シソンヌが『キングオブコント2014』王者に! 会見ではチョコプラとの思い出話も
10月13日(月・祝)、『キングオブコント2014』(TBS系)が開催され、シソンヌ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属)が、7代目キングに決定しました。
シソンヌ(左から、じろう/長谷川忍)
今年から決勝のルールが大きく改定し、ファイナリスト10組による一騎打ち形式となり、101人の芸人審査員は、2組のうちいずれかの芸人に投票する二者択一制となりました。
MCはダウンタウンが引き続き務め、生放送が開始すると、「リットン調査団、初優勝なるか?」という松本のひとことで幕開け。
ファイナリスト及び1回戦の結果は、以下の通りです。
第1試合:シソンヌvs巨匠...54票対47票でシソンヌの勝利
第2試合:ラバーガールvsリンゴスター...83票対18票でラバーガールの勝利
第3試合:バンビーノvsさらば青春の光...58票対43票でバンビーノの勝利
第4試合:ラブレターズvs犬の心...7票対94票で犬の心の勝利
第5試合:チョコレートプラネットvsアキナ...80票対21票でチョコレートプラネットの勝利
勝利した5組がくじびきで2回戦の順番を決め、1組ずつネタが終わるごとに、審査員がどちらかに投票し、勝ち残りで最後の勝者=キングを決します。
くじ引きの結果、チョコレートプラネット、バンビーノ、犬の心、ラバーガール、シソンヌの順番でネタ披露。
結果は以下の通りです。
・チョコレートプラネットvsバンビーノ...83票対18票でチョコレートプラネットの勝利
・チョコレートプラネットvs犬の心...85票対16票でチョコレートプラネットの勝利
・チョコレートプラネットvsラバーガール...61票対40票でチョコレートプラネットの勝利
・チョコレートプラネットvsシソンヌ...27票対74票でシソンヌの勝利
こうした経過で、シソンヌが優勝。
1本目に、パチンコで負けてとんこつラーメン店でくだをまく中年男性を描いた『ラーメン屋』、2本目はフラれたばかりの女性とタクシー運転手とのやりとり『タクシー』で爆笑をさらい、チョコレートプラネットの快進撃をシソンヌがストップする形となりました。
生放送直後には会見も開かれ、さっそく心境を訊かれると、長谷川は「うれしいです。でも優勝できたのかなっていう実感はないですし、この後、優勝より難しい、もっと怖いイバラの道が待っているのをよく見てきているので、そっちの方で悩んでしまいそうな...そうならないようにも、相方と二人三脚でがんばっていきたいと思います」と喜びのなかに不安さも伺えるコメントをします。
一方のじろうは「あんまり先のことを考えずに仕事してるので、これからも楽しいネタがたくさんできれば」と対照的。
2人とも共通してるのは、「会社なりマネージャーなりに恩返しできれば」(じろう)と赤字続きでも単独ライブを続けさせたくれたマネージャーへの感謝でした。
長谷川へ"イバラの道"の真意について質問が及ぶと、「こんなこと言いたくないんですけど、何人か運び込まれているのを見てるんで。見送ったのに、ムクロとして帰ってきてるのを(笑)」とバラエティでの厳しさ、難しさに言及。
しかしながら、「その怖さはあるんですけど、避けて通れない道ではあるので、マイペースで自分たちらしくやっていけたら」と前向きな言葉も聞けました。
また、2人とも映画やドラマといった芝居にも積極的ですが、じろうは「女性として映画に出る」との野望があるそうで、「四十路のいいおばさん役を探してる監督さんがいたら、その辺の女優さんにやらせるよりも、僕の方がいいかな」と"川嶋佳子"路線をアピールし、長谷川も 「話題性はありますね」と同調します。
但し、長谷川から「前回キングの(かもめんたる)槙尾さんと一緒だよね。ただプライベートでは(女装を)やんないよね?」と訊かれ、じろうが「やんないですね」と女装癖などをキッパリ否定。
最終的にチョコレートプラネットとの同期対決になったことについては、じろうが松尾と同居したことや、NSC時代には、チョコプラ結成のきっかけを与えた逸話もします。
エチュードの授業で長谷川がリーダーを務めていたそうで、長田と松尾が「いい雰囲気だった」らしく、長谷川もじろうも2人のコンビ結成を勧めたとか。
そこで長田が「ちょっと待って」と保留したことに触れ、「すんなり組めばいいのに、自分の価値を上げようとしたっていうのが、あんまり好きじゃないな(笑)」と9年前の長田の言動を非難し、笑いを誘う長谷川でした。
話題は今日披露したコントへと移り、タイトルは1本目が『ラーメン屋』、2本目が『タクシー』と改めて明かします。
その選定についても悩んだそうですが、昨年の準決勝ですごいウケたというネタはTBS側からにはOKをもらったものの、ギリギリアウトと判断し、「そういう爪あとの残し方じゃないな」(じろう)、「見てるダウンタウンさんを困らせるのはやめようって」(長谷川)として封印。 結局はどちらも今年の単独ライブで披露したネタだそうで、『ラーメン屋』は特に芸人ウケがよかったそうです。
恒例の賞金の使い道について訊かれると、長谷川は「ちょっと僕も巨匠(の岡野)じゃないですけど、借金が(笑)」と借金返済にあてる他、実家のお寿司屋さんをキレイする資金、ごちそうしてもらっていた先輩への恩返しに使いたいとか。
片やじろうは、「1本目で演じたおじさんって、まんま僕で...」と明かし、芸人のパチンコ仲間に「優勝したら好きなだけ打たせる」との約束を交わしてるそうで、「パチンコ業界ばっかり盛り上げんなよ(笑)」と長谷川に呆れられるのでした。
この他にも、映画などで共演しているHKT48の指原莉乃さんから、シソンヌへの応援ツイートがあったと知らされ、長谷川が「結局、アイツを超えられない感じがいやなんですよね(笑)」と毒を吐きつつ、「ありがたいですけどね、僕らを有名にしてくれた部分もあるので」と感謝を述べたり、じろうが2年ほど前までアルバイトしていたというサンケイスポーツ紙の記者と同僚の話題で盛り上がる場面もありました。
なお、『キングオブコント2014』のDVDは、12月24日(水)に発売されます。
詳細、最新情報は、よしもとアール・アンド・シー(http://www.randc.jp/artist/kingofconte/news_detail/1943/)まで。
キングオブコント公式サイト:http://www.king-of-conte.com/
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