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2012年10月

ピース・又吉がオシャレ芸人V2を達成! アジアン・馬場園&ノンスタ・井上は殿堂入りに

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10月1日(月)、東京・ヨシモト∞ホールにて『よしもとオシャレ芸人ランキング2012』が発表されました。

こちらは、『マンスリーよしもとPLUS』が年1回行っている人気企画。3年前からスタートした同企画は、ファンの皆さんにネット、ハガキでの応募や劇場でのアンケートなどを用いてカテゴリー別で投票していただき、その順位を決定しています。

本日の司会進行を務めるのは、あべこうじと中野久美子。まずは部門別1位に輝いた芸人が登場しました。

「スーツが似合う芸人」部門1位に選ばれたのは、ピース・綾部祐二。スーツに身をまとい、颯爽と登場した綾部は「ありがたいですね。今日のスーツ1式、洋服の青山さんからいただいたものなんです。全部8万円くらいするんですよ。そのほかに2着もいただいて……青山さん、ありがとうございます!」と深々と頭を下げます。
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綾部自身スーツは好きで、持っている20〜30着から週2〜3回は着ているそう。「じゃあ、熟女と会う時もスーツで……」とあべから振られると、「まぁまぁぼちぼちですよ。今日はガチの記者の方がいるのでやめてください」と話題を遠ざけようとします。一旦、「そうですか」と飲み込んだ素振りをしたあべでしたが、綾部が否定するたびに「うっちゃってしまうところでした!」「芸人としては突っ張っていこうということですね」と猛攻撃。これには、さすがの綾部もたじたじです。

「ジーンズが似合う芸人」部門1位のライセンス・藤原一裕は、ヒップラインを強調。あべから「背が高いから、リーバイスが似合いますね」と声をかけられ、「僕の体型は美しい。特にヒップライン!」と自画自賛していました。
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「オシャレな兄貴芸人」部門1位に選ばれたトータルテンボス・大村朋宏は「嬉しいんですけど、オシャレな兄貴ってどういうことですかね?」と不思議そう。ですが、「今日はTOROYさんのポロシャツとカーディガンを着てるんですけど、すごく着心地がいい。大人のオシャレですよね。……ということは、僕も若手ではない領域に来たということですね」と“オシャレな兄貴”の定義に納得したようです。
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あべから「最近もイタズラはしてますか?」と訊かれた大村は、無邪気に最近行ったイタズラについて語ります。
「(相方の)藤田と後輩たちと旅行へ出かけたんですよ。もちろん藤田へのイタズラ旅行で、旅館にも協力していただいて仕掛けました。藤田って露天風呂が好きで、何回も入りたがって温泉通ぶるのが好きなんです。だから、2回目に誘われたとき、全員断って藤田が一人で入ってるところ、脱衣所から下着から洋服、カゴまで全て持ち出して、ブラとパンティーだけ置いておいたんです。そうしたら、最初は“おーい!”とか叫んでたんですけど、諦めてブラで体を拭いてました(笑)」
このような数々のイタズラは、現在開催中の『トータルテンボス15周年全国漫才ライブ 2012「BANZAI TOUR」』で披露されているそうです。

