最新ニュースインタビューライブレポート

【ライブレポート】YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~『歌ウマ歌ヘタ全員集合!カラオケ無茶修行!』

9月18日(日)、2日目を迎えた『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』。ライブハウスAVENUE A☆では、『歌ウマ歌ヘタ全員集合!カラオケ無茶修行!』が行われ、“歌好きの芸人たちが集まってくるカラオケルーム”という設定で、バッファロー吾郎・木村のナレーションから始まりました。

P9182276

まず登場したのが、フルーツポンチ、POISON GIRL BAND・阿部、少年少女・坂口、ものいい・吉田。フルーツポンチ・亘以外の4人の共通点は「歌がヘタ」。自分たちはそうでもないと思っているそうで、このカテゴリー分けにはちょっと不服気味。もし全員、100点をとったら亘は罰ゲームということで、歌い始めました。まずは、フルーツポンチ・村上。尾崎豊さんの『I LOVE YOU』を熱唱。本人も「歌い上げた~!」と大満足でしたが、採点は56点。続いてPOISON GIRL BAND・阿部が海援隊の『二流の人』を。歌いながら笑ってしまうなど、若干グダグダでしたが、採点は村上より高い64点。「あんなにヘラヘラ歌った阿部に負けてるなんて」と相方の点数の低さに嘆く亘でした。次はものいい・吉田が徳永英明さん『壊れかけのRADIO』を。吉田の場合、ヘタというより何とも味わい深い声質が特徴的でした。結果は68点。最後は少年少女の坂口がJUDY AND MARYの『そばかす』を。サビでは絶叫していましたが、村上も「乙女の部分が出てた!」と高評価でした。が、採点はなんと55点と、村上に1点差で最下位に。最下位だった人は罰ゲームということで、坂口は激マズ青汁を飲むことに。そして飲みほして一言「……なんか辛い!」。どうやら辛い青汁だったようです。

P9182283
P9182287
P9182300
P9182322

続いては歌がうまいチームのカラオケなんですが、この舞台転換の間はバッファロー吾郎・木村のDJが。先ほどの歌ヘタチームのカラオケを聞いて「彼らは歌がヘタというよりも選曲が間違ってますね。ちなみに阿部くんが歌った『二流の人』は海援隊が初めて武道館でライブをしたときに演奏した曲です」と、ちょっとしたエピソードもありました。

そして歌がうまいチームが集合。アップダウン、2丁拳銃、少年少女・阿部、モンスターエンジン・大林が登場しました。歌がうまいとはいえ、彼らにもまた罰ゲームがあり、それは「85点以下はダメ」。この点数をクリアしなければ、アップダウン・阿部によるケツバットを食らう羽目に…。まずは2丁拳銃・小堀から。TOKIOの『宙船(そらふね)』を歌いましたが、結果は67点でケツバット。アップダウン・竹森が続いてマイクを。「竹森はほんまにうまい。自分でも作れるからオリジナルしか聞いたことなくて、カラオケは珍しい」と2丁拳銃・川谷から太鼓判も押され、歌ったのはTHE YELLOW MONKEYの『バラ色の日々』。かなり上手だったのですが、点数は81点とわずかに届かずケツバット。そして川谷が登場。「言うてもCD、11枚出してますからね!」と自信たっぷりに徳永英明さんの『壊れかけのRADIO』に挑んだのですが、なんと68点。あえなくアップダウン・阿部の猛烈なケツバットに撃沈しました。そして今度は同じ「阿部」同士ということで、アップダウン・阿部と少年少女の阿部によるデュエット、鈴木聖美 with RATS&STARの『ロンリーチャップリン』を。オリジナルのアレンジも取り込み、十分に聴かせてくれたのですが71点。互いにケツバットをして終わりました。最後はモンスターエンジン・大林。サザンオールスターズの『真夏の果実』を堂々と歌い上げて、なんと87点に! これまで誰も出せなかった最高得点をはじき出し、有終の美を飾りました。転換中には木村も「ナイスソーング!ナイスソーング!」と絶賛していました。

P9182338
P9182348
P9182355
P9182367
P9182376

続いて渡辺直美がソロで登場。カラオケボックスで“ネタを練習する”というシチュエーションで、「ビブラートの強すぎる浜崎あゆみさん」「息遣いが荒い鬼束ちひろさん」「『夜もヒッパレ』でSPEEDの歌を歌う木の実ナナさん」など数々の十八番を見せてくれました。木村も「女コロッケさんですね!」と称えていました。

P9182382

次はストレスをためているという芸人がふたり、やってきました。リー5世とモンスターエンジン・西森です。カラオケで大声を出して、ストレス発散をしようというのが二人の目的で、リー5世のネタ「しばいたろか!」にかけて消費カロリーの高い方が低い方をビンタをするという罰ゲームもありました。そしてリー5世がWEEZERの『Buddy Holly』を淡々と歌って1.9キロカロリー消費。それを見た西森は「思いっきりガンっと行かんと!!」と言いつつも、自分はサザンオールスターズの『夏をあきらめて』を選曲。微動だにせず、直立不動で歌いました。しかし、消費カロリーは3.5キロカロリーとリー5世を上回り、西森がリー5世をしばいて二人のコーナーは終了しました。

P9182389

その後はエハラマサヒロのソロステージを。数々のモノマネなどネタを貫禄たっぷりに披露。特に『夜もヒッパレ』でのシーンを連発する歌ネタは大いに沸きました。締めでは映画『アラジン』でジーニーが歌う『フレンド・ライク・ミー』を歌ったのですが、一人で見事に何役も歌い分けており、会場からも「おお~」という声が上がっていました。

P9182400

最後にカラオケルームに集まったのはムーディー勝山、三瓶、レイザーラモンHGの3人。彼らに共通するのが「一世風靡した芸人」です。三瓶は2002年、 HGは2005年、ムーディーは2007年と日本中を席巻し、大フィーバーを起こしました。歌の前にそれぞれのバブル時代のエピソードを披露する彼ら、HGは森光子さんの前でお味噌のメーカーの名前+フォー!とテレビで言っただけで、そのメーカーからお味噌10キロが届いたそう。また、ムーディーは持ち歌『右から来たものを左へ』が240万ダウンロードされたそうで、1万ダウンロードで大ヒットと言われている業界において驚異の記録を残したんだとか。そして『右から来たものを左へ』(ムーディー)、『SANPEI DAYS』(三瓶)『YOUNG MAN』(HG)と、ヒットした懐かしの持ち歌を歌ったのですが、三瓶は歌の途中で「だんだん思いだしてきた!」と、どうやら忘れてしまっている部分もあったようでした。

