2013年12月31日から2014年1月1日にかけて、インテックス大阪で5upよしもとメンバー総出演の『今年は見るだけじゃない!5upよしもとカウントダウンライブ~ネタあり、歌あり、ダンスあり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!~』が行われました。今年のカウントダウンライブはタイトルの通り、ネタからゲーム、さらにはジャンケン大会、ダンス対決、街コン企画、サプライズ企画、そしてNSC大阪26期・27期・28期(扱いも含む)の卒業セレモニーまで盛りだくさん! 9時間にわたり、キラメンステージ(メインステージ)、キラキラステージ(サブステージ)、フードコートと、3つのエリアでさまざまなイベントが開催されました。
15:00の開場直後から、大勢のお客さんが列をなしてメインステージへ足を運んでくださいました。16:00の開演を待つお客さんに楽しんでもらえるように、VTRも用意。観覧の注意事項を伝えるVTRで活躍したのはアインシュタイン・稲田。頭、アゴ、皮膚の質感など、さまざまな角度から稲田の魅力や息遣いを表現しつつ、観覧の際の注意事項を伝えました。そしてGAG少年楽団・宮戸による目玉企画のひとつ、「宮戸謎解きゲーム」の説明も。クールな宮戸が印象的でした。そして開演1分前になったところで、スタートまでのカウントダウン! おのずと期待は高まります。
16:00ちょうど、場内に響き渡ったのは『FIFAアンセム―Franz Lambert』。いよいよメンバーのお目見えです!! 最初に姿を現したのは、煌~kirameki~TOPのかまいたち。客席の左右から、濱家、山内が、サムライブルーさながらちびっこと手をつないで入場します。道すがら、お客さんたちとハイタッチ。そして、メインステージに立つやいなや、柔らかいサッカーボールを客席に向けてキック!
続いて入場したのは、GAG少年楽団。右側入場口からは宮戸と福井が、そして左側入場口から坂本がそれぞれちびっこと手をつないで会場入り。メインステージでサッカーボールを会場にけり込み、ポーズを決めます。
3組目は天竺鼠です。右側入場口から瀬下が、左側入場口から、川原がぺロぺロしながら堂々の入場です。そして、メインステージに立ちサッカーボールを客席に向けて勢いよくキック! 川原が蹴ったボールは、GAG少年楽団・福井に思いきり直撃していました。
続いて、『FIFA2002アンセム Remix ver』をBGMに、煌~kirameki~Memberの入場です。右側入場口から入場したのは、藤崎マーケット、学天即、吉田たち、マドンナ、ヒガシ逢ウサカ、和牛、尼神インター。左側入場口から入場したのは、アキナ、アインシュタイン、ビーフケーキ、コマンダンテ、アイロンヘッド、守谷日和、タナからイケダ、プリマ旦那。続いて煌~kirameki~jrとオーディション組も。右側入場口からジュリエッタ、土佐駒、見取り図、ジソンシン、バンビーノ、カバと爆ノ介、ツートライブ、霜降り明星、男性ブランコ、kento fukaya、コーンスターチ、ロシアン生まれ、ジョニーレオポン、ラニーノーズ、えんぴつ消しゴム、馬と魚、ゆりやんレトリィバァ、トット、祇園、セルライトスパ、サカモト’s、サンドロップ、ジェットゥーゾ、シンクロック、ライフバーナー。左側入場口からバイク川崎バイク、ななまがり、ラフ次元、Dr,ハインリッヒ、シチガツ、ダブルアート、中張又張、ミキ、サーフィンズ、ムニムニヤエバ、フラワーズオブロマンス、インディアンス、ZAZY、カキツバタ、ヒップ☆スター、バターぬりえ、ポラロイドマガジン、矢野号、デルマパンゲ、パープーズ、天秤丸、ミルクボーイ、ちぇく田、ポイズン反町、ポートワシントンが入場しました。
そしていよいよオープニング! メインMCを務めたのは天竺鼠・瀬下。「今回出演する芸人は、68組以上とお伝えしてきましたが、結果100組以上の芸人が参加することになりました!」と報告!
