よしもとニュースセンター

なんばウォーク、ドーチカ、コムズガーデン、NAMBAなんなん、ホワイティうめだ、あべちかの6地下街からなる大阪地下センター商店会連合会が、毎年秋に行っている恒例の共同販促事業「大阪6地下街キャンペーン」を、来る11月4日（火）〜16日（日）に実施します。今年は大阪6地下街プレゼンツ「特撰らくご名人会」を来年1月29日（木）になんばグランド花月で開催、400組800名を招待することに！　同イベントの目玉は、桂文枝による大阪6地下街をテーマにした新作創作落語のお披露目。ほかにも月亭八方、桂吉弥、桂三度が出演し、笑いいっぱいのひとときをお届けします。10月29日（火）に行われた記者会見には、桂文枝が出席。気になる"地下街落語"の内容などについて語りました。




まず最初に、大阪地下センター商店会連合会の小儀俊光会長から挨拶が。同会では日頃のご愛顧に感謝を込め、毎年秋に販促事業を行ってきましたが、「今年は伝統芸能にふれていただこうと、落語会にご招待。幅広い年齢の方に楽しんでいただきたい」とのこと。お客さんに喜んでもらうことはもちろん、「地下街を活性化することで、大阪全体の盛り上がりにも役立つのでは」と話しました。

続いて挨拶に立った文枝は、「全部ではないが、毎日、地下街を歩いている。地下街は信号がないのがいい。たいてい稽古しながら歩いているので、地上だと信号に気付かなかったりして危ないんですよ」と、落語家ならでは（？）の地下街活用法を紹介。「毎日、歩いているから馴染みがあるし、6地下街と六代 桂文枝...というのも縁があるなと感じました」と、引き受けた理由を説明します。

とはいえ、毎月30日に開催している「創作落語の会」でのネタ下ろしに加え、さまざまな企画で創作落語をつくり続けている多忙な文枝だけに、「いつも引き受けてから『えらいことしたなあ』と思うんですが」と苦笑い。今回のイベントは来年1月末ということで少し余裕があるものの、既に構想は固まりつつあるそうで、「仲のいい年いったご夫婦が、嫁さんが地下街が好きだというので、6地下街をいつも順番に歩いている。そんな夫婦愛の話を作りたい。なぜ地下街が好きかというと、日に焼けないから、そして奥さんの名前が『ちか』だから（笑）」。今後は「地下街の皆さんのご協力を仰ぎながら、夫婦の楽しい愛の物語を作っていきたい」と話し、「ちょっと意外なサゲが待っている...というところまで考えています。ご期待いただきたいと思います」と呼びかけました。

タイトルは「地下街に愛にゆこう！」。この作品が「（自身の創作落語として）250作目近くになるのではないか」とのことで、長さについては「6地下街を歩かないといけないので長くなるかもしれませんが（笑）、だいたい30分前後かな」。大阪の皆さんにとって身近な存在である地下街が、どんな形で噺の中に登場するのか、期待が高まります。

質疑応答では地下街にまつわる思い出をきかれ、「大学時代に富国生命ビルの屋上でアルバイトをしていた時、あのあたりの地下街をよくうろうろした。梅田花月に出ている時には、地下街の喫茶店に入ったり」と、当時を振り返った文枝。「（学生時代）落語のクラブの仲間と喫茶店へ行っては、トイレへ入ったら落語を一席しないと出てきたらアカン、と。結局、僕らで独占してしまって周りに迷惑かけたことも...」と、青春時代ならではのやんちゃなエピソードも明かしていました。

また、現在、日本シリーズを闘っている阪神タイガースをからめた質問には、「（今日からのヤフオクドーム3連戦では）なんとか2つ勝って、向こうで決めてしまわずに、甲子園に帰ってきてほしい」と回答。さらに、日本一に輝いたあかつきには、「みんなで地下街を行進して」とリクエストして笑わせていました。





● キャンペーン概要

桂文枝　大阪6地下街をテーマにした新作創作落語発表

〜大阪6地下街プレゼンツ「特撰らくご名人会」ご招待〜

期間：11月4日（火）〜16日（日）

内容：キャンペーン期間中、大阪6地下街各店舗（一部店舗除く）をご利用いただいた方に、応募用紙を進呈します。必要事項を明記の上、地下街に設置している応募箱に投函いただいた中から抽選でプレゼント。

賞品：「大阪6地下街プレゼンツ　特撰らくご名人会」に400組800名様をご招待。

・ ご招待日　2015年1月29日（木）　19:00〜21:00

・ 会場　　　なんばグランド花月

※ Ｗチャンス　「なんばグランド花月　夜　特別公演」に200組400名をご招待（2月6日〜28日　なんばグランド花月）

当選発表：商品の発送をもって発表に代えさせていただきます。



【桂文枝】