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2014年9月28日 (日)

『KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!』2日目

吉本新喜劇・小籔千豊主宰の音楽とお笑いを融合させた個性派フェス「KOYABU SONIC」。7回目にしてファイナルとなる今年、3日間にわたり開催された同イベントの2日目、9月14日(日)の模様をレポートします!

朝10時の開場と同時に、インテックス大阪6号館には今日も続々とお客さんが来場。そんな中、オープニングアクトとして登場したのが+ayasaさん。活動スタートから3年目という注目のインディーズアーティストです。オリジナルの2曲を披露すると、会場内に響きわたるやわらかなウィスパーボイスに、集まった皆さんはうっとり。その後、小籔が「親戚の子なんですよ」と明かした時は、驚きの声が上がっていました。

 

開演前の前説は、もちろん今日もスモールポルノが担当! 宇都宮まきは会場内での注意事項を説明した後、新喜劇の先輩を特徴とともに紹介するという芸でしっかり笑いをとっていました。

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11時、レイザーラモンRGの「AKBが今別府の乳首を触ったことが新聞を賑わしてた『KOYABU SONIC』2日目〜」という雄叫びで、いよいよ開演! 大きな拍手と歓声に迎えられた小籔は、「昨日は最高の1日やったと思う。今日もえげつないぐらい盛り上がっていきたい」と堂々宣言します。ビッグポルノ、スモールポルノのメンバー紹介も行い、レイザーラモンHGは「コヤソニ、フォー!」で連日参加のお客さんの疲れを癒しました。

 

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「今日はシークレットが盛りだくさんです」(小籔)との言葉通り、オープニングを飾るのもシークレットアーティスト。スクリーンに映し出された名前は、なんと宇多田ヒカルさん!? 悲鳴やどよめきが広がる中、パーカーとサングラス姿で現れたのは、ご存じミラクルひかるさんです! 

 

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「一瞬みんな本気だったべ?」と問いかけながら、宇多田さんのモノマネで最後まで押し通し、2日目の幕開けを盛り上げたひかるさん。この後も、YOUさん、中島知子さんのモノマネで何度も登場し、そのたびに「もう無理です!」と嘆きつつも、見事ななりきりぶりを披露。「着眼点がすごい! 生で見たいヤツ3つをリクエストしました」と小籔も大絶賛。最後もアンパンマンのモノマネで退場するという大サービスで、大きな拍手を浴びていました。

 

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この日は3日間のうち、もっとも常連アーティストが多いラインナップ。トップバッターのカジヒデキさんも、2回目から連続で出演しています。一昨年、昨年と台風の影響をダイレクトに受けてしまったカジさんだけに、晴天がとにかくうれしい様子。『亜熱帯ガール』『甘い恋人』とノリのいいナンバーを立て続けに放っていきます。ニューシングル『灼熱少女』では、作詞も担当したかせきさいだぁさんがサプライズで飛び入り! さらにラストの『Hey Hey Baby Pop』では2組目のゲストとしてビッグポルノ&スモールポルノを呼び込み、またまた大盛り上がり。ライブ後は、カジさんと一緒に歌ったまきが「一生の思い出」と感激の面持ちでコメントしていました。

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しかし、コラボはこれだけで終わりません! 「ちょっと待ってください!」という声とともに天津・木村がやってきて、「カジさんにエロ詩吟を吟じていただきたい」と仰天オファー!? 戸惑いを隠せないカジさんを前に、まずは新作を見本として披露しましたが、あまりのどぎつさに小籔からストップがかかってしまいます。と、カジさんから「エロ詩吟はできないけど、スウェーデン詩吟なら!」と提案が。「スウェーデンの冬はとても寒い」「スウェーデンの人たちがみんな好きなアーティストはABBA」という2作をさわやかに吟じると、木村もすぐさま太鼓判。スウェーデンと日本の伝統が溶け合った、感動の瞬間となりました。

