TEAM BANANAがついに「Member」入り!! 山田は「ありがとう」と観客に感謝! LOVEも初昇格!『彩~irodori~Battle』(11/28)レポート
11月28日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『彩~irodori~Battle』が開催され、エマ、ダイタク、ダンビラムーチョが「~Member」残留、TEAM BANANA、LOVEが「~Jr.」から昇格を果たしました!
『彩~irodori~Battle』は東京よしもとの若手ランキングシステム『彩~irodori~East』においていちばん上位のカテゴリー「~Member」の下位5組、ひとつ下のカテゴリー「~Jr.」の上位9組、計14組によって行なわれる3ヵ月に一度の入れ替え戦。審査員票で選ばれた3組とお客様票で選ばれた2組、計5組が次月から「~Member」入りとなり、「彩~irodori~East~Live』へ出場することができます。
この日は、「~Member」からエマ、しゃかりき、ダイタク、ダンビラムーチョ、ひので、「~Jr.」からジャム、春夏秋冬、ダイス、TEAM BANANA、西村ヒロチョ、バビロン、花金バーナード、フレミング、LOVEが参戦しました。
MCを務めるのは、ニューヨーク。本バトルの主旨を説明する屋敷が、嶋佐に「ちょっと意味がわからない」と突っぱねられて「え! サンドウィッチマンさんみたいやんか。結構、悲しいんやな、(いつも富澤さんに言われている)伊達さんは!」とツッコむと、大きな笑い声が起こります。
ネタ順が発表され、思った以上にざわつく客席を「黙ってください!(笑)」と制した嶋佐。「こういうバトルでは、出番が大事。途中で笑い疲れちゃったりすると思うんですけど、最初から最後まで盛り上がりましょう!」と客席に呼びかけて、いよいよ今年最後の入れ替え戦がスタートしました。
1ブロック目。トップバッターのひのでは、都内の公園にいがちなカップルをリアルに表現したコントを披露。しょっぱなから、女装した池田のカツラをおばたが手で引っ掛けて取ってしまうというハプニングが発生します。続く、バビロンはリアクションを題材にハイテンションな漫才を、ダイスはミステイクを引き金としてフリップを使ったコントで見せます。しゃかりきは居酒屋コントで、カップルの思わぬやりとりを、ジャムは長谷部の不用意な発言について三浦が妄想を炸裂させて追いつめていくという物語性の光る漫才で湧かせました。
2ブロック目のトップは、エマ。カラオケを活用したテンションの高いコントに客席からドッと笑いが起きます。ダンビラムーチョは、大原のてっぱんである"おじさん"ネタで勝負。原田が題材を切り出した途端、期待の声があがりました。フレミングは宮本医師免許を持つキャラクター性を盛り込んだ漫才でリズミカルな掛け合いを、春夏秋冬はヤンキーとパシリを題材としながら2人の個性も盛り込むかたちの漫才を披露します。
終了後、舞台に出て来たニューヨーク。「むちゃくちゃ盛り上がってるなぁ」(屋敷)「この時点で誰が上がるか、本当にわからない」(嶋佐)と出演者のネタのクオリティに圧倒されている様子です。
いよいよ最後のブロック!
