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2012年6月

水谷千重子ファイナルリサイタル決定!

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5月19日の大阪公演を皮切りに、全国6都市を巡るツアーを開催していました水谷千重子ツアーが、6月10日(日)愛媛の最終公演を無事終えました。

そして、この度全会場連日満員の結果をうけ、8月31日(金)東京にて更に追加の大ファイナル公演の実施が決定しました。

追加ツアー決定を受け、水谷千恵子からのコメントです。

「皆様、水谷千重子でございます。
今回40周年リサイタルを開かせていただき沢山の方々に来ていただきました。

千重子感激

皆様からパワーを頂き千重子また若返っちゃったわ。

バカいってる。

実はこの度千重子から感謝の意味を込めてもう一度皆様の顔をみて直接感謝の気持ちを伝えたいとおもい大感謝祭を開催させていただきたいと思っております。前回来ていただいた方も初めて来ていただける方にも楽しんでいただけるような内容になっております。
皆様と一緒におもいっきり楽しみたいと思っております。
是非8月31日金曜日渋谷公会堂にお越しくたさいませ。
皆様にお会いできること楽しみにしております」

水谷千重子

■公演タイトル
DHC特別協賛 友近プレゼンツ
水谷千重子 演歌ひとすじ40周年記念リサイタル
~満員御礼!!ありがとうをもっと伝えたくて!豪華特別フィナーレ~

■開催日時
2012年8月31日(金) 17:45開場 18:30開演 21:00終演予定

■場所
渋谷公会堂

■出演
水谷千重子、中村繁之、山田まりや、他豪華ゲスト多数

■チケット価格
前売り:5500円 当日:5800円

■チケット一般発売日
7月14日(土)10:00~
※6月23日(土)より、チケットよしもと、チケットぴあ、各種先行予約受付を随時スタート。

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6/23(土)、『人志松本のすべらない話』第22弾が放送!

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6/23(土)、『人志松本のすべらない話』第22弾が放送されます。

芸人たちがひたすら“すべらない”トークを繰り広げるお笑い界の総合格闘技『人志松本のすべらない話』。今回のプレイヤーは、松本人志、千原ジュニア、宮川大輔、ほっしゃん。、ケンドーコバヤシ、兵動大樹、小藪千豊らおなじみの顔ぶれに加え、民放各局の“お昼の顔”として、TBS「ひるおび!」MCの恵俊彰、フジテレビ「ノンストップ!」MCのバナナマン・設楽統、日本テレビ「PON!」MCのビビる大木、フジテレビバラエティの遺伝子を受け継ぐ番組から、「はねるのトびら」出演のドランクドラゴン・塚地武雅、「めちゃ×2イケてるッ!」出演のジャルジャル・後藤淳平、「ピカルの定理」出演の渡辺直美、さらに、オリンピック出場なるか!?と話題を呼んだ猫ひろし、そして、激戦となったオーディションを勝ち抜いたベイビーギャング・北見寛明が参戦しています。

このいつにも増して多彩な顔ぶれが一堂に会し、先日、フジテレビのスタジオにて収録が行われました。

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今回も総勢43名の超豪華な観覧ゲストが見守る中、オープニングでプレイヤー全員がそろうと、「今回もなかなか気合入ってるんじゃないですか?」とうなる松本。なかでもオーディションを勝ち抜いた新星・北見については「北見くんに関しては全く情報もないので、全然わかんないんですよねぇ」と正体不明の若手に興味をそそられた様子でした。

ここで説明を入れておくと、今回のオーディションは、フジテレビオフィシャルサイト内の「ミトカナイトフジ」にてWEB限定公開されていたもの。トークの猛者たちを抑えて見事出場権を勝ち取った北見は、コンビ「ベイビーギャング」で活動しているほか、よしもと所属のイケメンステージユニット「L.A.F.U.」のリーダーも務めている身長190cmの“ハンサム芸人”です。そんな自身の持ち味を生かし、北見は「今日はみなさんにハンサムトークというものをお見せできればと思っています!」と、フレッシュに自己アピールしていました。

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今回初参戦となるのは、北見に加え恵、猫、後藤、渡辺の5名。この“べしゃりパーティー”で彼らがどんな化学反応を見せるのか、ご注目ください!