さて、いよいよ「よしもとオシャレ芸人」の発表です!
「オシャレ女芸人」1位には、アジアン・馬場園梓が受賞。3年連続1位となった馬場園は、今回で殿堂入りとなります。
「ありがたいんですけど、実はオシャレへの知識ってなんにもないんですよ。ブレスレットのことも腕輪って言うし、羽織るものは全部ジャンパーって言うてしまうし」と恐縮しきりの馬場園でしたが、「小学生の頃からこの体型で、子供服は着られるサイズがなかったんで、お母さんのヒョウ柄のトレーナーとか着てランドセルを背負って学校行ってたんですよ。そのおかげで派手好きになったし、(ファッション・センスが磨かれたのは)お母さんのおかげ」とオシャレのルーツを語りました。
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「オシャレ芸人」4位に選ばれたNON STYLE・石田明は「ありがとうございます、十分です」と元気なくコメント。今日は「秋むき出しの格好」という難しそうな色使いの洋服を見事に合わせながらも、「白い服以外で表に出るのは苦手。面白さ30%オフになりますもん」と首をすくめる石田に、あべからは「白い服着てても面白くないときありますよ?」と容赦ないツッコミが入りました。
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「オシャレ芸人」3位に急浮上したのは、パンサー・向井慧。
「ありがたいですけど、僕の場合はホントに又吉さんのおかげというか。服屋でいつも又吉さんに一式選んでもらってるんです。よく“自分に合うものを着てる”って言われますけど、又吉さんが僕に合うものをわかってくれてるってことだと思います」と吐露。「実際、向井はくそダサイ」と言うあべに、「会ったばかりの頃、向井はいつも“ロックンロール”って書いてあるキャップをかぶっていて。“それだけはやめてくれ”って言うた覚えがあります」と又吉も同調。「確かに。僕、道で拾ったジャージとか着てましたからね」と笑う向井に、客席から驚きの声があがりました。
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「オシャレ芸人」2位となったサカイスト・デンペーがお馴染みの「オシャレが止まらねー!」のポーズを取ると、客席からは笑いが怒ります。
総額約20万円の洋服に身を包んだデンペーは「オシャレは止めたいんですけど、止まらない。今日はどこに出ても恥ずかしくない格好をしてきました」と、ローファーと合わせたネイルアートも披露します。驚く周囲をよそに「男の子がネイルしてもいい時代だし、新しい道を僕がつくっていこうと思います。人の道を歩きたくない、それがデンペーです」と語るデンペー。オシャレに対して、マジメな姿勢を崩さない彼に「空気が一人だけ違う!」とあべが声をかけると、「やっぱり僕の1年に一度の賞レースはこれですから。来年は又吉くんの1位を阻止したい。繰り上がり1位は嫌ですからね。皆さん、2013年の(オシャレ芸人ランキングは)すでに始まってます! 365日違う洋服を着て、オーディエンスを楽しませます」と来年を視野に入れた熱い発言で、「来年も投票お願いします!」と観客へ訴えかけました。
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「オシャレ芸人」1位は、ピース・又吉直樹に決定! 昨年に引き続き、V2を達成です。
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「マジカル・ミステリー・ツアー」のときのジョン・レノンを意識したファッションで登場した又吉。あまりに奇抜なファッションに唖然とする周囲の空気を察知してか、「男のくせにファッションにこだわり過ぎるヤツは異性にモテないと聞きました。……今日はホントにあるモンを着てきただけです」と妙なところに気を使った言い回しをし、観客を笑わせます。
オシャレ1位として会見に出席するのは恥ずかしくてたまらないようですが、「『マンスリーよしもと』の表紙になれるのはうれしい。数年前、“幽霊に好かれそうな芸人”と“超能力が使えそうな芸人”の1位に選ばれていたことを考えれば、本当にうれしいことです」と喜びを噛みしめていました。

古着などを取り入れ、あまりお金をかけないオシャレを楽しんでいる又吉と比較されたデンペーは「お金かけてるかどうかは関係ない。着こなせるかどうかが大事ですから!」と言い訳しながらも、「これが1位と2位の差なんでしょうね」とあっさり敗北を認めていました。
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最後に登場したのは、「ダサイ芸人」1位に3年連続で選ばれ、殿堂入りが決定となってしまったNON STYLE・井上裕介。不名誉な1位ながらも、自信満々で登場した井上は客席に向かって投げキッス。「(オシャレとダサイを合わせて)3000票を獲得してるのは、僕しかいない。(洋服全体に漂う宇宙っぽさも)スター性の表れです」と堂々としたものです。
左肩に引っ掛けた真っ赤なジャケットは「寒がっている女の子にかけるため」と実演してみるものの、かけられた中野に本気で嫌がられ、周囲を困惑させていました。
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ポジティブ思考な井上の暴走は止まりません。
「今日の又吉のファッションは中の上。僕は上の下!」と言い放ち、「僕と又吉のファッションなんてほとんど変わりませんよ。帽子やメガネとか小物を使ってるか使ってないかの差です」と自信満々に答えますが、いざ又吉から借りた帽子とメガネを着用するととんでもないことに!
出演芸人から「こんな昭和のコメディアンいる!」「吉本百年物語に出てきそう!」など失笑されたものの、「これからもオンリーワンの存在でいたいと思います!」と自信を誇示していました。
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会見終了後の囲み会見では、熱愛報道をネタにレポーターや芸人からイジられまくった綾部。終始あたふたしながらも、「今日は相方が1位なんですから、相方に注目してくださいよ! ほら、マンスリーよしもとも……」と手に取り、表4を飾っている自身初主演ドラマ『赤川次郎原作 毒<ポイズン>』(10月4日、読売テレビ・日本テレビ系にて23時58分よりスタート)についてアピールすることも忘れませんでした。
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なお、詳しいランキングは本日10月1日(月)発売の『マンスリーよしもとPLUS 11月号』で掲載されています。ぜひともお買い求めください!