すかさず藤崎マーケット・トキが「ありがてぇなぁ。逆に、帰れ~!」とまさかのあおり。すかさすバイク川崎バイクが前に躍り出て、客席にBKBコールを促します。カウントダウンに向けて、「大盛り上がりで2014CCを迎えるぜ! バイクだけに!」と叫ぶと、お客さんも「ブンブン!」とレスポンスし、舞台と客席はたちまち一体に! しかし、すかさず発せられたかまいたち・濱家の「これで、バイクの仕事はすべて終わりました」との言葉に、戸惑いを隠せないバイク川崎バイクでした。続いてGAG少年楽団・福井も盛り上げます。「みなさん、盛り上がっていきましょう!! よいしょ~」と、福井いちおしの「よいしょ~」を発動。もう誰にも止められません。
見取り図・リリーは画力を生かし、かまいたち・濱家のものすごく太っていた時代のイラスト、そして現在の山内のイラストを1枚500円で売り出そうとするひと幕も。盛り上がるなかとはいえ、藤崎マーケット・トキが「では、カウントダウンいこうか! 9万85秒!」と早々にカウントダウンし始めたときには、舞台にいた誰もがトキを止めていました。続いて尼神インター・誠子が「みんな、おまたせいこー!」。続いて「ありがトキー!」と藤崎マーケット・トキ、「川原アメー!!」と天竺鼠・川原が続きます。
守谷日和は「楽しみやなぁ~」としわくちゃの顔で決め、セルライトスパ・大須賀は「今日のために栄養ドリンクを飲みましたが、間違えてモンダミンを飲んでしまった」。メインステージはオープニングからひっちゃかめっちゃかの大盛り上がり。メンバーとお客さんでイベントタイトルのかけ声をしてついにカウントダウンライブの幕開けです!
キラメンステージでの最初のコーナーは、「キラメン7ベストネタライブ2013~お笑いファンが選んだ人気ネタ見せちゃいます~」。かまいたちは、話の流れで登場したおすもうさんにこだわる山内を濱家が「おすもうさんじゃない」とたしなめる漫才。学天即は、「2014年はクイズ番組に出たい」という奥田に四条がクイズを出す漫才。アキナは、山名が一度やってみたかったというヤンキーと後輩の絆をモチーフにした漫才。吉田たちは、甘酸っぱい学生時代の告白を再現した漫才。GAG少年楽団は、保健室での奥手な男子学生のドキドキが手に取るようにわかるコント、和牛は、ティッシュ配りの女の子に恋した水田が川西に恋の相談をする漫才。天竺鼠はコント「学校」。キラメンファンにとって垂涎のネタが続々とお披露目されました。
時を同じくしてキラキラステージで行われていたのが、じゃんけん大会予選です。およそ800人の芸人が、約1カ月にわたる壮絶な死闘が繰り広げ、計5回の戦いをこぶしひとつで勝ち上がった16名の猛者が、1位を目指して戦います。彼らの目前の目標は、キラメンステージで行われるベスト4の対決。ベスト4を勝ち抜き、さらに決戦でじゃんけん大会の頂点に立てば、2014年の「イチオシ若手芸人」に選ばれ、会社からの猛プッシュを受けることができます。果たして、勝利の女神は誰に微笑むのか!? ベスト4までの軌跡は以下の通り。
<ベスト8選出>
霜降り明星・粗品vs尼神インター・誠子……勝者/霜降り明星・粗品
にほんしゅ・北井vsシンクロック・木尾……勝者/シンクロック・木尾
天竺鼠・川原 vsナザクラ・森岡……勝者/天竺鼠・川原
トット・多田vsイサリビ・上村茶屋……勝者/イサリビ・上村茶屋
見取り図・リリーvs善家カズマサ……勝者/見取り図・リリー
みぞぐちまこと vsジュリエッタ・井尻……勝者/みぞぐちまこと
吉田たち・こうへいvs蛙亭・岩倉……勝者/吉田たち・こうへい
大阪ほっと家族・宗像vsフラワーオブロマンス・たわた……勝者/大阪ほっと家族・宗像
<ベスト4選出>
霜降り明星・粗品vsシンクロック・木尾……勝者/霜降り明星・粗品
天竺鼠・川原vsイサリビ・上村茶屋……勝者/イサリビ・上村茶屋
見取り図・リリーvsみぞぐちまこと……勝者/見取り図・リリー
吉田たち・こうへいvs大阪ほっと家族・宗像……勝者/吉田たち・こうへい
結果、ベスト4の対戦カードは、霜降り明星・粗品vsイサリビ・上村、見取り図・リリーvs吉田たち・こうへい となりました。キラメンステージで21:30から行われる「2014年 売れるのは誰だ!? 5upじゃんけん大会決勝戦」でどんな勝負が繰り広げられるのでしょうか?
