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2015年11月

ペットや家族、おたけの口臭の話まで!? 『ジャングルトークポケット』

11月8日(日)、よしもと沖縄花月で『ジャングルトークポケット』が開催されました。


さっそうと登場した3人は、「沖縄の方々ばかりなんですかねー、遠方から走って来た人ー?沖縄じゃない人ー?」と観客に質問を投げかけます。

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手を挙げた女性が、長崎から来たと答えると、すかさず3人は「皿うどん」「タクシーの使用量全国一位」など長崎名物や長崎にまつわるうんちくを披露。また、別の女性が「福岡」と答えると「ラーメン」「うまかっちゃん」「ありがとーおりごとー」とギャグを交えて反応します。そして、名古屋から来たという男性は、わざわざライブのために沖縄に来たのかと尋ねられ、「宮古島で結婚式を挙げた」と話すと、会場からは、自然と祝福の拍手が沸き起こりました。


トークでは、太田博久が何でもすぐ忘れてくる、という話題になり、この日も太田は、携帯を飛行機に忘れ、那覇空港からよしもと沖縄花月にみんなを降ろし、また一人空港に取りに戻ったとのこと。しかし、携帯が戻ってきたのは良いが、今度はタクシーで領収書をもらうのを忘れてしまったと悔やんでいました。

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「これまでも20~30回は忘れ物をしている」と太田は、忘れ物エピソードの数々を披露。羽田から福岡に向かう飛行機の中にスーツを忘れ、福岡から大阪に向かう新幹線でもまたそのスーツを置き忘れ、大阪に取りに戻り、そのまま今度はタクシーで広島に戻ったが、そのタクシーにスーツを忘れた、と行く先々で忘れ物をしたという。物を大切にし、物は無くさないという斉藤慎二が、楽屋を出るときは必ず太田の忘れ物が無いか確認をするそうで、こっちが「病気になっちゃいます!」と飽きれた様子でぼやいていました。

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携帯電話の話から発展し、おたけが無料通話・メールアプリ"LINE"の"グループライン"がめっちゃ好き、という話題に。最近釣りに興味を持ったおたけが「よしもと釣り部」というグループラインを作り、釣りに興味を持って欲しい芸人仲間を招待したのだが、誰も入ってくれないらしい。「信用がないの俺」と落ち込むおたけに、「そもそもグループラインの作り方が独創的すぎる」と太田にツッこまれていました。現在、おたけは 7つのグループラインがあると話し、「その7つすべてに"おたけ軍団"のデニスの松下宣夫も入っていて、その7つすべてのグループラインがいつの間にか俺と松下の2人だけでしか会話をしていない...」と悲しい実情も明かしてくれました。


ペットの話では、
太田の奥さんがパピチ(パピヨンとチワワのミックス犬)を飼っていて、その犬が太田のハイカットの靴の中でうんこをしていたという衝撃のエピソードが。「普通の靴ならまだしも、ハイカットの靴にうんこは難しい」と話していたが、「犬の大きさから考えると、肛門から直でうんこができるちょうどの高さだったのだろう」と犬の踏ん張るジェスチャーで力説すると、会場からは笑いが起こりました。

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また、チワワを飼っている斉藤が、パグやフレンチ・ブルドッグのような"ブサカワ犬"が好きと話すと、太田とおたけから、「斉藤も ブサカワイイ」と言われ、斉藤が「キモカワイイじゃないの?」と聞き返すと、「シワも眉毛もパグっぽい」「(斉藤の)眉毛下がりすぎてる」「眉毛が運河の橋」などと2人にいじられ放題でした。


次に「おふくろは、パンチある」という太田の母親の話に。結婚前の顔合わせで食事会を行ったが、酔った太田の母親は、高いテンションで奥さんの両親に「おとうたま、おかあたま、ピース、ピース」と騒ぎ始め、食事会を出てからも、桃太郎の像を指差し、「アレやりたーい!誰か写真撮ってもらえますかー?」と大声で叫ぶ始末。太田の家族と奥さんの家族の6人で桃太郎の真似をしたりして写真撮影をしたという恥ずかしいエピソードが飛び出しました。

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ライブの最後は、観客からジャングルポケットへの質問タイムへ。女性から「おたけが口臭いの臭ってみたい。本当に臭いんですか」という質問に、「おたけの口の臭さは、ゴールデンレトリバーのうんこの臭いだから」と、会場を代表して斉藤がおたけの口臭を確かめることに。

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「俺が確かめるの!?」と嫌がる斉藤を太田がつかまえ、おたけが息を吐くと「くっさ!」と斉藤だけでなく太田も大暴れ。2人が悶絶する姿に、会場は大爆笑に包まれ、、ステージは幕を閉じました。


