よしもとニュースセンター

7月25日より公開となったNMB48主演映画『げいにん!THE MOVIE リターンズ 卒業! お笑い青春ガールズ!! 新たなる旅立ち』の舞台挨拶が7月26日、梅田ブルク7で行われました。

昨年、全国公開された映画『げいにん!THE MOVIE』がヒットし、今年4月にリリースされた映画DVDも大好評。オリコン週間DVDランキングでは総合首位を獲得し、1999年のランキング発表以来、女性グループの映画DVDとして史上初となる快挙を成し遂げ、大きな話題となりました。

そして、その続編である『げいにん!THE MOVIE リターンズ 卒業! お笑い青春ガールズ!! 新たなる旅立ち』がいよいよ公開。第2弾は、今年3月に行われた「第6回沖縄国際映画祭 TV DIRECTOR’S MOVIE部門」にも出品され、既に話題沸騰。また、映画のきっかけともなったNMB48の冠番組である日本テレビ『げいにん!!!3』（金曜深夜25：58～)も絶賛放送中。映画と連動した企画も進行中で、前作を越える大ヒットを目指しています。

今回行われた舞台挨拶では、MCにヤナギブソンを迎え、山田菜々、薮下柊、上西恵、吉田朱里が登壇。映画の見どころや撮影の裏話などを明かしました。

まずは山田菜々から「皆様のおかげで『げいにん! THE MOVIE』第2弾を公開させていただくことができました。私たちもすごく気合が入っている作品なので、早く皆さんに観ていただきたいです。今日は楽しんで帰ってください！」とご挨拶が。そして、山田、上西、吉田、薮下の順に定番の自己紹介をして、会場を盛り上げました。

作品の見どころをたずねられると、「情熱的になって“わー！”ってなっているシーンがあるんです。そこが私は難しかったですね。普段は大きい声を張るとか、感情を込めるとかも、なかなかしないので。何回も撮り直しになって。でも、監督が後で、“あのシーンよかったよ”ってほめてくれたので、そこを注目してほしいです」と山田。普段、声を荒げることがあんまりないという山田は、ヤナギブソンに「“コラー！”って言ってみて！」と促されて一喝するも、迫力に欠けるばかりか、逆に微笑ましい雰囲気になっていました。

上西の見どころは矢倉楓子との絡みだそう。「今回はお笑いのシーンだけでなく、シリアスなシーンもあります。私もシリアスなシーンに出させてもらっていて、矢倉楓子ちゃんにびっくりすることをしているので、そこにも注目してください」（上西）

前作では学生役だった吉田は、今作では上西とともに花屋の店員として出演。「お花屋さんの役で急に現れるので、そこだけしっかり観ておいてください！」とアピールした後、「私、高3なのに学生役じゃなくて、なんで菜々ちゃんが学生役なのかなって…」とかねてからの疑問を吐露。それを受けた山田ですが「その言葉、そのまま返しますよ！」と謎の返答をし、吉田を筆頭に会場全体が「どういうこと？？」とハテナマークになりました。

花屋さんの店員役ということで、ヤナギブソンが好きな花を吉田に尋ねると、「お花にはあんまり興味がないのですが……でもチューリップにします！」。なお上西はひまわり、山田はマーガレットだそうです。

薮下は、「私の役柄は、一言多い、生意気なお笑い部の新入部員なんです。それでいつも菜々さんに何か言われていて。イラッとくるシーンがちょこちょこあるので、そこに注目してください！」。と、役柄について語っていたのですが、「普段から一言多いですけどね。クソガキなんです。ほんまに生意気ですね」と山田。劇中でも、山田が「このクソガキが!!」と3回くらい言っているそうですが、「そう言っているときの菜々さんの顔の方が怖いから！」とすかさず切り返す薮下。「（生意気なのは）こういうところです」と山田も負けてはいません。が、薮下によると普段の山田は「全然怖くないです。いつも口うるさいだけです」。

続いて、裏話を聞きました。

「最後に撮影したとき、ケータリングで出てきたオムライスがめちゃおいしくて、幸せな気分で終えられました」と薮下。

吉田も「撮影が終わってから食べたカレーのナンがおいしかった！」と食事の印象が強かったようです。また、「シリアスなシーンが多い中で、小谷里歩さんがずっとお腹を鳴らしていて、何回もカットがかかったんです。それが5回ぐらい続いて、最終的にはカメラマンさんもお腹が鳴って、シリアスなシーンなのにみんなで爆笑しました！」（薮下）というエピソードもありました。