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ホフディランのおふたりも、2回目からの皆勤アーティスト。この日は『ホフディランのテーマ』で幕開けです。『遠距離恋愛は続く』では、カジヒデキさんに続き、ここでもかせきさいだぁさんが飛び入り出演! 最後は「小籔さんが15年ぐらい前にライブで聴いて気に入ってくれた曲」(小宮山さん)という『欲望』を演奏し、ラスト・コヤソニを締めくくりました。6回目の出演だけに、ライブ後のトークでは思い出話に華が咲きます。ワタナベイビーさんは、2年前の伝説の「体育館ライブ」(台風のため舞洲コヤブソニック特設会場から急きょ舞洲体育館に会場を変更して行われた)を振り返り、「ビートルズ気分で盛り上がりました」と懐かしそうに話しました。

 

また、ここでもお笑いとのコラボ企画が発動。「どこでフェスやってんねん」と因縁をつけに出てきたのは、土肥ポン太とコロコロチキチキペッパーズ・ナダルです。「フェスをつぶしにきた」と豪語するポン太の秘密兵器は、ナダルの「ナダルリバース」。同じフレーズをキレイな声で返すという技で、小籔たちを翻弄します。と、怒ったワタナベイビーさんと土肥がもみ合いになり、気付けばステージ上は大乱闘に!? そのまま、HGがなぜかワタナベイビーさんにプロレス技をかけてしまうなど混乱を極めていると、実況アナウンサーとして浅越ゴエ、レフリーとしてヤナギブソンまでが乱入! よしもと祇園花月の人気イベント「新祇園プロレス」をそのままインテックス大阪に持ち込んで、ついには土肥とRGの血で血を洗う闘いへと発展しました。お客さんも巻き込んでの場外乱闘の後、ステージに戻ってからはモノボケ合戦も! そのまま舞台袖になだれ込み、ふたりは姿を消しましたが、果たして闘いは続いていくのでしょうか…?

 

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続いては、お笑いブロック。アンガールズさん、ザ☆健康ボーイズ、ダイアン、笑い飯の4組が、とっておきのネタで笑わせます。アンガールズさんは、登場するなり田中さんがステージから下りてお客さんを煽るなど、初っぱなからテンションMAX! ショートコントのほか、あの「ジャンガジャンガ」も飛び出しました。

 

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ザ☆健康ボーイズは、ファイナルにちなんでの「コヤソニクイズ」で対決! 出演メンバーたちのマル秘ネタを次々と暴いて笑いを誘いました。

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ダイアンは、もちろん津田の「ゴイゴイスー」で先制パンチ! 続く漫才は職務質問をテーマにしたネタで、西澤扮する謎めいた警官の一挙手一投足に爆笑が起ります。

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先日の単独ライブで初披露した新ネタを、ファイナルにぶつけてきたのは笑い飯。昔話や近未来のロボットをネタに、おなじみのWボケワールドを繰り広げました。

 

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続いては小籔曰く“HIPHOP界のいとし・こいし”、そして『KOYABU SONIC』の立役者でもあるスチャダラパーさんの登場です! ステージに現れるやいなや、「FUN」コールを煽るBOSEさん。そしてBOSEさん、ロボ宙さん、ANIさんの頭文字「BRA」コールも続け、会場が一体となったところで『MORE FUN-KEY-WORD』でライブスタート! 四ヨコノリの『Under the Sun』では会場に緩やかな波が起こりました。「お笑いと音楽となると、切り替えがうまくいかないことがあるんだけど、音楽になるとジャンプ、ジャンプ、お笑いになると黙って見る。さすが(『コヤソニ』のお客さんは)7年目もなると分かってらっしゃる」とBOSEさん。

 