15人のトークの達人がそれぞれ自慢のすべらない話を披露し、収録はこの日も大盛り上がり。何気ない日常の中にあるほのぼのとした笑いから衝撃の下ネタまで、個性あふれる爆笑トークが飛び出していました。果たして今回“MVS”を手にしたのは誰なのか? 梅雨のじめじめを吹き飛ばす熱いトークバトルをお見逃しなく!

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さらに、OA当日の6/23には、2010年12/25に放送された『人志松本のすべらない話 聖夜スペシャル』のDVDが発売となります。本作には、松本人志と“すべらない八人衆”に加え、芸歴10年以上の実力者たちが集結した伝説の一夜を収録。DVDのみでしか見ることのできない特典映像も満載となっていますので、こちらも合わせてお楽しみください!

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●OA情報
『人志松本のすべらない話』
6/23(土) 21:00~23:22 フジテレビ系全国ネットにて放送
【出演】松本人志/千原ジュニア/宮川大輔/ほっしゃん。/ケンドーコバヤシ/兵動大樹/小藪千豊/恵俊彰/設楽統/ビビる大木/塚地武雅/後藤淳平/猫ひろし/渡辺直美/北見寛明

『人志松本のすべらない話 直前SP』
6/23(土) 11:15~11:45

●DVD情報
『人志松本のすべらない話 聖夜スペシャル』
6月23日(土)発売 ¥3,990(税込)
出演:松本人志/千原ジュニア/宮川大輔/ほっしゃん。/河本準一/ケンドーコバヤシ/木村祐一/兵動大樹/小藪千豊/桂雀々/ガダルカナル・タカ/コラアゲンはいごうまん/設楽統/コカドケンタロウ/バカリズム/塚地武雅/若林正恭

特典映像
・ゴールデンタイムでは放送しきれなかった未公開のすべらない話!
・初参戦プレーヤーが本番直前に緊張のコメント!
・MVSガダルカナル・タカがスタジオでは披露できなかった過激なエピソードを披露!
・コラアゲンはいごうまんのもっと凄い潜入リポート!
・MVS最多受賞者、兵動大樹があのアーティストを語る!

©2012 フジテレビ/吉本興業
発売元:フジテレビ/よしもとアール・アンド・シー

 

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ファミマ×よしもと「夏のエンタメメシ」第1弾、超激辛3商品が6月19日(火)より発売!!

ファミリーマートとよしもとのコラボでお送りする『夏のエンタメメシ』第1弾として、6月19日(火)より超激辛な3商品が、全国のファミリーマートで発売されることとなりました。

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夏の商品として「涼しさ」や「冷たさ」が求められる中、ファミリーマート史上類を見ない“激辛さ”を追求したという3商品。とにかくスゴイことになっております。

◎激辛いかキムチラー油おむすび(130円)
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◎激辛キムチチャーハン(130円)
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◎激辛冷し汁なし担担麺(450円)
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ということで、破天荒なこれらのPRを務めることになったのは…もちろん平成ノブシコブシ・吉村崇! 彼が食べた際の率直な感想を寄せてくれました。

「本当に辛かった! 撮影していたため我慢しましたが、アレほど水が欲しかったのは初めてです!! ロケで世界のいろんな辛いものを食べてきましたが、これは屈指の辛さです! そして更に、美味しい! ワールドクラスの辛さをお試しあれ!!」

暑い夏を一層アツく、美味しく盛り上げてくれる3商品。みなさんも破天荒に食して、破天荒に夏を乗り切ってください!!

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2012年6月16日 (土)

今年は秋フェス! 大阪を関西を元気にする「KOYABU SONIC 2012」開催決定!

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2008年7月から毎年、開催されてきた吉本新喜劇座長・小籔千豊主宰のフェス「KOYABU SONIC」。吉本興業創業100周年となる今年も、5回目となる「KOYABU ASONIC 2012」の開催が決定しました! 9月29日(土)・30日(日)の2日間にわたり、大阪市此花区の舞洲コヤブソニック特設会場で、皆さんを笑いと熱狂の渦に巻き込みます。6月16日(土)、小籔自身が記者会見を行い、フェスに向けての意気込みや概要を説明しました。