【ジャングルポケット】

小籔千豊、芸歴1年目のフレッシュ芸人30人に愛のムチ炸裂!『小籔とNSC卒業したての人たち30人と打ち合わせなしでトークしてみる2時間』レポート

10月27日(火)、東京・ルミネtheよしもとにて『小籔とNSC卒業したての人たち30人と打ち合わせなしでトークしてみる2時間』が開催されました。

幕を開ける前に現れた小籔。立見が出るほど満員の客席を見渡して「売れましたわ」とニヤリと笑います。
「トークライブって知ってるもん同士で喋りますやん。普通はトークのスキルを認めている人と話すもんなんですけど、そんなイベントはもうええ。お互いの面白エピソードトークを言い合うのは飽きた。俺はドキドキするようなトークライブをやりたいということで、NSC卒業したてで会うたこともない塊30人とやったらどうなるかなと。どこでどう喋るか、おもろいんかもわからん環境でやるとドキドキするんやないかと思って、以前、タイトルは違うけれどやったんです」と、このライブの主旨を説明。
「今日もどう面白くなるかの算段はついていませんが、ご覧いただければ。過去のライブでは東京NSC15期生、ニューヨークやデニスらが1年目の時にやりました。見たことない若手ばかりかもしれませんが、いつかテレビや劇場で活躍するかもしれません。覚えといて"俺、あいつら観に行ってたし"っていうイキり方もしていただければ」と観客に呼びかけました。
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幕が開けると、すでに舞台には30人の1年目芸人たちが。「何期?」との小籔の呼びかけに、「東京NSC20期生です!」と元気に答えます。
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小籔がまず目を引いたのは、女装姿の男性。しかも、左隣の男性とノンドルバワイカーというコンビを組んでいると告げられると、「まさかのコンビか!」と驚愕します。
「どっから聞いていいかわからんけど、男やんな? ジェンダーやから全然オッケー。イェイ!やけど、その格好は?」と訊ねられたノンドルバワイカー・茶漬けは「学生時代からやってました」と返答。茶漬けは"男の娘"という言葉をつくった人物だそうで、NSC入学前から雑誌にも出ている有名人なんだとか。
「女性が好きなん?」と聞いた小籔は「正直、どっちもあんまり興味がない」という返答を聞いて「将来どうすんの? 孤独死するで」と呼びかけ。すると、相方・澤井が「僕がいるから大丈夫です」と微笑みます。
そんな澤井にも凄まじい過去が。「24歳まで高校生やってました」と語ると、小籔は「脂っこいのからいってもうた......」と驚愕。小さい頃は劇団ひまわりに所属し、『中学生日記』(NHK)にレギュラー出演していたという彼。「高校と仕事の両立、さらに家庭問題がありまして学校を辞めて。でも、21歳で知識が欲しくなりまして(高校に)入り直したんですけど、顔面半分が溶ける病気にかかりまして」と話すと、「それ、ほんまやろうな! 履歴書パンパンやん!」と小籔。その後、病気が完治してから高校を24歳で卒業、フリーでMCや役者をやりつつお金を貯めて、NSCへ入学したそうです。また、「僕、チェリーボーイなんです」ともったいぶって語る澤井に、小籔は「実は......感、出さんでええ! そら、そうやろなって思うだけで、えー!とは誰も思わへん」とぶった切りました。
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「次、薄めのほう、いこうか」と反対側のいちばん内側に座る青柳正樹を指名。現在は40歳で、以前は新宿でホストをやっていたとか。
「誰みたいになりたい?」という質問に、「憧れているのは、とにかく明るい安村さん。裸芸に憧れているというよりも、身近にあるもので"あるなぁ"っていうものをやっているのがすごいなって」と返答すると、小籔は笑いながら「大してお笑いが好きちゃうんやろうね。いや、安村はもちろん面白いんよ。けど、旬なお笑い芸人を言うから、そこまでお笑い好きじゃないんかなと思ってん」と冷静に分析。さらに、「言うたら悪いですけど、来年売れる気がしない」とキッパリ言い切ったことから、青柳の本心が明らかに。
「お笑いに入るきっかけは、庄司さん(品川庄司)とミキティ(藤本美貴さん)の結婚。ミキティが大好きで、俺も売れればアイドルと結婚できるんじゃないかなと思いました。それが全てじゃないですけど」と言うと、「でも、大半を占めてると。まぁ、こういう薄っぺらいヤツのほうが売れるかもしれない。職歴見ても、やっては辞めてっていうね」と厳しい言葉をかけると「芸人になるのが遅すぎたかなと思ってるんです」と語る青柳。「40歳でよしもと入ったなんか、気ぃ狂ってるよ! やって、人気出ようと思ったら45歳。アイドルと結婚するなら、ある程度稼いどかんとあかん」と現実を語りつつ、「1回考えようか、ノートとペン買うて。70歳で死ぬ予定やとして、この年齢のときはこうやってプラン立てたほうがいいと思いますよ。まぁ、帳面に付けんでも考えたらわかりますやん。2年で売れるなんて、(現実に考えれば)宝くじが当たるようなもんやから」とアドバイスしつつ、「ええ大人やから甘噛みですけど、新喜劇の後輩やったらぼこぼこですよ!」と、先輩として諭しました。
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東京NSC20期生の主席だったブッタマリア。現在、ヨシモト∞ホールの若手ランキングシステム「彩~irodori~East」の「~Jr.」にいる彼らですが、ガッパー稲吉は「∞ホールのお客さんにハマってない。出待ちも0人。渋谷をあんなにすんなり歩けるとは思っていなかった」と悩みを打ち明けます。
元々、ガッパーは東京NSC11期生、かめ島は名古屋よしもと(東京NSCでは9期生が同期)だったそうですが、それぞれコンビ解散。2人で組んで違う事務所に入っていたものの、事務所のトラブルもあって再びNSCに入り直したんだそう。主席は売れないというジンクスについて、小籔は「それは絶対あると思う」と断言。「大阪のNSCで、俺らも主席やった。でも、COWCOWや土肥(ポン太)のほうが面白かった。結局、鳴かず飛ばずで解散した」と自身の経験を語りながら、「木村祐一さん以外のNSCの先生の言うことなんか聞くな! そこで選ばれたくらいで"俺、いけてんちゃうか"って安心するな!」と喝を入れます。
大阪NSCの主席で卒業後、上京したセブンセンスも同じ悩みを抱えているよう。「東京行くって言うたら、"仕事ないぞ"と言われて。それでも出て来たんですけど、本当に仕事がなくて......最悪です。今、大阪では2位のヤツらが優遇されてます」と語る楠元に、「若い頃の仕事量なんか関係ない」と小籔。「俺、昔は仕事がなくて、嫁さんもしくしく泣いてた。けど、今は金持ちや!」とハッパをかけます。
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ここで、茶漬けが「そういえば、2丁拳銃の修士さんの奥様、野々村友紀子さんが講師です」と発言。先ほど"祐一さん以外の講師の言うことは聞くな!"と言った小籔ですが、前言撤回。「野々村さんは面白いから、言うことを聞いたほうがいい。俺がこの世界を辞めるって言うたとき、電話かかってきて"ご飯行こうか"って誘ってくれて"あんた、辞めんとき"って言うてくれた人。俺は野々村さんの言うことを聞いたからこそ、死ぬほど金持ちになれた」と先輩への恩義を噛み締めました。
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女性コンビも多く出ていたのですが、「娘ができてから、女の子には優しくなってしまった」という小籔。メレリルドラゴン・ミッチードプリンが好きな地下アイドルについて熱く語り始めると、会場には困惑の色が。小籔も「もうやめや! 痛々しいわ」と制します。また、「落としたりして、お金が自然と10万円単位でなくなる」と語ったパワープランツ・岡本には「財布落とし過ぎや。神社行け!」とアドバイスします。

