ギャグマゲドン～60分ギャグざんまい～
10月３日（金）、東京・ヨシモト∞ホールにて、『ギャグマゲドン～60分ギャグざんまい～』が行われました。
『ギャグマゲドン』は、2012年６月にBコース時代のハブが立ち上げた、タイトル通りギャグオンリーのライブで、今回が３度目の開催。
特に勝ち負けや優勝者を決めるわけではありませんが、出演者がローテーションでギャグを披露し続け、ギャグが尽きた芸人は「ギャグマゲドン」を宣言してヘルメットをかぶり、ステージから去るというのが主なルールで、ギャガーのプライドがかかったライブといえるでしょう。
開演時刻を迎えると、隊員と呼ばれる芸人16名がステージに勢揃い。
数字の書かれたカラーボールによるくじ引きで順番を決める運びですが、ずっと無言のままで進行する隊員たちを見かねて、影ナレーション（マイチェルシー・三戸）から「声を出してはならないというルールはない」との注意が飛びます。
ようやく緊張が解けたか、"３"を引いたボーイフレンド・黒沼は、ボールを90度回転させ「マック（マクドナルド）のマーク！」と言い放ち、それが事実上のオープニングギャグとなりました。
本日の出演者、並びにギャグ披露をする順番は、以下の通り。
１番...フランクリン・久保田
２番...ザ☆忍者・山脇
３番...ボーイフレンド・黒沼
４番...ぺぺ・岡部
５番...インポッシブル・蛭川
６番...ぺぺ・GO！皆川
７番...ラフレクラン・きょん
８番...エスディーきんじょう
９番...バビロン・ノリ
10番...マイチェルシー・白井
11番...とにかく明るい安村
12番...鶏あえず・渡久山
13番...ハブ
14番...インポッシブル・井元
15番...ひので・池田
16番...ボーイフレンド・宮川
あえて注目ポイントを挙げるとすれば、ライブの発起人であり、タイツなしのギャグも無数に保有するハブ、そしてピンでの芸歴は浅いながら実績のある安村ら熟練ギャガーと、このライブ用に静岡でギャグ合宿をしたというザ☆忍者・山脇、エスディーきんじょう、バビロン・ノリ、マイチェルシー・白井という新星ギャガーたちとのコントラストでしょうか。
まず、トップバッターという重役を担ったフランクリン・久保田は、ドラゴンボールとサザエさんという国民的マンガ＆アニメからインスパイアされたギャグを最初に放って笑いを誘い、上々の幕開けとなります。
その後、一人ずつノンストップでギャグを披露し、16番目が終わると１番目へとループします。
キャンディーズからホイットニー・ヒューストン、Perfume、BUMP OF CHICKENまで、新旧のヒット曲をモチーフにしたザ☆忍者・山脇。
「頭隠して尻隠してアゴ出す」など全身の隅々を駆使したボーイフレンド・黒沼。
『グリーングリーン』に乗せた「指と指の間の 筋肉トントントントーン」といったアップテンポなギャグで押し切ったぺぺ・岡部。
インポッシブル・蛭川は、「うっかり八兵衛、覚醒！」でこの表情！
７周目から衣装チェンジし、満を持して「ウンチョコチョコチョコピー！」を発動させたぺぺ・GO！皆川。
10周目でギャグマゲドン宣言するも、納得できず、もう１本ギャグを放ったラフレクラン・きょん。
「上を向いて走ってる人はたいがい外野手」など野球ネタで攻めたエスディーきんじょう。
「こぶし２個！」など身体性とシンプルさでギャグの本質を感じさせてくれたバビロン・ノリ。
『スパイ大作戦』のテーマ曲で、人間の一生（？）を表現したマイチェルシー・白井。
「ギリギリおにぎり」などで爆笑をさらったとにかく明るい安村だが、無念のハルマゲドン１号者に......。
ひとりPUFFYや「やってる？」など、長髪を最大限に活かした鶏あえず・渡久山。
『ゴッドファーザーのテーマ』に乗せ、この日最長となる１分30秒のギャグを放つなど、存在感を見せつけたハブ。
「子供にウケそうなシモネタギャグ」シリーズから葬式ギャグまで、振り幅の広さを誇示したインポッシブル・井元。
「自己紹介する若かりし日のカーペンターズ」といった、ルックスとのギャップでも楽しませたひので・池田。
「ミスターくずチルドレン」など、Mr.Childrenシリーズを５つねじ込んだボーイフレンド・宮川。
ライブも終盤に差し掛かると、８周目での安村を皮切りに、９周目で蛭川、10周目で久保田、山脇、きょん、宮川がそれぞれギャグマゲドン宣言をして、悔しさをヘルメットで覆いながらステージを去りました。
結局、開演から60分が経過した10周目でタイムミリットタイムリミットを迎え、全員がステージへ再集結。
告知が行われたのち、「ギャグを披露してくれた勇敢な16名に大きな拍手を！」という影ナレの煽りで拍手に包まれます。
その拍手の音と『ギャグマゲドン』によく似たタイトルの映画のテーマソングを背中に受けながら、隊員たちは休息につくのでした。
矢継ぎ早に、ひたすらギャグだけが繰り広げられる本ライブ。
次回の開催をお楽しみに！
【ハブ】【とにかく明るい安村】【インポッシブル】【ぺぺ】【ボーイフレンド】【エスディーきんじょう】【ザ☆忍者】【山脇充 】【鶏あえず】【渡久山敦士】【フランクリン】【久保田拓人】【マイチェルシー】【白井勇気】【バビロン】【ノリ】【ラフレクラン】【きょん】【ひので】【池田直人 】
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