●掲載誌情報
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マンスリーよしもとPLUS
価格:500円(税込)
発行:ヨシモトブックス
http://www.yoshimoto.co.jp/myp/

10月1日(月)発売!

【ピース】【デンペー】【サカイスト】【向井慧】【パンサー】【NON STYLE】【大村朋宏】【トータルテンボス】【藤原一裕】【ライセンス】【馬場園梓】【アジアン】

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333万枚突破記念!人志松本のすべらない話DVD BOX発売!

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フジテレビ大人気バラエティ 最新作!
「人志松本のすべらない話 333万枚突破記念 3大会収録 完全生産限定BOX」が2012年11月21日(水)発売します。

本編DISC3枚に特典DISCがついた4枚組。
今作より“未公開のすべらない話”を盛り込んだ「ディレクターズカット版」に!よりスタジオ収録の臨場感が伝わります!

今年6月に放送された最新作を含む3大会を収録!特典ディスクにはスピンオフ大会も!

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≪収録内容≫
(DISC1)
第20回記念大会
*2011年6月25日(土) 21:00~23:10放送
松本人志、千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、ほっしゃん。、河本準(次長課長)、
ケンドーコバヤシ、木村祐一、兵動大樹(矢野・兵動)、小籔千豊
三遊亭円楽、ガダルカナル・タカ、勝俣州和、後藤輝基(フットボールアワー)、
綾部祐二(ピース)、真栄田賢(スリムクラブ)、川原豪介(BLUE LIVER)

(DISC2)
ゴールデン10回目の放送!第10代MVSに輝くのは誰だ!?  
*2011年12月23日(土) 21:00~23:10放送
松本人志、千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、ほっしゃん。、河本準一(次長課長)、
ケンドーコバヤシ、木村祐一、兵動大樹(矢野・兵動)、小籔千豊
東貴博(Take2)、西尾季隆(X-GUN)、設楽統(バナナマン)、バカリズム、
秋山竜次(ロバート)、又吉直樹(ピース)、田中卓志(アンガールズ)

(DISC3)
2012年6月23日(土) 21:00~23:10放送 人志松本のすべらない話
松本人志、千原ジュニア(千原兄弟)、宮川大輔、ほっしゃん。、ケンドーコバヤシ、
兵動大樹(矢野・兵動)、小籔千豊
恵俊彰、設楽統(バナナマン)、ビビる大木、塚地武雅(ドランクドラゴン)、猫ひろし、
後藤淳平(ジャルジャル)、渡辺直美、北見寛明(ベイビーギャング)

(特典ディスク)
2012年6月16日放送 大輔宮川と準一河本のすべらない話、ほか撮りおろし企画等を予定

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本日発売!今号マンスリーよしもとPLUSは「オシャレ芸人ランキング2012」

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「マンスリーよしもとPLUS」11月号が10月1日(月)発売になります。
11月号の特集は、「オシャレ芸人ランキング2012」 !
15000を上回る投票の中から栄えある1位に選ばれたのははたしてだれか!?
ダサいランキングにスーツ、ジーンズなどの各賞まで一気に発表!

※地域により発売日が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
 定価500円(税込)

また、11月号発売記念!『マンスリーよしもとPLUS』キャンペーンを開催します!
是非お越しください!