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そして、「かっこよく次の曲に入りたいから“曲振り”のためのゲストを呼びました」との触れ込みで天津・木村がステージへ。3つのキーワードを吟じてスチャダラパーさんの曲振りをするという大役を命じられたのでした。「吟じます!」と気合を入れて、「部屋とYシャツと私~!」と朗々と。こちらはもちろんスチャダラパーさんの楽曲ではありません。BOSEさんもダメ出しせずにはいられず、2度目のチャレンジへ。「吟じます!」と声を響かせ「レット・イット・ビー!」と、またまた別の楽曲を。「“レット”で始まるなら、今だったら最後は“ゴー”だし、僕らの曲にも“レット”がつく曲があるし、微妙だ!」とまたまた強烈なダメ出し。ですが木村は心を折ることなく、堂々と胸を張って「吟じます!」と3度目のチャレンジへ。「ライツ・カメラ・アクション!」と見事、スチャダラパーさんの楽曲名を吟じ、無事に一仕事決めました。「『KOYABU SONIC』は楽しかった。いつも最高。最&高(サイアンドコー)!」とANIさん、こんな気持ちを歌にしたと『ザ・ベスト』で盛り上げ、最後は『サマージャム'95』を2014年コヤソニファイナルバージョンで締めました。ライブ後のトークでは、「この時期、スチャダラパーさんといえばあれを聴かないと…。『サマージャム'95』もいいけど、『今夜もブギーバック』を…」とリクエストする小籔。「もちろん分かってます」とBOSEさん、スペシャル版をご用意していることを明かしました。「ファイナルまで1回も来なかった人がいるじゃないですか!!」と期待を募り、「心のベストテン第1位はこんな曲だったー!」との煽りで二人目のゲストを呼び込みます。そこへラップをしながら出てきたのは天津・向。が、小籔に曲を止められ「何でこんなええ歌で入ってきたん?」と詰め寄られる一幕も。それでも向は「今日遂に完璧な“ブギーバック”が出来上がります!」と自信たっぷり、「We are lyric king」「親に感謝」など独特な言葉選びのラップを乗せ、華(!?)を添えました。そんなスチャダラパーさんと向に歓声やまず、大成功でした。

 

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続いてはこちらもコヤソニの常連、TOKYO NO.1 SOUL SET。改めて、「この方々と知り合えると思っていなかった。死ぬほどかっこいい曲を奏でる3人組です!」と小籔。『Rising Sun』に始まり『黄昏 '95~太陽の季節~』と、しびれるラインナップを次々と。MCでは、「(コヤソニ)2回目から出演させてもらっているんですが、いつも丁寧なおもてなしをしていただいて、本当に感謝しています」と渡辺俊美さん。ステージ後、大満足の小籔でしたが「イノセント的なものはやってないんじゃないんですか?」と『Innocent Love』をおねだり!? 「小籔の小籔のためによる小籔のソニックですので、僕の自由にさせてもらいたいます。ぜひとも、『Innocent Love』を俊美さんの息子さん、登生くんとやっていただきたいと思います! 登生くん、カモン!」と登生さんをステージ上に。結婚式のとき、登生さんの歌に一番感動したという小籔。「めっちゃ歌がうまい。登生くんも将来、歌手になるんですか?」と登生さんに尋ねてみたところ、「歌手になりたいです!」と登生さん。俊美さんと登生さんといえば、俊美さんの著書『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』が話題に。お父さんのお弁当を「めちゃくちゃおいしいです」とも。そんな親子のスペシャルライブにお客さんも大盛り上がり! ステージ後、「最後のコヤソニで息子と出られて本当にうれしかったです」と俊美さんも感激していました。

 

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お次は7年間のコヤソニ皆勤賞の、盆地で一位。ゆず『夏色』をオマージュしたオープニングに、『カウパーさん家の冒険王』、『だって…』などをお披露目。途中、野性爆弾・川島がフットボールアワー・後藤のギターを「ダサい」と指摘するわ、「なんだこのやろう」合戦が始まるわで、爆笑も交えてのステージに。小籔とのトークでは、これまでのコヤソニの思い出話に花が咲きます。ドラムのカネシゲは「雨の中、シンバルが暴風ではためいていた」とふり返ります。かたや川島は、ある年の打ち上げで小泉今日子さんに仰天のひと言を投げかけた話も飛び出し、懐かしんでいました。