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「ウケなくてほくろの数が増えた」と語るのは、暴動天使・山崎。「芸人を辞めたい。(周りにいる)こういうヤバいヤツらが笑顔で話しかけてくる状況に耐えられなくなって......」と弱々しく語ると、小籔は「気持ちはわかる。それが普通や」と寄り添います。
また、黙って座っていた左中央の白髪の男性が、隣りの女性とコンビだとわかるとまたもや驚愕。「売れたくて、コンビを組みました」と話すフェアリーモンスター・本水。相方・宮原は47歳にして、親が購入した億ションに住んでいたそうで、ニートから「小説家になりたい」という夢を持って上京したものの、全くものにならなくてNSCに入学したという経歴(?)の持ち主。
説明もうまくできない宮原を冷静に見ていた小籔。「相方、大丈夫か?」と声をかけられた本水は「面白いと思ってます!」と笑顔。「そんならええか。ニートだとて、頑張りようによってはなんとかなります。今別府(直之)だって、今は仕事がありますからね。希望を捨てないで頑張って!」と温かい声をかけました。
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学生時代、野球部を辞めてコンテンポラリーダンス部をつくったと話すのは、いじわるモルモット・森川。アイドルが大好きでコンテンポラリーダンスにも目覚めたそうですが、ある女性アイドルが好きすぎて、実家にその方専用の部屋を用意していることを話すと、会場が騒然!「万が一来てくれたら」と妄想を炸裂させる様に、全員が動揺を隠せません(現在は姉によって壊され、その部屋は阪神・鳥谷選手の部屋になっているそうです)。
また、相方・上茶谷が尖っていて困っていると語ると、小籔は「尖ってるヤツがいちばんおもんない! 尖っててウケてないヤツがいっちばんあかんからな」とバッサリ切り捨てます。
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ブルーレディ・佐野が「僕も尖っていて、小籔さんをテレビで観ても笑いません」と浅はかに噛み付くも、もちろん全く動じない小籔。「そら、そうやな。全然ええよ。佐野くんやっけ? 君が観んでもなんとも思わへんし、俺、金持ってるし。佐野くんは死ぬほど金ないやん? あとで、財布の中身、見せ合おうか? ゼロ1つ違いで済むかな?」と静かにどんどん追いつめます。そうは言いつつも、「挨拶してけぇへんくらいのヤツのほうが可愛い。ダイアン・西澤は挨拶してけぇへんかったけど、ネタがウケてたからご飯誘ったった」と、面白いことが大事だと強調。さらに「俺の眼力ナメんなよ! ゴマすって来るヤツ、ろくなヤツおれへんから!」と喝を入れました。
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全員の話を聞いたのち、「そろそろ時間やけど、なんかある?」と声をかける小籔。悩みを打ち明けたり、エピソードを語ったり......それぞれがアピールする中、「鍋がおいしくなる季節ですよね?」と切り出した青柳に、「どんな入りやねん!」と指摘。「高校の時に、おでんが出たんです!」(青柳)「どこに?」(小籔)「家で!」(青柳)など話す順序すらままならないだけではなく、オチがまさかの下ネタ。「売れるか!」と激しくツッコみます。
「相方が大好きなんでぇ~、いいところを言いまぁーす!」と言い出したのは、かぼちゃのパンプキン・たん。終始、不思議ちゃんキャラを炸裂させていた彼女を冷静に見つめつつ、「自分、ずっとそんな感じやったけど、スベったなぁって泣きながら寝るんか?」と核心をつくと、会場からドッと笑いが起こりました。
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時には冷たい言葉を投げつつも、一生懸命答えようとする若手に優しい言葉をかけ続けた小籔。最後は「この時間だけ、写真撮ってもいいですよ」とファンサービスも行なうなど、気遣いが光った2時間半でした。


【小籔千豊】

コロコロチキチキペッパーズがキングオブコント優勝後初の単独ライブを開催「よろチキ4」。最後は予想外のゲストの登場も!

キングオブコント2015で見事優勝を果たしたコロコロチキチキペッパーズが、11月3日(火)になんば漫才劇場にて単独公演「よろチキ4」を行いました。今回はコントと2人のVTRを挟みながらの構成でした。

マジックショーの定番BGMが流れるなか、シルクハットをかぶった西野が登場しました。舞台にはナダルのギャグ「やっべぇぞ!」が書かれた大きな箱が3つ。どの箱にナダルが入っているかを確かめるように箱を開けていくものの、中にいたのは霜降り明星 せいや、マユリカの阪本、ZAZYの3人。どっと会場が湧いたところで舞台袖からナダルが登場し「この中に俺いねーじゃねぇか! やっべぇぞ!」を披露し、公演が始まりました。
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最初のコントは「演劇部」。演劇部の先輩に扮したナダルが、新人の後輩役・西野に「演技とはこうだ!」と大根役者ぶりを披露し、西野が呆れて「(僕の演技とは)全然違います」と呆れるというストーリー。最後は「もう演劇部を辞めます」と言い放ち、去ろうとする西野に「その姿こそ演技なんだよ!」と熱く勘違いをするナダル。そんなナダルに「こんなの演技じゃないですよ!」と西野が平手打ちし、ナダルの「なんじゃそりゃ!」で幕を下ろしました。
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コントの合間に上映されたVTRでは、キングオブコントで獲得した賞金かけて卓球で勝負。2人が卓球をしながらしりとりをしたり、優勝ネタ「卓球」のSURFACEの曲「さぁ」に合わせてキメのポーズをする度に会場を沸かせていました。

次のコント「カラオケ」では、高校生の先輩に扮したナダルと、後輩の女子高生・マキちゃん役の西野がカラオケルームを舞台にコントを展開。マキちゃんに片思いの先輩が、自慢の歌でマキちゃんを励まそうとするものの邪魔が入ります。挙句の果てには「門限があるから!」とマキちゃんが逃げるように去っていってしまい、舞台は暗転。
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卓球のVTRの後は漫才を披露した2人。居酒屋メニューをさっと言える人がかっこいいという西野が、優柔不断な自分のために居酒屋のスタッフをナダルにお願いするというフリを展開。ところが、海鮮メニューの注文で妙にテンションがあがるナダルにわけを聞くと、「芸人をやっていなかったら、水族館の飼育員をしたかった」と告白し、ネタが終わるまで終始テンションが高かったナダルでした。
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次のVTRでは、コロコロチキチキペッパーズと仲の良い芸人たちが居酒屋に集合している場面が登場。催眠術の得意な◯◯◯◯の松井が、ナダルに「噛めば噛むほど甘くなるレモン」「手が顔にくっついて離れない」「楽しくなる」など、次々と催眠術をかけていきます。驚くほど素直に催眠術にかかってしまうナダルに、会場は大爆笑。そんな中、「グラスが好きな人になる」という暗示にかかったナダルは「ともちゃんとつきあいたい」と告白したことに、催眠から覚めた後、ナダルが「言っちゃった」とショックを受けている様子が印象的でした。

続くコント「漢」ではホステスに変装した父親役をナダルが、その子供・たっくんを西野が演じました。たっくんが「ゴキブリがでた!」「ベッドを動かして」「おとなりさんがウルサイんだよ」などとナダルに訴えると、その度にホステルのかつらを投げ捨てて「漢」に変身し、たっくんのお願いをきくという展開に会場は笑いの渦に。
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次のVTRではブラックマヨネーズの小杉が登場し、コロコロチキチキペッパーズの2人へコメントを残していました。

