よしもとニュースセンター

10月27日(月)TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、第27回東京国際映画祭の特別招待作品として映画『花宵道中』を上演。舞台挨拶には、大胆な演技に挑戦した主演の安達祐実をはじめ、共演の淵上泰史、小篠恵奈、友近、津田寛治、豊島圭介監督が着物姿で登壇し、作品に込めた思いや撮影の裏話などを語りました。

江戸時代末期の新吉原を舞台に、美しく、艶めかしく、儚い運命に咲きほこった遊女たちの物語。人気女郎の朝霧が、半次郎という青年と出会ったことから大きく運命を変えていく姿きます。朝霧役で初めての濡れ場に挑んだ安達は、「演技の方法もいろいろと試みましたし、ヌードになるということも私にとっての大きな挑戦でした」と、この役にかける思いを。一生に一度の恋を咲かせた朝霧の人生を体当たりで演じた自信作、その見どころを「純愛を描いた物語です。苦しいこと切ないこともありますが、人を愛することは素晴らしいと感じていただければ」と語りました。

そんな安達の熱演が現場の士気を高めたそうで、津田は「冬の京都での撮影は寒くて大変でしたが、安達さんの男気ある背中を見せてくれたので、その背中を見て僕らも進んでいけました」と感謝。「"安達祐実"の気合いの入った演技を撮ることと、京都で時代劇を撮ること、この2つが今回の大きな柱だった」という豊島監督も、どちらも達成できたと自信を。「溝口健二さん、内田吐夢さん、五社英雄さんが撮ってきた吉原ものを、今の時代に自分が撮るにはどんなアプローチにするか一生懸命考えました。その結論を見ていただければ」と力強く語りました。



また、遊郭の女将役の友近は、念願の"吉原"作品に出演に大感激。中でもお気に入りだという「股開かざる者食うべからず！」というセリフを生披露し、会場を沸かせました。『花宵道中』11月8日(土)よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。

【友近】