千原せいじ「この監督は変態」 『6才のボクが、大人になるまで。』公開記念トークショー
11月3日(月・祝)、東京・アキバシアターにて、『6才のボクが、大人になるまで。』公開記念トークショーが行われ、千原せいじ(千原兄弟)が出演しました。
上映終了後、客席後方から現れたせいじは、「どないでした?」と観客の母娘にマイクを向けるという、懐かしの『ヤングおー!おー!』を彷彿とさせるやりとりで登場。
観客との会話をひとしきり楽しんだせいじは、ステージへと移動し、伊藤さとりさんのMCのもと、トークショーが開始します。
こうした自分の出演していない映画のイベントに登場するのは初めてで、普段は『トランスフォーマー』のような映画しか見ないと豪語するせいじでしたが、本作の存在はどこからか聞きつけ、スタイリストと「おもろそう」といった会話をしていたとか。
そうした縁を感じる作品ですが、感想を訊かれると、第一声が「もうちょっと世代、世代に時間欲しかったな」と2時間45分と比較的長尺の本作にモノ申します。
また、12年間に渡って少年の成長過程を撮影していることに触れ、「モチベーション下げずに、監督はどんな感じでやってたんやろう。12年間って持たんで、俺だいたい8分くらいしか持たへん(笑)」「ある意味、この監督は変態なんでしょうね」といった褒め方で爆笑!
また、イーサン・ホーク演じる父親について「あんなオヤジになりたい」と語る一方で、キャンプのシーンについては「道具の悪さもひどいね」とダメ出しし、自分ならボールなどの遊具やシャチのフローターをドン・キホーテで用意していくと熱弁します。
話題はやはり、今年11才になる息子となり、「千原せいじの息子」ではなく「(千原)ジュニアの甥っ子」と名乗るそうで、実際にTKOの木下さんにもそう挨拶したとの逸話も。
自身が子供時代に抱いた将来の夢の話になると、小学5年生の時に、当時流行していたという交換日記のなかで、「よしもとに入って芸人になる」と書いていた日記が、同級生によって見つかったそうです。
サッカーの本田圭佑選手が、小学校の卒業文集に「セリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。」と書いていたことをなぞって、せいじは「ある意味、本田と同じなんですよ。僕がよしもとで10番背負っているかどうかは別として(笑)」と自慢げ。
夢を叶えたせいじですが、息子には「夢は叶わないものだよ」「がんばることは必要だけど、がんばったから夢が叶うというアホな考えは捨てろ」といった教えをしているとか。
伊藤さんからの「この映画を見せたい人は?」の質問には、「三又又三には見てほしくないですね。奴には、どうのこうの言ってほしくない」と発言。
ここで観客から子育てに関する質問を募られ、「息子が将来、お笑い芸人になりたいと言い出したら?」との質問が出ると、「絶対的に芸人にはなるなと言い続けることがベスト」「親から応援されてる芸人がおもろいわけない!」とせいじ流のアドバイスを伝えます。
その後の囲み取材でも、「家族揃って飯を食うのに何も意味がない」という理由で家族バラバラで食事をすることを明かすなど、持論を連発したせいじ。
そして、最近、あと2年で結婚したいとの発言をした千原ジュニアに対しても、「世間知らずやわ」と呆れた様子で、自身が奥さんと知り合って10年目で結婚した経緯を語りました。
『6才のボクが、大人になるまで。』(配給:東宝東和
)は、11月14日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー!
詳細は公式サイト(http://6sainoboku.jp/)でご確認ください。
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【千原せいじ】