森三中・大島、主演女優賞受賞の反応は? 『福福荘の福ちゃん』完成披露試写会
10月20日(月)、東京・新宿ピカデリーにて、11月8日(土)公開『福福荘の福ちゃん』の完成披露試写会が行われ、主演の大島美幸(森三中)を始め、水川あさみさん、荒川良々さん、徳永ゆうきさん、監督の藤田容介さんが上映前に登壇しました。
『福福荘の福ちゃん』は、おんぼろアパート「福福荘」に住む"福ちゃん"こと塗装工・福田辰男を描いた物語。
大島は映画初主演にして、おっさんの"福ちゃん"役を演じ、ファンタジア国際映画祭にて最優秀主演女優賞を獲得したことでも話題となっています。
登壇者が勢揃いすると、観客の前に立つ仕事が久々という大島は、「今、休業中でして、なかなか久しぶりで緊張しております」と切り出すも、暖かなムードに「にこやかに見ていただいてるので安心しております」とニッコリ。
なぜか童謡『ちいさい秋みつけた』の歌唱から入った荒川さんは、「あまりいろいろ言えないですけど、見たら、ああ、日本に生まれてよかったな。こんな映画もあるんだなっていう、今の日本の映画会に、"バカヤロー!""日本の映画、もっとがんばれよ!"っていうそれくらいのすごい作品になってると思います」と独特の言い回しで作品をPRします。
藤田監督は、クランクインしてから台風に直撃されるといった様々な困難、紆余曲折を振り返り、「こういう立派な劇場で上映できることが夢のようで、信じられないくらいうれしいです」と喜びを表現。
ここで、ファンタジア国際映画祭最優秀主演女優賞の賞状が藤田監督から大島へ手渡されます。
賞状を手にし、「うれしさとウソだろっていう気持ちで、笑ってしまいました。"おっさん役やったので女優賞?"って(笑)」と笑いつつも、うれしかったのは本当だったらしく、すぐに監督へ電話で報告したとのこと。
続いて、大島がオファーを受けた際、監督の手が緊張で震えていたことや、イタリアの映画祭でこれまでにないVIP待遇を受けたこと、大島を坊主頭にする際に水川さんがバリカンで"第一剃りこみ"を入れたといった逸話が次々繰り広げられます。
また大島は、昨年の『24時間テレビ』のチャリティマラソンへ挑むため15キロ減量したものの、直後に藤田監督から役作りで10キロ太るように命じられたそうで、「3ヶ月、めっっちゃ運動した後に1ヶ月間で太るというのは、いちばん大変でした。代謝がいいから全然太っていかないんですよ」といった意外な苦労話も。
さらに、19歳の演歌歌手・徳永ゆうきさんは、水川さんから特徴的な眉毛をいじられたり、「緊張してます」と言う割には堂々としている点を荒川さんから指摘されたりと、マスコットキャラクター的に愛されている様子が伝わりました。
世界11の映画祭から正式招待を受け、イギリス、ドイツ、イタリア、台湾での上映も決定している『福福荘の福ちゃん』、日本では11月8日(土)新宿ピカデリーほか全国公開。 水牛(オバアチャン)の出演シーンもお見逃しなく。 その他、詳細は公式サイト(http://fukuchan-movie.com/)でご確認ください。
●作品情報
『福福荘の福ちゃん』
監督・脚本:藤田容介
出演:大島美幸、水川あさみ、荒川良々、ほか
配給・宣伝:ファントム・フィルム
(C)2014『福福荘の福ちゃん』製作委員会
【森三中】【大島美幸】