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2014年12月 8日 (月)

うらやすこども大学修了証書授与式・特別講演会

12月6日(土)、千葉県浦安市文化会館小ホールにて、『うらやすこども大学修了証書授与式・特別講演会』が開催され、石井一久による講演が行われました。

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うらやすこども大学は、日常とは違った専門性の高い活動を体験する機会を設け、自ら学び、体験することによる"気づき"や、トップレベルの知識・技術に触れることによる知的好奇心の向上など、未来の浦安を担うこどもたちを育成する一助として、主に浦安市内3大学の協力を得て実施。
今年8月より全6回の授業を行っており、この日は、その締めくくりとして、修了証書授与式と特別講演会を行いました。

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うらやすこども大学学長を務める浦安市の松崎秀樹市長の挨拶に続き、修了証書、認定書の授与式が粛々と進行した後、石井一久が登壇して特別講演会がスタート。
「今日は寒いですね。みなさんちゃんと起きれました? 僕は寒いので起きるのやめようかと思ったんですけど、みなさんと会えるので、なんとか起きれました」と切り出して場を和ますと、『プロスポーツ選手の不思議』とのタイトルに触れ「何話せばいいかわかんないですけど、僕の野球の経験をみなさんに伝えようとします」として、自身と野球との出会いについて語り始めます。

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小学生の石井一久は、喘息を患っており、父がその治療としてスポーツを勧め、小学3年生の野球を始めたとのこと。
当初、野球は好きではなかったが、現在では「ちゃんと顔を見て、目を見て"おはようございます""ありがとうございます"って言えるようになったのは、スポーツやっててよかったなって思います。みなさんもね、スポーツが上手くなればいいっていうんじゃなく、"お願いします""ありがとうございました"って言えるようなスポーツ人生を歩んでってください」と説きます。

いつもと同じ淡々とした口調ながらもメッセージ性の強い言葉の数々を発する石井ですが、なかでも努力について語る場面が度々ありました。
石井によれば、夢がついえた時に次の夢へと向かう時にそれまでの努力が活きるとし、メジャーリーグで勝負したいという自身の夢が生まれた時もそれまでの努力が活きたそうで、さらに「僕はもし野球選手になれなくても、それなりに努力してきたので、次の夢に向かいやすくなったんじゃないかなって思います」とのこと。

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会場には子供たちの保護者も大勢かけつていましたが、「僕がこういう立場になって思うのは、お父さん、お母さんにすごく協力してもらったなってすごい思ってて、お父さんお母さんが僕に努力を教えてもらえなかったら、今の自分がないと思う」「子供の夢ってすぐ崩れがちなところがあるんで、親がしっかりサポートしてあげることってすごい大事だと思うし、それに向けての努力が大事だなってもいます」と両親のサポートの重要性も挙げます。

また、高校時代、東京学館浦安高等学校に通い、現在は浦安市や千葉県内のスポーツ活性化に協力したいと目標を掲げる石井。
東京学館浦安高校時代については、プロに入って「大したことがない」と思えたのは、同校の厳しい練習があったからと振り返ります。

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講演開始から15分が過ぎたところで、子供たちから質問を受け付けることに。
「小さい時、運動神経はよかったですか?」
「(北海道日本ハムファイターズの)大谷選手はすごい選手ですか?」
「ピッチャーはいつからですか?」
「三振をとるためにはどうすればいいですか?」
といった野球に関する質問が矢継ぎ早にあり、石井は一問ずつ丁寧に答えます。

「球速150キロ以上出すには?」「どうやったら投球が速くなりますか?」といった質問には、具体的に日々の走り込みを挙げつつも「大事なのはそこに向かって努力すること」とやはり努力が必要不可欠とのこと。

「野球人生でうれしかったことは?」との質問には、プロ野球入りして、勝利すると球場に来てくれたファンの人たちの笑顔を見れることとし、「みんなの笑顔が見たいから、つらい練習もやれた」といった意外性のある回答で、一同を感心させます。

またバラエティ番組の『逃走中』出演時、「やってる気持ちはどうなんでしょうか?」といった子供らしい質問もあり、石井は「(ハンターから)一生懸命逃げてるかな。捕まったら終わっちゃうじゃない」と回答。
すると「本当に賞金もらえるんですか?」と訊かれ、「もらえるんじゃない? 逃げ切ったことがないからわかんないけど(笑)」と言って笑いを誘う石井でした。

予定時刻が経過したところで、「長く夢に向かってしっかり努力していくことが大事だし、その夢がかなわないにしてもがんばってきた姿勢というのは、他のことにも役立っていくと思うから、しっかり極めたいという気持ちを持って、生活してもらえればと思います」とのメッセージを残し、講演会は閉会。

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最後に記念撮影をし、子供たちも石井も笑顔のままで終了しました。


【石井一久】