本バトル初出場となる花金バーナードは、息のあった掛け合いとテンポのいい動きが特徴的な漫才を。「風が強い日のバーベキュー」というタイトルのコントを披露したLOVE。細やかな2人の動き、宙を舞う小道具の演出......本当にすさまじい強風が吹き荒れているんじゃないかと思わせる、リアリティある描写が圧巻です。ダイタクは双子という彼ららしい特性を活かしたテーマの漫才。意外な方向へ物語を次々と展開させるというギャップで惹き付けます。TEAM BANANAは「ムカつくことがある」という題材から紡ぐしゃべくり漫才。山田の"実はこじらせている"部分が言葉の端々に感じられ、思わずニヤニヤしてしまいます。トリの西村ヒロチョは、ロマンティックなデートという切り口から、音と動きを使ったハイテンションなパフィーマンスを披露しました。
審査結果を待つ間、全員でトーク。
バビロン・ノリから「伊達メガネなんかしてくるなよ! 本番で笑いそうになったわ」と不満げにアピールされた相方・千葉が「おめーが壊したんだろ!」とヒステリックに怒り始めます。すると、「バビロンのあとにネタはやりたくない!」と言い出すダイスです。
「屋敷さん、俺らどうっすか?」と体を揺らしながら不安を露にしたのは、しゃかりき・おっくん。「屋敷さんはいつも出番前にあったかい言葉をくれる。"バカバカしいコントをやってこい"って言ってくれるんです」と話します。
漫才中、ジャム・長谷部が披露していた「ワッフル、ワッフル~」というギャグについて、「あれ、なんなんすか?」と真面目に質問する屋敷。ウキウキしながら説明する長谷部を冷静に見つめていた三浦が「今日、誕生日なんではしゃいでるんです」と話すと、会場からはお祝いの拍手が。嬉しい反応に、長谷部が「ドキドキ、ワッフル~!」とさらにふざけると、屋敷は「ジャムさん上がっても、お前は上がんなよ!(笑)」と一喝しました。
そうこうしているうちに、審査結果が! まず「審査員票」の3組が発表されました。
1組目は、ダンビラムーチョ。小さい声で「来たっ!」と喜びを表した大原。屋敷に「もうここに出ないように」と声をかけられます。2組目はエマ。渡辺は「また盛り上げたい」と嬉しさをグッと噛み締めます。最後の1組は、ダイタク。「全然ウケなかった!」「久しぶりにお客さんの顔を見た。怖くて!」とホッと胸を撫で下ろします。
続いて、「お客様票」2組が。
1組目はLOVE! 奥山は、細やかな描写が光ったコントは舞台袖でカゲヤマ・益田が毎回手伝ってくれるからこそ成り立っていることを明かしつつ、「結構早い段階で、益田が(袖にある階段を)転げ落ちるのが見えた。小道具が使えないとこのネタは進まないから終わった......と思ってたけど、ふらふらしながらも起きて続けてくれた」と同期の心意気に感謝。屋敷は「3人で摑み取った勝利やったんですね!」と感嘆します。
たつろうは「絶対にいけたと思っていた」と確信した理由として、「暗転の中でブルーシートが見えたお客さんから反応があったから」とコメント。その反応を聞いた奥山が「うん、いい反応!」と呟いたことを明かすも、奥山に「確かに言ったけど、こっちも"だな"って言ったんですよ?」と暴露されていました。
いよいよ、最後の1組。全員が固唾を飲む中、呼ばれたのはTEAM BANANA! 先月「~Audition」から「~Jr.」に上がったばかりだという2人は驚きと歓喜で言葉にならないのか、ふらふらと立ち上がります。
嶋佐が「女性コンビ、新鮮!『彩~irodori~East』がかなり面白くなりそう!」と期待を寄せると、客席から大きな大きな拍手が起こります。目に浮かんで来た涙を必死で留めて、笑顔をつくろうとする藤本。山田は「えーー!」と叫んで喜びを噛み締めるも、まだ信じられないようでお客さま一人ひとりじーっと見つめて「マジで? マジで?」と訊ねながら「ありがとう。ありがとう」と振り絞るように、お礼を言い続けるのでした。
本バトルに毎回出場している春夏秋冬は「もういいよ~!」と無念の叫びを。ダイタク・タクが「もうコンビ名を"長い冬"にしちゃいなよ」と茶々を入れます。
屋敷から「とりあえず、ハッピーバースデー!」と声をかけられた長谷部。「悔しいっす。ちっきしょー!」と叫びながら、「またがんばります!」と次なる戦いに向けて気を引き締めました。
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