ツアー参加者とは今後のディスカッションも!? 9月14日(日)開催のラスベガス公演を開催する陣内智則へインタビュー!
陣内智則が来る9月14日(日)、アメリカ・ラスベガスにて海外公演を行うことになりました!
2011年11月の韓国公演成功後、約3年振りとなる海外での単独ライブ。「ネイティブの方に観に来ていただきたい」と宣言しつつ、英語が一切話せないという陣内。松本人志監督作の翻訳などでも活躍するチャド・マレーンによるマンツーマンレッスンを受けながら、ラスベガス公演へ向けて日々、練習を重ねています。が、現在の陣内の心中にはさまざまな不安が渦巻いている様子。そのあたりの赤裸々な思い、公演に懸ける意気込みなどを訊きました。
——2011年11月の韓国公演以来、約3年振りの海外公演となります。まず、なぜラスベガスでライブしようと思われたのかを伺えますか?
「実は、当時のマネージャー発信なんですよ。“陣内さん、どうせやったらラスベガス行きません?”って言われて。韓国公演の反響が大きかったこともあって、“ラスベガスなぁ、面白そうやなぁ”っていう話から、こんな大変なことになっちゃったんです(笑)」
――……大変ですか?
「大変です! 韓国は、僕のことを知っている方が多くて、ウェルカムな感じやったし、テレビにも出してもらって反応もよく、望まれている感があったんです。けど、今回は僕のことをまったく知らない場所。まず、どうやってお客さんを集めるかっていうところからのスタートですから、正直不安しかないです。それ以外にもウケるんかなとか、英語はできるんかとか。あと、チャドで大丈夫なんか?っていう不安もありますし」
――(笑)チャドさんはオーストラリア人ですから……。
「そうなんです。あの発音、アメリカでも通じるんか?とか。誰を信じたらええねんっていう意味でも不安しかないです」
――ネタの翻訳も、チャドさんがやってらっしゃるんですよね?
「そうですね。最初はチャドに観てもらったなかで“これはイケる”っていうネタをやろうと思ってたんですけど、あいつ、ゲラ(笑い上戸)なんですよ。なんでも面白いっていうんで、信頼できないというか……。日本人にしかわからへんやろっていうネタも“イケる”っていうんで、チャドに任せたらあかんなということで、結局、僕が全部決めました(笑)。そこから、チャドに翻訳してもらった感じです」
――どれくらいのネタ数をやられる予定なんですか?
「8本です。ネタの構成は基本変えないつもりですけど、歌だったり、音楽だったりみたいなところで、アメリカの流行りもんを入れようかなっていう感じですかね。あと、僕が好きなKAMIYAMAさんっていうパントマイム・パフォーマーの方に出ていただきます。よしもとにいる方で、ルミネで観させてもらったことがあるんですけど、海外でもウケそうなパフォーマンスをされているんですよ。やから、ネタとネタとの間に出てもらおうかなと。もちろん、チャドにもストーリーテラーのような感じで協力してもらおうと思ってますけどね」
――言葉なくとも表現できるパントマイムは、ラスベガスの方々にも楽しんでいただけそうですね。
「そうなんです! KAMIYAMAさんはクオリティの高いパフォーマンスをされているんですけど、海外でやるのは今回が初めてなんですって。やから、僕のネタよりパントマイムを観に来てくださいっていう気持ちですよ」
――そんな……陣内さんのネタも観ていただきましょう! 英語の勉強は進んでいますか?
「まだ全然です。僕の場合、ネタを暗記する感じなので、そろそろ追い込んでいかないとダメなんですけど、その前に集客であるとか色々と考えることが多くて……そこまでいけてないんですよ。今はチャドに“これってどういう意味なん?”とか“ほかの使い方はどうなん?”とか聞きながら、単語を覚えていってる状態ですね。ただ、この海外公演を機に、英語に興味を持っていけたらいいなとは思ってるんです。僕、なんにもないところからはできないんで、この機会に英語での仕事を増やして、ゆくゆくは喋れるようになれたらいいなと思いますね」
――そもそも、なぜ世界へ挑戦しようと思われたんですか?