 

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そして、いよいよシークレットアーティストの登場です。かねてから「今年のシークレットアーティストは、ヤフーニュースに載るようなシークレットアーティストです」と公言してきた小籔。「シークレットアーティストの時間でございます! 僕は心の底から応援してます。ぜひとも皆さん、盛り上がってください。そして、心の底から応援してあげていただきたいと思います」とのかけ声で登場したのは加護亜依さん率いるガールズユニット、Girls Beat!!(ガールズビート)。デビュー曲の『世界征服』、『まだ、やれる』で、キュートなダンスと歌声を披露。途中のMCでは3人によるモノマネ合戦も披露するなど、個性あふれるステージングでお客さんを沸かせました。

小籔も「よう来てくれはりました!」と小籔も感無量の様子。しかし「加護ちゃんを応援したいのに、こないだしょうもないことでヤフーニュースになってすいません」と突然の謝罪。「知っている方も多いと思いますが…」と大画面に映し出されたのは、かつて世間を騒がせた「小籔、タレント批判のツイッターユーザーに激怒 『ド素人が黙れ』」というニュース。ネット界の有名人、しばくぞおじさんなる人物が、加護さんを批判するツイートを上げたことが発端となり、小籔の反論がヤフーニュースで大々的に報じられたものです。実は小籔としばくぞおじさんは知り合いで共に食事をしたこともある仲。これまでも、ツイッターで過激な発言をするしばくぞおじさんにダイレクトメールを使って注意を促したことがあるといいます。「そんなしばくぞおじさんが、あろうことか僕の大好きな加護ちゃんにしょうもないことを言ってた。僕の知り合いのおっさんが僕の大好きな年下の女の子にギャッと言ってたら『おい黙れド素人』って言いますよね。僕、ホメられる行動やと思ったんです。そしたら、僕が悪く見られててネットニュースになってしまって。加護ちゃんたちを応援したいのに、逆に足を引っ張るようなことになってすいませんでした」と加護さんに改めて謝罪。続けて「でも一番悪いのはしばくぞおじさんなんです。本人から謝罪されましたか?」と小籔。加護さんが「謝ってもらってないです。どんな人かも知らない」と答えると、「そうですよね。今回、呼ばさせていただきました。この方です!」と大画面に映し出されたのマスクをかぶった男性。小籔が「出てこい、このやろう!」と大声を出すと、ステージにしばくぞおじさんが登場! しばくぞおじさんは一般の方のため、マスクとメガネで素顔を隠しての登場です。改めて加護さんに「へんなツイートしてすいませんでした」と謝罪。握手を交わし、無事に雪解けとなりました。それを見守る小籔は「これからも、わけのわからんツイートはできるだけ控えるように」としばくぞおじさんに釘をさすことも忘れませんでした。

 

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次はビッグポルノの総選挙でまさかの“神7”に入ったAFRAさんです! サウンドマシーンも駆使して音を重ね、本当に楽器を鳴らしているようなサウンドを披露。最後の『上を向いて歩こう』では、歌いながらビートも刻むという“神業”で大いに盛り上げました。ライブ後にはレイザーラモンとトークを…と思いきや、早速コラボを始めるAFRAさんとRG。女子十二楽坊『自由』などを即席で3曲披露し、最後には『TRUTH』も飛び出して会場を沸かせました。

 