P9182416
P9182427
P9182435

やがて『歌ウマ歌ヘタ全員集合!カラオケ無茶修行!』もフィナーレへ。出演者全員が集合し、「吉本といえばこれしかないでしょう!」とRe:Japanの『明日があるさ』を歌って幕を閉じました。

P9182453

●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/

【アップダウン】【モンスターエンジン【2丁拳銃】【フルーツポンチ】【エハラマサヒロ】【少年少女】【渡辺直美】【リー5世】【三瓶】【ムーディー勝山】【レイザーラモンHG】【ものいい吉田】【POISON GIRL BAND・阿部】【バッファロー吾郎・木村】

P9182453

【ライブレポート】笑い飯・千鳥の舌舌舌舌(ベロベロタンタン)スペシャル

9月18日(日)、『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』の一環として、兵庫・神戸朝日ホールにて『笑い飯・千鳥の舌舌舌舌(ベロベロタンタン)スペシャル』が行なわれました。

『笑い飯・千鳥の舌舌舌舌(ベロベロタンタン)』とは、サンテレビジョンにて毎週火曜日10時00分から10時54分まで放送している人気トークバラエティ番組。今回はスペシャルとして『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI 』に登場しました!

P1070423

「これがなんのイベントなのかわかっているんかな?」という笑い飯・哲夫の素朴な疑問から、同番組が好きな人に挙手をしてもらうことに。「あぁ! 結構いてくれてるんや」とホッとした表情を浮かべる4人でしたが、知らない人もかなりいることをわかり、「急激に恥ずかしなってきた」(千鳥・大悟)「ようこんな気持ち悪いライブタイトルのイベントを観に来ましたね!」(哲夫)と話しかけます。
千鳥・ノブが「今日は神戸イチ横長いホールを選びました。上手のお客さん、俺の背中しか見えてないんやないですか?」と言うと、お客さんも“そう感じていた!”と言わんばかりの笑い声を挙げました。

笑い飯と千鳥も『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI 』のさまざまなイベントに参加している様子。
千鳥はチャリティーオークションに参加したそうなのですが、告知をあまりしていなかったようで通りがかりのご老人数人だけが足を止めてくれるという、ちょっぴり淋しい状況に。そこでゴリゴリのライダースジャケットを出品したという大悟ですが、「じゃあ1000円から始めましょう!」という発言以降、3分間の静寂が流れたそう。
「そのわしの3分間、辛い! 辛い!」と笑う大悟でしたが、たまたまこのイベントの告知を見た大悟ファンの方が駆けつけてくれ、4000円で落札してくれたらしいのです。しかも、その方は大悟の“1000円”という問いかけに誰も応えないのを見かねて「2000円!」と応えてくれただけではなく、2000円からも一切声のかからないというその場の空気を読んで、チャリティーのために4000円まで値上げしてくれたそう。その様子を思い出しながら、「優しかったな……」としみじみ噛み締める千鳥でした。

ここからはさまざまなゲストと一緒に、同番組で盛り上がった企画を一緒に行なうことに。
まずは「サイコロトーク」が行なわれたのですが、哲夫のMCのもと、トークテーマに沿った話をしていく出演者たち。最後にはある芸人より予想にもしなかった話が語られ、会場は騒然。あっと驚く展開に、客席は笑いと驚きの声が渦巻きました。

P1070438

続いて行なわれたのは「ムチャ振り物謝罪会見」。こちらはびっくりするほどスベり散らかし、客席を見られなくなる芸人が続出します。ですが、コーナーの最後にはトリにふさわしく、ある芸人が笑いをかっさらいました。

P1070478

「スタンディングオベーションを目指せ」は、4人のやって欲しいことを叶えたゲストに、お客さんからスタンディングオベーションがおくられるという企画。4人のゲストがチャレンジしたのですが、拍手喝采を受けたのは誰でしょうか?

P1070526

最後は、東京で活動する旧baseよしもとメンバーも多く駆けつけ、総勢13人で「性格のいい芸人ランキング」を発表しました。それぞれの芸人からライブ中にガチンコでアンケートを取ったものということもあって、気にしない素振りを見せながらも上位チームはバンザイをして大喜び、下位チームはうなだれるだけでなくキレ始めるなど、順位相応の反応が見られました。果たして『――舌舌舌舌』メンバーは、上位にランクインすることができたのでしょうか?

P1070542

上記のコーナーはすべて、同番組で放送される予定となっています。若手時代を切磋琢磨しながら一緒に頑張ってきた、気心の知れたメンバーならではのトーク、ミニコントに、笑い飯や千鳥も「懐かしいわぁ〜」と感慨深そうでした。

P1070576

●番組情報
『笑い飯・千鳥の舌舌舌舌』
サンテレビジョンにて、毎週火曜日10:00〜10:54より放送。
なお、再放送は毎週日曜日20:00から。
公式サイト:http://www.sun-tv.co.jp/berotan/

●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/

【ライブレポート】どっキング×NMB48

 『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』では、テレビ番組から飛び出した企画も数多く行われています。その一つが関西テレビ『どっキング48』から飛び出した「どっキング×NMB48」! レギュラーメンバーである陣内智則、ケンドーコバヤシ、たむらけんじのNSC同期3人組と、NMB48の6人が、京橋花月でさまざまなゲームに挑戦しました。
 2つのチームに分かれて戦うこのイベントのオープニング、まずは山田菜々、福本愛菜、木下春奈、たむらけんじによる白組が紹介されました。赤組は、小笠原茉由、近藤里奈、山口夕輝、ケンドーコバヤシが登場。一人ひとりが名前を呼ばれるたび、大きな拍手と歓声が上がります……が、最後に勝負を仕切る司会者として陣内智則が紹介されると、何故か会場からはブーイングの嵐! 陣内が思わず「なんでやねん!」と叫び、出演者もお客さんも大爆笑の幕開けとなりました。