▼イベント内容:特典付き販売
■東京・新宿 ルミネtheよしもと(よしもとテレビ通り)
特集掲載の生写真のどれかが当たる!
・オシャレ芸人1位~5位、各賞受賞者
※定期購読者へ配布している握手会参加券持参の方は希望の写真をプレゼント(お一人様1枚)
■大坂・よしもとテレビ通り なんばグランド花月店(なんばグランド花月1階)
・特集掲載の生写真(オシャレ1位ほか)を抽選でプレゼント【限定100枚】
※定期購読者へ配布している握手会参加券持参の方にはもれなくプレゼント(お一人様1枚)


▼イベント内容:握手会
当日、『マンスリーよしもとPLUS』をお買い上げいただいたお客様に握手会にご参加いただけます。出演者・時間は予定です。当日、やむをえない理由により変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
■東京・新宿 ルミネtheよしもと(よしもとテレビ通り)
10月3日(水)18:15 サカイスト
10月7日(日)13:00 ジャングルポケット

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しずる、ジューシーズらの芸人が7日間で完成させる7コマ漫画配信開始!

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動画配信サービス「JOOKEY(ジョーキー)」(URL:http://jookey.jp/)では、与えられた「お題」に沿って、1日1人1コマずつ漫画を描き月曜日~日曜日までの7日間で全7コマの物語を完結させる大喜利要素たっぷりの番組「日刊JOOKEY7コマ漫画」Season2の配信を開始いたしました。

気になるSeason2のメンバーは、Season1から唯一の連続出演者ミスター7コマ!?「麒麟・川島」、キングオブコント2012ファイナリスト「しずる」、人気急上昇中の若手トリオ「ジューシーズ」、絵心ありすぎる芸人「オリエンタルラジオ・中田」の7名。

今回も芸人ならではの奇想天外な発想が番組を加熱させ、ストーリーは毎日めまぐるしく展開!!漫画制作中の爆笑トークなど見どころ満載となっています。また、今回はSeason2公開記念として有料コンテンツを無料配信するTwitter™キャンペーンも開催しています。

「JOOKEY_PR公式アカウント(@JOOKEY_PR)」からの【日刊JOOKEY7コマ漫画「お題:宝くじ」】②コマ目~⑦コマ目に関するキャンペーン告知ツイートに対し、公式リツイートがそれぞれ30件を超えた場合は有料コンテンツである【日刊JOOKEY7コマ漫画「お題:宝くじ」】を順次、無料公開していきます。
キャンペーンの詳細は、「JOOKEY_PR公式アカウント(@JOOKEY_PR)」をご覧ください。

現在は、【日刊JOOKEY7コマ漫画「お題:宝くじ」】①コマ目(オリエンタルラジオ・中田)、②コマ目(麒麟・川島)が無料配信となっております。

≪無料動画URL≫
■【日刊JOOKEY7コマ漫画「お題:宝くじ」】①コマ目!オリエンタルラジオ・中田
http://goo.gl/xJuaf

■【日刊JOOKEY7コマ漫画「お題:宝くじ」】②コマ目!麒麟・川島
http://goo.gl/bG4xo

7日間で出来上がる予測不能な「7コマ漫画」、みんなで公式リツイートをして最後までお楽しみ下さい!!

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≪JOOKEY(ジョーキー)とは?≫
オリジナルコンテンツを毎日お届けするマルチデバイス対応の動画配信サービス!
旬の話題に芸人独自の目線で斬り込む「JOOKEYニュース」や楽屋裏トーク、コント番組など、現在2000本以上のコンテンツを配信中。

≪対応デバイス≫
フィーチャーフォン/スマートフォン/タブレット端末/パソコン(未対応キャリア・端末あり)

≪利用料金≫
月額315円(税込)
※docomoでは30日間無料キャンペーン中
※au では携帯電話(フィーチャーフォン)では初月無料(次月継続時)、 スマートフォンでは初回に限り30 日間無料キャンペーン中

(最新情報はコチラから↓)
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Facebook:http://www.facebook.com/JOOKEY.PR
mixi:http://p.mixi.jp/jookey
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『KOYABU SONIC』2日目、小籔千豊がコメントを発表!