そして終盤は「キングオブコメント2015」と題し、ネタを披露する芸人に、審査員の芸人が点数とコメントをつけるというコーナーへ。MCはプリマ旦那の河野と西野が、審査員はアキナ、藤崎マーケット、ナダルが務めました。ネタはマユリカ、ZAZY、霜降り明星 せいや、男性ブランコ、守谷日和が登場し、それぞれのネタを披露。概ね好意的なコメントと点数がついたのに対し、トリの守谷日和は散々なコメントと点数でしっかりオチをつけ、会場を盛り上げました。
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最後はキングオブコントで優勝したネタ「卓球」を披露。途中、SURFACEの『さぁ』のイントロが流れると観客席から元SURFACEの椎名が登場! 椎名はステージに上がり、2人の卓球フォームに合わせてポーズをとったりとノリノリで歌い上げました。会場はあっという間にどよめきと歓声に包まれ、2人は椎名の生の歌声に乗せてコントをやりきりました。最後まで笑いに包まれた会場は、立見席が出るほどの超満員。会場全体が一体となり、笑いの絶えない1時間半となりました。
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公演後に西野は「あっという間で楽しかったです。満席で立ち見でもみてくれてずっと盛り上がってもらって。キングオブコントでご一緒してもらったアキナさん、藤崎マーケットさんも出ていただいて。元SURFACEの椎名さんも出てくださって。最初は皆さん気づいていなくて。でも気づいた瞬間会場がうわーってなって」と興奮気味に話していました。「僕もいつも西野に点をとられるみたいなイヤな気持ちはしなかったですね。本当に気持ちよかった」とナダル。2人とも「椎名さんの生歌でコントできるなんて、本当に至福の時間でした。すごい経験をさせてもらいました」と感激した様子。"キングオブコントの先輩と出演してプレッシャーはなかったか?"という質問には「藤崎マーケットさんもアキナさんも冗談ですけれど『なんで出なあかんのや!』と怒ってて(笑)(西野)」「僕は『やっべぇぞ!』というギャグがあるのですが、舞台袖でアルバイトの人にふざけてやってたら、それを見て(藤崎マーケットの)トキさんが毎回キレてて(笑)。『それやめろ』と。でもみなさん優しくて。尊敬している先輩なので、出演いただいて嬉しかったですね(ナダル)」。
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SURFACEの『さぁ』を公認の曲にできたことについては「優勝してどうなるかと心配したが、(元SURFACEの)椎名さんが『使ってくれ』と言ってくださって」とナダル。コントを一緒にやろう、と打診してくれたのも椎名から、ということで、2人は感激しっぱなしでした。
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VTRで登場した噂の女性、ともちゃんについても質問が飛ぶと「今そんなこと聞くの?」と半ば照れ気味のナダルでしたが「片思いの子がいて、僕の深層心理がバレてしまいました」と告白。最後は「だから催眠術はいややねん!」と締めくくった2人でした。
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「秋の火災予防運動」オープニングイベントで吉本新喜劇座長・辻本茂雄が一日消防局長に!「火災のときは冷静に行動を」と呼びかけ

11月15日(日)まで全国一斉に実施される「秋の火災予防運動」のオープニングイベントが、11月9日(月)、なんばグランド花月ビル1階およびなんばグランド花月前広場にて開催され、吉本新喜劇座長・辻本茂雄が大阪市消防局中央消防署の一日署長を務めました。この運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるにあたり、市民の皆さんに「火災予防」を今一度確認してもらい、火災を一件でも減らそうというもの。辻本は署長として、市民の皆さんに広く「火の用心」を呼びかけました。

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まずは、なんばグランド花月ビル1階において、「一日消防署長任命式」が行われることに。おなじみハチャメチャ爺さん"茂造"のキャラとは打って変わって、制服をキリリと着こなした辻本が登場すると、会場から歓声が上がります。大阪市消防局消防局長・消防司監の打明茂樹さんから委嘱状を授与され、中央消防署署長・消防正監の二宗伸介さんにタスキをかけてもらうと、辻本は緊張の面持ち。
この後、着席と同時に中央指揮者旗が辻本の後ろへと移動し、"辻本署長"に大きな拍手が送られました。

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続いては、中央消防署員が辻本に「火災予防啓発活動」開始を申告。署員たちに敬礼で応える辻本は、早くも"署長"の威厳たっぷり! 

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挨拶では「初体験でリハーサルもできなかったので...」と戸惑いも明かしつつ、「これからどんどん乾燥しますので、皆さん、火事には気をつけて。ひとりひとりの心持ちが一番大切だと思います」と語りかけました。

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大阪市消防局のヒーロー「セイバーミライ」らと横断幕を持っての写真撮影を経て、こんどはなんばグランド花月前広場に移動。本公演の「辻本茂雄スペシャル」で共演中の水玉れっぷう隊・アキ、へびいちご、平山昌雄、伊賀健二も加わり、さまざまな体験で防災の大切さをアピールします。震度7までの地震が体感できる「起震車」での地震体験では、激しい揺れに一同ぼう然。辻本は「今日は『行きますよ』と言われてから揺れたので心の準備ができたが、地震はいつ起るかわからない。どのような動きをすべきか、頭の中に入れておいた方がいいですね」とコメントを。

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火災時の煙を再現した煙中避難体験では、小さなテント内にも関わらず、すぐ前も見えない状態で、「まったく見えない!」「署長、どこですか〜!」と叫び声も。ここでは人体に害のない煙を使用していますが、「それでも咳込んでしまった。もし本物の火事の煙なら、今ごろ意識を失っていた」と辻本。小学校3年から中学2年までボーイスカウトで活動していたことから、当時学んだ知識を生かし、「とにかく姿勢を低くして、できれば水で濡らしたタオルなどで口を覆い、煙を吸わないことが大事」と具体的な対処法も紹介しました。

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さらに、消火器を使った初期消火にも挑戦。

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これらの体験を通じて感じたこととして、「もし火事になったら、やっぱり慌てると思います。でも、難しいけど慌てず冷静になって。なるべく自分を冷静に保てた方が、災害時にはプラスになります」と述べた辻本。最後はミニミニ消防車に乗って、さっそうと会場を後にしました。

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イベント終了後の囲み取材で自身の防火対策についてきかれると、「やっぱりキッチンが一番怖い。油は燃え上がっても水をかけたらダメ。ホームセンターでもさまざまな消火グッズが売られているので、準備しておくべき」と回答。今日の体験は、ふたりの子どもたちに伝えて、日々の防火意識向上に生かしたいとのこと。「恥ずかしい」と言いながら乗ったミニミニ消防車については、「子どもの頃、(出身地の)泉州から高島屋に来て、ああいうのに乗ったのを思い出しました」と笑わせていました。


【辻本茂雄】

渡辺直美、ファイナルイベントで『Café de Paris×リアル脱出ゲーム「白い部屋からの脱出」』を見事クリア!

11月9日(月)、東京・六本木ヒルズ大屋根プラザにて『Café de Paris×リアル脱出ゲーム「白い部屋からの脱出」ファイナルプレスイベント』が開催され、渡辺直美、ダレノガレ明美さん、BEIBが出演しました。
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フランス産のスパークリングワイン「Café de Paris」とリアル脱出ゲーム史上初となるデジタルを駆使したオリジナルリアル脱出ゲーム『Café de Paris×リアル脱出ゲーム「白い部屋からの脱出」ファイナルプレスイベント』が6日(金)より8日(日)まで3日間限定で開催。本日は同イベントのファイナルとして、プレス向けのイベントが行なわれたというわけです。

