『NSC大ライブ2015 OSAKA』でセブンズセンスが首席で卒業!
2月27日、大阪国際交流センター大ホールにて、NSC大阪校、東京校同時開催による史上最大級の卒業ライブ『NSC大ライブ』が開催されました。今期のNSC現役生(東京20期生・大阪37期生)が1年間の学習の成果を1本のネタにまとめ、NSC大阪の首席を目指し、白熱したネタバトルを繰り広げました。
優勝した芸人には卒業後の4月に優先的に仕事が舞い込むという特典が与えられ、スターへの道を一歩踏み出すチャンスを手に入れることができます。当日は午後1時より98組162名がネタを披露し、そのうちのトップ20組が午後6時より決勝を行いました。そして、漫才、コント、ピン芸と様々な芸が披露される中、見事優勝を勝ち取ったのはセブンズセンスの漫才でした。
「ドレミのうた」をモチーフにした漫才で沸かせたセブンズセンス。小中学時代の同級生である、ツッコミの楠元健一(くすもとけんいち/1991年5月26日生まれ/大阪府出身)とボケの岡田翔太(おかだしょうた/1991年5月30日生まれ/大阪府出身)からなるコンビで、楠元の大学卒業を待ってNSCに同時入学。コンビ、セブンズセンスを結成しました。
首席卒業を果たした喜びを尋ねると、ツッコミの楠元は、「舞台に立てて、首席で卒業できてうれしいです。大学を卒業するとき、親に正社員になれと言われて泣かれたのですが、その願いを蹴ってよかったです。親もNSCの卒業ライブに出でると知って、昨日は晩御飯にとんかつを作ってくれて、応援してくれました。この喜びは親に伝えたいです」と感想を語りました。また、野球留学で山形県酒田南高校に通っていたボケの岡田も「高2、高3と甲子園に行ったんですが、スタメンではありませんでした。というのも、ショッピングモールで女の子に声をかけたところ、その子が監督の娘で。それから2年間、アルプスでした」と高校時代、図らずも辛苦を舐めた思い出を語りながらも、「あの頃があって今の僕があると思うので、首席卒業したことを監督に自慢したいです」と話しました。
憧れる芸人さんは、楠元が小籔千豊の名を、岡田はレイザーラモンRGの名をそれぞれ挙げました。お互いの憧れの芸人さんを初めて知った二人は、「そうなん!?」と顔を見合わせる一面もありました。
特典として授与された「4月のスケジュール」。これをきっかけに「ここで終わらず、次につなげていきたい」(岡田)「僕はフリートークが苦手なので、4月の仕事を生かして平場を鍛えていきたい」(楠元)と将来に向けて意気込みました。
『NSC大ライブ』首席卒業に向けて、ネタ選びのポイントを聞くと、予選はインパクトのあるものを、決勝はライブで一番ウケたネタを選択したとのこと。稽古にも励み、前日は細かく手を加えて仕上げていきました。なお、NSC入学から1年で、漫才10本、コント2、3本の持ちネタを作ったとのこと。そして、そのうちの一番のネタで見事、首席卒業しました。
『NSC大ライブ OSAKA』の決勝MCを務めたのは、矢野・兵動。NSC37期生のネタを目の当たりにして「決勝の20組は誰が優勝してもおかしくない。僕らもおちおちしていられないと思いました。未来のスター青田買いができて、今日は刺激を受けました」と矢野。「司会をするたびにレベルが高いと思います。先輩芸人のネタと同じ匂いを感じるものもありましたが、そこに若さがプラスされていて、俺らにはないセンスを感じます。この子たちの成長が楽しみです」と兵動も未来のスターたちへエールを送りました。
【矢野・兵動】