映画の料理再現に挑んだロバート・馬場、「連絡先より"ぬか床"交換が新しい」
23日(木)、映画『祝宴!シェフ』(11月1日公開)のイベントに、日本語吹き替え版で実写映画としては初の声優を担当したロバートが登場。映画のヒットを祈願し、作品に出てくる"祝宴料理"に挑戦しました。
映画『祝宴!シェフ』は、美食の街・台南を舞台に、"人々を幸せにする究極の料理"を巡って、個性的で愛すべき登場人物たちが繰り広げる大満腹エンターテインメント。ロバートの3人は本作で、実写作品では初めて吹き替え版の声優を担当。そこで今回は、プロの料理人からも一目置かれている馬場が、なんと映画を観ただけで料理を再現するというミッションに挑戦したのでした。
「お笑いの方はシロウトであります! しかし今日は料理ですのでご心配なく」と、満面の笑みで意気込む馬場"料理長"。山本からは「お笑いは16年やってるのに!」とツッコまれても動じず、秋山から「ネタ帳は一冊も持ってないのに、料理のレシピのノートは分厚いの持ってるんだよな」と訊かれれば「うん!」とはきはき返答。とはいえ今回は、初めて作るという「トマトの卵炒め」。しかしながら、かつて同居していた秋山はもちろん、山本も「馬場が作るの、いつもウマいんですよ」。お笑い歴は16年ながら、馬場の料理歴は、実はさかのぼると物心ついたころに「ラベルの原材料を見て、自家製のタバスコを作ってた」というように、もっともっと長いもの。どんどん手際よく調理していきます。
途中「中華の火力あるじゃないですか。あれが本当に欲しいときがあるんですよ」としみじみ語った馬場。山本は「どこを目指してるんだよ(笑)」、秋山も思わず「おい、さすがにそれを手に入れたらまずいんじゃないか。ロバート辞めてもらうからな!」。しかし漂ってきた匂いには二人して「マジでうまそうだなあ」。すっかり馬場料理長の手のひらの上です。そんな料理長は「映画の中の料理、めちゃめちゃ美味しそうなんですよね。どこまで近づけるか...」。こんな馬場、たしかになかなか見られるものではありません。
出来上がった馬場流「トマトの卵炒め」は、みんなで試食。山本は一口食べて「これ、お店で出るやつじゃん!」と絶叫。一方、秋山は「上手くなかったら笑いにできるのに、なんだよこれ(笑)。ご飯にかけたくなるってどうなんだ!」。ちなみに料理長自身は、「もうちょっと火力があって水分を飛ばすといいのかも...それに、トマトのタネの部分をとった方がいいのか...」。二人から「もう十分だから!」と太鼓判(?)を押されていました。そんな馬場、なんとテレビの収録の合間などで、共演者たちと"ぬか床"を交換しているそう。「最近だと浅田美代子さんとか料理好きの人のぬか床を少しもらって、僕も少しあげる。混ざってまた違う味わいになるのが面白い」とのことで、「LINEの交換とかより、ぬか床の交換の方が新しいですね」。「そんな奴、ほかにいないよ!」と一斉にツッコミを浴びていました。
なお、映画本編ではオタクの3人組の声を演じたロバート。「僕らが3人ってことで声がかかったのかもしれないですけど、やってみたら評判よくて...嬉しいですね。台湾の役者さんの顔芸とか、似通ってるというか相通じる部分を感じたので、ぜひ楽しんでください」。
【映画情報】
『祝宴!シェフ』
11月1日(土)、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
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配給:クロックワークス