Dscn2558

Dscn2569

 最初のゲームは「答えをそろえましょう!」。出されたテーマについてそれぞれが思い思いの答えを書き、同じ答えが多いほど得点が加算されます。先攻の白組に出されたのは「(たむけんが)生まれ変わったらなりたいもの」。と、いきなり山田から「名前がわからないです!」という天然発言が飛び出し一同仰天! その“わからなかった”ものとは……「ししうま」!? 話芸の神でおなじみ「ししまい」ではなく、「しまうま」でもない謎の回答に、たむらは頭を抱えています。その他の答えも「トラ」「チーター」と、たむら自身の答え「犬」とは合致せず、残念ながら無得点の結果に。一方の赤組は、「自分の棺桶に入れたいもの」で珍回答が。山口が書いた答えは、なんと「お母さん」! これには陣内が「それは入れたらダメ!」と苦笑しつつ教育的指導。一方、近藤と小笠原は「豆ごはん」と答えをそろえ、しっかり得点を稼ぎました。
 この後、赤組の勝利を受け、なんと罰ゲームの存在が明らかに! ここでは福本が“当たり”である辛子の入ったお菓子を食べてしまい、舞台袖へしばし姿を消すハプニングも。恐怖の罰ゲームを目の当たりにし、赤組メンバーも戦々恐々の様子です。
 続いて行われたのは「しりとりピンポン」。しりとりをしながら卓球でラリーを続けるというゲームですが、NMBメンバーには卓球未経験者が多数。運動神経には自信を持っている福本も卓球は苦手のようです。スタートからいきなり暗礁に乗り上げたこのコーナー。コバヤシからは「よっしゃ、相撲で勝負しよ!」と意味不明の提案も飛び出しましたが、結局、普通に卓球で勝負することに。しかし、ラリーはなかなか続かず、きわどい判定はじゃんけんで決めるなど、どんどん緩くなるルールに、最後は陣内が「もうええわ!」とダメ出しして強制終了。負けた赤組は、寿司を使った罰ゲームに臨みました。
 「ちょい足しすべらない話」は、サイコロで名前が出たNMBメンバーが、とっておきのすべらない話を披露するというもの。万一、すべった場合は、コバヤシ、たむらが責任を持って修正し、再びウケる話として再生させなければなりません。爆笑をさらったのは、小笠原と福本、木下。すべってしまったメンバーには、もちろんお兄さんたちの力強いフォロー……のはずが、これがなかなか難しいようで、話を広げることができないままタイムアウト! 二度目の罰ゲームとなる赤組、今度はタバスコ入りトマトジュースをコバヤシが引き当て悶絶しましたが、近藤も同様に苦しんでいる様子!? 何でもトマトジュースが苦手だそうで、コバヤシとともに舞台袖に飛び込んでいました。

Dscn2655

 最後は「本気で古今東西」に挑戦。「自分が一番だと思うこと」では、山口の「字の小ささ」という答えを大人3人が聞き違えて大パニックに。「たむらけんじの嫌なところ」のお題には近藤がハッスルし、一人で次々と答えていきました。「おもしろくない」など辛辣な評に、たむらはガックリ。さらに、シンプルな「都道府県名」「国の名前」といったお題に移ると、即答できないNMBメンバーが続出。ついつい助け船を出してしまう陣内に、「甘やかしすぎやろ!」とコバヤシが抗議し、場内は笑いの渦に。これにてすべてのゲームを終え、赤組の勝利で幕を閉じました。トーク中心の番組とはひと味違う、「どっキング48」の新たな魅力をアピールしたこの日のイベント。いつか番組内でもゲームコーナーが誕生するかも!?

Dscn2704

 連日、各所で大きな盛り上がりを見せている『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』。最終日となる19日(月・祝)も、注目イベントが目白押しです! ぜひ会場に足を運んで、大いに笑ってエールを送ってください。

●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト
http://www.wondercamp.jp/kansai/

【陣内智則】【ケンドーコバヤシ】【たむらけんじ】【NMB48】

Dscn2704_2

桂文三がゆかりの地で師匠の思い出を!

1

「YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI」2日目の18日、大阪市西成区で開かれた吉本芸人による“よしもと的カルチャースクール”「ラフピーカルチャースクール」には落語家の桂文三が登場。午後2時半から大阪・玉出西公園会館で文三による「師匠・五代目文枝を玉出で語る!」の講座が開催されました。玉出は亡くなった師匠・五代目桂文枝が居を構え、現在も夫人が暮らすゆかりの地で、内弟子時代から文三も慣れ親しんだ土地。今回はNMB48の2期生、城恵理子さん、矢倉楓子さんが受講生として参加するとあって、文枝ファン、文三ファンそしてNMB48のファンが会場に集まりました。

2

登場した文三が自分は文枝一門の20人いる弟子の中で18番目であることを話し、「上から三枝、きん枝、文珍…」と一門を紹介。あとで登場するNMB48の二人にも落語体験をしてもらうと話すとNMBファンの男性からは「オォー」という歓声が。文三は自分が文枝に入門した経緯や落語は庶民の芸なので文枝は庶民の町・玉出に住んでいたということ、そして内弟子時代に「文枝さんのところの子」として町の人に可愛がってもらった思い出を語りました。
 話が一段落したところでNMB48の城恵理子さん、矢倉楓子さんが登場。自己紹介、質問コーナーに続き、二人は文三に教えてもらった小噺に挑戦しました。二人が堂々と披露する小噺に観客は大ウケ。盛り上がったところで今後の活動予定として10月19日に発売されるセカンドCDのPR告知をして二人は会場を後にしました。

3_2

二人が退場した後、文三は2年前に「桂つく枝」から「桂文三」を襲名したことや上方落語の基礎知識として手ぬぐい、扇子の使い方を実演。上方落語に登場するパワーあふれるおばさんから現在の“大阪のおばちゃん”の言動に話が及ぶと会場内は「ある、ある!」という共感の思いから爆笑の嵐に包まれました。
 その後、舞台にざぶとんを敷いて、会場は寄席に変身。文三が十八番ネタの「ちりとてちん」を披露すると観客は爆笑の連続。NMBファンの若者も、年配の観客も世代を超え、一体となって約20分の口演を楽しみました。

1_2

2_2

3_3

【ライブレポート】『新ネタ×ゼロイチ&新宿ばちーんんんSP!①』

 5upよしもとのゼロイチメンバーと、ヨシモト∞ホールのばちーんんんメンバーが自信を持って新ネタを披露するスペシャルライブが開催されました!