「色んな方から“世界でも通じるんじゃないの?”って良く言われていたんです
——陣内さんのネタは映像を使うものも多いので、確かに伝わりやすそうですね。
「そうなんです。で、ネタ数も結構あるし、やってみようかというところから始まりました。韓国は日本と笑う箇所が似ていたけど、より一緒になって盛り上げようとしてくれる雰囲気があった。アメリカ人も盛り上がってはくれそうですけど、気に入らなかったらすぐ帰るでしょう? それに、スタンドアップ・コメディっていう立って(マイクの前で)喋るスタイルが笑いの主流じゃないですか。僕がやっているスタイルなんておそらく観たことがないと思うんで、どんな反応をしてくれるのか……。ウケないかもしれないし、もしかしたら斬新やと思ってくれるかもしれない。まったくわからない状態ですよね」
――わからなくても、挑戦されるんですよね。
「そうですね(笑)。まぁ、あかんくてもしゃあないやろっていう気持ちもあるんですよ。韓国の時は文化は違えどアジア人で見た目も似てた分、スベりたくないなっていうか、恥をかきたくないなっていうのがあったんですよ。でも、今回は見た目から全然違いますから、しゃあないやろと。日本人はアメリカ人みたく明るくできないし、ストレートなものいいはできないですから。そういう意味では開き直れますよね」
――テレビで活躍するようになると、ライブをあまりやらなくなる芸人さんも多いですけれど。
「そうですね。皆さん、あまりしなくなりますし、ましてや海外でなんてやらんでもいいですよね」
――はい。準備期間もかかるでしょうし、日々の仕事をしながらライブの準備をするのは大変だと思うんですけど、陣内さんはなぜライブをやり続けたいんですか?
「いちばんは、やったことのないことをやりたいから、ですよね。それに、忙しくても単独ライブをやっている方はたくさんいますけど、海外で何公演もやっている人はあんまりいない。海外でやったとしても、現地の日本人を対象にしたライブになりがちですけど、僕はネイティブの人に観てもらえるライブを続けていきたいんです。ラスベガス公演も今は不安ばかりでどうなるかわからないですけどやってみて、ゆくゆくは陣内智則といえば海外でようライブやってるな、と思われるようになれたらいいですね」
――また、日本からのツアーも組まれているそうで。お客さんとは朝食会を行われるんですよね。
「はい。ラスベガスまで観に来てくれるのは、僕のことが好きやからこそ。やから、朝食会ではみなさんと色々喋りたいなと思ってるんですよ。“今後の陣内智則はどうしたらいいですか?”とか、みなさんの意見を聞きたいです(笑)。お金はかなりかかりますけど、僕のパワーになります。ぜひ1人でも多くの方に、来ていただけたら嬉しいです! 宣伝もよろしくお願いします」
――承知しました(笑)。ラスベガス公演が終わっていないので、まだ先のことは考えられないかもしれないですけど……ライブやってみたい候補国はあるんですか? 今、ワールドカップで盛り上がっているブラジルでライブなんていかがでしょう?
「治安悪そうですけど……行くなら楽しい国がいいなと思ってるんで、ブラジルもいいかもしれないですね。スペインとかのヨーロッパも行ってみたいですし、“うちにも来てください”って言われるようになるまでやり続けられたらいいなと思ってます。とにかくラスベガスで成功……。まぁ、成功っていうのは一体なんなのかとも思いますけど、ライブでは準備して覚えた英語を完璧にこなせてウケるように、これから取りかかりたいと思います! ラスベガス周辺に住んでいる日本人の方、お知り合いの外国人の方を釣れて、ぜひ観に来てください。ツアーもよろしくお願いします!」
●公演情報
Tomonori Jinnai's World Tour NETAJIN in Las Vegas
~ The Funny Guy From Japan ~
開催日時:2014年9月14日(日)21時開演
会場:Tommy Wind Theater(http://tommywindtheater.com)
チケット購入は下記サイトにて
http://tommywindtheater.com/shows/tomonori-jinnais-world-tour-netajin-in-las-vegas/
※アメリカ決済となりますので、一部カードにより承認されない可能性がございます
ご了承ください
決済後、チケットをプリントして入場可能となります
公式サイト:http://netajin.com
●開催記念! 陣内智則と行くラスベガスエンジョイツアー
~アメリカで陣内智則を応援しよう!~
http://netajin.com/tour.html
【陣内智則】