吉本超合金DVDオモシロリマスター版』発売記念「吉本超合金スペシャル上映会&トーク」@ルミネtheよしもと
4月13日(日)、『吉本超合金DVDオモシロリマスター版』発売を記念したライブ「吉本超合金スペシャル上映会&トーク」が、ルミネtheよしもとにて開催されました。
『吉本超合金』とは、1997年から2000年にかけて、テレビ大阪をキー局に放送され、毎回、FUJIWARAと2丁拳銃が体当たりのロケを行い、さまざまな爆笑企画を生み出した伝説のバラエティ番組。このたび『吉本超合金DVDオモシロリマスター版』としてDVD化され、3月24日に4巻同時発売されたことから、大阪&東京での記念ライブが決定。11日の大阪に続き、東京・ルミネtheよしもとでもイベントが行われました。
なんといっても『吉本超合金』は東京ではオンエアしていなかった番組。ということもあってか、大阪のように満員御礼……とはいかなかったのですが、それでも会場にはかなりの数のお客さんがつめかけていました。そしていよいよ藤本、原西、修士、小堀が登場。客席を見渡した藤本は開口一番「上等上等! もっと人おらんと思ってた」とうれしそうにしながらも、「だってオンエアしてなかってんで? なんで来たん?」と不思議そう。聞けば大阪からイベントを見にやってきたという人もチラホラいて、「どんだけ吉本超合金好きやねん(笑)!!」(藤本)とツッコまれていました。
まずは番組の放送当時を振り返ってのトーク。今では絶対テレビで放送できないようなことばかりやっていたと語ります。いろんな局でもネットされましたが、和歌山ではなんと番組が1回で終わってしまったらしく、みんな「そんなこともあったなぁ(笑)」と懐かしそう。小堀は「僕、ウ◯コとデートしてました」と語り、藤本に「ウ◯コに向かって愛をささやいてたなぁ」と言われていました。また、公園でモデルガンを撃ち合うロケの思い出話になり、「めっちゃ痛かった」(小堀)、「よう生きてたっていう話やで」(藤本)と、辛い思い出も振り返ります。修士は「なんかいうたら交差点でチューしてましたね」と語り、原西は“寝屋川横断ウルトラクイズ”という企画で、原西のオカンが自宅マンションから原西らに向かってカラアゲを投げてきたという思い出を語り、藤本に「おまえの今の活躍を、オカンも地獄で見守ってるわ」と言われ、「上、上! 上行かしたって!」と懇願します。
また、当時、東京に行くことになった2丁拳銃が『吉本超合金』から卒業したという話になったとき、藤本に「でも、意気揚々と東京行って、全っ然売れへんやん!!」と大声でツッコまれ、しょぼんとする2丁拳銃。しかし、しょぼんでばかりもいられません。なんと先日、4人目の子どもが誕生したばかりという小堀。「だから、このDVD、ホントに売れてほしいです!」と熱く語っていました。
さらに、イベントで超レアな吉本超合金スタッフジャンパーを5名にプレゼントする旨を伝えたところ、客席から「ほしい〜」という低い声が。その声を聞いた小堀が「年齢の上がり方が……。昔やったら『キャー!!』って言うてたのに、今は『ほしい〜』って低いトーンで……」と言うと、藤本が「ノドがもう……アカンねんて」とかばいます。なんといっても今から17年前の番組。リアルタイムで見ていた人は今、ほとんどの方が30歳以上だと思われるので、声のトーンが低いのは許してもらいたい、ときっとお客さんも思っていたことでしょう(笑)。
そしていよいよDVDの上映です。上映方法は、テーマごとにベスト3を決め、それを発表していく形式で行われました。
まず最初のテーマは、「体を張ったロケベスト3」。3位は「洗車機に原西」。原西が洗車機で体を洗われるというこのロケの原西を見て、みんなが「生まれたてのゴリラやん(笑)!」と絶賛! 2位は「ピッチングマシーン」。ピッチングマシーンの放つボールを、キャッチャーマスクで挟むというチャレンジ企画に、笑いとともに思わず「痛そう……」の声も。そして1位は「人面グソ爆破」。人面グソに扮した藤本が、みんなに「ウ◯コ、ウ◯コ〜!」とはやしたてられながら、爆竹の爆破に耐える、というもの。藤本いわく「爆破が辛いんじゃないねん。いくらバラエティでもウ◯コウ◯コ言われたら悲しなってくんねん」と、どちらかというと精神的に辛かったと当時を振り返ります。
ここから、他に辛かったロケは?という話になり、藤本が「ハゲた汗だくのおっさんがにぎったおにぎり食うのも辛かった」と言えば、原西も「急に顔がパーッと腫れたことあった」と話しますが、それには「それはおまえの病気やないか! なんでも超合金のせいにすんなや」と藤本にツッコまれます。また、原西のギャグである「耳祭り」をホントの祭りにしようという企画で出演したバッファロー吾郎A(※当時は木村)が足の小指の爪を踏まれて怒っていたという小さなエピソードを楽しそうに話す藤本に、「怒ったなぁ〜。あんときほんま怒ってた」と修士も感慨深げに語ります。
続いてのテーマは、「罰ゲーム名場面」。3位は「修士の豆腐クラッシャー」。みんなが修士に豆腐をぶつけていく、というシンプルな罰ゲームですが、修士いわく「あれめっちゃ痛いっす」とのこと。このシーンには雨上がり決死隊も出ていたのですが、ホトちゃん(蛍原)が豆腐を外す、というシーンが地味にウケていました。2位は「フジモンのまたみこし」。棒にまたがった状態で、みこしのように上げ下げされるという、これまた痛〜い罰ゲームです。そして1位は「原西の『低周波社長』」。原西が低周波を受け、プルプルしながらタバコに火をつける映像が爆笑をさらっていました。