01

 トップバッターは、近頃5upよしもとでメキメキと力を付けている土佐駒。しゃくれの長尾と、男前の長峰のコンビです。漫才では、長峰がシューカツをしていたことが発覚し……。

02

 二番手にサカイストが登場すると、観客からは歓声が。出てきて早々に兄のデンペーが「おしゃれが止まらない!」と絶叫。マンスリーよしもとPLUSの人気企画「おしゃれランキング」の常連だけあり、この日もオフィシャルTシャツを誰にもマネできない着こなしで決めていました。

03b

 Bコースは、コント「性癖別プロ野球」を披露。ドSやらドMやらと、きわどいけどクセになる内容で会場を沸かせていました。

04
 

 お次のコントはモンスターエンジン。山で滑落し、足を怪我した大林が出会ったのは、それはそれは個性的な男で……。

05

和牛は漫才。「絆を深めたいから誕生日プレゼントを交換したい」と言い出した水田。その要求に川西は戸惑いを隠せません。

05_2
 

 そしてグランジが登場。「芸人は、本当に自分に合っている仕事なのか」と持ちかける佐藤。本当は動物園の飼育係になりたかったと言い出して、五明と遠山は……。

06

 ソーセージのコントでは、相変わらず女装が抜群に似合う藤本に「かわいい~!」との声が。友人である秋山の孫娘に、山名が「大きくなったね……」と語りかけるも、その視線がどんどん大人の女を見る怪しい目つきに……。

08

 ネタコーナーのトリはカナリア。「ありがたいことに、最近、水島ヒロに似てると言われるんです」と安達が言うが、客席の反応を見てすぐさま「二度と言いません!」と撤回していました。そしてネタは、かみ合わない輪唱。安達のいい声が会場に響き渡りました。

09

 ネタを楽しんだあとは、トークコーナー「東西選抜 best of イケてない芸人」。このなかで、足が臭かったり、モテなかったり冴えなかったり、さまざまな理由でとにかく「イケてない」芸人を決めるというもの。

102

 大阪チームからは、ソーセージ・山名が意外にもモンスターエンジン・大林を挙げました。「誰もが大林さんのことを完璧な男だと思っているが、すごい切ない話がある」と山名。自宅でチワワを6頭飼っている大林は、自宅に帰ってまずやることが、フンだらけの部屋を掃除すること。ひとつずつ拾い集め、そしてスチームが出る掃除機で床をキレイに磨いている姿を目の当たりにした山名は「奥さんに逃げられた40代の男みたいやった」と大林の意外な素顔をふり返りました。

113

 続いて東京チーム。サカイスト・まさよしが兄のデンペーを「イケてなさすぎ!」と一刀両断。その理由が「根がマジメで、チャラチャラしてるのに酒が飲めない。さらにスベッたら楽屋で『悔しい!』と言う」など、兄弟だけあり理由が盛りだくさん。そして極めつけは、以前、大ケンカしたときに、デンペーが「俺の方が、お兄ちゃんだからね!」と言ったそうで、そのヘタレな主張に観客は爆笑。
 ほか、グランジ・遠山が挙げたのはBコースのナベ。「船に乗っていたとき、明らかにゴミなのに『やばーい、あれ、クリオネじゃなーい?』と言った」という、なんとも恥ずかしいエピソードを暴露されていました。
 さまざまな名前が挙がりましたが、結果、不名誉な「イケてない芸人」に選ばれたのは、カナリア・安達! その理由は、コーナーの最中に、「お客さんのパンツをマジでのぞき見しようとしたから」でした。開き直って、またもお客さんのパンツをのぞき見しようとする安達。その隣で、ソーセージ・山名がさきほどのコントの怪しいキャラで「大きくなったね……」と呟き、爆笑のままイベントは締めくくられました。

124

 パワーあふれる若手芸人の特別公演が盛りだくさんの5upよしもと。最終日の9月19日(月・祝)も、さまざまなイベントを用意して、ご来場をお待ちしています!

YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/

【土佐駒】【サカイスト】【Bコース】【モンスターエンジン】【和牛】【グランジ】【ソーセージ】【カナリア】

09_2

2011年9月18日 (日)

【ライブレポート】ラフピーカルチャースクール「土肥ポン太の野菜記念日~出張編~」

「YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI」が開催されている9月17日(土)~19日(月・祝)の3日間、よしもとのタレントが大阪市内24区と堺市に出向き、ためになるカルチャー講座を開講しています。18日(日)は、旭区の千林商店街にある千林くらしエール館フェニックスホールにて「土肥ポン太の野菜記念日~出張編~」が行われました。

1
約200人のお客さんで埋め尽くされた会場に現れた土肥は、「野菜の話を聞きにくる客層ちゃうやん(笑)」と、若い男性客を前に少し苦笑い。「今日は歌もダンスもないですからね!」と、ゲストで登場予定のNMB48ファンのお客さんたちにツッコむと、会場は「ポン太の話聞きにきたで」との声援で大盛り上がりに。そんな中、土肥による〝野菜にまつわるいい話〟がスタートしました。

2

まずは、野菜にはおいしく食べられる旬の季節がありますが、それは人間の体にうまくリンクしているというお話。春はタンパク質の多いものがおいしいし、夏は水分を多く含むキューリなどがおいしいと、さすが青果店を経営している土肥ならではの知識を披露。また「カボチャはカンボジアからきたから、それがなまってカボチャという呼び名になった」など、野菜の名称にまつわるプチ情報も。さらには「最近、無農薬野菜じゃ食べないという人も多いようですが、100%いいとは限りません」と言い、「日本の農薬料は法律で決められているし、体に悪いことはないです。無農薬野菜は値段が高いので経済的じゃないですし」と、野菜を愛する土肥ならではの野菜論を展開。ほかにも人気漫画「ドラゴンボール」に出てくるスーパーサイヤ人は〝カカロット〟〝ベジータ〟など、野菜をもじった名であることなども紹介していました。

3

4_2

そして、ゲストのNMB48・山田菜々と木下春菜が登場。野菜をテーマにした講座ということで、野菜にまつわるトークを展開。山田の好きな野菜は「キャベツ」、近藤は「トマト」で、2人とも料理はしないそう。そこで、土肥がこれからの季節に食べてほしいキノコ類などを紹介。また、「マツタケを水で洗うお母さんもいますが、香りがとれてしまいます。マツタケは濡れた布巾で土を落とすくらいにしてください」と語ると、子ども連れの主婦のみなさんも頷いておられました。

5

6

7

その後は、女性のお客さん2名も参加して「野菜クイズ大会」がスタート。「ゴーヤの苦みをやわらげる方法は?」や「20世紀ナシはどこで発見されたか?」「ミョウガの別名は?」などの問題に4択で挑戦。さらに、シルエットだけで何の野菜かを当てるクイズも。中には「仲村トオル」が正解という難問(!?)も飛び出し、会場を沸かせる中、野菜講座は締めくくられました。よしもとの〝野菜王子〟こと土肥ポン太の野菜情報。みなさんもぜひ活用してくださいね。