下ネタラップユニット・ビッグポルノで夏フェスに出たい!という夢が叶わず、それなら自分たちでフェスをやろうと思い立ったのが「コヤソニ」誕生のきっかけ。1回目を成功裏に終え、感無量で「もう終わりやな」と思っていたところ、「スチャダラさんから『音楽とお笑いがここまで融合しているフェスはない』と言われて」継続を決意、今では大阪に欠かせない一大イベントに成長しました。小籔のために集っているという共通の認識があるため、「『里見八犬伝』的な絆を感じていただき、ひと味ちがったステージになっているのかも」とも。ライブ後の打ち上げも、ミュージシャンの皆さんと芸人が一緒になって楽しめると大好評。小籔は、「フェスに一度も行ったことのない僕が開催しているから、勝手が違ったのが功を奏して、喜んでいただいているのでは」と分析していました。

観客には、「大阪を、それぞれの地元を元気に」という思いや、「夢は叶う」ということも感じてほしいそう。「僕が20歳ごろに好きやった方達がコヤソニに出てくださっている。当時の僕には想像もできなかったことです。『小籔がこんなすごいアーティストを集められるなら、僕もなにかできるんじゃないか』と、皆さん思っていただけたら……」と、秘めた思いを明かしました。もちろん、今後も開催していきたいと考えており、「10年ぐらいを目標にして、毎年、みんなで集って楽しく過ごせたらいいな」とコメント。この日は第一弾アーティストとして、今別府直之の名前を発表したほか、2年前から行っている大阪府福祉基金への募金も継続するとのことで、「フェスを見て、楽しい音楽を聴き、素晴らしい芸人の芸を見て、楽しくなった帰りに気持ちだけでも入れていただきたい。わざわざどこかへ寄付しに行くのはめんどくさいかもしれませんし、出張所としてお手伝いを」と意図を語っていました。また、5年目を迎えた感謝の意味を込め、小学生以下は無料に。会場には子どもたちが遊べる遊具や縁日も並ぶ予定なので、ご家族連れでもお楽しみいただけます。

質疑応答では、さまざまな質問が飛び出しました。9月開催となった経緯を聞かれると、「7・8月には有名なフェスがたくさんある。それが終わり、9月の頭あたりに『楽しかったな、もう一回行きたいな』みたいに思ったときの、すべり止め的な感じです(笑)。サマソニ、フジロック、ロック・イン・ジャパンに行かれた方の『もっかい行ってみたい』という気持ちを全部さらいます!」。「5周年の目玉は?」の問いには、「ビッグアーティストにも出ていただくことになっていますが、5年目やからといって、内容的にはいつもと変わらずやらせていただきます」とあくまで自然体です。芸人出演者についても、「僕のなかでは、ラインナップも中身も毎年、MAXのものを考えているつもり。5周年だから、ということはない」とキッパリ。一方で、「僕も最近は東京のテレビに出していただけるようになり、偉いさん方ともお話できるようになったので、そんな方々がステージに舞い降りてくれるように、東京の仕事も頑張っていきたい」と、コヤソニ発展のための努力も惜しみません。

会見では、「自分の好きなアーティストさんと自分の好きな芸人さんをたくさんの人に知っていただくというのはプロデューサー冥利に尽きる」と、フェスの楽しさについて話した小籔。もちろん、公演時間が限られている、自身がMCを担当するためステージを増やせないなど、産みの苦しみも大きいようですが、「それでも精一杯、皆さんの気持ちを調整していくので、僕のわがままなフェスではあるが、よかったら来て欲しい」と真摯に訴えました。

今別府以外の出演者についてヒントを求められ、「では1組だけ。Zeebraさんと真木蔵人さんに出ていただきます」と急遽発表する一幕も。BSスカパー!の番組でともに司会を務める真木さんとの縁から、お友達であるZeebraさんとともに出演が決まったとか。ヒップホップ界の大御所の参戦で、またまた新たな魅力が加わりそうですね。その他の出演者は公式サイトで随時発表されるので、ぜひチェックしてください。大阪発、世界唯一の音楽と笑いのフェス「KOYABU SONIC」。この秋、新たな伝説の誕生をお見逃しなく!

KOYABU SONIC 2012 
日時:2012年9月29日(土)・30日(日) 両日とも開場9:00/開演10:00(終演21:00予定)
会場:舞洲コヤブソニック特設会場

【KOYABU SONIC 2012 最速先行受付中!】
最速先行受付期間:6月16日(土)18:00~6月30日(土)23:59
         
http:/pia.jp/a/koyabusonic2012/  ※PC・モバイル共通
最速先行特別料金:2日間通券10000円
通常料金:2日間通券12000円 1日券 6900円

KOYABU SONIC 2012ホームページ http://www.koyabusonic.com/

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KOYABU SONIC2012開催決定!!最速先行発売開始!!