ここで小堀が突然思い出したように「僕、殴られて『血ぃ〜』って、血を見せるギャグありました。普通バラエティでは血は隠すもんやのに」と話すと、藤本に「え? どんなんやっけ。覚えてへんから今やってみて」とムチャぶりされ、「なんでやねん!」とツッコむ一幕も。他に印象深かった罰ゲームは?という話題では、納豆と一緒にふとん圧縮袋に入れられる、という罰ゲームや、電子レンジで熱々にしたメガネをかけるという罰ゲームの話になり、その罰ゲームを受けたバッファロー吾郎Aのことを「また木村がスネてたわ〜」と藤本が話し、修士に「こっちが悪いんですって!」とたしなめられていました。
次は「名物ベスト3」。まずは第3位、「名物企画『牛乳ファイト』」。メンバーが街に出て、一般の皆さんに瓶入り牛乳を飲んでもらい、お題に合わせたギャグで飲み干すまでに笑わせたら勝ちというもの。2位は「名物素人『マネするおっさん』」。指令を受け、マネを続けるおっさんの熱演が見物です。そして1位は「名物ノリ『ケチャ』」。修士が始めたケチャックダンスに次々とメンバーが加わっていき、最後に「チャチャチャ!!!」と叫んで終わり、という、なんともシュールなダンス(?)に、客席は大爆笑!!! 藤本は「何コレ? なにしてんの?」と昔の自分たちにあきれ顔で、「こんなんまったくウケへん可能性もあったのに、めっちゃウケてくれはったで」と客に感謝します。せっかくなので、みんなでやってみよう、ということになり、最後は客席も巻き込んで「ケチャ」をやることに。結果、会場はおおいに盛り上がったのですが、藤本は「やったらなんかわかるかと思ったけど、やっぱりわからんかった」と、残念ながら当時のノリを思い出しきれなかった様子でした。
ここで当時のギャグを振り返るメンバー。原西のギャグに「みっつ、ふたつ、ひとつ、ぜろつ」というフレーズがあったことに、藤本が「“ぜろつ”て、なに言うてんねんコイツ。当時から」と呆れます。この頃は藤本にもギャグがあったそうで、例えば歴史シリーズのギャグなんかは「関根(勤)さんより早かったんちゃう?」と振り返ります。当時の歴史ギャグには、ペリーの「私の乗ってきた船どれ?」や、織田信長のマネで、「(ゾウリを履こうとして)熱っ!!」などがあったそうで、どれもかなりウケていました。
ラストは「原西が選ぶベスト3」。3位は「ケンカを売る原西」。指令を受け、街中で外国人にケンカを売り、その後すぐに謝る原西が見物です。2位は「3年B組ゴリ八先生」。ゴリ八先生(原西)のメチャクチャな講義に会場は大爆笑! また、「彼は人なり 我はゴリなり」という名言(?)も生まれていました。そして1位は「几帳面な原西」。奈良ドリームランドでのロケで原西が全裸で登場したあと、メンバーが原西の脱いだ衣類が丁寧に畳まれて置いてあるのを見つけて爆笑するというシーンが流れ、その行動のギャップに会場も沸いていました。また、ドッキリ企画で怖かったものは?という話になり、藤本が「パン屋でパンを食い逃げするのが怖かった」と告白。ロケバスは藤本を見捨てて先に現場を離れたのに、「逃げて、最終的にロケバス追い越してましたもん」(小堀)というぐらい怖かったんだとか。藤本はビビリという性格をスタッフに知られてからというもの、しょっちゅうドッキリにかけられていたのだそう。
そして、最後に会場限定の、DVDには入っていない映像が流れることに。そのVTRは『#105「シネマ超合金」より ケツを洗え』、『#105「シネマ超合金」より 海に向かってストリップ』の2本。海でほぼ全裸のメンバーがみんなで小堀の尻を洗ったり、藤本が水死体のマネをしたりという映像が流れ、「こんなん通報されたら終わりでしょ!」(原西)、「何してんのオレ!? まったく覚えてない」(藤本)と、本人たちがこぞってダメ出しをします(笑)。
イベントもそろそろフィナーレに近づいたところで、罰ゲームをやってみようということに。「超合金ゲーム」で負けたらケツバットしよう!という提案に、「オレ(超合金ゲーム)弱いからイヤや」と言っていた藤本がやはりあっさり負け、原西からケツバットを受けることに。そして次に、あの「またみこし」の棒が登場! 原西がその餌食となり「いっぱい痛いわ!」と嘆いていました。そして、スタッフジャンパーも無事プレゼントし終えた最後の最後に藤本が原西に向かって「最後にケツバットする」と宣言。なぜか原西は「……しゃあないけど〜」と受け入れていました。
今後、この4人でまた、ニコ動をやるかもしれないと話し、「そちらもよかったら見てください」との言葉を最後に、爆笑につぐ爆笑だった上映会&トークイベントは幕を閉じたのでした。
●DVD情報
吉本超合金 DVD オモシロリマスター版1「んんんんんん、ストライィィク」
吉本超合金 DVD オモシロリマスター版2「生きろ生き抜け超合金」
吉本超合金 DVD オモシロリマスター版3「子供に見せたくない番組No.1になりた〜い」
吉本超合金 DVD オモシロリマスター版4「なんだかんだ言っても最後に帰ってくるとこは超合金なんだよね」
各4104円(税込)
発売:よしもとアール・アンド・シー
【FUJIWARA】【2丁拳銃】