●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/

【ライブレポート】京橋吉本新喜劇SP

Dscn2542

 東日本大震災の被災地へ笑いでエールを送ろうと、9月17日(土)~19日(月・祝)の3日間、京阪神の各所で展開中の『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』。会場の一つである京橋花月では、3日間限定のスペシャルな新喜劇を上演しています。辻本茂雄、川畑泰史、吉田ヒロ、末成由美ら新喜劇を代表する人気者が一堂に会するという豪華なもので、連日、立ち見まで出る大入り満員を記録中! タイトルは、ズバリ『フレー! フレー! 日本!』。笑いを通じて人との絆の大切さを描く、ハートウォーミングなストーリーです。18日(日)も、びっ子からお年よりまで幅広いお客さんが会場を埋め尽くし、開演を今か今かと待ち受けました。
 舞台は京橋の、とある公園。バタヤン(川畑泰史)はここで、屋台のたこ焼き店を切り盛りしています。少々おっちょこちょいなのか、通りかかったカップルから「写真を撮ってください!」と頼まれても、ボケ倒すうちフィルムを使いきってしまう大失態。そこにバイトとして雇われている謎の老人・茂造(辻本茂雄)や、近隣の花屋さんのヒロ(吉田ヒロ)とその母みどり(若井みどり)が加わり、さらに騒動を大きくしてしまいます。

Dscn2489

 新喜劇を代表する人気キャラクター・茂造の登場には、客席からひときわ大きな歓声が。大切な客も追い返してしまう傍若無人なふるまいで、さっそく爆笑をさらっていました。
 バタヤンは超のつくお人よしで、困っている人がいたら見過ごすことができません。スーツ姿の男(今別府直之)には父の形見のカメラを、酒屋のけんじ(清水けんじ)には今別府からお礼にもらったネックレスを、それぞれあげてしまいます。ついには金を無心に来た見知らぬ男(ランディーズ・中川)にまで、言われるままにお金を貸してしまうバタヤン。男はバタヤンに感謝のしるしとして、タイムトリップできるという不思議な時計を残していきます。

Dscn2502

 ここでは入れ替わり登場する芸人たちに課せられる、茂造からの“愛の無茶ブリ”が大ウケ。四苦八苦しながらギャグやアドリブで切り返す姿に、客席も笑いと拍手で応えます。

Dscn2511

 そんななか、たこ焼きを買いに来たすち子(すっちー)の妹・真希(前田真希)に、バタヤンは一目ぼれ。ところが、ストーカーに追われて駆け込んできた鈴乃(家門鈴乃)を、「またお人よしで損をする」と茂造に止められ助けなかったことから、事態は思わぬ方向へ。通りかかった青年(西川忠志)が代わりに助けると、実は鈴乃がすち子・真希の妹だったことが判明! それを知った真希は青年と恋に落ちてしまったのです。

Dscn2516

 本人のキャラクターそのままのさわやかな青年役を演じた西川は、濃ゆ~い舞台に吹きぬける、まさにそよ風!? と思わせて、自己紹介ではしっかり父・きよしのモノマネも披露する大サービスで沸かせました。
 「あの時、自分が助けていたら……」。落ち込むバタヤンのため、茂造らは例の時計で時間を戻し、マキとの仲を取り持つことに。時計をセットすると、末成由美率いる3人の妖精が現れ、無事に時間を巻き戻してくれました。しかし、このとき末成が披露した珍妙な歌とダンスに、茂造らは納得いかない様子。「赤のやつ(末成)だけ無理してるやろ!」「なんやその前髪!」と次々ツッコミを入れ、ついには逆ギレされる始末です。

Dscn2523

 こうして時間を戻した4人は、なんとかバタヤンとマキをくっつけようと四苦八苦。一時は茂造の失敗で、すち子と付き合うハメになってしまったバタヤンでしたが、二度目のチャレンジで無事、ストーカーを撃退して真希とカップルに! めでたしめでたし……と思いきや、さらなる問題発生!

Dscn2525

 実はバタヤンが撃退したストーカー(松浦真也)は、とある組の親分(帯谷孝史)の息子だったのです。親分は、息子にけがをさせた慰謝料として200万円を請求。子分(安尾信乃助)らとともに脅しをかけますが、茂造からは湯沸かしポットと間違われ、子分は命令を聞き間違えなぜかバントの名手・川相のマネを繰り返すなど、てんやわんやの大混乱に。ついには茂造が帯谷の顔と本物のポットを並ばせ、客席を爆笑の渦に巻き込んでいました。

Dscn2540

 ドタバタの末、店を大きくするために貯めていた資金や、大事な屋台の備品まで取られてしまったバタヤン。しかし、「お金やモノは失ったけど、大事な人たちがそばにいる。前を向いて頑張っていこう!」と決意します。すると、今別府、清水らバタヤンに助けられた人が、お礼の品を持ってやって来ました。そして、お礼に来たと思いきや、「あと15万貸してください!」と懇願する中川には、せっかく返してもらったカメラやペンダントをまたまた譲ってしまうバタヤン。人と人は助け合って生きている、というメッセージが込められたエンディングに、割れんばかりの大喝采が送られました。
 なお、終演後は、辻本、末成らがロビーで募金活動を実施。たくさんの方が列を作っていました。皆さん、ご協力ありがとうございました!
 『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~ 』も、残すところあと1日! 19日(日)も楽しいイベント満載で皆さんをお待ちしています。もちろん新喜劇も上演いたします。ぜひお近くの会場に、足をお運びください!

