よしもとの婚活バスツアー「よしもと諏訪婚コン」が、9月1日に長野県・富士見町にて開催され、男女約60名の参加者から8組のカップルが誕生しました。
「よしもと諏訪婚コン」は、長野県の諏訪広域連合と「あなたの街に“住みます”プロジェクト」による合同企画で、長野・諏訪エリア(諏訪市・岡谷市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村6つの市町村で構成されている地方公共団体)に住む男性と、首都圏に住む女性との出会いを応援するというものです。
快晴に恵まれたこの日は、早朝より女性陣を乗せたバスが、東京新宿を出発しました。
「よしもと諏訪婚コン」の特色としては、男女双方の応援団として、よしもと芸人がピッタリフォローするという点。
新宿発のバスには、天狗とタカダ・コーポレーションの大貫さん、そして「風水芸人」でおなじみ出雲阿国が乗車、一方迎える側の長野では、長野県住みます芸人・こてつと、コンパの達人にして友達5000人を誇る「後輩力」マスター・入江慎也が待ち構えていました。
出発後間もなく出雲阿国が、運気を上げるための「モテテク」を伝授。今日のチャンスを逃さないため、鏡などの持ち物チェック、化粧直しの方角、顔の筋肉をほぐすマッサージ、ファーストインプレッションの笑顔の作り方など、微に入り細に入りさまざまなアドバイスを送ります。
ここで、「風水的に自己紹介に適した時間は7秒」ということで、女性陣を代表して、大貫さんがチャレンジしますが、7秒という時間に焦るあまり「趣味はパチスロです」と、痛恨の大失敗となりました。
一方そのころ長野の会場では、バスの到着を心待ちにする男性陣に、入江とこてつによる「吉本流!モテる男講座」が開講されていました。コンパの心構え、プレゼントの選び方、誕生日のゴロ合わせ、など、入江メソッドが十二分に盛り込まれた1時間の講座に、男たちの期待は最高潮に盛り上がってまいります。
入江は男性陣に今回のポイントとして「かわいい子をどんどん攻めて。そして自分の武器を持って、自分の中で自信のあるところをちゃんと出していって」と、気持ちを強く持つよう伝えました。
その間に会場に到着した女性陣は「イメージアップセミナー」で、美容学校の講師によるメイク指導を受講します。ひとりひとりに合ったメイクを先生が施していくと、見違えるほどに表情が明るく、期待が高まっていきます。
そしていよいよ「ご対面!」。緊張する参加者を和らげるため、入江を先頭に、よしもと軍団全員で、参加者全員を楽しく印象的に紹介するという、これぞプロの技!を見せてくれました。
ご対面が終わり、抽選で決まった男女5、6人ずつのグループでのランチのあと、高速ゴンドラで標高1780メートルのメイン会場へ向かいます。
ここからが「よしもと諏訪婚コン」の本番がスタート、全国の観光地域の中からロマンティックなスポットとして認定されている“恋人の聖地”「八ヶ岳展望台」から、初夏には120万本のすずらんが咲く「入笠湿原」を巡るハイキングコースでは、天狗、こてつ、大貫さんが各ポイントに立ち、グループに「敬語禁止」「あいうえお作文で自己紹介」「男性が女性の荷物を持つ」などさまざまな指示を出していきます。
これは、お題によってグループ内でのトークを膨らませて、親睦を深めようという狙い。山道を進むにつれて、各グループとも、自然に会話が弾んでいきます。
会場に戻ると、グループ行動はここまで。遂にフリータイムに入ります。「ドラマ」「映画」「お笑い」など、トークテーマごとに設けられたテーブルは、どこも熱気にあふれていきました。
さらに女性限定で急きょ設置された「出雲阿国の占いコーナー」では、相談に来る女性達に、阿国が的確なアドバイスとともに、彼女たちの背中をドンと押していきます。
そして、いよいよクライマックスの「カップル誕生」の瞬間です。
参加者は気に入った相手をカードに書いて箱に投入、ドキドキの結果はなんと!8組のカップルが誕生しました。喜びの新カップルは、会場を出て八ヶ岳を一望できるビューポイントで記念撮影、そして、2ショットでのゴンドラ遊覧はまさに8組だけの特権です。
そのカップルのうちの1組、東京から来た会社員のMさんは「お笑いと山が好きで参加しましたが、本当に景色のきれいなところで楽しかったです」とスッカリ長野の自然が気に入った様子。また、諏訪市在住のIさんも「入江さんは話がうまくて乗せられました。面白かったですよ。」と婚活と笑いの融合を楽しんでいただいたようでした。
1日を振り返って、出雲阿国は「女性のみなさんがすごく緊張して来るのかなと思って(風水のアイテムを)いろいろ準備していたんですけど、始まったら、みんな積極的にアプローチされていたので良かったです。男性もみんな積極的で、おそらく入江さんの講座が効いていたのでしょうね。男性も女性もすごくノリがよくて、参加された方みなさんで、いい方向に導いていったような気がします」と、女性陣の応援団長としてホッとした様子でした。
今回、初の試みとなった「よしもと諏訪婚コン」でしたが、次はみなさんの街でも開催されるかもしれません。その際は、ぜひご参加ください。