淡いパステルカラーがステキなドレス姿で登場した直美。司会者から「エレガントですね」と声を掛けられると、「Café de Parisをイメージしてみました。新しい自分を見つけられた気がします」と"イイ女"を気取ったコメントをし、自ら失笑します。
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お酒が弱いという直美ですが、「Café de Parisはボトルが可愛いので、女子はたまんないと思いますよ。お酒に弱い私でもいい感じで酔えるのもすごくいいんです」と発言。ダレノガレさんも「本当にボトルがキレイ。いろんな味を楽しめるところもオススメですよね」と同調します。
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直美はライチ味を、ダレノガレさんはマスカット味をチョイスして、まずはCafé de Parisで乾杯。あまりのおいしさに目を見開きます。Café de Parisには選んだフレーバー占いがあるのですが、直美は「当たってる!」と驚嘆。「気にし過ぎて慎重になってしまうところとか。例えば、口が臭いんじゃないかなと思って、息を吸いながら喋っちゃうんですよ」と日常での悩み(?)を語って、ダレノガレさんに意見を求めるも「ごめん。聞いてなかった(笑)」と言われて大笑いです。
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もうすぐやってくるクリスマスへの意気込みを漢字一文字で表すという企画では、「耐」と書いた直美。「1人で過ごすことに耐えて、寒さに耐えて。イルミネーションの下に、カップルが集まってるんですよ! 明るいところへ虫みたいに! これはねたんでいるとかではないんですけど、さっさと通り過ぎます」と語ると、BEIB・YUICHIさんは大いに頷いて「わかります。僕は全力で走り去ります!」と話します。
一方、ダレノガレさんは「美」。「街も美しいので、自分も美しく。直前でやるのではなく、今から中身をキレイにして、彼ができることを想定してがんばってます」とポジティブに語ると、直美は「ステキ! 真逆ですね」と賞賛。また、司会者からの「ぜひ直美さんを誘ってみてください」という計らいで、YUICHIさんから「自分勝手かもしれないけど、クリスマスを一緒に過ごしませんか?」という甘い誘いを受けた直美でしたが、「ごめんなさい!」とお断り。「ははは! 目力が強過ぎたのでちょっと......」と大笑いでした。
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さらに、リアル脱出ゲームに挑戦。携帯電話を使って行なうゲームでは、2人とも大苦戦してしまいます。また、3日間好評を博した「白い部屋からの脱出」では、直美が率先してクイズを次々と解き、無事クリア!「体を動かせるので、すごく楽しかった!」と大満足の様子です。
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最後には、Café de Parisでつくったクリスマスツリーを完成させて、再び乾杯! 大いにスパークリングワインを楽しむ直美でした。
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【渡辺直美】

2015年11月 8日 (日)

映画初主演の渡辺直美、役作りで体型維持に尽力? 『五つ星ツーリスト THE MOVIE』初日舞台挨拶

11月7日(土)、東京・角川シネマ新宿にて、同日全国公開を迎えた『五つ星ツーリスト THE MOVIE~究極の京都旅、ご案内します!!~』の初日舞台挨拶が行われ、主演の渡辺直美が登壇しました。

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今年1月より、日本テレビ系で放送され人気を博したドラマ『五つ星ツーリスト』。
窓際社員ながら旅行プラン作成から添乗業務まで完璧にこなす伝説のトラベルマスター高瀬京香を渡辺直美が演じ、京都を舞台に大奮闘ストーリーを繰り広げます。

上映後、MCの武内由紀子から紹介を受け登壇した渡辺直美は、「こんなにたくさんのお客様に来てもらえるとは思いませんでしたので、めっちゃうれしいです!」と観客の多さに感激した様子。

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ドラマと並行して映画を撮影していたため、多忙を極めたそうですが、そんななか直美は、安井金比羅宮で縁結びの願掛けをしたり、京都に詳しいという共演者の寺島進さんの誘いで鍋や焼き肉などを楽しんだとのことです。

また寺島さん、山本裕典さん、高月彩良さんと食事に行った際は「ほとんどシモネタなんですよね。男子校みたいなノリでしゃべって、彩良ちゃんが呆然とするっていう(笑)」といった会話を楽しみ、「すっごい仲いいので、その感じが映画で伝わってるんじゃないかと思います」と自信を伺わせる発言も。

役作りに関しては、「京香さんが少食で、その人の気持ちがわからないというか、大変でしたね」と性格の違いに戸惑うも、「体型維持は大事なので、撮影終わりにご飯を食べて、すぐ寝る(笑)」といったストイックな食事管理(?)を実践していたそうです。

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また京香の場合、体型をいじられると泣いてしまうナイーブな性格の持ち主ですが、「私は楽しんで笑っちゃうんで、泣くっていう感情がどういうことなんだろうなって(笑)」といった違いもあったとか。

他にも、アドリブシーンや長回しシーンでのエピソード、彼氏が出来たらマッサージと自分も好物の唐揚げでもてなしたいといった願望を熱く語った直美。

舞台挨拶の最後には、本作と直美がプロデュースするファッションブランド"PUNYUS"とコラボしたサイン入りオリジナルミニトートバッグを来場者5名に抽選でプレゼントしました。

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バッグに宛名を書き加えるといった直美のサービス精神旺盛もあり、大盛り上がりのまま、舞台挨拶は終了。

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『五つ星ツーリスト THE MOVIE~究極の京都旅、ご案内します!!~』の詳細、最新情報、並びにオリジナルミニトートバッグが50名に当たるキャンペーンの詳細は、公式サイト(http://www.ytv.co.jp/fivestar/index.html)でご確認ください。


【渡辺直美】【武内由紀子】

ハチロクが1日出ずっぱりの『大宮8.6秒バズーカー祭り』が大盛況!

10月17日(土)、埼玉県・大宮ラクーンよしもと劇場にて、『大宮8.6秒バズーカー祭り』が開催されました。

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『大宮8.6秒バズーカー祭り』は、この日の大宮ラクーンよしもと劇場の公演に、8.6秒バズーカーと大宮セブンのメンバーが出ずっぱりなうえに、1日通し券となるパスポート購入者には、写メ&握手会の限定イベントも開催。

午前中から熱心なハチロクファンがかけるなか、11時開演の『8.6秒バズーカー寄席 その壱』では、タモンズ、GAG少年楽団に続いて、歓声と拍手を浴びながら8.6秒バズーカーがステージへ登場します。

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サンパチマイクの前に立つやいなや、挨拶もそこそこに「うー、5ステー!」と1日5ステージへの意気込みを叫ぶ田中シングル。
すると、はまやねんは「このテンション、おかしいと思うでしょ? 朝まで稽古してたんですよ。仕方ないんです」とフォロー(?)します。

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その稽古をしているというバンビーノ、ピスタチオ、クマムシとのライブ『OPARTY』についてのエピソードを語ったり、客席に8.6秒バズーカーのコスプレしている人を見つけてコミュニケーションをはかった2人。

改めて「僕らのアレを見てもらいましょう」(田中)、「景気づけに」(はまやねん)と前ふりをし、スタンバイのポーズを取ったところで、満を持してラッスンゴレライを披露すると、手拍子が鳴り響くなど、大盛り上がりのまま最初のステージを終えました。

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続いて、ブロードキャスト!!、マヂカルラブリー、犬の心、サカイストがそれぞれネタを披露し、ハチロク目当てのファンも爆笑のまま『8.6秒バズーカー寄席 その壱』は終演。

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その後は、『8.6秒バズーカー寄席』を「その参」まで行い、前記したパスポート限定イベントを挟んで、『大宮8.6秒バズーカー祭り企画』、20時終演の『大宮8.6秒バズーカー祭りトーク』まで、大宮セブンとともに盛り上げた8.6秒バズーカー。

大宮ラクーンよしもと劇場の最新情報は、公式サイト(http://www.yoshimoto.co.jp/omiya/)でご確認ください。


【8.6秒バズーカー】【タモンズ】【GAG少年楽団】【ブロードキャスト!!】【マヂカルラブリー】【犬の心】【サカイスト】

ネギ芸人の血も騒ぐ!? 華丸・大吉、清水国明さんとの公開収録で豊洲市場に興味津々!