●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト
http://www.wondercamp.jp/kansai/

【辻本茂雄】【川畑泰史】【吉田ヒロ】【末成由美】

【ライブレポート】ぐっさん&友近歌謡ショー

144i9279_2

9月17日(土)、『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』の一環として、大阪・なんばグランド花月にて『ぐっさん&友近歌謡ショー』が開催されました。

豪華出演陣とあって、たくさんの立ち見が出るほどの大盛況ぶりです。そんななか、山田花子が登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれました。

144i7574_2
トランペットでDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」を披露した花子ですが、うまく吹くことができず、もう一度やり直すことに。2度目の挑戦もたどたどしい演奏となりましたが、無事に演奏を終えた花子から「ぐっさん&友近歌謡ショー、スタート!」と開会宣言が告げられました。

舞台後方から、スパンコールが輝くジャケットに身を包んだ山口智充ことぐっさんと、黒で統一したシックな装いの友近が登場すると、会場はいっそうの大きな拍手と歓声に包まれます。開演直後とは思えないほどの熱気に、「もう10年くらいやっていたかのような雰囲気を醸し出していますね」とぐっさん。先ほどオープニングアクトをやり遂げた花子が登場し、「トランペットは旦那さんから2時間5000円で教わっているんです」と話すと、ぐっさんは「ええ生徒さんですね〜!」と感心(?)していました。

続いて登場したのは、森三中・黒沢。金色のかぶり物を装着した“千手観音かずこ”スタイルで登場し(歌謡ショーということもあってか、金色の衣装ではなくピンクのドレスを身にまとっていました)、『キューティーハニー』を大熱唱。が、歌詞も音程も相変わらずめちゃくちゃで「(開演時間が)15分押したの~!」と何度も絶叫し、ぐっさんに「主旋律を守れないの?」とツッコまれていました。

144i7627_2

「私のパイセンです!」と友近に紹介され、登場したのは矢野兵藤・矢野。「タイガー&ドラゴン」を歌いながら客席に降り立つと、多くの観客から握手を求めらます。テレビサイズの音源を自ら持参したという矢野ですが、昨日のリハーサルでなぜかフルコーラスが入っていることが判明。「歩きながら歌っても歌詞飛べへんから、僕はいいですよ」と、本番でもフルコーラスを披露しました。

144i7696_2
テンダラー・白川とハロー植田によるユニット“D’z”による「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」では、B’zのボーカル・稲葉浩志さんのクオリティの高いモノマネを見せたハロー植田。白川もギターの松本孝弘のモノマネをするのかと思いきや、リズミカルなエアドラムを披露していました。

144i7759_2

「勢いのある若手」枠では、まず2700が登場。彼らのネタを音源化した「右ひじ左ひじ交互に見て」を八十島が歌い上げると、ツネは切れ味鋭いダンスで会場を盛り上げます。続いて、「ダンシング・クイーン」のイントロの合わせて登場したのはABBA……ならぬ、AGGO(アゴ)。いがわゆり蚊、諸見里大介、土佐駒・長尾、アインシュタイン・稲田というアゴに特徴を持った芸人たちによるユニットだったのですが、いがわの熱唱中に長尾がステッキを乗せ、稲田が風船を割り、諸見里が木材割りと“アゴ芸”を披露すると、会場がざわざわとどよめきます。トーク中は、滑舌の悪い諸見里の話をぐっさんが聞き取れず、「コンプレックスれしゅ」(諸見里)「コンプレックスレス?」(ぐっさん)「いや、違いましゅ。コンプレックスれしゅ!」(諸見里)というやりとりが何度も行なわれていました。

144i7961_2

新喜劇からはすっちー&松浦真也が登場。抜群のギターテクニックと歌声を持つ松浦の芸に、「僕の理想芸です!」とぐっさん。ただ、「しゃべりが苦手で、いつも座長に怒られている」そうで、演奏中はすっちーが饒舌なトークで観客を引き込んでいきます。また、演奏後には友近とも抜群なコンビネーションを見せたすっちーに、ぐっさんは「どんな人とでもユニット組めますね!」と感嘆していました。

144i8045_2
料理研究家のケンタロウさんに扮して登場したのは、レイザーラモン・RG。「CHA-CHA-CHA」「君は100%」「愛をとりもどせ」の3曲に得意の“あるあるネタ”を盛り込み、会場を湧かせました。

144i8172_2

「歌声自慢の3組」では、まずエハラマサヒロによる「雪やコンコン」(童謡の本当のタイトルは「雪」ですが、エハラバージョンは「雪やコンコン」です)で、美しい歌声を披露。終盤に、得意のダンスを披露すると会場の温度はヒートアップ! 友近も感心する歌声&パフォーマンスですがそのセンスを見初められ、なんとガールズロックバンド「SCANDAL」のMAMIさん&TOMOMIさんのユニット「どぼんどぼんど」のデビュー曲を作詞・作曲して欲しいというオファーが来たそうです。

プラスマイナス・兼光はオール阪神・巨人の巨人のソロデビュー曲「桜の手紙」を、モノマネをしながら熱唱。本人かと聴き間違うほどの歌声に、会場は笑いと感嘆に包まれます。続いて、相方の岩橋が登場。「僕の体つきを歌にします」とTシャツを何度も脱ぎながらおもしろフレーズを言うというパフォーマンスを何度もしながら、押さえきれない癖を連発。最後はマジものまねとして、木山裕策さんの「HOME」、徳永英明さんの「レイニーブルー」を1小節歌います。あまりの上手さに、観客も驚いていました。

144i8524_2

ここで、ぐっさんが桑名正博の「月のあかり」を歌いながらモノマネを披露します。歌詞ではなく「ばべぼばべぼ」を連発するぐっさんに、友近から「言い過ぎですよ」と柔らかいツッコミが入ると、「ご本人の前でやったら、“ばべぼばべぼ言い過ぎやで”って言われたんです。やけど、桑名さんが僕より多く言っていた」というエピソードが語られました。

イベント中盤には、スペシャルプログラムが行なわれました。
中学1年生もしくは2年生の頃、歌はもちろんお笑いに興味のあった友近は「司会の太平サブロー・シローさんにモノマネを見てもらいたい」という思いから、『全日本ジュニア歌謡選抜』に応募し、準優勝に輝きました。
今回は「約25年振りにお会いする大平サブローさんに、あの時披露した“Long Night”を聞いてもらいたい」ということで当時の映像が流れるなか、大平サブローの前で「Long Night」を熱唱という、かねてからの夢を実現しました。若かりし頃の友近は思春期まっただ中。準優勝という素晴らしい成績を残したにも関わらず、照れくさかったせいか、映像の中の彼女に笑顔がまったくありませんでした。時を経て、今は笑顔で舞台に立つ彼女に、サブローから「笑えますね、今は」という温かい言葉がおくられました。

144i8689_2

芸能生活36周年を迎え、「36=サブロー」にちなんで「36のムチャ振り企画」を行なっているサブローに、「昔から俳優の雨宮良さんと師匠が似ているなと思っていたんです。雨宮さんといえばタップ……ということで、師匠にはタップダンスをしていただきたい」とリクエストした友近。18歳の頃に習って以来、タップダンスはやめていなかったというサブローですが、この日は友近の歌うミュージカル『アニー』で知られる「Tomorrow」に合わせて軽やかなステップを披露しました。「練習で太ももがパンパン」と語っていたサブローですが、「これを機に続けていこう思うてんねん」と、タップダンスへの興味が再燃したようでした。