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続いては小籔が「心の底から尊敬し、面白いと思う」という芸人たちが出演するネタコーナーへ。トップバッターは野性爆弾&ガリットチュウ・福島が登場、米米CLUBのヒットメドレーを歌う「蟲の集い」(川島と福島のユニット)をロッシ―が見守るというコントを披露しました。フットボールアワーはファミレスの漫才を。加護愛さんのステージに登場した「しばくぞおじさん」に掛けて「はげるぞおじさんでーす」と朗らかに自己紹介した岩尾が印象的でした。「パイセンやで~」との挨拶で登場したのは矢野・兵動。兵庫県尼崎市で開催された尼崎ボディビル選手権大会に出場し、新人とシニア(40歳以上)の部で優勝した矢野が自慢の肉体美を披露する一幕もありました。ネタ後のトークでは、「野性爆弾のネタはどういうときに思いつくのか」と素朴な疑問を川島に投げかける小籔。しかし、その風変りな着眼点や解釈にますますカオスへ。フットボールアワーは5年連続で出演。『コヤソニ』での思い出を聞かれ、岩尾は「何年か前の打ち上げで、NGKのロビーで小泉今日子さんとしゃべったこと」と嬉しそうに話していました。そして矢野・兵動 矢野にマイクが向けられると、ここでもまた「パイセンやで~!」と満面の笑みでご挨拶。矢野のトークの流れをいちいち解説する小籔に「からくりをとくな~!」と常套句で応酬。筋肉ムキムキの体になるコツを聞いたところ、「炭水化物を少なめにして、タンパク源をたくさん!」とアドバイスしていました。

 

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ギリギリまで明かされることのなかったシークレット芸人のコーナーへ。「本当にお世話になっている私の師匠というか、地元というか、このためだけに生きております!」との小籔の呼び込みで現れたのは「吉本新喜劇」。おなじみのオープニングソングが流れと大歓声と拍手が沸き起こりました。池乃めだか、Mr.オクレ、未知やすえ、川畑泰史、すっちー、松浦真也、吉田裕、酒井藍、服部ひでこ、金原早苗、桜井雅斗、福本愛菜ら“オールスター”が出演、『めだかソニック』という音楽フェスにまつわるストーリーで沸かせました。また、すち子×吉田裕の「ドリルすんのかい、せんのかい」も披露されると会場はヒートアップ、吉田はフェスバージョン(!?)のダイナミックな「すんのかい、せんのかい」を轟かせました。

 

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主演後のトークでは、川畑とのなれそめを語る小籔。お世話になっていると言いつつ、最後は褒め殺しになっていました。『コヤソニ』皆勤賞のMr.オクレ、思い出も様々です。毎年出演し、アーティストとのコラボで魅せてきた池乃、思い出を語るかと思いきや全く関係のない話で盛り上がりました。6月に新座長就任を果たしたすっちーとは、「新喜劇に入れてもらって、命からがら生き延びた組」と称する小籔。すっちーはこの前日、会場で元相方に遭遇したそうで、緊張して何をしゃべっていいのか分からなかったそうです。それでも二人で写真を撮った際には「ちょっとジーンとしましたね」と話していました。未知へは「昔、ファンだった」と明かす小籔。10代の頃、未知と結婚したかったそうです。そして最後に「面白いメンバーがたくさんいる吉本新喜劇、なんばグランド花月へぜひとも足を運んでください!」と小籔がPRしました。

 

続いては『コヤソニ』のステージに立つのは久しぶり、こやぶかずとよで『ぷりん』を歌いました。『ぷりん』の歌詞に描かれているのは、小籔の母親のこと。親孝行できなかった悔いと、母親への愛と感謝を、少しぶっきらぼうに訥々と歌い上げました。そして「『ぷりん』を歌うことで、親孝行しようと思ってもらえたらうれしい」と語りいました。

 

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「ここからはハッピータイムです」と小籔からマイクを受け取ったのは、スモールポルノ。初のスモールポルノの楽曲『DVはダメよ!』を3人で披露しました。作詞はシュガーレイ小籔(小籔の作詞名義)、作曲はSPEEDMATER.さん、そして振付はラッキィ池田さんという豪華制作陣に恵まれたこの楽曲、気合も入ります。『コヤソニ』2日前には小籔から踊りの稽古が甘いとの指摘を受け、少ない時間の中で猛特訓したそうです。その甲斐もあってか、息ぴったりの踊りを見せた今別府と男前。メインボーカルを務める宇都宮のバックダンサーとして、その役割をきっちり果たしていました。スモールポルノとのトークの後はなかやまきんに君による「楽屋中継」が。楽屋で思い思いに過ごす芸人たちをレポートするなかやまですが、芸人たちに「目が泳いでるやん!」「ノリが古いねん!」など、終始、厳しくダメ出しをしていました。

