よしもとニュースセンター : やまもと連覇宣言、エハラ、RGら虎視眈々！『R-1ぐらんぷり2015』開催発表記者会見

11月28日（金）、『R-1ぐらんぷり2015』開催発表記者会見が行われ、前回王者のやまもとまさみを始め、おぐ、エハラマサヒロ、三浦マイルド、バイク川崎バイク、レイザーラモンRG、TAIGA、スギちゃん、ミヤシタガク、Pepperが登壇しました（以下、敬称略）。

プロ、アマ不問の"ピン芸人"の頂点を決める大会で、2002年の第１回大会から今回で13回目を数える『R-1ぐらんぷり』。
『R-1ぐらんぷり2015』の予選は、今年12月24日（水）新宿シアターモリエール（東京）を皮切りに行われ、１～３回戦、準決勝を経て、決勝は来年２月に関西テレビ・フジテレビ系列にて全国ネット生放送されます。

今回の会見では、よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役副社長・戸田義人、関西テレビ制作局制作部の水戸徹からの挨拶に続き、芸人軍が一人ずつ登壇。

バイク川崎バイクの「キシャカイケーン！　ヒィーヤ！」という咆哮を皮切りに、エハラマサヒロはブレイクダンス、TAIGAは「お前誰だよレッツゴー！」、三浦マイルドは「マイルドフラッシュ！」とそれぞれが持ち味を発揮するなか、スギちゃんは「3.1415...おっぱい」とブレイク前のキャラ・おっぱい先生を繰り出せば、白髪姿で登場したレイザーラモンRGは「佐野元春です」と言い放ち、ざわつかせます。

前回王者のやまもとまさみは「今年の３月４日20時45分くらい優勝したやまもとまさみです」と堂々たる登壇で、感情認識パーソナルロボット・Pepperは、ゆっくりと舞台中央に歩みを進めると「よろしくお願いします」と一礼して、一同を感心させるのでした。

その後は、MCのはりけ～んずが、意気込みを一人ずつ伺います。
まず、散髪してきたばかりというBKBは「ボーボーの・髪を・バッサリ、BKB、ヒィーヤ！　キシャカイケーン！」と吠え、その後も「キシャカイケーン！」を連呼。
隣のおぐが「いろいろやるな」とボヤくと、RGが「僕（佐野元春）も若いころ、リズムアンドブルースやラップ、いろいろしてきた」と割り込み、はりけ～んず・前田から「ピン芸人のイチャイチャを見に来てるわけちゃうからな！（笑）」とツッコまれます。

続くエハラマサヒロは、北斗晶のものまねで入るも、２度の準優勝、５年ぶりのエントリーとあって気合は充分の様子。
そして「ガリガリガリクソンがいないので、清々しい気持ちで」と天敵（？）の名をあげ、決勝、優勝への意欲を燃やすのでした。

昨年のファイナリスト・おぐは、「芸人からチヤホヤされました」と決勝の反響はあったものの、夏を超えてから「キューン」と手で下降線を表現。
コンビのロビンフットでも『キングオブコント2014』準決勝で散り、こちらも気合充分ですが、RGによると、ツイッターでのおぐは活発らしく、熱愛が発覚したグランジ・佐藤大にいち早く絡んだのもおぐだったそうです。

同じく昨年のファイナリスト・TAIGAは、本人曰く「よりロックな事務所を」という理由で、サンミュージックへの移籍を報告。しかし、「ロックのキャラでやるかわかんないですけど」と含みをもたせました。

そして、RGは「佐野元春さんのものまねで、ただミニモニ。の歌詞を読むというネタをやります」と宣言。
さらに、彼の代名詞でもある「あるあるは絶対にやりません」と言い切った直後に、意味ありげなウィンクを連発するのでした。