11月7日(土)、8日(日)、東京・赤坂サカスにて『TBSラジフェス2015 うまいもん祭り』が開催され、7日にはサカスステージにおいて『豊洲市場 開場まであと1年!清水国明と博多華丸・大吉のうまいものトーク』が行われました。

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来年11月7日(月)より、東京都中央卸売市場が現在の築地より豊洲へと移転するため、ちょうど1年前のメモリアルデーとなったこの日。
今回はその移転に向け、中央卸売市場の機能や役割を都民へ再発見、再認識してもらうことを目的とした『TOKYO ICHIBA PROJECT』によるステージで、大勢のギャラリーが見守るなか華丸・大吉を中心に楽しくてためになるトークが繰り広げられました。

最初に登場したのは、博多華丸・大吉の2人。

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同じステージでは、すでに『たまむすび』特番の公開生放送に出演していた大吉ですが、ラジオも聞いてなかったという華丸に「聞いてくださいよ。あなたも『たまむすび』のレギュラーでしょ?」と問いかけます。
すると「呼ばないくせによう言うばい。第5週目の水曜日があればレギュラーですよ、どう思います?」と出番の少なさについて客席へ問いかける華丸。
さらに華丸は、豊洲のイメージについて「中洲しかないです(笑)」と答えるなどして、大勢かけつけた客席を沸かせます。

そうしたアイドリングトークに続いて、清水国明さんを招き、本題の東京都中央卸売市場の移転の話題へ。

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清水さんは現在、タレント業をしながら山口県の無人島で漁師をし、お米も作っていることから「市場というのは我々は関係しているんですよ」と力説します。

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また、TOKYO ICHIBA PROJECT キャラクター「イッチーノ」を紹介し、TOKYO ICHIBA PROJECT応援団長を務めるなど、東京都中央卸売市場の豊洲移転を応援していることから、その応援団を華大にお願いをするも、「我々は博多とのしがらみが...」と言葉を濁す大吉。

次に、東京都中央卸売市場の北島さんを迎えると、豊洲市場の大きさは築地市場の1.7倍、築地から2.3キロの距離、お店やスタッフもまるごと引っ越すので「築地の魂」はそのまま受け継がれるといった事実が北島さんを通して知らされます。

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続いて、築地市場の水産卸売「島津商店」の島津さん、同じく青果仲卸売「くしや」の杉本さんが登壇。

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それぞれの目利きから見た豊洲市場へかける期待のほどがわかるトークが繰り広げられた他、好きな魚を訊かれた島津さんが「鯖かな」と答えると、「結局!」と華丸が意気投合します。

一方、杉本さんはネギ好きだと明かすと、華丸が「一緒! 彼らはジャマをしない」「五感で楽しませてくれる!」と一層ハイテンションとなり、『アメトーーク』にネギ芸人として出演した遍歴を伺わせる一幕も。

ここで、魚のプロ・島津さんと野菜のプロ・杉本さんとがタッグを組み、レシピを考案したというフグのホットドッグ「ふくドッグ」を試食することとなり、各々が「美味い!」と舌鼓を打ちます。

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ラストのブロックでは、クイズに正解した観覧者は旬の柿がもらえる「うまいものクイズ」が行われ、華丸のものまねが飛び出すなど、客席は大盛り上がり。

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エンディングを迎え、「芸能生命、漁師生命をかけて豊洲市場のオープンに向けて、応援団を結成していきたいと思います」と意気込む清水さんは、「この後、申込書を渡すからね」と再度華大を勧誘し、華丸が「口約束じゃダメですか?(笑)」と返すなど、親睦を深めた面々でした。

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なお、この収録の様子は、11月16日(月)夜8時30分よりTBSラジオにて放送。
『TBSラジフェス2015 うまいもん祭り』は、11月8日(日)も開催され、東京都中央卸売市場のブースも設置されています。

『TOKYO ICHIBA PROJECT』の詳細は、公式サイト(http://www.tokyoichiba-project.metro.tokyo.jp/)にてご確認ください。


【博多華丸・大吉】

2015年11月 7日 (土)

木村祐一×笹島シェフ×木村チルドレンによる日本代表料理も出店! 『JAPAN HARVEST2015 オープニングセレモニー』

11月7日(土)、東京・丸ビル マルキューブにて 『JAPAN HARVEST2015 オープニングセレモニー』が行われ、木村祐一が登壇しました。

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『JAPAN HARVEST2015』は、3年前から「食と農林漁業の祭典」の一環として開催されていた『ジャパン・フードフェスタ』の系譜を受け継ぎ、新たなステップとして行われるもの。食の日本代表を食べ歩くことのできる、食欲の秋にふさわしいイベントです。

7日(土)、8日(日)の2日間、東京・丸の内仲通り、行幸通り及び六本木ヒルズにて開催され、木村祐一、笹島保弘シェフが小学生の子どもたちと一緒に開発した日本を代表するお米料理の販売や、日本各地で開催されている食コンテスト受賞店舗の出店、高校生の料理コンテスト『ご当地!うまいもん甲子園』など、日本全国のグルメを堪能できます。

まずは農林水産大臣政務官・加藤寛治氏の挨拶があり、その後各イベントの代表者がそれぞれ登壇し、イベントの概要や見どころについての説明が行われました。

続いて「食の日本代表企画 キム・ギオットーネ ジュニア」の紹介が行われ、ここで木村祐一、イタリアンレストラン イル ギオットーネのオーナーシェフ・笹島保弘さん、木村チルドレンと呼ばれる小学生の女の子2名が登壇します。

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本企画についての説明の前に木村が一言「チルドレンが、この企画の会議をしていた8月から身長が伸びてる」と報告を。"木村チルドレン"とは、多くの応募者の中から選ばれた17人の小学生たちのことで、木村チルドレン、木村、笹島シェフが一緒に開発した"日本を代表するお米料理"として「国産野菜たっぷりのいろ鶏どり丼」「天使のラーメンリゾット」の2種類のお米料理をキッチンカーで販売。お米は岩手県陸前高田市の新たなブランド米「たかたのゆめ」を使っています。

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「国産野菜たっぷりのいろ鶏どり丼」は親子丼にアレンジを加えた丼で、ごはんにオレンジピールをまぶしてアクセントにし、通常は玉ねぎを入れるところを九条ネギを入れ、少し京都風にした上、トマトも入っているという洋風の丼。

「天使のラーメンリゾット」はラーメン好きな子どもたちが多かったため、ラーメンの味を存分に生かしたお米料理を、という笹島シェフ考案の一品。とんこつスープでお米を炊き、チャーシュー、なると、煮卵等ラーメンのトッピングと同じものをトッピングするという和食とイタリアンの融合メニューで、大人から子どもまで楽しめるリゾットとなっています。

「子どもたちの意見を取り入れたくて、17名のチルドレンに『忌憚のない意見を言ってほしい』とお願いしたら、忌憚がなさすぎて収集がつかなくなったりもしました(笑)」など、制作過程でのエピソードも交えつつ、料理についての説明をする木村。キッチンカーのお店の看板もチルドレンが描いたものだそうで、一目で日本食だということがわかるよう、富士山や東京タワーなど、色とりどりに描いてもらったと語ります。