 

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そして再び、アーティストライブの時間へ。楽屋中継も経てすっかりクールダウンした会場を一気におしゃれに染め上げたのは野宮真貴さんです。『コヤソニ』のために結成されたユニット野宮真貴&BIBAは、野宮さんをフロントに、DJのnoboruさん、ギターのブラボー小松さん、ラブアームというアート作品を自在に操る現代アートのアーティストUJINOさんというメンバー構成。おしゃれで大人なサウンドで、インテックス大阪を巨大ディスコ状態に変えました。『東京は夜の7時』『ツイッギー・ツイッギー』など人気曲で盛り上げ、最後には「本当に『コヤソニ』、小籔さん、どうもありがとう」とご挨拶をされ、ゴージャスな『スウィート・ソウル・レヴュー』を聴かせてくれました。2012年に初めて『コヤソニ』に出演された野宮真貴&BIBAさんですが、この年はまさに話題を呼んだ“台風直撃”の年。「いろんなステージに立っていますが、体育館のアリーナでライブをしたことは3本の指に入るくらい、一生忘れられません。一体感も生まれた楽しかったです」と野宮さん。小籔も「体育館がどんどんおしゃれ色に染まりましたよね」と、あの時目撃した“奇跡”を振り返りました。

 

続いては田島貴男(オリジナル・ラブ)。「野宮真貴さんからのこの方の流れを楽しんでもらいたいと思います。去年の『KING TIMER』のときも、このおふたりが並んでいるのを見てグッと来ました」と小籔。ギター1本とは思えない音の分厚さを感じさせる独自のサウンドが響くと、たちまち会場はすっかり大人の雰囲気一色に。『ウィスキーが、お好きでしょ』が始まったときは、「フゥー!」とお客さんも大喜び。

ステージ後はビッグポルノ、スモールポルノが田島さんとトーク。毎日ジョギングに勤しんでいるという田島さんの生きざまにほれぼれする小籔は、「これだけ果たされた方でも素敵なライブを届けるために日々努力をされている」と語り、「いつまでもかっこよく、歌とギター、そして音楽を奏でられる秘訣みたいなのはあるんですか?」と尋ねると、「おもしろがるところですかね。そうですね、まぁ『ありのまま』というところでしょうか」と田島さん。小籔も「やっぱり『ありのまま』がんばる、ということが大事なんでしょうか」と納得すると「そうです、『ありのまま』ですね」(田島さん)。すると、聞き覚えのあるオープニングが流れ始め、1日目のAKB48のとき同様、突然『アナと雪の女王』の『Let it go』が流れ出し、田島さんが熱唱! そしてお約束のごとく、島田一の介が合流し大熱唱。最後まで歌い上げた瞬間、頭にかぶった冠がパカリと落ち、ハゲ頭が露出。「神様が降りてましたね。寒いやないか!」と小籔。まさかのコラボを終えた島田一の介は「ドキドキしたよ~」とひと言。あらかじめ打ち合わせをしていた田島さんは「まさかこんな衣装で出てくると思っていなかった」と爆笑していました。

 

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田島さんのステージを終え、熱覚めやらぬ今別府は「あんなにカッコいい大人の男の人がいるなんて」と感激しきり。そんななか、2日目のラストを飾るのはビッグポルノ。『Bug It Now』、『ah auto-camp』などで一気にテンションを上げたあと、ラストの『KING TIMER』ではお客さんと一緒におなじみのふりつけを。さらにRGが客席に降り、お客さんを一層盛り上げました。エンディングでは。毎年恒例、アーティストの皆さんと『KING TIMER』を大合唱! トップバッターのカジヒデキさんを皮切りに、スチャダラパー、加護亜依さん、TOKYO NO.1 SOUL SETの皆さんなど全員で熱唱し、2日目は幕を下ろしました。

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