続いて行なわれたデュエットでは、まず末成由美が浅越ゴエを引き連れて登場。「人生は過ぎゆく」というシャンソン・ソングを歌いながら、「好きよ~」とタキシード姿の浅越に迫るというセクシーなパフォーマンスを披露します。

144i8788

また、大木こだまと海原さゆり夫妻は「浪速恋しぐれ」をしっとりと熱唱。旅行先の福岡でカラオケボックスに行き、2人で練習をしたそうなのですが、「嫁はんとカラオケボックスに行くのはおもろない!」とぼやくこだまでした。

144i8835_2

「美声2人のマジ歌」ブロックで登場したのは、森三中・大島と川畑泰史。真っ白なドレス姿で登場した大島が「Everything」を歌い上げると、お客さんも聞き入っていました。ぐっさんは「いつもケツばっかり出してますけど、今日は違いますね」と誉めつつも、「ただ、一番気持ちええところを歌う顔はケツみたいでした」と落とすことも忘れません。
川畑は福山雅治さんの「squall」を素敵なしゃがれ声で熱唱したのですが……なぜか福山さんとは似ても似つかわしくない扮装で登場。「京橋花月での新喜劇が終わって、この衣装がNGKに来たら用意されていた」と語る川畑に、ぐっさんが「どこかで“福家工務店”に変わったんでしょうね」と返し、笑いを誘っていました。

144i8969

続く、「NGKならではのパフォーマンス」は個性派ぞろい。
まずは、おかけんたがデビルマンの格好に扮し、アニメのテーマソングを披露。クオリティの高さに感心するぐっさんと友近でしたが、前日のリハーサルまで翼が真っ白だったそうで、「とっかん工事やったんですよ。普段は羽が生えてないんで、舞台袖から出てくるのとはけるのをリハーサルで確認せなあかんかったからね」と丁寧に説明していました(もちろん、本番は完璧な赤い翼でした)。

144i9008
本日二度目の登場となったレイザーラモン・RGは、「F1のテーマソング」のエレクトーンの音を声マネ。笑いと上手さのバランスが絶妙なパフォーマンスで、会場を一体化させます。

144i9061

EXILEのヴォーカルオーディションを受けた経験を持つちゃらんぽらん冨好は、ぽっちゃり芸人のD-ハツラツを引き連れて登場し、「WON'T BE LONG」を熱唱。D-ハツラツのくどいパフォーマンスに、最後は「むさくるしい!」と絶叫していました。

144i9125

ぐっさんによる「戦士の休息」熱唱後は、2人で歌うということに。ぐっさんは井上陽水さん、友近は中森明菜さんをマネて「飾りじゃないのよ涙は」を披露したのですが、2人の息ぴったりなハモリに会場は大盛り上がり!

エンディングで集合した個性的な出演者陣に、「いろんな人がいてますよ。恐ろしいです、よしもとは」という友近の言葉どおり、非常に内容の濃いパフォーマンスに、客席からは最後まで大きくて温かい拍手&声援がおくられました。

●『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~』
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/

144i9279_4

【ライブレポート】『東日本大震災復興支援企画チャリティーオークションイベントvol.3』

「みんなを、笑いでつなごう。」をテーマに、東日本大震災の被災地へのエールを込めて、9月17日(土)~19日(月・祝)の3日間、京都・大阪・神戸で繰り広げられる大規模イベント『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』。
 大阪・難波のヨシモト∞ホールOSAKAでは、チャリティーイベント『東日本大震災復興支援企画チャリティーオークションイベント』が行われていました。
 このオークションイベントでお客さんからご協力いただいたお金は、赤十字を通して東日本大震災の被災地へ寄付されます。
 たむらけんじがMCを務めた19:00~のイベントは、この日3回目。3回を通して出演している桜 稲垣早希から「1回目、2回目で、NMB48のTシャツが最高金額の11万円で落札されました!」と発表されると、客席からはどよめきが。しかも、1回目、2回目ともに11万円で落札されたそう。
 オークションのルールは、最低金額は100円から。上限はかなり高額になってしまった場合、チャリティーイベントということで、ある程度のところで金額を決めてジャンケンしていただく形になります。落札した品物は、すぐにお渡しして持ち帰っていただくことが可能。商品受け渡しのお手伝いに、つぼみのメンバーも登場しました。さて今回は、どんな商品が登場するのでしょうか?

01
 

 トップバッターは、MCのたむらけんじ! ……がしかし、少し不安げ。早希ちゃんが「皆さん、いい商品を持ってきてくれてますから」とプレッシャーをかけると、「違うねん、俺、チャリティーオークションを前にやって、そのときに獅子舞とかいろいろ出してしまったから、ないねん!」と弁解しつつ、スニーカーを出品しました。
 早希ちゃんやつぼみのメンバーから「ヨダレみたいなん付いてる」、「気持ち悪い匂いがする」などと言われながらも、100円からスタート。無事、2000円で落札されました。

02

 ふたり目にはさっそくゲストにNMB48の小谷里歩、東由樹、藤田留奈が登場。1回目、2回目と、11万円を叩き出したNMB48メンバー全員のサイン入りTシャツが早くも登場しました! しかし、3回目だからなのか、なかなか金額が上がらず……。小谷は「お願いします! 怒られちゃう……」とドキドキしている様子。すると客席のファンから「りぽぽ(小谷)が着ればいいねん」という声が! 小谷がTシャツを着たとたん、値段が一気に跳ね上がり、10万円で落札。「少しでも被災地の人の役に立てたらうれしいです」と喜んでいました。

 

03

 藤井隆も、商品持参で会場に登場。藤井が出品したのは、藤井のメイクさん手作りという世界でひとつだけのiPhoneケースは、2200円で落札されました。

04

 宮川大助・花子のおふたりは、家に飾っていたというお茶の水ハカセの瀬戸物の置物を出品。さらに副賞として、サイン入りの宮川花子の著書「夫婦の轍」などを付き。テレビショッピングのようなマシンガントークでアピールした甲斐あって、10,000円で落札されました!