吉本新喜劇座長、小籔千豊が主宰するKOYABU SONIC 2012が開催される事が決定しました!

本日、6月16日(土)18:00~より“最速先行受付”を開始致します。
受付は、http:/pia.jp/a/koyabusonic2012/ ※PC・モバイル共通

KOYABU SONIC 2012 

日時:2012年9月29日(土)・30日(日)

開場 9:00 開演10:00(終演21:00予定)

会場 舞洲コヤブソニック特設会場

最速先行受付期間 6月16日(日)18:00~6月30日(土)23:59
http:/pia.jp/a/koyabusonic2012/ ※PC・モバイル共通

最速先行特別料金 2日間通券 10,000円

通常料金 2日間通券 12,000円 1日券 6,900円

KOYABU SONIC 2012ホームページ http://www.koyabusonic.com/

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山口智充が地元・四條畷市の観光大使に就任! 凱旋・記念ライブも開催決定

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“ぐっさん”の愛称でおなじみの山口智充が、自らが生まれ育った大阪府四條畷市観光大使に就任、6月16日(土)に任命式が行われました。また、吉本興業創業100周年記念企画の一つとして行っている「ぐっさんの全国縦断100ヶ所ライヴ~歌と笑いのひとり旅~」の特別バージョンを、7月27日(金)に四條畷市民総合センターにて開催することも決定。凱旋ライブを皮切りに、四條畷の“顔”として、今後さまざまな活動に取り組んでいきます。

任命式では、まず田中夏木四條畷市長が挨拶を。「観光・教育・防災の三分野を重点施策として取り組んでいるが、とくに観光大使は今年度事業の目玉」と語る田中市長。文化、芸術、芸能、科学技術の各分野から同市ゆかりの著名人5名を任命したそうですが、「なかでも山口さんはお笑いでけでなく役者や歌手、司会などさまざまな分野で活躍され、子供から大人まで幅広い層の方々に親しまれるなど、私どもの観光大使のイメージ通り」と絶賛。「今後は元気な四條畷市を発信する広報役としてご活躍いただきたい」と締めくくり、今後の山口の活動へ大きな期待を表明しました。

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この後、田中市長から任命状を手渡されると、山口は緊張の面持ち。記念撮影の後、現在の心境を語ることに。「最初にお話をいただいたとき、迷う理由もなくお引き受けした」と、自然な流れで就任に至ったことを説明。「自分のなかでどんどんイメージが湧いてきているので、それを一つひとつ実現していきたい」と、早くもやる気満々です。7月の凱旋・就任記念ライブは、ちょうど100ヶ所ライヴの場所を選定しているときに依頼を受けたため、「じゃあ四條畷市も開催地に入れようと」スムーズに決定。芸歴18年ながら、実は地元でライブをやるのは初めて。「大使として一つ目の仕事。ぜひ市民の皆さんに集まっていただき、生の“ぐっさんワールド”を楽しんでいただきたい」と呼びかけました。

この後、会見は質疑応答へ。四条畷市を広く紹介するための具体的なアイデアについて聞かれると、「僕が四條畷の気になるところを実際に自分で歩いてレポートし、パンフレットとかプリーペーパーにできたら」とさっそく案の一つを披露。こうした活動が実現すれば、「僕自身もそれによって四條畷を見直せるはず」と考えているそうです。ほかにも、「四條畷にまつわる歌を作るとか、勝手にパ―スポット作ってしまうというのもいいかも(笑)」とアイデアは尽きない様子。そのためにも、まずが自分自身が四条畷を楽しみたいと考えているとのことでした。山口のおすすめスポットの一つが、市内のどこからでも目に入る飯盛山。「子供の頃、数えきれないほど登ったし、頂上から四條畷市が一望できる。飯盛山の坂道、自然で鍛えられた気がする」と思い出を語っていました。ほかにも魅力的なスポットは数多くありますが、「帰ってきたらスーッと自分がリセットされる場所。古い方が多い、すなわち住みやすい街であることが一番の魅力」とニッコリ。「今やっている仕事をそのまま四條畷でできるなら、ずっといたいぐらい(笑)」と地元愛を炸裂させていました。

老若男女に広く支持される“ぐっさん”が、わがまち四條畷市を全国区に! いよいよスタートする観光大使の取り組みに、どうぞご注目ください。

【山口智充】

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【ライブレポート】吉本百年物語6月公演「舶来上等、どうでっか?」