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2008年7月に行われた大阪城音楽堂での第1回公演以来、回を重ねるごとにスケールアップしている『KOYABU SONIC』が今年も、9月29日(土)、30日(日)の2日間、行われました。

今年は台風を懸念する中での開催となり、29日(土)は予定通り野外の舞洲コヤブソニック特設会場で行われましたが、30日(日)は朝7時の時点で開催を決定したものの暴風雨のため一時中断。会場を特設会場からすぐに位置する屋内の舞洲アリーナに移動し、14時前に再開しました。体育館のアリーナにステージをセッティングし、簡易な機材での対応となりましたが、最後まで多くのお客様が楽しんでくださいました。

イベント途中には小籔千豊が、舞洲アリーナでの開催に至る経緯や、その心境を語りました。

「365日のうち2日を選んで、“そこに台風が直撃するような奴は絶対に売れへんから、ここでええねん”とか、9ヶ月くらい前の『コヤソニ』の会議の時に大きいことを言ったんですけども、見事に直撃して…。でも、キョードー大阪さんが機転を利かせてくださったおかげで舞洲アリーナにお客さんも移動できて、いつもの『コヤブソニック』に比べると機材も十分じゃないですけども、代わりとしては十分すぎる環境を整えていただき、なんとかお客様にも座っていただき、盛り上がってくださっています。キョードー大阪の皆さんや吉本のスタッフの皆さんに感謝したいですし、すぐに貸してくださった舞洲アリーナさんにも本当にお礼を言いたいと思います。また、雨でびしょびしょになった後でもお客さんが盛り上がってくれていますし、アーティストの方も盛り上げてくださって、本当にいい感じになっていると思います」

台風17号は29日の時点で関西地区を直撃することが判明。夜の間にも様々な対応策を考案していました。しかし、ひとまず舞洲コヤブソニック特設会場での開催が決定しました。

「お客さんも雨の中、めちゃ盛り上がってくれまして、ダイアンの漫才も豪雨やから受けにくいと思っていたらめちゃ受けて、ET-KINGさんもすごく盛り上がっていたのですが、だんだん風が強くなってきて。“ああ、これは中止か中断か”と思っていたら、舞洲アリーナが空いていると知り、お客さんにずぶ濡れのまま観ていただくのも申し訳ないし、だからといって中断するのも悪いと思っていたので、この2点がカバーできて本当に良かったと思いました」

と、かろうじて開催続行できたことに胸をなでおろした小籔でしたが、やはり“台風直撃”の日を選んだことへの責任は強く感じているとのこと。

「イチローさんがヒットを打った時、“持ってるよね”という発言をされていましたが、この場で本当、“俺、持ってないよね”と言いたいです。僕がこの日にやると言ったことでたくさんのスタッフが動いてくれて、たくさんの出演者が出ると言ってくれて、たくさんの方がチケットを買ってくれて、スポンサーの方も“この日にやるの? それじゃあお金出そうか”と言ってくださいました。そんな皆さんの思いをすべて台無しにするこの暦チョイス…。暦チョイスのセンスがなさ過ぎて本当に申し訳ないと思います。もし来年、何かイベントがありましたら、今日来られなかった方々の分まで、お笑いや感動をお届けできるよう精進し、自分もスキルアップしないとならないと思っております」と神妙な面持ちで語りました。

『KOYABU SONIC 2012』は、悪天候に見舞われながらも多くの皆様のご理解とご協力を得て、2日間を終えることができました。本当にありがとうございました。

【小籔千豊】

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吉本百年物語9月公演「焼け跡、青春手帖」が千秋楽!