05

 
 山崎邦正は、「いつも気合を入れるときにかけていた」という、伊達メガネを出品。モリマン対決のときは必ずかけていたそうです。さらに、モリマン対決での苦労話も披露していました。思いのこもったメガネは、5000円で落札。

06

 月亭八方は、ミニ扇子など落語家ならではのアイテムに、愛用のバッグを出品。20,000円の落札価格が付き、感激した八方が、10月にNGKで行われる独演会のチケットをペアでプレゼントするというサービスも!

07

 バッファロー吾郎・竹若は、オシャレな伊達メガネを出品。木村も『ダイナマイト関西』などの自身のライブDVDを出品。5500円で落札されました。

08

 会場には姿を現さなかったものの、客席からどよめきが起きたのはサバンナが出品したコントで使ったという人形。かわいさと不気味さが同居した個性的な人形に、「どないしたんやろ、高橋。なんの説明もなくこんな人形が送られてきたら怖いやんけ……」と怖がっていました。

 さらに、中田カウス師匠や西川きよし師匠、ケンドーコバヤシや宮川大輔など芸人たちのほか、優木まおみさん、トリンドル怜奈さん、misonoさん、さらにスポーツ界から野球選手の高津臣吾さん、プロゴルファーの佐々木慶子さん、全美貞さん、プロボクサーの内藤大助さんなど、たくさんの人たちが出品。次々と落札されていきました。

 最後は、つぼみのメンバーも出品。自分たちの私物をセットにした商品は、なんと7万円で落札!

09

10

 エンディングは、つぼみが『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』テーマソング「よしもトレイン」をお披露目。大盛り上がりのチャリティーイベントとなりました。『東日本大震災復興支援企画チャリティーオークションイベント』は、18日(日)も開催! 皆さん、ぜひ遊びに来て下さいね!

9月18日(日)

東日本大震災復興支援企画チャリティーオークションイベントvol.4
12:30開場 13:00開演
料金:500円
出演:NON STYLE(MC)/桜 稲垣早希/つぼみ/キンチャク

東日本大震災復興支援企画チャリティーオークションイベントvol.5
15:30開場 16:00開演
料金:500円
出演:オリエンタルラジオ(MC)/桜 稲垣早希/つぼみ/キンチャク

東日本大震災復興支援企画チャリティーオークションイベントvol.6
18:30開場 19:00開演
料金:500円
出演:麒麟(MC)/桜 稲垣早希/つぼみ

YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/

01_2

『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』在阪5局生放送リレー中継を終えた東野幸治と藤井隆、ラフピー隊隊長のトミーズ雅が会見!

11_large

 いよいよ開幕した『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI ~Laugh&Peace2011~』。初日の9月17日(土)、在阪民放5局連動の生放送リレー中継という、関西のテレビ史に残る放送が実施されました。放送は、11:58~毎日放送を皮切りに、13:00~読売テレビ、14:00~テレビ大阪、15:00~朝日放送、16:00~関西テレビの順で17:00まで実施。5upよしもとと各局、そして京阪神のイベント会場を中継で結びました。拠点となった5upよしもとで、5時間に及ぶ生放送をやり終えた東野幸治と藤井隆、そして、よしもと芸人とボランティアスタッフがタッグを組み、チャリティー募金基地を目指して梅田から難波を練り歩いたキャラバン隊、「みんなでラフピー隊」の隊長、トミーズ雅が会見に臨みました。
 まず、トミーズ雅がラフピー隊の1日を振り返り、「ボランティアのなかに小さい子供さんもいましたが、小さい子供の5kmはキツイよ! 雨が降るなか歩いて、いろんなところで募金して。ほんで、その思いが伝わったんでしょうね。歩いている人が立ち止まって募金を入れてくれて」と感激。さらに、各募金基地にいた若手芸人たちのことにも触れ、「芸人は『そこにおれ』って言うたらずっとおるからすごいわ! 三浦マイルドなんかは、お客さんが来たらマイルドフラッシュをやって。5時間、立ってるわ。皆さんの力のおかげ。ありがとうございます」と、若手芸人のがんばりもねぎらっていました。そして、「元気な人が元気じゃない人を助けるという、ボランティアの基本的な精神。僕らはまだまだ元気なので、それをそのまま東日本へ送りました」と語りました。
 生放送リレー中継を終えたばかりの東野幸治は、「各局がひとつになってひとつのことをするということで、みんなのためになってよかった」と話し、「こういうことを1年に1回やっていくのもいいですね。関西がひとつになって。大事でしょう? 年に一度、ひとつになって各局でなんかやるっていうのは、すごいいいことやなと思います」と語りました。トミーズ雅は、「来年は、サンテレビも入れましょうよ。あんなにタイガースの中継をしてるんやし」と持ちかけていました。藤井隆は、「番組がひとつ終わって、『ありがとうございました』と言ったとたん、すぐ次のオープニングになり、つながっていくというのが初めての感覚だったので、すごく楽しかったです。あと、裏で各局のお偉いさん方が名刺交換をされていたので、そういうのもすごく新鮮でした」と裏話を明かしてくれました。さらに藤井は「5時間だったんで、ヒゲがどんどん伸びてくるんですよ」とアゴを撫ぜ、その言葉を受けて「ライブ感がありました」と東野。記者から笑いが起きました。
 トミーズ雅は、「よしもとが本気を出したら、5時間どころか72時間テレビを明日できますよ!」と話し、「全員が漫才をやって、新喜劇も6本ぐらいやったらできるやろ?」と提案。さらに、よしもとが来年に100周年を迎えることにも触れ、「来年は100時間テレビをやりましょう!」と提案。そのとたん、東野と藤井が拍手! そして「言うときますよ、本当にやりますよ、この会社は! 各局リレーで100時間やって、漫才の出番は公平なくじ引きをして……」と夢を膨らませていました。

 そして、5局生放送リレー中継のなかで、各局のそれぞれの個性を感じたと話し、東野は「各局さんそれぞれに『これ、やったらよかった』って思うやつがあったと思うんですよ。それを毎年やっていったら、もっといいふうになるんちゃうかな」と意欲的。トミーズ雅も「これ、毎年9月の恒例になるんかな?」と言うと、東野と藤井は「やりましょう、やりましょう!」と盛り上がっていました。

 最終日の19日(月・祝)18:57~18:59には、在阪5局が『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』フィナーレイベントを同時生中継!
 各会場に遊びに来ていただくのはもちろん、テレビもぜひチェックしてくださいね!

YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI~Laugh and Peace 2011~
公式サイト:http://www.wondercamp.jp/kansai/

【トミーズ雅】【東野幸治】【藤井隆】

 

11_large_2