吉本興業100年の歴史を12本のお芝居で描く「吉本百年物語」。その第3弾となる6月公演「舶来上等、どうでっか?」が、6月12日(火)、なんばグランド花月で初日を迎えました。物語の舞台はなんと東京! 昭和2年、東京の大歓楽街・浅草に「東京花月」をオープンさせた吉本興業。吉本せい・林正之助の実弟である林弘高が、若干21歳という若さで責任者を務める同劇場では、こけら落としの安来節が大盛況です。好奇心旺盛な若い踊り子たちは浅草の華やかさに気もそぞろで、夜遊びや朝帰り、駆け落ち騒動など気苦労が絶えぬなか、「何か新しいことをやりたい!」という情熱にあふれる弘高は、本場・アメリカから大人気のマーカス・ショウを招聘すべく動き出し……。
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和服姿の踊り子たちが舞い踊るオープニングは、当時の「東京花月」さながらの華やかさ。そこに中川晃教さん演じる弘高が登場し、人々を魅了する「エンターテインメントの世界」をのびやかな歌声に乗せて語りかけ、観客を一気に昭和初期の「劇場」へと引き込みます。続いて、こけら落としを控えた事務所には、兄である正之助(間寛平)や、助っ人として大阪から呼び寄せられたお茶子のお黒(隅田美保)、調子のいい事務員の吉田(川畑泰史)らが現れ大騒ぎ。ドタバタ劇に大笑いさせられるうち、いよいよ公演の幕が開きました。

一番の見どころは、やはり「歌」と「踊り」。歌手として、ミュージカル俳優として日本有数の実力を誇る中川さんが歌う場面では、会場の皆さんも息を飲んで聴き入ります。踊り子・お糸を演じる林明日香さんも見事な歌声を披露し、会場を大いに沸かせました。さらに、意外なキャストにもミュージカルシーンが用意されており、全編が音楽にあふれたお芝居に仕上がっています。もちろん、NMB48が猛練習の成果を見せる安来節ショーも見逃せません。

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中川さんと寛平の演技対決にも注目が集まります。ふたりは兄弟であると同時に、興行師としてはライバルでもある複雑な関係。大阪で新しい漫才の地平を切り拓こうとする兄と競い合うように、大きな夢を見つけ、実現させていく弘高――中川さん演じる心優しくさわやかな青年像は、見る者のハートをがっちりつかんでいました。一方の寛平はお馴染みのギャグを封印し、御大・正之助を重厚に演じます。低い声で迫力満点のセリフ回しを見せつつ、時にはアドリブかと思わせるコミカルな場面も。兄弟が語り合うシーンでは、中川さんが思わず笑ってしまう瞬間もあり、過去2作品とはまた違う、新たな「正之助」像を創り上げていました。
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初挑戦と思えないコメディエンヌぶりで舞台を盛り上げたのは隅田。お茶子役なのに、なんと早着替えが5回! 踊り子たちを厳しく、そして時にやさしくサポートするお黒に、会場は笑ったり泣いたり。度肝を抜くゴージャスかつ華麗なシーンも用意されており、お客さんの視線をクギヅケにしていました。新喜劇で鳴らしたキレのあるツッコミでストーリーを盛り上げた川畑は、中川さん、寛平とともに「人生で初」というダンスシーンにも挑戦。こちらも新たな魅力を開花させていました。

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大きな夢にかけるふたりの興行師のぶつかりあいを軸に、「劇場」に賭ける人々の生きざまを浮かび上がらせる「音楽劇」。笑いあり、涙ありで見せる青年・弘高の成長記としても見ごたえ十分! これからますます磨かれ、熟成されていく6月公演を見に、ぜひ劇場へ足をお運びください。

吉本百年物語6月公演「舶来上等、どうでっか?」
7月1日(日)まで上演中! ※6月16日(土)・17日(日)・25日(月)は休演
会場:なんばグランド花月
料金:全席指定 1階席7500円 2階席6000円
詳しくはこちらで!
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/june/

2012年6月15日 (金)

6/19~神保町花月 アームストロング安村監修キャンペーン開催!