今年4月より月替わりで上演している吉本百年物語。その、9月公演「焼け跡、青春手帖」が9月30日(日)千秋楽を迎えました。

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この日は大型台風の影響で大阪市内も暴風雨となりましたが、劇場には多くのお客様がご来場くださり、時間どおりに開演されました。物語の舞台は昭和25年。戦争で寄せ小屋を失った吉本興業ですが、林正之助(ぼんちおさむ)は、進駐軍専用のキャバレーや映画館経営で稼ぎに稼いでいました。一方、ただひとり吉本に残った芸人のアチャコ(兵動大樹)は漫才を捨て、映画の仕事ばかりしています。そこに、アチャコを起用してラジオ番組を作ろうという動きが。そして、相手役には浪花千栄子(黒谷友香)しかいないとなるが、千栄子は既に芸能界から身を引いていて…。
エンディングは、出演者と観客が名曲「青い山脈」を合唱し一体に。興奮冷めやらぬ中、まずは黒谷さんがあいさつします。「台風が来て大変な日だったのに、皆さんに劇場に来ていただき本当にありがたいです。9月公演、あっという間に千秋楽が来ました。本当に楽しかったです」とにっこり。おさむも「芝居をすると仲間意識が生まれるんですよね。このメンバーとはファミリーになれた気がします。また再演があったらいいなというのが本音です」と名残惜しい様子です。また、作家・長沖一役の松澤一之さんは「なんばグランド花月の舞台に立たせていただき、熱湯のようなパワーを味わえました」。社員の橋本役を演じた高川裕也さんも「僕も同じく、なんばグランド花月は客席との一体感がすごく味わえて最高でした!」と満足な様子で話されていました。そんな中、次回10月公演に出演する内場勝則、千原せいじ、小西美帆さんが舞台に駆けつけました。

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内場は「次の10月公演は花紀京さんと岡八郎さんの物語で、吉本新喜劇の誕生が描かれます。順調に稽古も進んでいるのでぜひ見に来てください」とアピール。一方、せいじは「ちゃんと稽古してますから!」と一言。小西さんは「きっと皆さんに楽しんでいただける舞台になります。ぜひ来てください」と話されていました。

その後の記者会見では、改めて黒谷さんが9月公演出演の感想を話されました。「まだ興奮が冷めていませんが、本当に素晴らしいキャストの皆さんに囲まれて感謝しています。また皆さんとどこかでご一緒できればなと。あと、もっともっと多くの皆さんに吉本百年物語を見ていただきたいです」。また、兵動は「どの月もそうだと思いますが、本当に良いメンバーに囲まれていたので終わりは寂しいですね。9月公演に出させていただいて本当に良かった」と感無量の様子です。一方、おさむは「僕には(口で)『コンコン』と言うクセがあるんですが、芝居中はずっと我慢してました。でも、黒谷さんと兵動のええシーンを見ると、思わず『コンコン』をしてしまってスタッフに怒られてました(笑)」とカミングアウトしていました。また、10月公演組も現在の稽古の様子を明かします。内場は「今、すごくいい感じで進んでいます。実は、せいじが岡八郎さんに見えてしまうくらいなんです(笑)」。すると、せいじは「もうね、ええ気分で稽古させてもらってますよ」と話し、笑いを誘っていました。吉本百年物語10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」は10月7日(日)に幕を開けます。内場とせいじによる吉本新喜劇誕生の物語。ぜひ劇場でご覧ください。

吉本百年物語10月公演「これで誕生!吉本新喜劇」
10月7日(日)~31日(水)
なんばグランド花月
1階6000円 2階5000円
出演:内場勝則、千原せいじ、小西美帆、金山一彦、末成由美 ほか
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/october/ticket.php

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『吉本百年物語』10月公演に出演の俳優・金山一彦さんに直撃インタビュー!

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 今回で第7弾目となる『吉本百年物語』。10月公演は、吉本新喜劇の誕生期を描いた「これで誕生!吉本新喜劇」が上演されます。ときは昭和35年。国民的人気漫才師・横山エンタツの息子として生まれた花紀京は、自らも芸人の道を歩み始めていました。おりしも吉本が、演芸小屋「うめだ花月」を再開し、自社の芸人を育てようとしていた頃。そんなとき、花紀京の前に研究生として現れたのが、一歳下の岡八郎。この奇跡的な出会いと共に、将来、二大看板として吉本新喜劇黄金期を築いた2人の青春時代を描いた物語です。
 今回の物語のストーリーテラー、笑福亭松之介を演じる俳優・金山一彦さんに、舞台の魅力や意気込みを尋ねました。

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――『吉本百年物語』に出演が決まった時の、周りの方々の反応はいかがでしたか?

