よしもとニュースセンター : 「ふるさとアスリート」スポーツスクールinイオンモール幕張新都心トークショー＆バスケットスクール

12月7日（日）に、千葉・イオンモール幕張新都心にて開催された「あの有名アスリートが教える『ふるさとアスリート』スポーツスクール」。

このイベントは、"スポーツの力でふるさとを元気にしよう"をテーマに展開する「ふるさとアスリート」の一環として実施され、サッカー・野球・バスケットの順番でトークショーとスポーツスクールが行なわれました。

ここではトリを飾ったバスケットボールのトーク＆スクールのもようをお届けします。

サッカー・野球に続き、トークショーの前説として登壇したのはライス。バスケ経験者だという田所が"エアシュート"を披露したものの、関町から「女子投げ？」とツッコミが。

ライスがステージを去ったあとに登場した麒麟・田村とロザンも、もちろんバスケ経験者。

「僕は小学校の時やっていて、中学校は途中で転校したりしたんですけど、改めて中学校３年から始めて、高校も３年間やっていました。最近は、田村君といっしょに芸人仲間とチームを作ってやったりしてますね」(ロザン・宇治原)

「小中高とやってました。中学の時、僕だけお弁当がなかったんですよ。だから食いもんのにおいが充満してる教室におったら地獄なんです。そこから避難するために体育館に行ってバスケの練習をしてたらレギュラーになれました」（田村）

「僕は高校３年間やってましたけど、ギュッとしたら２カ月くらいかな(笑)」(ロザン・菅)

「高校の部活で行ったり行かなかったりって珍しいでしょ？サークル気分ですよ」（宇治原）

話が弾み出したところで、ＮＢＬ和歌山トライアンズのヘッドコーチ石橋貴俊さんがステージへ呼ばれます。石橋さんの身長はなんと210センチ！　すごい迫力に会場はどよめきます。菅と並ぶと「菅さん、ちっちゃっ！」(宇治原)と、その身長差にも驚きの声が。

「バスケって不公平なスポーツなんですよ。こんなん無理やもん」(菅)。

続けて「僕、人生で20回くらい椅子を壊したことがあるんですけど大丈夫ですか？（笑）」（石橋さん）と、椅子に座ってのトークに移ります。

「石橋さん的にバスケットの魅力はどういうところにありますか？」(田村)

「いちばんはチームとしてプレーができるということですね。バスケットのチームメイトっていうのは、友達以上家族未満と言われてるんですね。共に戦った仲間っていうのは、何年経っても本当に家族に近いイメージです」と、石橋さんが応えると、田村も熱くなります。

「バスケットのチームって仲いいですよね！　試合でいうと、いっしょに競技できる瞬間だけだと５人じゃないですか。そこに他のスポーツにはない結束力が生まれるのかなと。意志疎通が大事なんですよね。狭いコートで速い展開でやるんで、あいつがこんなこと考えてる･･･というところまで把握しておかないと負けてしまうんですよね」

また、チームのヘッドコーチであり、ＰＲ大使でもある石橋さんはこう話します。

「バスケットは見るのも楽しいけど、やっぱり、"やるスポーツ"ですよね。やる楽しさをプロチームとして見せるだけじゃなくて、触れ合ってバスケットの楽しさを体感させてあげたいなと。あと最近、芸人さんの中でも"バスケット芸人"というジャンルがあると聞いて、長年バスケットに関わっている人間としては非常にうれしいです」

トークショーが終わると、施設内の３on３バスケットコートに場所を移し、バスケットスクールがスタート。

まずはボールを使わずに２人１組になってウォーミングアップ。次に脳を活性化するためのコーディネーショントレーニングを行ない、その流れでドリブル、シュート練習に進みます。

「できない人はバスケを諦めてもらいます」「このへんから、できる子とできない子が出てくるよー」と、笑顔で毒を吐く菅を気にせず、子供たちは練習に集中しています。そして、最後には芸人vs子供たちで３on３対決！　ここからは小学生に負けじと芸人たちも張りきります。最終的には石橋さんが小学生チームの応援に入り、ボールを持った子供を抱えてゴールさせるという珍プレーで小学生が勝利。試合が終わるころには、子供はもちろん、大人もバスケに夢中になっていました。

スクール終了時には、石橋さんから子供たちへ大変いいお話が。

「みんな今日夢中になったよね。夢中になるということが集中するということです。こんな僕が言うのもなんですが、みなさんは、今、怪獣です。なぜかと言うと、これから何にでもなれるから。『自分たちがこれになりたい。これに夢中になりたい』と思えば思うほど、絶対になれます。それに向かって進んで行ってください！」

また、イベント後の取材で田村は、「僕らは自分がバスケが好きで、ふだんは自分がプレーしたり見たりするだけで、なかなか教えられるような現場には行けないんですけど、子供たちが短時間で成長するさまを見ていると、本当に（この企画が）いいなと思いました。今後もこういう活動があるなら、もっと日本中でいろんな人と協力して、バスケットを盛り上げて、日本のスポーツ界を活性化できたらいいなと思います」と、語りました。