よしもとニュースセンター

クリスマスイブ＆当日、ヨシモト∞ホールでは注目の若手２組による単独ライブが開催！
12月24日（水）にはエレーンが初単独ライブ『誕生』を、12月25日（木）にはアルドルフが東京初単独ライブ『スーパークール』を行ないます。
今年５月、大阪より進出してきたNSC大阪32期生のアルドルフとNSC東京15期生のエレーンは、同期。憧れの先輩芸人も同じだったりと、何かと共通点の多い彼らには、それぞれにライバル意識のようなものがあるようで......。単独ライブに並々ならぬ意気込みを持っている２組に、今回、合同のインタビューを敢行しました！


アルドルフ
松下慎平：1984年10月20日／奈良県出身／NSC大阪32期生
小野竜輔：1990年８月13日／山口県出身／NSC大阪32期生

エレーン
小林晃洋：1987年３月10日生まれ／群馬県出身／NSC東京15期生
野澤弘文：1986年12月24日生まれ／栃木県出身／NSC東京15期生

----24日のクリスマスイブ、25日のクリスマスに単独ライブを開催するお２組。そもそも、なぜこの日にやることになったんですか？

小野　僕が劇場のスタッフさんに、「単独ライブをやらせてください」って言いに行ったら「アルドルフの単独は、クリスマスでしょ！」って言われて。「まぁ、そうですよね」って答えちゃったから......ですね。イブのほうが集客がヤバそうだなと思ったんでクリスマス当日にしたら、こいつらがイブにしやがって（笑）。
野澤　アルドルフから単独をやることを聞いたときに、「イブもスケジュール空いてたよ」って言われて。僕、クリスマスイブが誕生日ということもあって、空いてるならやるしかないなと思ったんですよね。
小林　だから、タイトルが『誕生』なんです。
松下　ちなみに、僕は勝手に決められたので、なんにも知らなかったです。やると聞いて、ビックリしました（笑）。

――ちなみに、関東にある他のよしもとの各劇場で、その日どんなライブをやるのかを調べてみました。ルミネは両日とも19時からではありますが、レイザーラモンRGさんのイベント。24日は『RGが90分あるある歌いつづけ、それを浅越ゴエが90分実況し、さらに博多大吉が90分解説する会』、25日は『RGスペシャル企画を千鳥がお客さんと客席で見せられる会』です。

全員　えぇぇぇーーーー!!!
小林　僕、25日はアルドルフの単独じゃなくて、そっちを観に行きたいです。
小野　（笑）そんなこと言ったら、俺だってあるあるを聞きに行きたいよ！

――神保町花月は両日とも佐久間一行さんが出演する『X'masだよ！ ビバ！ バルボラーチョ!! 2014～あなただけに贈るSPコンサート～』、大宮は24日がサカイストさんによる『サカイストpresents RACK5～クリスマススペシャル～』で、25日がブロードキャスト!!さんによる『クリスマスブロード～聖なる夜にブロードと～』......と、興味をそそられるライブばかりでした。

小野　そうか～～～。でもポジティブに言うなら、クリスマスイブと当日に初単独やるって、劇場から推されてる感じがしませんか？　そういう意味ではちょっと得してるかなとも思ってるんですけど。
小林　わかる。それに、イブとクリスマスってギリギリまで予定を入れない人も多そうだから、前日や当日に"観に行こうかな"と思ってくれる人も多そうじゃない？
小野　確かに。特に女の子は"今、スケジュール空いてるって言ったら、淋しい女だと思われるから言えない"っていうのはあるかもしれないから、来てくれるかも。
松下　実際、「行きます！」って言ってくれる人はちょくちょく増えてるよね。だから、ギリギリでもいいので、僕らに声をかけてもらたいなと思いますけど。
野澤　僕らなんて、カップル限定10組20名様を無料でご招待してますから！
松下　エレーンの単独を、カップルが見ぃひんやろ（笑）。
小林　いやいや、どのカップルでもいいんだよ？　男女の友達同士で来てもいいしね。で、その日からカップルになってもらえれば、もっといいし。
小野　デートでお笑いライブを観るのはいいらしいからね。芸人さんが笑わせてくれるから、お互い、すごく楽しんだ気分を味わえるらしいよ。
松下　エレーンを観たあとだったら、男の子のポイントも上がってる可能性あるし。
小野　そうそう。ブス２人を観たあとに、隣りにいる男の子を観たらよりカッコよく見えるもんな？
小林　そうだよな......。って、おい！（笑）
野澤　ブス２人って言うなよ（笑）。