キラキラステージで熱いじゃんけんが繰り広げられていた頃、キラメンステージでは、「5up×FM大阪 おもしろソニック2013~人気ミュージシャンと5up芸人が一夜限りのスペシャルLIVE」が行われていました。このコーナーは、このたびのカウントダウンライブを一緒にライブを盛り上げるアーティストを募集。36組ものアーティストの方々が名乗りを上げてくれ、ファンの皆さんによるWEB投票で3組のアーティストが決まりました。その3組と、5upメンバーが、ひと夜限りのコラボをするというもの。どんな化学反応が起こるのでしょうか? MCを務めたのはGAG少年楽団。そして応援に、注目のシンガーソングライター・近藤夏子さんと、FM OSAKAのDJ、小早川秀樹さんが駆けつけてくれました。ちなみに近藤夏子さんは、プライベートで5upよしもとに足を運ぶほどのお笑いファン。とくに今ハマッているギャグは、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルの、ナダルリバースとのことでした。
トップバッターは、大阪・豊中出身のバンド、OUTER-TRIBE。のびやかなハイトーンボイスと迫力の演奏で、お客さんを一気に引き込んでいきます。そして2曲目は、いよいよ芸人とのコラボ! OUTER-TRIBEとコラボするのは、藤崎マーケットです。和尚と坊主を彷彿とさせる僧衣で姿を見せた藤崎マーケット。いったい、どんなコラボを? トキが投げかけるのは、「最近の、若者の般若心経離れ」です。そこで、般若心経をロックに乗せて歌うと宣言。ボーカルのTATSUSHIさんも「新年にぴったり」と盛り上げます。とくに「羯帝羯帝波羅羯帝(ぎゃていぎゃていはらぎゃてい)では、お客さんとのコール&レスポンス、さらに「舎利子(しゃりし)」では田崎のコーラスも決まり、会場が一体に。GAG少年楽団・宮戸も「あんなコール&レスポンスは見たことない」と驚いていました。歌い切ったトキも「こんなに気持ちいいものなのか」と満足していました。
2番目は、ROYAL comfort。ボーカル、MC、DJの3人組で、大阪のインディーズシーンをけん引するアーティストです。そんな3人とコラボしたのは、かまいたち。コント「CDショップ」で、ある曲を探す濱家に、店員の山内とROYAL comfortの3人が、すばらしいハーモニーで「Lovin' You」を聞かせるというもの。おなじみのコントが、超豪華バージョンになったコラボとなりました。GAG少年楽団・宮戸も「めちゃくちゃおもしろかった!歌ネタでもいけるんちゃう?」と大絶賛。ボーカルのKAY-Iさんも、「昔からお笑い好きなのでめちゃくちゃ楽しかったです」と夢のコラボを楽しんだようでした。近藤夏子さんも「音楽とコントがこんな風にコラボするなんて」と感激しきり。また、濱家とROYAL comfortの皆さんは地元が一緒だそうで、「フィーリングがぴったり」とさっそく交流を深める約束をしていました。
最後のコラボは、イーゼル芸術工房。日本各地でライブイベントや、美術館などの企画コンサートでも活躍する異色のジャムバンドです。JR大阪駅前で路上ライブを行っていたところ、来日中だったエアロスミスのボーカル、スティーブン・タイラーと路上セッションをしたことで話題に。共演するのは天竺鼠です。コント、「UFO」のネタをコラボし、コント通り一部のふりつけしかしない川原に、GAG少年楽団・宮戸は「コラボ、せえよ!」とツッコんでいました。コラボ後、天竺鼠・瀬下は「どれだけ緊張したか…」とドキドキで挑んだことを明かしました。川原は、ベースの方にペロペロをし続けコミュニケーションを図っていました。
3つのコラボのあとは、近藤夏子さんが「リハーサル」をお披露目。「お笑いを見に来ている方々の前で歌うので少し緊張しましたが、皆さんが素敵な手拍子をくれたので楽しく歌えました!」という近藤夏子さんのキュートな笑顔でおもしろソニックは幕を閉じました。
続いてのコーナーは、「オーディエンスを沸かせろ!キラめきダンスキング2013」。MCは和牛が担当しました。ダンス人口が日本一ともいわれる大阪。ダンスでプロを目指す関西の強豪ダンスチーム7組と、お客さんを楽しませるプロである芸人チーム3組が、キングの栄冠を目指してガチンコダンスバトル! 勝敗は、オーディエンス(お客さん)をいかに沸かせられるかにかかっています。この大会を審査するのは、会場のお客さんと、ダンサー・SHUHOさん。ハウスダンスの世界一を決める大会で、2年連続世界チャンピオンに輝いた、日本ダンス界をけん引するカリスマです。ダンスの制限時間は4分以内。果たして、どんな勝負が?