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笹島シェフは、今回のメニューのポイントを「和食のいいところはダシにあると思うので、どちらのメニューもダシにこだわってます」と本気を見せます。

チルドレンの2人は「みんなで考えたメニューを試食したりして、とっても楽しく、いい思い出になりました」(木村さん)、「みんなと協力して話し合って作ったメニューなので、せいいっぱいがんばれたと思っています」(松岡さん)と、それぞれにがんばった手応えを感じているようすでした。

お店の名前「キム・ギオットーネ ジュニア」は笹島シェフのお店「イル ギオットーネ」をもじったものだと説明する木村。「和食にアレンジを加えたらこんなふうにおいしくなるんだと思ってもらえると思うので、ぜひ食べていただきたい」とアピールします。

最後に子どもたちから一言、ということで、木村チルドレンの2人がかわいい振り付きで「お店に来てね!」とアピールし、お店のPRは終了。

その後、これまでの登壇者に加え、陸前高田のゆめ大使・たかたのゆめちゃんも参加して、全員で鏡割りならぬ"俵割り"を行うことに。米俵が3俵運び込まれ、せ~ので小槌を振り下ろします。同時に金の紙テープが舞い散り、いよいよ 『JAPAN HARVEST2015』の開幕です!

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開幕後、「キム・ギオットーネ ジュニア」の店先で、木村&木村チルドレン&たかたのゆめちゃんが実際にお客さんに料理を振る舞います。木村は突然やってきた報道陣に驚くお客さんに「すみませんねぇ」などと気を遣い、料理を手渡しては「お口に合いますでしょうか」などと一言添えたり、小さいお子さんにはしゃがんで「ちょっと熱いから気ぃつけや」と、笑顔で優しい言葉をかけながら料理を手渡している姿が印象的でした。

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【木村祐一】

「悩みの多い中高校生にぜひ読んでほしい」 鉄拳『もしも悩みがなかったら』刊行記念インタビュー!

現在、パラパラマンガの制作を中心に活動を行っている鉄拳と、作家・水野敬也の累計35万部を超える大人気コラボレーションシリーズの第3弾、『もしも悩みがなかったら』がこのほど刊行されました。

今作のテーマはズバリ"悩み"。自殺を考えていた「僕」のもとに、不思議な女の子「悩美」が突然現れ、悩みの化身である「悩美」と一緒に過ごすことによって、悩みの解決方法や、悩みとは人生においてどのような存在なのかを教えてくれる物語です。

絵を担当した鉄拳に直撃し、制作過程やお気に入りのシーンについて、また水野さんとのほほえましいエピソードなど、作品にまつわるあれやこれやをたっぷり語ってもらいました!

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――水野さんとの共著は3作目ですが、前作の『あなたの物語』では合宿をして作られたとか。今回はどのような形で一緒に作られたのでしょうか?

「今回も合宿しました。伊豆で。いい小説家が書くような場所で、山本周五郎さんが愛した宿だったそうで」

――"作家がカンヅメになる"っていうシチュエーションそのままの場所ですね。

「ホント、そのままでした。自然に囲まれていて、ウグイスとかも鳴いてて......、ホントになんか、カン違いしてしまいましたね(笑)」

――でも、累計35万部超えの人気シリーズですし、"人気作家"という意味ではカン違いではないのでは?

「確かに、横にちゃんとスタッフさんもいて、ずっと見られていたのでカンヅメ感はありました(笑)。水野さんは違う作品をやりつつ、僕は絵が描けたらすぐ水野さんに見せて『こんな感じでどうですか?』って。その繰り返しですね」

――期間としてはどのくらい?

「1週間です。他の仕事もあるので、なるべく集中して"1週間でできるだろう"と思ってやったんですけど......、結構大変でした。今回、今までのシリーズに比べて急に1.5倍くらいの量になって。絵がめちゃくちゃ多いんですよ。でもわりと計画的に計算しながら進めていって、打ち合わせもちゃんとして、自分の中で確信を得てから描いていったって感じですね」

――水野さんはその間、他のこともされながら......。

「そうですね。隣の部屋で別の作品も書きつつ、時々絵をチェックするという感じで。時々わかんないことがあったら隣の部屋に訪ねていって、『ここの表情ってこんな感じでいいんですかね?』とか聞いて、アドバイスをもらったり」


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ーーなるほど。今回のテーマは"悩み"ですが、鉄拳さん自身もこれまでにさまざまな悩みがあったと思うのですが、どんなことで悩み、どう克服してきたのですか?

「僕はホントに、学生の頃から将来何になろうかってことですごく悩んでいて......。挫折挫折の連続だったんですけど。まず、漫画家さんになるためにはどうしたらいいんだろうと悩んで、美術の先生にもアドバイスをもらったりして漫画を描いて、賞に応募して。その時は賞をもらえたんですよ。でもその後ダメで。これじゃ絶対漫画家になれないなぁと思って。で、僕プロレスも好きだったんで、「じゃあ、僕の夢はプロレスラーだ!」って。そこからどうやってトレーニングをすればプロレスラーになれるだろうって考えて。ただ悩むだけじゃなくて、どうやったらなれるかを考えて、答えを見つけ出して解決させてきましたね。だから、高校生で悩んでる人って多いと思うんですけど、悩んでない人っていうのは何も大事だと思ってなくて、考えないまま成長してしまって、いざ社会に出た時に壁にぶつかっちゃうと思うんです。学生のときって、先生も友達も家族もいて、相談する人がいっぱいいるじゃないですか。相談相手がいっぱいいるうちにたくさん悩んでたくさん解決方法を見つけて自分のプラスにしていった方が絶対いいと思います」

――本書にも「悩みがあるっていうことは、夢があるっていうこと」という一文もありますもんね。

「そこに気づくかどうかなんですよね。ホントに僕、悩んでなかったものに関しては今後悔してることがいっぱいあって。英語とか僕、全然悩んでなかったんですよ。日本に住んでるし、外国人と話すことなんてないし、外国なんて行かねぇよ!と思っていて。今、悩んでます(笑)。だって、海外からの仕事とかって英語で(依頼が)来ますし、せっかく仕事で海外に行ったとしても何もしゃべれないし。聞きたいことも聞けないし、『ああ、あの頃英語で悩んでいれば、今頃解決してたかもしれないな』って思いますね」

――「勉強しとけばよかった」って、大人になってから思いますよね(笑)。

「そうなんですよ~」

――でも結局、今の鉄拳さんって、昔なりたかったものの要素が全部入っているようなお仕事をされてますよね。全部ムダじゃない、というような......。

「あ、そうです。トータルで考えたらよかったなって思ってます。ホントに、プロレスが好きだったからこの格好だし、劇団東俳に入って滑舌が悪いって言われて3カ月で辞めたんですけど(笑)、滑舌が悪いのにこの格好だったら面白いだろうなと思って。なので、ダメだったことが全部わかったんで、欠点を長所として活かす感じでやってきましたね」

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――ちなみに、芸人としての活動は今どんな感じなんですか?

