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2014年10月25日 (土)

朗読公演「Love Later」

8月に東京・神保町花月で上演され、大好評を博した久馬歩(ザ・プラン9)作・演出の「Love Later」(ラブレイター)が、満を持して大阪に上陸! 10月24日(金)、道頓堀ZAZA HOUSEにて初日を迎えました。本作は、男女ふたりだけで演じる朗読劇。2日間の東京公演では菊地亜美さんが両日とも出演、男性役は押見泰憲(犬の心)と佐久間一行が日替わりで演じましたが、大阪公演では3日間すべてのキャストが入れ替えに。この日は鳥居みゆきさんと劇団スクエアの森澤匡晴さんの顔合わせとなりました。

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BGMもアナウンスもなく、客席がすーっと暗くなるのが開演の合図。ステージでは、ひとりの男(森澤さん)が、引っ越してきたばかりの部屋で、前の住人が置いていったらしい段ボール箱を見つけます。中から出てきたのは一冊の日記。何気なく読み始めると、それはどうやらカップルの交換日記らしく...? ここで鳥居さんも登場、森澤さんとふたりでそれぞれ女性側、男性側の日記を朗読していきます。

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日記を通じて描かれるのは、楽しくも切ない恋愛模様や、親と子の絆...しかし終盤、話は思わぬ方向へ!? 冒頭は爆笑の連続でしたが、舞台も半ば、鳥居さんが涙を流しながら朗読するシーンでは、客席のあちこちから鼻をすする音も...。「笑いあり涙あり」だけではない、ひねりの効いた展開は、まさに久馬ワールド。くるくると変わっていくストーリーを、実力派キャストふたりががっぷり四つに組んで演じ切り、ラストのその先まで観客を魅了しました。

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エンディングでは、久馬と鳥居さん、森澤さんがステージへ! 鳥居さんは開口一番「3公演の中で一番いいって言われたいよね」と叫び、作品への熱い思いをのぞかせます。曰く「この本がすごくいいから、ぜひ出たいとお願いした」そうで、その際は久馬から「泣けるのか?」ときかれたとのこと。「『はい、泣けます!』って答えた」と胸を張る鳥居さんに、久馬は「素晴らしいタイミングの涙でした」と賞賛の言葉を贈っていました。

一方の森澤さんは、本編とは別人のような鳥居さんのハイテンションぶりに、やや押され気味!? 「テレビでしかお見かけしたことがなかったんですが、実際にお会いしたらすごく気さくな方」と印象を語ります。

ちなみにこの日の衣装はそれぞれ"自前"で、「デート服で来てください」とリクエストされたものだったとか。鳥居さんは「一番華やかなワンピースを持ってきたら(模様が)内臓だった」と爆笑コメント。森澤さんはふたりから「これでデート服?」とツッコまれ、「家のタンスを見ても、これが一番いい服やった」と力なく答えて笑いを誘っていました。

最後は「今日が最初で最後。いい舞台だったと思います」と満足げに語った鳥居さん。後に続く2回の公演についても「絶対また違いますよね。面白いかもしれない!」と期待を煽りつつ、「まあ、超えられないだろうけど(笑)」と上から目線で付け足し、客席を沸かせていました。

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10月25日(土)は中山義紘さん(劇団Patch)と井上安世(吉本新喜劇)、28日(火)は兵動大樹(矢野・兵動)と赤松悠実さん(舞夢プロ)の顔合わせで上演される「Love Later」。同じ脚本ながら、キャストによってガラリと色合いを変えること間違いなしです! ぜひ二度、三度と劇場に足を運んで、その日しか味わえない"化学反応"をお楽しみください。



● 公演概要

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朗読公演「Love Later」


作・演出:久馬歩(ザ・プラン9)

10月25日(土) 20:15開場 20:30開演

出演:中山義紘(劇団Patch)、井上安世(吉本新喜劇)

10月28日(火) 20:15開場 20:30開演

出演:兵動大樹(矢野・兵動)、赤松悠実(舞夢プロ)

いずれも

会場:道頓堀ZAZA HOUSE

料金:前売2000円 当日2500円

お問い合わせ:チケットよしもと☎0570−550−100(10:00〜19:00)



【久馬歩】