エントリーNo.1は、京都Beat StronG。コミカルでユーモアも盛り込まれたダンスに、パフォーマンスが終わったあとも和牛・川西は「余韻がすごい。一気に引き込まれました」と感心しきり。1組目から、このダンスバトルのレベルの高さをうかがい知ることができました。
エントリーNo.2は、MINT crow。数々のキッズダンスコンテストを総なめにしてきた、平成生まれのキッズチームです。次々と繰り出される技に、和牛も圧倒された様子。和牛・水田も「僕らより全然小さいのに、あんなダンス見たら子ども扱いできひん!」と驚きを隠せない様子。
エントリーNo.3は、ついに芸人チーム。藤崎マーケット・田崎率いる、チームTasakiの登場です。一世を風靡した「ララライ体操」を生み出した男が見せるダンスとは? 曲は、MAX の「Tacata'」。藤崎マーケット・田崎、アキナ・山名、守谷日和をはじめ、バックダンサーにヒガシ逢ウサカ、数学AB、デルマパンゲ、コロコロチキチキペッパーズ、ダブルアート、コーンスターチ、ミルクボーイ、ブルドーザー商事を引き連れてのセクシーダンスです。このダンスバトルに向けて、猛練習に励んだという藤崎マーケット・田崎。「練習は本当にすごいやりました。バックダンサーの後輩に嫌われるんじゃないかというぐらい、呼び出しました」と言います。また、思いのほか女装が似合う田崎に、和牛・川西は思わず「たさちゃん、かわいい」と絶賛。アキナ・山名は、「楽しんでたけど、一番ブスやで」と言われ、シュンとしていました。
エントリーNo.4はRUSH BALL。海外からも注目されている、世界レベルのパフォーマンスが魅力の女性高生ダンスユニットです。17歳と15歳にして、2人ともダンス歴はおよそ10年! 和牛・川西も「2人だけで、これだけ大勢の人たちを盛り上げられるなんてすごい」と絶賛。SHUHOさんも、彼女たちのことはよく知っているそうで、「小さいころからダンス界では有名な2人」と言うだけある迫力のパフォーマンスでした。
エントリーNo.5は、ヒップホップでおまんねやわ!。優勝経験豊富な子どもたちが、このダンスバトルのために集結。最年少はなんと8歳です! ヒップホップをおもしろく、かっこよく踊る大人顔負けのダンスで魅了する子どもたちに、オーディエンスも大盛り上がり!
エントリーNo.6は、芸人チーム、M crowd。GAG少年楽団・宮戸率いるダンスチームです。メンバーは宮戸と、祇園・木崎、吉田たち・ゆうへい、シンクロック・木尾、中張又張・白井という、5upのなかでもダンスが上手な面々。「starry sky remix」に合わせて見せたのは、なんと笑い一切ナシの超クールなダンス! 中張又張・白井が、ヘッドスピンのブレイクダンスを見せるレベルの高いパフォーマンスでお客さんを驚かせました。和牛のふたりも、「お前ら、本当にお前らか!?」と仰天の様子。GAG少年楽団・宮戸は、先ほど登場した田崎の発言を挑発するかのように、「僕は、みんなに嫌われるぐらいすごい練習しました」と対抗します。SHUHOさんから、「本格的に作っていて、すごくかっこよかったです」とお褒めの言葉が!!
