビでは聞いたことのないトーク満載、もちろん2人の歌もありの、大盛り上がりの1時間となりました。
まずは会場に、ボン・ジョヴィ「You Give Love A Bad Name」のイントロが。爆笑と大拍手に迎えられ登場した鬼奴が、ハスキーボイスでシャスザハー(Shot through the heart)♪と歌い上げます。続いて、黒沢はシャランQの「いいわけ」に乗って登場。お客さんの手拍子に乗って気持ちよく歌い上げますが、1フレーズ歌ったところから、いつものように歌詞はデタラメに。ステージに寝転がって意味不明のフレーズを絶叫し続け、会場は大爆笑。オープニングからフルスロットルで幕を開けました。
続いては、2人のトーク。「テレビでは絶対に言えない話」ということで、2人が普段はあまりしない家族についてのトークを。黒沢の喫茶店を営むぶっとんだ両親の話や、鬼奴の壮大な夢を持つ(?)弟や、気功に心酔する親戚の話など、仰天面白エピソードが飛び出し会場は大爆笑。詳しくレポートしたいところですが、2人の意向もあり、こちらはイベントに来た方だけのお楽しみに。気になる方は、ぜひ、次の機会に会場へお越しください!
そんな家族話から、以前、鬼奴が住んでいた家での不思議な出来事の話に。タンスの上に置いた人形が、何度向きを直しても気づくと神社の方向を向いているという不可解な事が起こっていた家。そこに住んでいた時は、カラスに狙いをつけられたり、スズメバチに刺されたり、やたらと虫がよってきたりと、トラブルが多かったそう。引っ越した今でも虫にはやたらと好かれるそうで、自分と虫との因縁を感じていた鬼奴。前世が見えるという方と会った際、「私、前世は虫だと思うんです」と聞いてみたところ、「蚕の繭で占いをして、それを人々と神に伝えていた人物」との回答で、虫とも少なからず関係が。さらに、幼い頃から漠然と「自分は運がいい」と感じていたという鬼奴は、それも伝えたところ、鬼奴の前世の人物は魔を寄せ付けないように左腕に松やにを塗っていたということが判明。松やには、魔は寄せ付けないけど、虫が寄ってくる...と、そこまで聞いた黒沢は「それなんだ!!」と、鬼奴がやたらと虫に好かれる原因に大いに納得したのでした。
一方、黒沢は、自分が思い描いていた年のとり方ができてないという話を。芸人としてデビューして、冠番組を持って活躍し、27歳くらいには引退して教職の免許を取って教師になる予定だったという意外な願望を告白。「あれ、何か違うな」と思いながらも、すでに30代中盤、「いろんなことを受け止めていかなきゃいけなんだよね」と、少ししんみりする黒沢。2人は、最近、年を感じることが多くなってきたと共感します。そんな中、鬼奴が、今更ながらに黒沢がリボンをつけていることに気づきツッコミを。すると、黒沢も、以前、鬼奴がリボンをつけていた時期があったことを思い出し、キャラに似合わないと反撃を。実は鬼奴には理由があったそうで、守護霊が見える人に見てもらったところ、「センターにブルガリア王朝の侍女、その両サイドにモヒカン族の兵士と、ローマの戦士がいて、女子力が下がっています」と言われ、女子力アップのためにリボンをつけていたとのこと。しかし、みんなに「似合わない」とものすごく文句を言われたので、すぐにやめたという真相を話し、会場を笑わせました。
最後は、それぞれ自作曲を披露。黒沢は、広瀬香美&吉田美和をイメージしたという「いい女には運がある」を、鬼奴は、自らの引っ越し経験を歌った「代官山から日吉へ行く物語」を熱唱。鬼奴からは、みんなで盛り上がるため考えてきたという振り付けの指導もあり、ラストは会場全員で踊って一体に。2人が夢に見たフェスっぽい感じで盛り上がる中、初の試みとなるイベントは終了しました。黒沢&鬼奴、会場のお客さんも、早くも第2回開催を切望。次回も鬼奴のTwitterで告知するとのことなので、ご期待ください!
【黒沢かずこ】【森三中】【椿鬼奴】