「吉本だからできること」と石井一久、『FA ふるさとアスリート』プロジェクトがスタート!
8月14日(木)、吉本興業株式会社東京本部にて『ふるさとアスリート概要発表記者会見』が開かれ、石井一久が出席しました。
2011年4月より進めている「あなたの街に“住みます”プロジェクト」では、47都道府県に芸人とエリア社員がそれぞれ移り住んで、各地域を活性させるべく、さまざまな活動を繰り広げています。また、地域を舞台とした「よしもと ふるさと劇団プロジェクト」も各地で開催。そういった地域との共同プロジェクトで培った経験を生かし、「スポーツの力で日本を元気に。夢を応援する」をテーマとした、「ふるさとアスリート(略称FA)」を立ち上げることになりました。
同プロジェクトの概要説明のため、登壇した石井。「僕が(この会見に来てくれると)考えていた人数は5~6人だったので、(こんなに多くの人を目の前にしてだと)緊張して喋れないかもしれません。(上のビジョンの)右端くらいを見て、僕の顔は見ないでください」と、相変わらずの飄々とした物言いで説明し始めました。
「日本だけではなく世界でもアスリートたちは活躍していますが、その舞台に上がるための基礎は地域にあって、いつかは恩返ししたいという思いは、アスリートなら誰しも思っていることだと思います。地元とマッチングすることで、日本や地域を元気にできる夢の扉を開けられるんじゃないかなと思っています」と、プロジェクトへの思いを。この活動を通して、オリンピックに出場できる選手を育てることも目標としているようですが、「2020年の東京オリンピックに、と考えている訳ではなく、10年後、20年後を見てスタートさせた企画。オリンピックやそれ以外の世界競技に出場した経験を、また選手が地元に戻ってしっかりと伝えていくというサイクルができれば、アスリートの育成はもちろん、地域活性にもつながります」と念を押します。
また、「シニア向けの活動で基礎体力をつくったり、子どもたちの課外授業のお手伝いもできれば」と付け加えつつ、それら全ては「吉本だからこそできることだ」と断言します。「入社してからスポーツで地域活性のお手伝いをできればと思っていたんです。吉本ってメジャーリーガーをたくさん輩出してサポートしている。そういう芸能事務所ってなかなかないというか、ここのマネジメントしかないと思います。また、ただメジャーに行かせるだけではなく、選手の成功をいちばんに願っている方々もいらっしゃる。僕もそんな人たちのお手伝いをしたくて、吉本に入りました」と説明しました。
会見に出席していた報道陣から「すごく喋れるようになりましたね」とささやかれるほど、自らの熱い思いを話し続けた石井。「緊張して来たんで、挨拶は終わります」と突然、話を終えると、報道陣からは笑い声が起こりました。
ここで、同プロジェクトに参加したいという思いを持った弊社所属のアスリートたちからのメッセージが流されます。
ボストン・レッドソックスの田澤純一選手は「出身は横浜です。たくさんの方々にお世話になって来たので、これをきっかけに地元の方々と触れ合えれば」とコメント。
「出身が宮崎県。お世話になったたくさんの方に恩返しできるのが楽しみ」と発言したのは、カンザスシティ・ロイヤルズの青木宣親選手。
ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹選手は、「このプロジェクトに興味を持っています。大阪出身ですが、広島でのプレー経験もあり、大阪・広島の方々にいろんなことを伝えていきたいと思っています」と力強く宣言。
現在、四輪のレーサーとして活躍する青木拓磨選手は、「ぜひ協力させていただきたい。僕自身も子どもバイクの教室を行なったり、レースの取材をしたりしています。今までお世話になった人や子どもたちに目標を持つ素晴らしさを伝えていきたい」と熱く語ります。
レーシングドライバーの脇阪寿一選手は「僕らの基礎にあるのは、車を安全に目的地へ運ぶ技術。一般の方に伝えることで、交通事故撲滅を目指した活動もしています。出身の奈良県の方々にそういった技術を伝えることで、事故を減らせれば」と、社会貢献の立場からの取り組みも考えている様子。
プロゴルファーの全美貞選手は、「いずれ韓国でも広げていきたい」と意欲をのぞかせました。
さまざまなメッセージをじっくり見ていた石井は「大根役者みたいな人から、自分の気持ちを伝えた方まで、さまざまいました」と、ひといじり。会見後の囲み取材で「青木選手なんか本当は熱い人なのに、うまく話せないからと原稿をまとめたものを読んでいたので……」と説明していましたが、この発言に対しての大きな笑い声が会場を包みました。
石井自身は「個人的なことを言うと怒られちゃうかもしれないですけど……」と前置きしながら、「お年寄りだったり、スポーツで挫折した小さいお子さんのメンタルケアもしていきたい。ふるさとアスリートの治療院ができてもいいでしょうし、(スポーツの)技術を向上させるだけではなく、メンタルや体のケアにも力を入れていきたい」と展望しているよう。
「吉本にいるアスリートだけではなく、プロからアマチュアまでが集まって、じっくりとミーティングしてできることを探していきたい。とにかく短いスパンでは考えていないので、丁寧にしっかり取り組んでいきたいなと思います。また、お金第一にはなって欲しくないので、プレゼン能力のある方に応募していただきたいです」と呼びかけ。「熱い気持ちだったり、こういうところで貢献したいっていうプレゼンをしてもらった中から選ばせていただきます。プレゼンも上手い下手は関係なく、大事なのは熱です。一緒にやらせていただきたいと思ったものに関しては、僕なりいろんなアスリートの方に協力してもらいたい。各地域には“住みます”芸人さんもいますんで、みなさんと一緒に地域貢献できれば」と意気込みました。
「FA ふるさとアスリート」プロジェクトは、本日より応募開始! 詳しい応募の概要は、公式サイト(http://fa.yoshimoto.co.jp)をご覧ください。プロアマ問わず、アスリートのみなさん、地元をスポーツで活性させたいと真剣に考えているみなさんの熱いご応募をお待ちしています!
●FA ふるさとアスリート
公式サイト:http://fa.yoshimoto.co.jp