また、山田によれば上西の演技がとても上手だったそうで、「吉本新喜劇とかに出させていただいたときから上手やなと思っていたのですが、今回、映画を観て再確認しました。けいっちのシーンは難しいシーンだったのですが、いつもの明るい感じではなく、ちょっと冷たいクールな感じで。そこを表せたけいっちはすごいなと思って観ていました」とべた褒め。上西も、「演技はすごく好きで、久しぶりにこの映画で演技をさせてもらって、改めて女優さんになりたいな思いました」と満足げ。反対に、上西から見た山田の演技も「すごく上手」。シリアスなシーンでも伝わってきたとのこと。

そこで再び、山田にシリアスなシーンを想定して「ちょっと、みんなしっかりしようよ！」と言ってもらったのですが、会場からは笑いが起こっていました。

『げいにん!THE MOVIE リターンズ』には、ガレッジセール・川田、ライセンス、ピース・綾部、ケンドーコバヤシといった芸人たちも出演。それぞれ共演者についての感想も聞きました。

「お寺のシーンでライセンスさんも一緒に出演されたのですが、私たちがまっすぐカメラの方を向いて、笑ってはいけない、ポカーンとしているシーンを撮っていたとき、井本さんがカメラの後ろでずっと変顔して笑わせてきたんです。それでミルキーがこらえきれず笑ってしまって、もう1回撮り直しました」（山田）。

「ケンドーコバヤシさんは、お笑い部の顧問役なのですが、部室に入って来るとき、毎回アドリブで何か一言、言うんです。それが面白くて。みんな困るんですけど、撮り直しはなくて、そのまま使われていました。ケンコバさんのシーンはアドリブです」（薮下）。

次に、これからやってみたい役柄を聞きました。

「私は今年で学生が最後なので、学園ものがしたいですね。見た目もこんな感じなので意地悪な役がしたいです。前回の『げいにん! THE MOVIE』でも、お笑い部をバカにするというイケズな役だったのですが、（イケズな役は）やっていて面白いです。こういう役が似合うと言われますし、自分でも似合うやろうなぁって思うので」（吉田）。「私はミステリアスな役をやってみたいですね。サスペンスとかも」(上西)と、それぞれ具体的に語る中で、「私は妖精！」と言い放ったのは山田。

吉田によると、ちょっと変わった声色の持ち主ゆえ、「妖精の役ができそう」と撮影中も自ら話していたとか。「声が変なのは自分でも分かっているので、それならほかの人には持っていないものをやろうと。妖精とか、もしかしたらできるかもと思ったんです」という山田のコメントに、妖精の役をやってみてほしいと促すヤナギブソン。会場からの期待も受けて、両手を羽に見立てて、８の字を描きながら、舞台の端からセンターへと移動。そして、かわいらしい声で「マーガレットの妖精だよ～！」となりきったのですが、大歓声が上がる中、「おそろしい…」（薮下）「鳥肌ものですね…」（吉田）と、メンバーはいたってクールな反応を示していました。

そんな山田の妖精アピールで舞台挨拶のトークは終了。最後にメンバーを代表して薮下がご挨拶。

「大ヒットしたいので、また来年もみんなで映画に出たいので、皆さん10回以上、観てください！　お願いします！」と熱くPR、大ヒットを祈願しました。

●作品情報
『げいにん!THE MOVIE リターンズ 卒業! お笑い青春ガールズ!! 新たなる旅立ち』
出演：山本彩、渡辺美優紀、山田菜々、小笠原茉由、小谷里歩、薮下柊、矢倉楓子、上西恵
川田広樹（ガレッジセール）、ライセンス、綾部祐二（ピース）、ケンドーコバヤシ、田中律子

企画プロデュース：秋元康　監督：内田秀実　脚本：松田裕子

7月25日(金)より新宿バルト９、池袋シネマ・ロサ、梅田ブルク７ほか全国順次公開
詳細は、公式サイト（http://www.nmb48.com/geinin-movie2/）でご確認ください。