石井一久「最初で最後の」本出版記念トークイベント
11月６日（木）、東京・池袋コミュニティ・カレッジにて、先月『ゆるキャラのすすめ。』を上梓した石井一久による出版記念トークイベント＆サイン会が行われました。
イベントに先立って行われた会見では、「衣装が出なかったので」との理由で、シカゴ・カブスのＴシャツに短パンというラフな格好で、取材陣の前に現れた石井。
本の中身について、「100％でやると人間疲れちゃうし、ケガもしちゃう。全力をここっていう時に出すのには、常に全力では走れない。マラソンがそうじゃないですか」といった持論を混じえて解説します。
現役時代は輝かしい成績を残した石井ですが、「まわりは評価してない。22年間、プロ野球ってところでやったので、そこそこ言ってもいいんじゃないかな」と出版への決意を語るものの、野球は過去の話で、あまり話したくないので、「最初で最後の本」とキッパリ。
それでも質問は、野球に集中。
今シーズンについて訊かれると、「初めて外から見て、試合が長い」と試合時間に言及し、現役時代の石井自身も、バックネット方向にある時計を見ながら投球し、「３回で１時間だから、まあまあかな」などと思いながら投球していたと明かします。
また、来季からデーブ大久保さん、工藤公康さんがそれぞれ新監督への就任が発表されたことについても、「がんばっていただきたいです......人のこと興味ないです（笑）」と深く語ろうとしません。
「監督のオファーが来たら？」との問いには、「やることには、やぶさかではない。考えますね、一応。そこにやりがいがあるんだったらやります」と意欲を見せるも、「東京（の球団）だったらいいです。なるべく関東近郊。近いんで。こんな人間なんで、そういうチャンスないです（笑）」とのらりくらり。
ちなみに現役時代、一番の思い出は、優勝記念のハワイ旅行だそうで、「楽しくないですか？ みんなの笑顔がすごいんですよ。みんなが笑ってる顔が好きなんですよ」といった一面も覗かせました。
今年より、よしもとクリエイティブ・エージェンシーへ入社した石井ですが、最近覚えたのは、シリアスな会議で「険しい顔をすること」で、「眉間にシワを寄せておけば間違いない」と断言。
「ここで言ったら、（よしもと側に）バレちゃうじゃないですか？」とごもっともな記者からの質問には、「もっと険しい顔します（笑）」と切り返します。
最後に、メッセージを求められると、「とりあえず本を出したんですけど、買いたくない人は買わなくていいです。３駅くらいで読み終わっちゃうと思います。もし、よろしかったら」と、ゆるい言葉に終始し、取材陣の笑いを誘っていました。
その後、石井はスポーツジャーナリストの生島淳さんとともに、60名のファンの前でトークショー、サイン会を楽しみました。
●書籍情報
『ゆるキャラのすすめ。』
著者：石井一久
低下：1300円＋税
ページ数：220P
発行元：幻冬舎
【石井一久】
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