よしもとニュースセンター

11月29日（土）、東京・ヨシモト∞ホールにて『彩～irodori～Battle』が開催されました。

こちらは、若手ランキングシステム「彩～irodori～East」のランキングにおいて、いちばん上のカテゴリーとなる「～Member」の下位５組、その下のカテゴリーである「～Jr.」の上位９組によって、３ヵ月に１回、入れ替え戦。審査員票で選ばれた３組とお客様票で選ばれた２組、計５組が本日12月１日（月）から「～Member」入り、残る挑戦者は「～Jr.」として、それぞれ新たなる戦いに挑みます。

今回は「～Member」であるママンマが解散したことによって、しゃかりき、西村ヒロチョ、やさしいズ、ランパンプスの４組と、「～Jr.」のアルドルフ、あわよくば、サンシャイン、ザ☆忍者、春夏秋冬、デニス、ネルソンズ、フレミング、LOVEの計13組が参戦し、激闘を繰り広げました。

MCはニューヨーク。ネタ順が発表され、どよめく観客に「なんで？」と驚く２人。「ネタ順代える？」と言いながら２人でパネルを動かせたものの、「スタッフさんに、ほんまに怒られる！」と慌てて戻します。
嶋佐の音頭で、来場者に配られるオロナミンＣで乾杯！　ピリッとした空気が少し和んだところで、いよいよネタバトルがスタートとなりました。


トップバッターはアルドルフ。「盛り上がっていきましょう！」と気合いを入れる小野に対して、「トップなんて引くけ？」と嘆く松下。同バトルにてトップバッターから「～Member」入りした例はないとのことで、「歴史を作りましょう！」（松下）と意気込み、漫才をスタート。「女子大の近くに住みたい」という小野の願望によって広がっていくしゃべくり。両ボケ両ツッコミがめまぐるしく入れ替わります。
続くは、しゃかりき。先日、初めての単独ライブを終えたばかりの彼らは、お馴染みの「ママさんバレー」コントではなく、新しいキャラクターで挑戦。２人のどたばたコントに、大きな笑いが。LOVEは不動産屋を題材にしたコント。設定の妙が光ります。
ザ☆忍者は、勝負に出た漫才（？）を。本人達曰く「（忍者ならぬ）奇襲作戦」に、お客様も爆笑！　かなり気合いが入っている様子の西村ヒロチョはキレキレのパフォーマンスを披露し、暗転後は「フー！」と絶叫しながら去っていきました。





２ブロック目のトップは、春夏秋冬。いつも濱中に言い負かされてしまう武藤。今回は主導権を握ったかに思われましたが......壮絶なやりとりに、笑いが起こります。黒髪にイメージチェンジした小林の登場に、客席からどよめきが上がったランパンプス。「ナメられやすい」という小林に、寺内がある提案をするのですが......。彼ららしい、やりとりはこの日も健在です。
やさしいズは、現代文の追試中のやりとりをコントに。俯いたまま、答案用紙へ応えを書き進められない生徒へ、救いの手を差し伸べる先生ですが、そこには驚くべきことが。独特な視点が光ります。浮気した彼女との話し合いをコントにしたサンシャイン。意外な展開の応酬......坂田の絶叫が会場中に響きました。




３ブロック目のトップは、フレミング。普段とは違うハイテンションで現れた宮本。そのテンションのまま、小説執筆を題材とした漫才を繰り広げます。独特な視点が光る漫才を見せたのは、あわよくば。ネルソンズはボーリング場での出来事をコントに。トリオという特徴を活かしつつ、彼ららしいダイナミックな展開に、客席も大いに沸きます。
「10ヵ月ぶりに、入れ替え戦に来られましたー！」と絶叫したのは、デニス・松下。メディアへの露出も多い植野の足を引っ張らないようにと、松下が考えてきたボケが......。コンビ愛を大いに感じさせる漫才を披露しました。




結果発表を待つ間、全員でトークを繰り広げたのですが、特に光ったのはJr.メンバーの個性。
春夏秋冬・武藤のオリジナルキャラクター「バスケットボールマン」は、どんなお題をもバスケットボール用語につなげるというもの。フレミング・宮本が出した"赤血球"というお題も、いったんは「無理です」と言いながらも「ここ（振っている手）がバスケットの構え！」と決めると、客席は大爆笑。屋敷が「すごいことになっている！」と驚くほどの人気ぶりです。


どんなところにでも顔を出すのは、デニス・松下。ザ☆忍者・山？との"変わり身の術"のようなコンビネーション芸を見せたりと大いに沸かせる様に、「来月から、Jr.のお客さん、増えるんじゃない？」と期待を寄せる屋敷。も、いつも以上にテンションが高かったフレミング・宮本にその理由を尋ねると、「Jr.と同じボケしてちゃ、ダメだなと思った」と言われてしまいました。


入れ替え戦に毎回挑戦しているネルソンズ。「９回目の挑戦ですよ！」と息巻きながら、「いつも（ネタ終了後のトークの際に）下手にいるんだけど、毎回ダメだったから、上手に敢えて来た」と和田。「俺もそう。そう思って、こっちに来た」と同調する青山に対して、岸は「俺はこいつらがいたから、こっちに来た」とぼんやり答えます。かなり気合いの入っている和田は、「みんなに言っておく！（～Member入りを）発表されたとき、１組目は嬉しくても感想を喋っちゃダメ！　お客さんは次に誰が呼ばれるかのほうが気になってるんだから、最後に呼ばれた人だけ感想を言おう！」と釘を刺していました。

いよいよ12月から「～Member」入りする５組の発表が！
お客様票で選ばれたのは、ザ☆忍者、フレミング。そして審査員票で、やさしいズ、サンシャインの名前がビジョンに映し出されます。名前を呼ばれた面々は、そのたびにガッツポーズしながら立ち上がって感想を言おうとしますが、先ほどの和田の言葉を思い出し、慌てて腰を下ろしました。


残された全員が神妙な表情を浮かべる中、最後の１組として名前が呼ばれたのは、先ほどまで息巻いていたネルソンズ！

「ダメだと思ったら来たーーー!!!」と絶叫する和田、言葉にならない雄叫びをあげる青山......。岸はアディショナルタイムぎりぎりで決勝点を決めたサッカー選手のように、床に倒れ込んでガッツポーズ。客席から大歓声があがる中、恍惚とした表情を浮かべるネルソンズを、多くの芸人が笑顔で祝福しました。



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