桂三枝が、現在展開中のタワーレコード『新春セール』(~1月22日まで)のメインビジュアルに選ばれたことを記念し、本日1月16日(月)、タワーレコード代表取締役・嶺脇育夫氏と桂三枝の“初顔合わせトーク”記者会見が行われました。
嶺脇社長は、今回三枝を起用した経緯について、「我々が一番最初にお客様にお声がけするのが『いらっしゃいませ』。『いらっしゃいませ』といえば三枝師匠ということで、吉本の100 周年と三枝師匠の六代 文枝襲名というめでたい年でもありますので、それにあやかりたいなと思い、メインビジュアルに起用させていただきました」と説明。
これを受けて三枝は「正直驚きました。タワーレコードさんは僕の住んでいる大阪にもたくさんあって、よく行くんですが、(メインビジュアルになっているのは)いまどきの歌手の方とかグループの方がほとんどでしたから。本来なら嵐とかの方がいいんじゃないかと思うんですが…(笑)。選んでいただいてありがたいと思う反面、『やっぱり失敗やった』と言われないようにしないといけないので、責任が重いですね(笑)」と心境を語りました。
“アイドル好き”として知られる嶺脇社長ですが、実は数年前までほぼ毎週寄席に落語を見に行っていたというほどの落語ファンでもあるんだとか。
そんな嶺脇社長からは、3月4日から6ヵ月連続で発売される桂三枝の80年代の名演を収めたDVD『花王名人劇場 桂三枝たったひとり会』を皮切りに、上方落語にスポットを当てたキャンペーンを春から開始することも発表されました。
トークの最後には、お互いに質問を交わすコーナーも。
三枝が、嶺脇社長に「今レコードはほとんどないですが、タワーレコードさんはいつぐらいまで“レコード”という名前を使っていくんですか?」という素朴な質問を投げかけると、嶺脇社長は「“レコード”というのは、“記録”という意味なんです。『記録物を売る』という意味で使わせていただいています」と回答。これを聞いた三枝は納得した様子で「レコード=古いものを守るという意味では、落語と似てるなと思う。伝統を守るという部分でも、ぴったりのコラボレーションですね!」と、改めて今回のタッグに太鼓判を押していました。
一方、嶺脇社長から三枝に対しては「六代 文枝を襲名されることで、三枝という名前から離れることについての思いは」との質問が。これに三枝は「45年この名前と付き合いましたから、私も自分は三枝そのものやと思っておりますので、この三枝という名前、もしも社長がほしいなというのであれば、2億円ぐらいでお譲りします」と答え、会場は大爆笑。
もちろんそれは冗談として、六代 文枝襲名については
「それぞれの文枝は、それぞれの代の役割を果たされたと思います。五代目は見事に上方落語の継承と、次に繋げる弟子を育てられた。私の六代の役は新しい落語で新しい時代を切り開き、襲名披露で全国を回って落語を盛り上げるということで、襲名が落語に火がつくきっかけになればいいなと。私はこの名前を汚さないように、大きくするようにがんばりたいと思っています」と、決意を語っていました。
●『桂三枝の笑宇宙 05』
2012.01.18 Release
商品番号:YRBA-90084 価格:3,990円(税込)
「落語は、座布団の上で限りない噺の世界を創り出せる。」(本人談)
すでに220作を超える創作落語を世に送り出してきた桂三枝が
自らの集大成として挑む「桂三枝の笑宇宙」を完全収録!!
2011年7月16日京橋花月にて収録
合格祈願 22分
親父の演歌 36分
※この作品は、副音声で桂三枝自身が見所を解説しています。
また、日本語字幕でもご覧いただけます。
※「04」「06」と2011年12月、2012年2月3ケ月連続発売
【収録時間】58分
【仕様】カラー / 片面1層
【画面サイズ】16:9
【音声】ドルビーデジタル・ステレオ
©2012 吉本興業
●『花王名人劇場 桂三枝たったひとり会1 』
2012.03.04 Release
商品番号:YRBA-90092 価格:3,400円(税込)
「創作落語という未知なるものに挑戦。今、何かしなければいけない」(当時・本人談)伝説の番組「花王名人劇場」で大人気を博した「桂三枝たったひとり会1」(81年)を完全収録。同番組での厳選映像と共に初DVD化。80年代を疾走した珠玉の三枝ワールドがデジタルリマスター映像で今、甦る。
【収録内容】
「花王名人劇場 桂三枝たったひとり会 1」64分
「桂三枝たったひとり会1」(81年)
オープニングトーク
落語/仁義なき校争
笑タイムコレクション/三枝の一人対談
落語/ご対面は涙々のポタージュスープ
「おもしろいのが最高!落語トーク&TALK!」(1981年8月23日OA)
桂三枝トーク/いらっしゃ~い
「残暑お見舞い!上方落語傑作選」(1980年8月31日OA)
落語/桃太郎
発売元: よしもとアール・アンド・シー
©2012 吉本興業