木村祐一SHOW写術2014夏~忘れてたんと、ちゃいますねん!
「木村祐一SHOW写術2014夏~忘れてたんと、ちゃいますねん!」の東京公演が8月17日、東京・下北沢の北沢タウンホールにて開催されました。
今回久しぶりとなる単独写術ライブですが、公演タイトルについては、「忘れようかと思ったんですよ、50前ですからね。」とコメントするも、序盤から『考えられへん話』を次々に披露し、観客の笑いを誘っていました。
看板など、ひと目で笑える街中の写真から解説があることで初めて笑える写真、“こう見える”といった独自の解釈で観る写真までを長年撮り収めている木村。
2011年には、木村自らメガホンを撮った映画『オムライス』の題材にもなりましたが、本日の1枚目は会場に来る為に乗ったタクシー車中の写真からスタート。
タクシーの運転手に北沢タウンホールの場所を「バスターミナルのあるところです」と親切心で説明したにも関わらず、「あぁ、タウンホールですね」と冷たく返されたというなんとも哀愁も感じる1枚に。
木村の写術は、写真のインパクトだけでなく説明も含めて1つの作品となるのがまた味わい深いところ。
その後、今までの写術ライブでもおなじみの“閉店のお知らせ”シリーズや、ヘンな看板、そして今の時期にぴったりの“お盆のお知らせ”の張り紙、手書きの店頭案内、擬人風景ものなど、時間いっぱいまで数百枚もの写真を展開しましたが、すべての写真から木村ならではの妄想や毒舌が次々に飛び出しました。
また、スマホが浸透した今ならではの“おかしなiphone変換”も今まではなかった内容に。
会場のお客さんからは笑いとともに感心の声も漏れていました。
さらに今回初の試みとして、スタッフが撮った木村初見の写真に対してその場でコメントする、『考えられへんと怒って下さい』『褒めて下さい』というネタも展開。
悩みながらもテンポよく飛び出す一言一言には、すべてに木村節が盛り込まれていました。
公演時間は2時間を超え、会場時間ぎりぎりまで写真を紹介した木村は、最後は「あんまり足止めしてもあれなんで」と、らしい一言を残して東京公演は終了。
お客さんも、各々の好みの写真を見つけながら楽しんでいるようでした。
大盛り上がりで終了した東京公演ですが、9月15日(月)には大阪・5upよしもとにて大阪公演が開催。
スマホが浸透した今、日常の中で出会ったものを撮影する人も多いかと思いますが、そんな写真1枚1枚に対して木村が繰り広げる話術を是非、楽しんでみてはいかがでしょうか。
【大阪公演】
「木村祐一SHOW写術2014夏~忘れてたんと、ちゃいますねん!」
9月15日(月)18:15開場 18:30開演
会場:5upよしもと
チケット:3000円
≪チケットに関するお問い合わせ≫
■チケットよしもと
http://yoshimoto.funity.jp/
0570-550-100(10:00~19:00)
【木村祐一】