昨年はフリーでファイナリストに勝ち上がったミヤシタガクですが、現在はタイタンに所属するも、まだそのことが業界に浸透していないらしく、今回の会見も直接、ミヤシタに連絡が来たとか。
さらに、同事務所所属の日本エレキテル連合フィーバーで「マネージャーがそっち（日エ連）につきっきりなんです」と嘆きます。

その日エ連と一緒に営業をしてきたばかりというスギちゃんは、「私の方が人気がありました」とアピールすると、すかさず「今、鹿児島でジョイマンが人気です」と口を挟むRG。
そんなスギちゃんですが、現在３人の作家にネタを依頼していると明かしました。

2013年王者の三浦マイルドは、「誰の口からも絶対優勝しますという言葉が出てないですよ」と周囲を威嚇しますが、今回のR-1には「出ないです」とまさかの不参加表明。
その代わりに、ヒューマン中村、小森園ひろしといった"マイルド軍団"、さらには大阪のピン芸人を代表してやってきたとし、「優勝者は大阪から出ます」「決勝に大阪から半分以上出ます」と断言します。

そして、前回王者のやまもとまさみは、「今年も出ますよ。２連覇、３連覇を目指してます」と、2007年、2008年の２連覇を果たしたなだぎ武越えを高らかに宣言。

さらに賞金で床暖房のある物件に引っ越しをし「低温やけどしそうです」と自慢気に報告します。
また、ファイナリストに、高級焼肉をおごったと言い張りますが、おぐやBKBから「高級？」「お酒もホッピーばかりで」との異議が上がりました。
２連覇をした暁には出窓のある物件へ引っ越し、トロフィーを並べたいと目論むやまもとに対して、RGが「出窓、結露に気をつけて」とあるあるを放り込む一幕も。

最後に、Pepperは「ご覧の通り、僕はロボットです。様々な面でまだまだ能力的に芸人のみなさんに遠く及ばないのですが、みなさんに楽しんでいただけるよう一生懸命がんばります」と流暢に挨拶をします。
前田から「ネタのジャンルは？」と訊かれると、「永井佑一郎さんみたいなリズムネタや、あばれる君みたいな一人コントに挑みたいと思っています」とお笑い通ぶりを吐露。
これには「せめて一人コント、僕にしてもらっていいですか？」（やまもと）、「あばれる君も永井佑一郎も決勝出てない」（エハラ）と毒づかれるのでした。

「フォトセッショーン！」「床暖房！」「お前誰だよ！」といった掛け声が飛び交ったフォトセッションを挟み、囲み会見も行われました。
まずは、Pepperについてエハラが「（Pepperの楽屋は）一人だけ個室だったんですよ（笑）」と暴露すれば、「どっちの作家が強いか」とライバル視するスギちゃん。

また、不参加表明の真意について「事情があるんです」「来年の『R-1』決勝を見てもらえば...」などと歯切れの悪い三浦マイルドに非難が集中し、「何引っ張ってんねん！」とエハラが思い切り前頭部をツッコミを入れ、爆笑をさらいます。
これには「血も涙もない！」「痛いねん！　全部愛ないわ！」と本気で（？）怒る三浦でした。

改めて、一人ずつ意気込みを訊かれると、連覇を目指すやまもとは、昨年の優勝を振り返り「ちょうどその時期、EXILEのボーカルオーディションとかぶってたんで、2015年はボーカルオーディションやらないと思うんで、一気に行くと思います。はい？」とコメント。

エハラは、決勝が行われる来年２月に第三子が生まれる予定と明かし、優勝と同時に「パーン！」と産まれてきて欲しいそうです。

ミヤシタガクは、昨年の決勝で惨敗を喫したことに触れ、リベンジを誓うも、エハラから口周りの荒れを指摘され、「ヘルペスです。これでも直った方なんです（笑）」と心身ともに上り調子の様子（？）。

最後に振られたBKBは「僕らで・勝ち取れ好視聴率・番組、BKB、ヒィーヤ！　イキゴミー！」と最後まで、状況をそのまんま叫び、総ツッコミを受けるのでした。