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6月19日(火)~6月24日(日)に神保町花月にてアームストロング栗山演出、アームストロング安村主演の「GOD GAME」が公演されます。

演出の栗山は、「僕が演出でこだわったところは演出つけるときに演出家っぽく髭は剃らなかったことです。」とコメントしました。

また、アームストロング安村が監修の「GOD GAME」特別キャンペーンを開催します。
安村作成の自画像版画をオリジナル下敷きにして毎公演抽選で5名様にプレゼントします。しかも、下敷きの裏には出演者全員のサイン入り!!
この公演でしか手に入らないお宝アイテムです。

安村から「趣味でやってる版画がこんなところでみなさんにプレゼントできて嬉しいです! 芝居も版画みたいなもんだ!見に来てねー!」とメッセージが届きました。

たくさんのお客様のご来場お待ちしております!

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【日時】   
2012年6月19日(火)~6月24日(日)
※開場は開演の30分前

19日(火)19時~
20日(水)19時~
21日(木)19時~
22日(金)19時~
23日(土)①16時~ ②19時~
24日(日)19時~

【脚本】堀江B面
【演出】栗山直人(アームストロング)
【キャスト】安村昇剛(アームストロング)、囲碁将棋、マキシマムパーパーサム、バース、ジェミニ

【チケット】前売¥2000 当日¥2300  
Pコード597-723  チケットよしもと0570-041-489

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【ライブレポート】マンボウやしろ告別ショー2012「ピザババアの唄」

6月10日(日)、東京・博品館劇場にて『マンボウやしろ告別ショー2012「ピザババアの唄」』が開催されました。

昨秋コンビを解散し、ピン芸人として活動をスタート。今年から芸名も“マンボウやしろ”と改め、これまでさまざまな活動を行ってきました。
そんな彼が、コンビ時代から重きを置き、自らを奮い立たせて大切に行ってきたのが単独ライブ。よしもとニュースセンターでは、2日間にわたって行われた同ライブの千秋楽の様子をお届けします。

今回は、2年前に行われた『カリカ単独ライブ「しゃべるコント」』にて披露されたコントの登場人物“ピザババア”の半生が、長編コントのような構成で3時間に渡って綴られました。

中国の奥地にある小さな村で、兄(犬の心・押見)と暮らしていた少女・りんりん(マンボウやしろ)。両親をなくした2人は旅の途中である村へとたどり着きます。そこで、初めて“ピザ”を口にする兄妹。あまりの美味しさに、兄は「将来、困っている子ども達にピザをたくさん食べさせたい」という夢を持つようになるのです。しかし、とある理由でりんりんだけが日本へ養子に出されることになり、「ずっと一緒に暮らそう」と誓ってくれた兄と離ればなれになってしまいます。
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高校生になったりんりんこと沢田かりん。里親からは愛されない彼女でしたが、先輩(コッセこういち)へ初めての恋心を抱いたことをきっかけに、“スタンド”と呼ばれる分身のような存在を手に入れます。名前は、堀川のおじさん(コンマニセンチ・堀内)。「スタンドを出せば付き合ってあげる」という言葉を真に受けて生み出したものの、結局、先輩の恋人にはなれることはできません。
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大人になってからも、堀川のおじさんと共に生活し続けるかりん。愛されたいと望みつづける彼女は、ある日、自宅のテレビから流れてきたニュースに呆然とします。それは、窃盗団の一人が死亡したというもの。テレビから聞こえる兄と同じ名前に動揺した彼女が不意にしてしまった行動により、大切な存在だった堀川のおじさんが犠牲になって命を落としてしまいます。
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いつか会えると信じていた兄だけではなく、絶大な信頼を寄せていた堀川のおじさんにも先立たれ、心の拠り所がなくなってしまったかりん。36歳の彼女は過去のトラウマからか、恋人のしんご(ノンスモーキン・中尾)へ歪んだ愛を押し付けてしまいます。自らの意思=相手の意思だと信じて疑わないかりんですが、その結果、しんごを追い詰めることに。精神を壊し、廃人となった彼をただただ見つめるしかできません。
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時は経ち、歳を取ったかりんは“子ども達へピザをたくさん食べさせたい”という兄の夢を叶えるように、ふらりとやってきた少年(ジューシーズ・兒玉)へピザを振る舞います。そんななか、彼女の起こしたある行動に対して抵抗しようとした少年にナイフで刺されてしまうのです。
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命を取り留めながら、妖怪となってしまったかりん。自ら“ピザババア”と名乗り、同じく妖怪のネクハゲや仲間と一緒に百鬼夜行の旅へ出ることになります。ネクハゲや仲間から必要とされることに喜びを感じていたピザババアですが、目標が達成されると、再び一人に。
真っ暗な海で、ネクハゲから突然「家族のところへ帰る」と告げられた彼女。改めて闇の中に取り残され、孤独のあまりに慟哭してしまうのでした。
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マンボウやしろは、エンディングで「全部フィクションですよ」と念を押すように語っていましたが、ピザババア自身をマンボウやしろの過去&現在と重ねながら観ていた方も多かったのではないでしょうか。
14年間ともに歩んできた、いわば戦友である相方を失ったマンボウやしろ。自身のブログでは「僕にはライバルという感覚がない(中略)『知名度や集客でいつかカリカに勝たなくちゃ単独ライブ始める意味がない!』と強く思いました(中略)なのでまずはカリカVSマンボウ\(^o^)/そんな気持ちです」と綴っています。
たしかに大きな存在を失ったという心の傷や悲しみは、なかなか言えるものではないのかもしれません。一人でお笑いという世界へ改めて飛び込むことに対しても、きっと恐れもあるでしょう。ですが、単独ライブという彼にとって非常に意味のある大切な場所で、本当の意味で“カリカ”に別れを告げ、“マンボウやしろ”として新しい道を歩んでいくんだ。別れは必ずしも悲しいことではない。一人だからこそできることを楽しむんだ。――そんな決意がイベント全体に散りばめられていたように感じました。

