目指せ、ホームレス中学生!? 麒麟・川島が初のイラスト&エッセイ集『うつむきくん』刊行記念サイン会を開催!
11月8日(土)、東京・三省堂書店 神保町本店にて、麒麟・川島明が著書『うつむきくん』(双葉社・刊)刊行記念サイン会を開催しました。
同著は、川島自身初のイラスト&エッセイ集。人筆ペンと水彩を使って描かれたイラスト40作品と、書籍化にあたって書き下ろされたコラムが収録され、どこか寂しげな"うつむきくん"が日常で感じるちょっぴり悲しいエピソードを綴った1冊です。
サイン会直前に囲み取材を行なった川島は、「子供が産まれたくらいドキドキしている」と笑顔。キングコング・西野亮廣に誘われたことが、絵を描き始めたきっかけだそうで、「『芸画展』っていうのを西野、野性爆弾・川島さん、ネゴシックスとやってまして、その展覧会のために描いていたものが30枚くらい溜まってきて、お客さんにも"まとまったかたちで欲しい"と言われていたところに、(双葉社から)お声がけいただいたので、それならばということになりました」と、刊行に至った経緯についても説明しました。
「うつむきくんは、川島さんご自身ですか?」と訊ねられると、少し首を傾げながら「確かにネガティブな部分はそっくりですよね。他の芸人さんからも"川島やんね?"って言われます。楽屋でいつもうつむいてますからね」と返答。筆ペンと水彩絵の具を使って1枚1時間ほどで描き上げるそうで、「漫才(の舞台と舞台)の合間に2枚書いたりしてますけど、最初のほうに描いたんはやっぱり下手ですね。見直すとヤバいなと思います」と少し不安そうに語ります。
いちばんのお気に入りは表紙になっているものだそうで、「最初に描いたものなんです。で、"このシリーズええかも"と思えて、あと39個のものができたんで愛着があります」とのこと。カバーに描かれているのは描き直したものだそうで、最初に描いたイラストはカバーを取った表紙に載せられています。ぜひチェックください。
書籍を出したいとは以前から思っていたようですが、「隣りにいる人(相方の田村裕)が、すごいSF小説で事故みたいに売り上げたので(笑)、ものすごく出しにくかったんですよ」と本音を。「そういうことから本に対してトラウマもあったんですけど、(田村の著書『ホームレス中学生』の)バブルも過ぎ去って、もう誰も覚えてないやろうなと思ったので、今回出しました」と語ります。
今朝、仕事で一緒だった田村に早速1冊渡したそうで、「"ええやん。売れそうじゃない?"と上から目線で言われました」と笑わせつつ、「目指せ、ホームレス中学生ですね」と大きな売り上げ目標を掲げました。
また、本日結婚を発表した諸見里大介については、「さっきネットで知って驚きました。あんな奴が結婚できるなんて......滑舌に愛は関係ないんですね」とコメント。「あいつより(自分のほうが今季が)遅いとは......」と絶句しつつ、「もし本が売れたら印税は?」という質問には、「今、いちばんの支えになっている愛犬のために使いたい」と語りました。
囲み取材終了後は、サイン会へ。1冊1冊ゆっくり丁寧にサインをしながら、ファンと接する川島でした。
●書籍情報
うつむきくん
著者:川島明
価格:1080円(税込)
発刊:双葉社
【麒麟】【川島明】