史上初・フラッシュモブで賑やかにテープカット!「よしもと漫才劇場」がグランドオープン
お笑い界の未来を担う若手漫才師のための新劇場・よしもと漫才劇場が、12月1日(月)、グランドオープンを迎えました。同劇場では、おおよそ芸歴10年の若手漫才師約400組とスタッフが志をともにしながら芸を磨き、お客さまに思いきり笑っていただけることはもちろん、大阪、そして全国へ活躍の場を広げていける人材の育成にも力を注いでいきます。
11月24日(月)に5upよしもとが閉館し、約1週間の改装期間を経て、新劇場の初お披露目となるこの日、まずはなんばグランド花月ビル前広場にてオープニングセレモニーが開催されました。しかし、司会の堀川絵美が登場し、劇場についての説明を始めると、突然マイクの調子がおかしくなって...!? と、機材の様子を見に来たスタッフが、なんといきなり踊り始めました! さらに同じビルに入るジュンク堂書店の店員さんたちが加わり、NMBシアター入口からはアイドルとファンが飛び出し、どんどんダンスの輪を広げていきます。
ふとジュンク堂書店2階のウィンドーに目をやると、自慢のダンスを披露する祇園・木崎の姿も! 最後は広場に集まっていた芸人たちも混じって、熱狂のパフォーマンスに...そう、話題のフラッシュモブを取り入れた、いまだかつてないセレモニーが繰り広げられたのです。
ダンスが終わり、芸人、ダンサーらがいっせいにしゃがむと、その後ろには中田カウス・ボタン、ビーフケーキ、プリマ旦那らの姿が。そのまま開館を祝うテープカットが行われ、その見事な演出と盛り上がりに、集まった観衆から大きな拍手と歓声が上がっていました。
この後、新劇場に会場を移してセレモニーが進行。MCを担当するのは、浅越ゴエと堀川です。お色直しを終えた場内を眺めて、ゴエは「すがすがしいですね! キレイキレイ!」と大興奮。また、「全国から集まった一流の漫才師を目指す400組の若手漫才師の出発点となる劇場」「漫才以外にも楽しめる内容が盛りだくさん」など、新劇場の概要も紹介されました。
よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役副社長・戸田義人は、「これからは、ここで400組以上の若手芸人たちが芸を磨いてまいります。切磋琢磨し、大阪の、日本のお笑い・漫才を支える新しいスターを育てる劇場にしていきたい」と挨拶。同時にスタートを切る上方漫才協会についても、「協会としてさまざまな新しい取り組みをしていきたい」と抱負を述べました。
新劇場に出演する若手漫才師たちの心の支えとして、芸の世界にかかわる指導を行っていく上方漫才協会会長・中田カウス、副会長・中田ボタンからも挨拶が。「横山エンタツ・花菱アチャコ師匠から生まれた近代漫才を我々が受け継ぎ、また次の世代に渡していかなければならない。ところが僕らには中田ダイマル・ラケットという素晴らしい師匠がいたが、若い子たちには師匠がいない。その師匠の役目を務めさせていただきたいと思っている」とカウス。「今までなかったのが不思議なぐらい」(ボタン)、「やっと(発足できる)いい時期に来たのだと思う」(カウス)と同協会への思いも語り、「若い子たちのために、我々もこれから精進していきたい」と気持ちを引き締めていました。
ちなみに同劇場では、5upよしもと時代からおなじみだったちょうちんがLED照明になり色が変化するようになったほか、セットも一新されるなど、さまざまな面がグレードアップ。もちろん、上方の若い漫才師を育成していくという方針のもと、ファンの皆さんにより楽しんでもらおうというコンセプトもしっかり取り入れられています。その一部を紹介すべく、同劇場のセットの説明を、「支配人がいま一番押している」(堀川)というヒガシ逢ウサカがネタとして紹介していくことに。また、「Kiwami極LIVE」では芸人の特技や個性を生かしたオープニングアクトも見どころになることから、そのひとつである「ギター芸人」ユニットが登場してネタを披露しました。
ヒガシ逢ウサカは『ドリフ大爆笑』の替え歌スタイルで、照明や新装セットなどの"自慢ポイント"を次々と列挙。しかし、気付けば終盤は「ヒガシ逢ウサカ覚えてね」という歌詞が繰り返されていたことから、ネタ終了後、ゴエに疑惑の目を向けられてしまいます。ふたりは「ここで売れようなんてひとつも思ってません」と素知らぬ顔で否定しつつ、「(お客さんにも)劇場に立ってもらいたいほど」(今井)と設備面の魅力アピールも忘れません。
「ギター芸人」は、馬と魚、ラニーノーズ、ジェットゥーゾ・渡辺の4人によるユニット。劇場名を織り交ぜたオリジナルソングで盛り上げたり、記者の皆さんから「りんご」「東京」などのお題をもらって即興バラードを歌い上げたりと、特技を存分に生かした爆笑ネタを見せてくれました。ほかにも「けん玉」「ダンス」「歌」など多彩な芸人ユニットがラインナップされており、それぞれコンビやピンで出演する一方で、オープニングアクトとしても活動していく予定です。
セレモニー終了後は、さっそくお披露目公演がスタートし、アインシュタイン、吉田たちらが出演。12月7日(日)までは、全20公演のお披露目公演に400組が出演して芸を競い合います。そのネタは、YouTubeの「よしもと漫才劇場」チャンネルでもご覧いただけますので、チェックしてみてくださいね。
また、12月8日(月)からは通常興行となり、「Kakeru翔LIVE」「Takeru猛LIVE」「Kiwami極LIVE」と銘打った寄席公演を開催。土・日曜および祝日には「よしもと漫才ライブ」と題し、若手からベテランまでが出演する寄席も行うなど、盛りだくさんな内容で笑いをお届けしていきます。皆さん、ぜひ「よしもと漫才劇場」に足をお運びください!
よしもと漫才劇場HP http://www.yoshimoto.co.jp/manzaigekijyo/
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