「お笑いよりもパラパラマンガの方が評価が高いと思ってきたんで......。ホントはお笑い芸人だったらお笑いもやらないとダメなんでしょうけど、たぶん脳みそが変わってくるんですよ。こういうストーリーものっていうのは毎回描いてるんで、ストーリーものに関しては頭の回転が早くなってるんですけど、もし今『これをテーマに、"こんな◯◯は××だ"を考えてください』って言われたらどうしよっかなってなっちゃうと思うんです。脳みそが切り替わっちゃってるんで、自信はないですね。お笑いに対しての自信がまったくなくなりました。今舞台に立てって言われたらホントに震えると思います」

――でも、芸人さんとしてネタをやりたいという気持ちはあるんですか?

「ないです(キッパリ)。やんなきゃいけないのかな?ってハテナマークになったままで」

――いや、自分がやりたいことをやって、それを求めている人がいればそれがお笑いじゃなくてもいいんじゃないですか?

「そうですよね!」

――そういえば以前のインタビューで、20時間描いて6時間寝るみたいな生活をしているようなことをおっしゃってましたが、今は?

「今はちゃんと優遇してもらってますね。僕が『このお仕事にはこのくらいの期間が必要です』っていう期間をちょっとゆるめに申告してるので、寝る時間もあるし、休みもあります。あの頃はホントにきつくて、精神的にもまいってたんで......。来る仕事はなんでも引き受けてあげたいっていう気持ちもあったんで、無理してる部分があったんですよね」

――なるほど、それはよかったです! 作品の話に戻るんですが、今回の作品で特に気に入っているシーンはありますか?

「いちばん最初に悩美が登場するシーンですかね。迫力がある感じで、気に入ってます。あと、だんだん悩美がかわいくなっていって、2人で横に並んで歩いているシーンも気に入ってます」

――この作品をいちばん読んでもらいたい人はどんな人ですか?

「やっぱり、いつもおんなじなんですけど、悩みの多い中学生、高校生の人たちですね。あの頃っていうのは人に言えない悩みが多くて、誰にも相談できなかったりするんですけど、この本には"なるべく人に相談しよう"とか書いてあるんで」

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――今回文章を担当している水野さんについてお伺いしたいんですけど、ブログを拝見してみて相当面白い方だなぁと思いまして。最近のブログでは、結構大きな交通事故にあわれたみたいで、でも奇跡的にたいしたケガもなかったっていう。

「そうなんですよ。その時のことを僕聞いたんですけど、事故にあった日、その直前に神懸かりな悟りを開いたんですって。『あ、こうすればいいんだ!』みたいな。そしたら事故にあって。だから『これもなにかの思し召しなんじゃないか』って思ったらしいです」

――へぇ~! なんだかすごい話ですね。

「すごく興味のあることが多くて、興味があったらすぐに行動しちゃう人なんです。なので、一緒に行動していても面白いことにすぐ気づくんですよ。『あの店員さん、ちょっと面白くないですか?』とか。合宿中も、水野さんは毎回外出していろんなお店でゴハンを食べるんです。好奇心のかたまりみたいな人で、観察眼も鋭いんでしょうね。同じものを見ていても、見てるところが違う気がします」

――でも、行動力のある人ってあまり悩みがなさそうな気がするんですが......。

「僕、水野さんの悩み、1個だけ知ってるんですよ。水野さん、ホントはテレビに出たいらしいんです。出て、自分の作品を宣伝したいらしいんですけど、テレビに出るとみんなが『あ~、水野ってこんなヤツかぁ』って思って本が売れなくなるってマネージャーから言われたそうなんです。以前テレビに出たとき、『なんか水野って思ってたのと違った』とか言われたらしくて、そこからテレビ出てないんですって。評価が下がるのはイヤだから出ないようにしてるけど、ホントは出たいんだって言ってて。そんなことを一緒にお風呂に入りながら話しました(笑)。すごく面白いんです、水野さん。元芸人だったらしくて」

――あ、そうなんですか!? どうりで面白いと思いました(笑)。

「"謝り屋"みたいなのを路上でやっていて。人の前で土下座したりするんですけど、僕それを偶然昔ニュースで見たことあって、『お金をもらって街中で土下座をする芸人がいます』みたいな紹介のされ方をしていて、あれ、水野さんだったのかぁって(笑)」

――ちなみに、鉄拳さんの今いちばんの悩みは?

「運動不足ですね。健康診断に行ったらコレステロールの数値がグラフの中に入りきらないぐらいの数値になっちゃってて(笑)。ラジオ体操だけはしてるんですけど、やっぱ汗をかかなきゃいけないんですよね、たぶん。運動が嫌いなわけじゃないんですけど、締切を優先して原稿を先にやってるので、なかなかできなくって......。『原稿が終わったらやろう』って思うんですけど、終わったら超眠くなってるんですよ(笑)」

――わかります~(笑)!

「で、『眠いからメシ食って寝よ』ってなって寝るんですけど、起きたらもう次の原稿を書かなきゃいけない時間になってるんですよね」

――そんなにず~っと描いてたら、時々飽きたりしませんか?

「ストーリーの方は、1カ月ぐらい経つと『新しいものを描きたい!』ってなってきますけど、絵を描くのは飽きないですね。ストーリーは、たとえば週刊誌の漫画家さんだったら週に1度ストーリーを考えると思うんですけど、僕の場合は1日書いても3~4秒分しか描けなかったりするので、1つの作品を1カ月とか2カ月かけて作品を発表するんです。その間にどんどん新しいアイデアが出てくるので、ストーリーに飽きてくるっていうのは少しあります。描いても描いても話が進まないんですよ(笑)」

――原作があるものに絵を描くということの難しさはありますか?

「ニュアンスがつかみきれずにハテナマークのまま描いちゃうことがあって、そういうときはこれでいいのかなぁって思いますね。いいときはいいんですけど、違うって言われてもどこが違うのかわからないときがあって。納得して描けるときはいいんですけど、頭に入って来ないというか、自分の中で納得できない部分があるときは難しいですね。今回登場する"悩美"も、これは3回めか4回めに描いたものなんですよね。最初はもっとお化けみたいな感じで(笑)。化け物っぽくしてたんですけど、水野さんの中ではおかっぱ頭のちょっとかわいらしい女の子のイメージがあったみたいで。最終的には『愛着が持てる方がいいんじゃないですか?』って言われて、なるほどそうだなって思って、納得して描くことができました」

――なるほど。難しいところでもあるけど、誰かと一緒に物を作る醍醐味もそういうところにありそうですね。

「そうですね。新しい発見ができるなといつも思ってます」

――では最後に、これから読む読者の方にメッセージを。

「悩みがある人はこの本を読んで、少し気持ちを楽にしてもらいたいなって思います。悩むことはムダじゃないし、悩みを解決する方法がこの本に書いてあるんで、この本を読んで解決方法を見つけてください!」

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●書籍情報
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『もしも悩みがなかったら』作・水野敬也 画・鉄拳

1180円(税別)

株式会社文響社



【鉄拳】