――（笑）アルドルフさんも、何か来場特典を付ける予定はありますか。

小野　エレーンの単独ライブの半券を見せてくれた方には、「あっ、エレーン観に行ったんすか」って言います（笑）。あと、ポスターの撮影のときにいろんなバージョンを撮ったんですよ。せっかくカッコいい写真がたくさんあるので、何かしらで使えればいいなと思ってですね。

――同じ日に撮影したというポスター、それぞれどう思っていますか？

小野　同期の光と影を表した、いい対比になってると思います。
小林　（笑）僕らはアルドルフを意識して、このポスターをつくりました。僕はカラーにしたかったんですけど、相方が......。
野澤　２組のポスターを並べたときにカラーだったら目立たないなと思ったんで、セピアにしたんです。
小野　タイトルの文字を赤くしろって言ったのは、俺やけどね！

――ちなみに、アルドルフさんは東京初単独ということですけど、これは？

小野　僕らは以前、奈良県の"住みます"芸人をやってて、奈良にあるカフェみたいなところでネタライブを良くやってたんです。∞ホールには、今年の５月から在籍していて、VTRとかまで流すようなガッツリとした単独は今回初めてなんで、注目してほしいですね。

――今夏に開催された『彩～irodori～Summer Festival』では、多くの芸人さんが初単独を行ないましたが......。

野澤　実は僕ら、あのとき「やりませんか？」って声をかけてもらったんです。けど、断ったんですよ。
小林　一度は「やります」って言ったんですけど、先輩方の話を聞いたりしてるとね？
野澤　うん。お客さんを呼べないんじゃないかと思って、ちょっとビビっちゃって。......でも、みんなの単独を見学に行ったら全部面白くて、やれば良かったなって後悔したんです。
小林　鶏あえずとかいぬっていう同期が初単独をやっていたのもあって、余計そう思いましたね。単独をやったみんなは壁を１つ超えたというか、成長している感じがあって。僕らだけ置いていかれるんじゃないかっていう恐怖も感じたというか。
野澤　で、焦ってきて......今年中にやっておきたいなと思ったときに、アルドルフがやるって聞いたんで。
小野　乗っかったんや（笑）。
野澤　そう！　便乗しました！（笑）僕ら１組でやるのは勇気出なかったんですけど、アルドルフもやるならばやらせて頂こうということになったんです。

――ニュースセンターをご覧の方の中には、アルドルフさんもエレーンさんも初めて見かけるという方も多いと思います。というわけで、同期だから知ってる、お互いのいいところを教えていただけると嬉しいんですけど。

全員　なるほど！
野澤　まぁ、アルドルフは顔も結構いいんで、最初はなんて言うか、ちょっとチャラチャラした......浅いネタをやるんじゃないかと勝手に思ってたんですよ。でも実際、ネタはしっかりしてます。
小林　大阪から来た顔のいいヤツらなんて、どうせしょうもないネタなんだろうなと思ってたんだけどね？　ネタ観たらクオリティが高かった。
野澤　アイドル漫才みたいな感じかと思いきや、ぜんぜん違ってたんで"あぁ、頑張ろう"と刺激を受けましたし。
小林　そうだね。ライバル......じゃないけど、そこから意識するようになりましたね。
小野　そうなんや（笑）。東京のライブはネット配信があるんで、僕、（大阪時代から）ちょいちょい観てたんです。で、観ている中で----こういうことを言うといろんな方に失礼になるかもしれないんですけど----相方には「今の∞ホールで面白いコンビは、ニューヨークとエレーンや。それだか観とけ」って言いました。
小林　それ、初めて聞いた！
松下　小野は僕より１年くらい先に東京へ出て来ていて、∞ホールに観に行ったりもしてたんです。で、「この２組はライバルになりそうやから観とけ」って言われて、エレーンとニューヨークの配信を全部チェックしました。......なんで、こいつら売れてないねんやろ？って思いましたよ。このクオリティで売れてないなんて、よっぽど顔が悪いんやなって。
小林＆野澤　ははははは！
小野　うん（笑）。ネタのパッケージもできてるし、本当にいいなって思いましたね。