金山「『吉本百年物語』に出演することをFacebookで告知させてもらったら、先輩の渡辺徹さんから『僕もNGKに出させてもらったことがあるよ!』と返事がありまして(笑)。僕は大阪出身なので、お笑いのメインの劇場であるNGKの舞台に立てるのはもちろん感激ですが、関西出身じゃない人にとっても特別な場所なんだなと感じましたね。あと、僕が大阪に約1カ月間、滞在するということで、小学校時代の同級生が11年ぶりに『同窓会をしよう!』と意気込んでいます。舞台も、『同級生全員で見に行く』と言ってくれているんですが、『頼むから2階席で見て』と伝えています。1階席に、懐かしい顔がズラリと並んでいたら、笑ってしまいそうで(笑)」

――同窓会も楽しみですね! 大阪出身だと、やはり吉本新喜劇は身近なものでしたか?

金山「僕のおばあちゃんがとにかく岡八郎さんが大好きで、岡八郎さんが出てきたら、『ほれ、おかちゃん出てきた! おかちゃ~ん!!』とテレビに向かって声援を送ってましたね(笑)。僕は花紀京さんの大ファンで、よくおばあちゃんと『新喜劇、見に行こうか!』と、うめだ花月に行っていました。いまだに当時の新喜劇のワンシーンを思い出しては笑ってしまうことがあります。舞台に出てきただけで笑ってしまう、そんな空気がお二人にはありましたよね。スターになってからのお二人の姿しか知らないので、今回の台本を初めて読ませていただいたときは『新喜劇誕生のときって、こんなんやったんか!』と興味深かったです」

――今回、金山さんが演じる笑福亭松之介の役柄で、驚いたことがあったそうですね。
金山「新喜劇ができたばかりのときに、落語家である松之介師匠が脚本にかかわっていたことですね。今回、初めて知って『へぇ、そうやったんか!』と正直、驚きました。松之介師匠は、10年以上前に毎日放送の『シンシア~介助犬誕生物語』というドラマで共演させてもらったことがあるんです。そこでのセリフのやりとりを今もよく覚えています。演じるときは、当時の松之介師匠の立ち姿やしゃべり方を思い出しながら、役作りしていきたいと思っています」

――今回の、共演者の内場勝則、千原せいじの印象はいかがですか?

金山「内場さんにお会いした時は、ずっと新喜劇で見ていた方ですから『あっ!』と少し緊張しました(笑)。以前、バラエティ番組を見ていたとき、内場さんと奥様の未知やすえさんが出演されていて、奥様が内場さんのことを『芝居のことを、ものすごく考えている人』とおっしゃっていたので、これを機会に芝居の“間(ま)”など、学ばせてもらいたいところがたくさんあります。せいじさんは、今回、初めてお会いしたんですが、ジュニアくんとは映画で共演させてもらったことがあり、いろんな話を聞いていたので、“知り合いのお兄ちゃん”という感じで気さくにお話することができました」

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――最後に、読者の皆さんにメッセージを!

金山「大スターが、どのように誕生したかが一番の見どころだと思います。さらに、新喜劇が誕生したばかりの頃は落語家さんも脚本にかかわっておられたというのも、僕にとっては驚きの裏話でした。何か新しいものを作ろうという過程で、いろんな要素を入れて、アイデアを出し合って、もがいて生み出されたのが吉本新喜劇だったんだなぁ、としみじみします。僕自身も新喜劇が大好きなので、『新喜劇ってこんなコンセプトがあったんや、なるほど、言われてみればそうだな』とすごく納得しましたね。見に来られる方々も『なるほど!』と思うことがたくさんあると思いますよ」

吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
10月公演『これで誕生!吉本新喜劇』

公演期間:10月7日(日)~31日(水)※10月11・12・13・18・19・23・25日は休演
会場:なんばグランド花月
開演時間:平日・土曜・祝日19:00(18:30開場)、日曜16:00(15:30開場)
料金:1階席6000円、2階席5000円(全席指定)
出演:内場勝則、千原せいじ、小西美帆、金山一彦、荒谷清水、久野雅弘、おかけんた、おかゆうた、平田敦子、武内由紀子、中野公美子、渡辺吾郎、末成由美、島田一の介

※チケット発売中!
チケットよしもとお問い合わせ専用ダイヤル ☎0570-036-912(10:00~19:00)
http://www.yoshimoto.co.jp/100th/monogatari/

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