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2014年10月30日 (木)

ロザン・菅「宇治原さんがまとめてくれたから書けた」と相方に感謝! 著書『京大芸人式日本史』刊行記念サイン会

10月30日(木)、東京・福屋書店 新宿サブナード店にて『京大芸人式日本史』刊行記念サイン会が行なわれ、著者であるロザン・菅広文と相方・宇治原史規が出席しました。
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同著は、累計20万部となった大ベストセラー『京大芸人』シリーズから生まれた爆笑日本史小説。「日本史の教科書を物語のように読めばいい」という宇治原の持論を、菅が日本史の流れがわかるようにわかりやすく笑いながら読める物語へと書き上げました。
同月24日(金)の発刊以降、すでに2回の増刷を重ねているなど、早くも話題となっています。

会見前には、マスコミ向けの囲み取材に応じた2人。「宇治原さんが『京大芸人』っていう本の中で、"日本史は物語のように読めば面白い"って言うてたんですけど、僕は宇治原さんみたいに気持ち悪い......(笑)、頭のいい人間じゃないので、教科書を物語のようには読めなかったんです。で、それならば、物語にしてみようと思いました」と説明する菅。学生時代に「日本史を物語のように覚えていった」と平然と答える宇治原は、菅に「気持ち悪いでしょ!」と言われると「気持ち悪くない。賢い覚え方や!」と即座に否定。「ドラマの内容って登場人物は誰とか覚えられるじゃないですか。同じように物語にしたほうが、勝手に覚えられるんですよ」と冷静に説明します。
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宇治原にまず日本史の主立った流れをまとめてもらい、それを解体しながら小説にしていったという菅。「東大や京大へ行く人は、宇治原の書いた要約を欲しがるでしょうね」と笑いつつ、「僕、当時のセンター試験では7割解けてたんですけど、流れで覚えてないからやっぱりほとんど解けなくなっていた」と自身を照らし合わせると、宇治原も「だからこそ、流れで覚えたほうがいい」と強調します。
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学校での日本史の教え方についても、「書いてみて思ったんですけど、中学校1年生の時にまず最初から最後まで簡単な流れを教えてから、それぞれの時代に入ったほうがわかりやすいと思う」と持論を展開する菅。「日本史の軸は、要は"日本の土地は誰のっものですか?"というもの、もっと言えば"天皇を誰が守っているのか"をまとめているもの。その流れの軸がわかると楽しくなります」と言い切ると、隣りで「めちゃくちゃいいこと言ってますよ。菅さんもここまで来たのか、と思いました」と大いに感心する宇治原でした。

学生へは「これを読んでから、教科書を取りかかって欲しい」とアピール。「この本は、運動する前に飲むサプリのようなもの。いわば、木の幹のようなものなので、これを読んでからのほうがわかりやすいと思う」と言うと、宇治原も「流れがわかると忘れなくなる。ただ、面白いことって忘れないでしょ? この本はそういう本です」と言い切ります。また、「面白いですよ」と太鼓判を。「勉強に重要なのは、面白いと思う気持ち。そう思ったもんがちなんです」と説明します。
一方、執筆した菅は「ようこんなの書けたなと思う」と自らを労いつつ、「でも、宇治原さんが日本史をまとめてくれたから書けた。宇治原さんはまとめられるけど、物語は書けない。僕はまとめられないけど、物語は書ける。この本は2人の合作。ロザンとしてできた本です」と、仲のいいロザンらしく、共同でつくりあげたことを強調していました。
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囲み取材終了後は、サイン会へ。声をかけられると和やかに答える2人は、つかの間の交流を楽しんでいるようでした。
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11月6日(木)には、大阪・ジュンク堂書店千日前店にて、ロザンの同著刊行記念サイン会が開催予定。詳細は、ジュンク堂書店の公式サイトをご確認ください。
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●書籍情報
京大芸人式日本史
著書:菅広文
定価:1300円(税抜)
発行:幻冬舎


【ロザン】