物語の終盤には、ネクハゲや仲間達と別れて一人になり、孤独と悲しみに打ち暮れたはずのピザババアが唄を熱唱する場面も。「愛を育てよう/出会って笑って別れ/別れて泣いて出会う」と柔らかい笑みを浮かべながら歌うマンボウやしろ。お世辞にもうまいとは言えない歌声でしたが、なぜかじーんと胸に響くものがありました。
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エンディングで深々とお辞儀をするマンボウやしろへ、お客さんから温かい拍手が起こります。
出演者全員を呼び込んだエンディングトークでは、「クレームはここでしか聞かない。ここで聞かせて」と言い出すマンボウヤしろに対して、「あれしかないよね?」と目を合わせる出演者陣。唄の終盤、某有名アイドルの曲をワンフレーズ歌うことが全員、納得がいかなかったようです。
「大事な最後のメッセージをなぜ他人に託すの?」と押見に詰め寄られると、「照れが出た。お客さんに“どうしたの?”って思ってもらいたいライブだったから」とあっさり白状するマンボウやしろ。「それ、説明してもらってない!」と口々にぼやく出演者陣に対して、「そっちこそ始まる前に、僕以外で円陣組んでるよね。頭おかしいでしょ!」と反撃していました。
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最後、舞台へ一人残ったマンボウやしろは『マンボウやしろ”襲名興行』の時と同じ様に正座し、お客さんへ語りかけます。
「貴重なお時間とお金を使ってくれて、本当にありがとうございました。僕が思う芸人はオモチャみたいなもの。サイコロを振るのを見て、皆さんには人生楽になっていただければなと。今年(単独ライブを)やるか迷いましたが、やってよかったなと素直に思います。本当にありがとうございました」
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深々と頭を下げるマンボウやしろ。鳴り止まない拍手は、一歩一歩踏みしめるようにまだ見ぬ未来へ前進していく彼へのエールかのごとく、暗闇の中、力強さと熱を持って鳴り響きます。

その拍手は、会場が明るくなってからも止むことはありません。皆さんの思いに応えるべく、再び舞台へ登場したマンボウやしろ。マンボウのフィギュアとキスをし、晴れやかな表情を浮かべる彼に、さらに大きな拍手が響き渡りました。
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【ライブレポート】中村トオル

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―女心と秋の空―。
変わりやすいモノのをたとえる言葉で、男どもは女心がよくわからん…とほざきます。しかし、実は女性の方が「男はわからん!」と思っているんじゃないでしょうか? 
異性から好かれたいのは男女も一緒。しかし、男は男からも好かれたいという欲求がかなりデカい。女性だって、女性から好かれたいと反論されるだろうけれど、それはファッションリーダーとか、憧れるという意味においてではないでしょうか? 男が男から好かれたいというのはもうちと根が深い。単純っていえば単純なのだが、「こいつならついていける」という、たぶん、群れを率いるために必要な動物的本能に基づくものなんじゃないでしょうか。女性の心が変わりやすいのも「より種を残せる相手」に心が移るって考えると、やっぱり本能的なものなんじゃないだろうかと思います。