――お互いがネタがいいと思っているということは、スタイルが近いんですかね？

小野　そういうところもあるかもしれないですね。憧れの先輩芸人さんもかぶってますし。
小林　僕らは囲碁将棋さんとかマヂカルラブリーさんなどに憧れてるんですけど、アルドルフもその２組が好きだって言っていて。大阪の芸人なのに、配信で観ていたって聞いたとき、めちゃくちゃ嬉しかった。
松下　その話したの、初対面くらいやったやんな？　で、めっちゃテンション上がって、「一緒に大宮行こうぜ！」って言われました（笑）。
小林　ちょうど囲碁将棋さんが大宮で１日ライブをやってたんです（笑）。
松下　あとお互い、ネタについて相談し合うよね？
小野　うん。僕と野澤くんなんて、今度一緒にトークライブやろうって言ってるしね。
野澤　（笑）。『KETAちがい』（ヨシモト∞ホールにて、12月12日21時開演）っていうライブでも一緒だし、どんだけ一緒にやるんだよっていうくらい、アルドルフとはやってます。

――単独当日まであと１ヵ月ちょっと。今の段階では、どんなライブになりそうですか？（註：インタビューは11月下旬）

小林　僕らは普段、漫才しかやらないんです。けど、今回は初めての単独なので、コントもやってみようかなと思っていて。
野澤　あと、映像にもこだわってます。いろんな芸人さんにも出てもらおうと思っていて。僕ら、先輩の単独ライブによく出させてもらってるんですけど、お世話になっている先輩にも「出てください」ってお願いしに行こうかなっていうのも考えてますね。あとは、さっきアルドルフがポスター撮影の写真を......って話してましたけど、僕らもめちゃくちゃ撮ったんです。そういう写真を、来場特典でプレゼントできればいいですね。
小野　僕らも、普段やらないコントはやる予定。あと、なかなか観る機会のないピンネタもやる予定です。
松下　２人ともがやりたいことをやろうとすると揉めるなっていうことになって。僕としては、うちは両方がボケとツッコミをやるんで、同じテーマでボケとツッコミを変えたらどうなるかっていうのをやってみたら面白いかなと思ったんですけど、相方の反応が薄かったので、"あっ、これは揉めるな"と自粛しました。
小野　方向性がバラバラになりそうなんで、今回は僕がプロデュースすることになったんですよ。

――エレーンさん、アルドルフさんのやりとりを観てニヤニヤしていますが？

野澤　いやぁ、面白い関係性だなと思って（笑）。
小林　だよね。僕らのパワーバランスはこいつが８～９割くらいで、僕が１～２割くらい。コンビの主導権はこいつにあるんで、揉めることはないですから。
野澤　小林はやりたいこともそんなにないヤツですし。
小林　うん。クリスマスソングを大勢の前で歌いたかったけど、却下されたくらい。
野澤　大して歌がうまいわけでもないのに、歌おうとするからだよ。
小野　それは仕方ないな。
小林　（笑）。アルドルフがボケツッコミ両方やってるって言いましたけど、僕らは４年前まで相方がボケだったんです。だから、ツッコミとボケを変えた漫才をやろうかなっていう話も出てますね。

