最新ニュースインタビューライブレポート

« 高山トモヒロ×宮迫博之出演の読売テレビ『祗園笑者』、オンエアでは聞けなかったベイブルースのエピソードを一挙公開! | メイン | 「THE 舶来寄席2015」開催決定!11/6に出場枠をかけたイベントをNGKで開催 »

2014年10月24日 (金)

デザインから製作まで! 竹若&川島&佐田が自作ソフビフィギュアを発売

バッファロー吾郎・竹若、野性爆弾・川島、バッドボーイズ・佐田が、トイメーカー"メディコム・トイ"とのコラボによるソフビフィギュアを発売することが決定。メディコム・トイの赤司社長のご協力、数々のソフビを手がける造型師のあべ♨とおる先生の指導の元、デザインから製作まで全てを3人が手がけます。
10月某日、その製作現場にお邪魔してきました。現在、ソフビの素材を流し込む金型を作るための原型作り。自らが描いたデザイン画を自らの手で立体にする作業です。竹若と佐田は粘土原型、川島はその一歩先のワックス原型作りの真っ最中。この日中には原型を仕上げたいと気合の入る3人に話をうかがいました。

DSC_9494.jpg

――今回、3人でソフビを製作することになったきっかけは?
川島 3人でやってるピンネタライブ『筒子(ピンズ)』のグッズを作りたいということで、佐田が一番はまってるソフビを作ろうという話になったんです。
竹若 絵だけ描いて後は任せようじゃなくて全部作りたくて。なんとかソフビをと思ってたところで、たまたまくーちゃんがメディコム・トイの方と知り合って。
川島 ロケ終わりにその辺うろうろしてたらメディコム・トイを見つけて、勝手に会社の中に入ってったんですよ。そしたらある社員さんが話を聞いてくれて。赤司社長直々に協力してもらえることになるとは。
佐田 ミラクルですよ。神様が作れって言ってたんですよ。
川島 でもね、最初は粘土で形を作る作業だったんで、僕と竹若さんは意外とできたんですけど、佐田が「もう辞める。わしゃあ、できんばい。こんな土ば、こねとれんばい」言い出して。
佐田 博多弁へたくそやのー(笑) 川島さんと竹若さんは陶芸やってたから、初心者じゃないんですよ。もうプロやん。
川島 こうやって佐田がブーブー言うから、赤司社長に頼んで、あべ先生に指導してもらうことになったんです。
佐田 今回、僕がソフビにハマってたっていうのはもちろんですけど、お2人が作るソフビが欲しかったんですよ。センスの塊ですから。褒めたんで2000円ください。
川島 2000円でええの?

DSC_9415.jpg
ものすごい集中力で黙々と作業に没頭する竹若

DSC_9446.jpg
川島と佐田はお互いの作品に茶々の入れ合いを

――それぞれどんなテーマでデザインされたんですか?
佐田 僕は絵が下手なんで、ある程度描いたものを川島さんに完成してもらって、それに僕が色を塗ったんですよ。鉛筆とかリコーダーとかを武器に持った子ども。手が4本あって、顔が半分ひっくり返ってて、"とろみ"(汗をかいているような細工)があって。
川島 佐田はソフビマニアで、いろんなの見てきてるから、おいしいとこ取りなんですよ。「ここに"とろみ"つけたらモンスターっぽいから人気でるやろ」みたいな。どっちかというと金見てるんですよね。
佐田 見てねぇわ(笑) 自分が欲しいソフビを作りたいんですよ。だからサイズ感にもこだわりました。
川島 「このくらいのが売れる」って、よう言うてました。やっぱり金見てるんですよね。
竹若 夢は見てない。
佐田 自分が飾りたいものを作ってるんで、夢のようですよ。

DSC_9500.jpg
ソフビマニアの佐田は目玉の位置にまでこだわりを

――竹若さんは?
竹若 最初は、頭を何かに噛まれて、手も何かに噛まれて、お尻も何かに噛まれて...みたいな、もうちょっとごちゃごちゃしたものをデザインしてたんですけど、自分で作れへんなと思って。自分で作れて納得いくものというとこで、簡略化してシンプルなものを考えました。基本はモンスターです。口、目、鼻...所定の位置に所定のものがないという。

DSC_9464.jpg
竹若の粘土原型が完成! 目と口の位置が...さらに鼻は...⁉

――川島さんは?
川島 デザインをいっぱい描いたんですけど、結局、クジャクっぽいのがかっこええなって。架空の生き物ですね。高等な悪魔。イメージとしては両性具有。クジャクの頭に、乳房があって女性的でもあり、サラリーマンの象徴でもあるゲソもありっていう。言うたら、人類...
佐田 今、考えてるでしょ?
川島 人類です! この名前は"人類"でお願いします。

DSC_9483.jpg
ソフビ作りにはまった川島は、自前の道具を購入したそう

――これまでの工程で難しかったところは?
竹若 平面で書くのと立体でとらえるのは全然違いますね。作ってるうちにどんどんデザインが変わって行ってますから。かわいい感じになってしまうのを、ちょっとシャープにせなとか、その逆もありますし。感覚で手の動くままに作っていってるので、思ってるのと違うものが出来上がっていって。そこがまだ素人やと思いますね。
佐田 常に難しいところにぶち当たりながら出来ていっています。最初は絵を描くのが難しくて、次は針金で基本の形を作っていくのも大変ですし、今の粘土もピンクとグレーを混ぜ合わせてこねるところからやってますから、しんどかったですしね。
川島 楽な作業なんて、なんもないですよね。
竹若 型にとって作るので、どこで切ってとか制限がいろいろあるんですよね。そこは僕らは分からないので、先生に助けてもらってます。僕らが型とってたら大失敗の連続だったと思います。
川島 先生がいてはるってだけで、安心感がある。造形界のお父さん。ねっ、お父さん♪
先生 そんな風に思っていただけてるとは、あんまり感じてなかったですけど(笑)
社長 正直、最初のセッションでは、どこに行くかなと心配もあったんですけど、今は完成形がほぼ見えてます。私は自腹で全部買います。
川島 うれしいな~、自腹で50体ずつ買ってくれるなんて(笑)
佐田 作る数は少ない方がいいですよ、絶対。手に入らない感も大事ですから。

DSC_9455.jpg

――では、完成を楽しみにしてくれているみなさんにメッセージを
川島 1体1体に念を込めてますんで、仏閣的役割を果たすと思います。神棚は置くスペースがないという方も、自宅に"人類"、一閣どうですか?
竹若 みんなでグッズは何がいいか考えて、一生懸命作って、なるべく多くの方の手に渡るようにと思ってたんですけど...。佐田の方針でプレミア感を出すために極々少数の販売となりましたので、競って手に入れてください。
佐田 おもちゃ好きの人にはちょっとしたサプライズもありますし、いろんな遊びどころもあって、買っていただいた時に「おっ!」っと思っていただける作品にします。ぜひ、10万円(※ウソです)で買ってください!

DSC_9498.jpg

赤司社長も「創作において名前を決めることが、その半分以上を占めるくらい重要」とおっしゃるソフビの名前。川島は上記の対談中に思いついた"人類"に、そして熟考の末、竹若は"次男"、佐田は"とろみ君"に決定。見本を見ながら次の工程"彩色"についての話も飛び交っていました。3人がこだわりにこだわったソフビは、一体どんなものになるのか⁉ 発売は来年予定。詳細は、決まり次第お知らせします!