想定するに、この動物的本能が男はデカいのです。だから、「親友をとるか恋人をとるか」って心理テストで、迷わず「親友をとる!」と答えるバカがいる。しかし、裏には「そういう男がかっこいい」からこそ「女にもモテる」という大変残念な願望を秘めているのです。そして、そういうヤツのほとんどがモテない。モテなくてもそれを貫き通したい。女性からしたらバカじゃねえの?としか思われないだろうが、そのバカを貫きたいのが男なのです。そういうバカは自分のことを“硬派”と呼びます。そのバカが若月徹と中村英将なのです。

元暴走族総長で、武勇伝の数々を残す若月・徹。後輩芸人の面倒見がよく、アニキとして慕われるゆったり感・中村。お互いに“男”として認めあう2人が行うトークライブ『中村トオル』。神保町花月にて隔月で行われている2人のトークライブです。「憧れる芸人は?」「理想的芸人としての生き方?」など、実に硬派=バカなことを話すトークライブなのだが、集客が減っています。「どうしたらお客さん増えますかね?」。バカ2人が真剣に悩みます。
はっきり言おう。バカ2人のトークなんて、見たくねーよ! 女性客からしたら、バカの話だけしているトークライブなんて興味ねえに決まってんじゃん! しかし、そんな簡単なことを、このバカ2人は気づかないのです。

しかし、最近、このライブの様子がおかしい。芸人の間では“徹のゲイ疑惑”が持ち上がっているらしい。男から好かれたいという行動をとるあまり、男へのスキンシップのとり方が歪んできているという。酔っぱらうとベタついたり、かみついたり…。男から好かれたいと願う男の行く路はゲイなのだろうか?

前回、「男らしい食べ物とは?」というお題でトークした際に、その疑惑が如実のものとなる。「ラーメン!」と即答する徹に中村が反論します。
「でも、にんにくガッツリの『二郎』とかなら男ってわかりますけど、塩ラーメンとか女っぽいでしょ? だからラーメンって言いきれないですよ」
 その後、討論は続き、中村がひらめいた。
「フランスパン!」
「なるほど! 噛みづらいもんな。かたくてデカくて。」
その後、やたら「かたくてデカくて」を連呼する徹に中村が笑い出す。
「かたくてデカくて、ばっか言わないで下さいよ! なんか想像させるでしょ」
「バカヤロー! ウィンナー入りって言ってねえじゃねえか!」
 ……男から好かれたい男の行く路はゲイなのか? その真実を解き明かすカギがこの2人のトークにはある……んな、ワケはない。

この2人の会話が、中学生男子レベルなだけである。ひっぱたきあったり、噛み合ったり、やたら男同士でベタベタするのも、中学生男子の特徴なのです。この2人、硬派=バカにこだわり過ぎて、いつのまにか精神年齢が中学生レベルまで退化しているのです! 
いや、退化したのではなく、変わってないのです。硬派=バカ=純粋なのです。2人とも自分のこだわりをいつまでも捨てきれないのです。しかし、残念ながら、こういうバカが最近減ってきてないだろうか? お笑いが世の中に出るために、目的から手段にかわってしまったこの時代。売れるために、テクニックだけを身に着けていくお利口さんがなんと多い事か……。

お客さんには失礼な話なのだが、お客さんよりも、2人は自分がバカであり続けることを大切にしています。そこに、男の本質が見えてくる。客が減ろうが、増えようが、2人は今後もまったく変わらないだろう。『中村トオル』は、バカ2人の会話が聞ける貴重な時間なのです。

もしも、「彼氏のことがわからない」という女性がいたら、このバカの会話を見れば、その理由がとても単純なところにあると気づけ、「うちの彼氏の方がまし!」と思えるだろう。 また、仕事でお疲れの女性はこのバカの会話を見れば、「いたよなぁ~、こういうやつ…」と中高生時代にタイムトリップできて、気持ちをリフレッシュできるだろう。

「男心がわからない」という女性に足を運んでいただきたいライブなのです。

神保町花月にて隔月で行われているトークライブ
「中村トオル」
出演:若月徹・ゆったり感中村・ガリバートンネル佐助

次回は8月予定。6月23日神保町花月HPにて情報公開!
7月1日よりチケット一般発売です!