――アルドルフさん、なぜ両ボケ＆ツッコミに？

小野　僕らは単に役割が決まらないだけです。以前の漫才では僕がボケで、相方がツッコミやったんですけど、MCでは僕が仕切ったりするんでややこしいっていうことになって。じゃあ、反対にしようっていうことになったんですけど、そうしたらこいつが"ネタ作りにくいわ"って言い出して......。
小林、今日のアルドルフ、揉めてるなぁ！（笑）
松下　僕からも１ついいっすか？

----はい、どうぞ。

松下　最近、相方からTwitterのフォロー外されちゃったんですよ。
小林　うわっ！　僕は相方をフォローしてるけど、フォローはしてくれないから、一緒みたいなもんだよ。
野澤　俺はこいつのこと、まだちゃんと認めてないから。
小林　「面白くなったらフォローしてやる」って言われてるんですよ。過去に１度だけフォローされたことがあって。ようやく認めてくれたかと思ったら、すぐ外されてました（笑）。
野澤　あれは、リツイートとかで回って来る相方のツイートを見てたら、間違ってフォローしちゃっただけだから。
松下　そういう理由があるなら、まだいいやん。俺らなんか、東京に来るタイミングで「お互いフォローし合おう」って言ったのは相方なんですよ？　なのに、昨日気付いたら外してた。震えましたよ！
小野　（ニヤニヤしながら）......人って変わるんだよ。
小林　お前......俺のフォローも外すんじゃないの？
小野　え、お前のTwitter、フォローしてたっけ？
小林　こわっ！

――インタビュー中に、不信感を募らせるのはやめてください！（笑）お話を伺っていると、コンビ間の絆を深めるためにも、今回の単独の成功が不可欠な気がしてきました。

野澤　そうですね。単独を機に、相方をフォローするかもしれませんから。
小野　僕もそうですね（笑）。
小林　あと、観に来た同期を悔しがらせるような内容にしたいよね？
野澤　そうだね。僕、自分が∞ホールでいちばん面白いと思ってますから、いいものを見せます。
小野　だったら、僕は∞ホールでいちばん華があるはず！　３年後の男前ランキング１位を狙ってます！
松下　（笑）僕はメガネランキング１位を狙っていこうかな。
小林　じゃあ、俺らはブサイクランキング１位を目指そう。

――お互い士気を高めたところで、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている皆さんへ、意気込みをお願いします！

野澤　僕らはのちに売れるはずです。売れる芸人の初単独って絶対観ておいたほうがいいと思いますし、絶対面白い単独にします。イブに来る価値のあるライブにするので、笑いたい人は来てください！
小林　他の芸人さんとは違う単独になるはずです。楽しみにしていてください！
松下　初単独なので、お客さんが喜んでくれるかたちにしてもいいかなと思ってましたけど......このインタビューを通して考え方が変わりました。とにかく、エレーンより面白かったぞと言われる単独にします！　で、単独終わりで２人に「負けたわ～」って言わせたい。エレーンに認められるのがいちばん嬉しいんで、そのためにも単独までバイト減らしてネタづくりに励みます！
小野　まぁ、２人でいいライブにできたらなと。単独で作ったネタで賞レースを獲れたらカッコいいなとも思うんで、頑張ります。最高のクリスマスにしてやんよ！　って、書いといてください。

――わかりました。「してやんよ！」ですね？

小林　そういうのアリ？　じゃあ、僕は「最高のクリスマスイブにしてやるってばよ！」で、お願いします。
松下　それなら、僕は「最高のクリスマスにするなり！」で。

――野澤さんは？

野澤　あ......じゃあ、「最高の単独にし候」でお願いします！（笑）


●単独情報

エレーン初単独ライブ「誕生」
開催日：12月24日（水）
開場：21時15分　開演：21時30分
会場：ヨシモト∞ホール


アルドルフ東京初単独ライブ「スーパークール」
開催日：12月25日（木）
開場：21時15分　開演：21時30分
会場：ヨシモト∞ホール

ともに前売1500円、当日1800円
チケットよしもと（http://yoshimoto.funity.jp/）にて発売中！


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