エントリーNo.7は、ワイルドカード枠で勝ち上がったTUKIとKUMA。ワイルドカード枠決定戦でも見せた、繊細かつしなやか、そしてシンクロが見事なダンスでほかのチームとまったく違う空気を創り上げます。SHUHOさんも、「美しくて感情が込められている」と感心していました。
エントリーNo.8は、Fat man Crow。ダブルダッチを取り入れたダンスで、さまざまなコンテストでその名を知らしめてきたダンスチームです。メンバーのひとりが2700・ツネに似ていることでも話題をさらっていました。
エントリーNo.9は、最後の芸人チーム! 天竺鼠・川原がリーダーの、チームお寿司です。「やるからにはいいものを」と意気込みがすごい川原ですが、舌をペロペロする動きを丹念にやるなど、どんなダンスが飛び出すのか未知数。川原が披露したのは、「お寿司ダンス」です! 瀬下と子どもたち14人が次々と繰り出されるお寿司ダンスに熱狂。やはりここでも、いくらさんが大人気でした。さらにはいくらの粒を取り合うという珍事も。いくらさんの人気の高さを改めて感じさせるお寿司ダンス。SHUHOさんも、「たしかにステップは踏めていました」と、川原のステップを褒めていました。
エントリーNo.10は、明石ブレイカーズ。明石のダンサーが集結したこのチームは、数々の賞を総なめにした実力派。21人がステージに立った途端、あっという間にオーディエンスを盛り上げます。アクロバティックなパフォーマンスやさまざまなダンスが織り込まれた迫力のステージに引き込まれました。
すべてのチームのダンスが終わり、いよいよ王者が決定します。SHUHOさんに名を呼ばれたのは、エントリーNo.10、明石ブレイカーズ!! 「ダンス構成がしっかりしていて、オーディエンスを楽しませるのが上手。パッションにあふれていて、気持ちが伝わった」とSHUHOさん。メンバーも、「うれしいでーす!!」と大喜びです。明石ブレイカーズには、優勝賞品として日清食品様より日清カップヌードル1年分、さらに副賞として、現在なんばグランド花月で行われているソング&ダンスショー「AMERICAN VARIETY BANG!」の出場権も! ショーには、ブロードウェイのレジェンド、ヒントン・バトルが出演しており、スターばかりのメンバーが出演している舞台でどんなパフォーマンスが繰り広げられるのか、期待!
ダンスバトルの興奮が冷めやらぬなか、続いてはゲームコーナー「お客さんを巻き込め!5upおもしろゲーム」。3チームに分かれてのゲーム対決です。あらかじめ、ショップで応援したいチームの色Tシャツとタオルを持っているお客さんには、応援したチームが優勝した場合、抽選で3名様に豪華賞品をプレゼント!
赤色チームは、かまいたち山内・藤崎マーケット、学天即、吉田たち、バンビーノ、土佐駒。黄色チームは、天竺鼠、アキナ、アインシュタイン、バイク川崎バイク、ラフ次元、ななまがり。水色チームは、GAG少年楽団、和牛、守谷日和、尼神インター、トット、祇園。
「お客さん借り物ギャグゲーム」のほか、サンプラーを使った音ゲーム「お客さんに○○と言ってもらえ!効果音で一言!」などが繰り広げられ、かまいたち・山内率いる赤色チームが優勝! 赤Tシャツとタオルを持っていたお客さん3人に、豪華賞品が渡されました。
続いてのコーナーは「お客さんの声が曲になる!世界初のキセキの公開生レコーディング」。今年の5upよしもとを締めくくる、巨大プロジェクトがついにこの夜、完結します。煌~kirameki~始動当時から、「5upよしもとの曲を作りたい」と熱望していた5upメンバーたち。それがついに結実するときがきました。プロデューサーを務めてくれたのは、GReeeeNのプロデューサー、ハマーさん。果たしてどんな曲に仕上がったのか? ついにこの場でお披露目、さらにはお客さんにもコーラスで参加してもらってのレコーディングが行われます。
ステージには、ハマーさんとハマーさんが手がける「あま茶屋ファミリー」のサトルさんとエドさんの姿も。ハマーさんが、今回のプロデュースを引き受けてくださったのはおよそ1年前のこと。「引き受けるのは簡単だけど、一度、皆さんのライブを見てみたかった」と、実際に5upよしもとに足を運んでライブを見て、さらにライブ後に劇場前で繰り広げられるファンと交流も見守っていたのだそうです。「なんて熱いんだろうと思いました。これは、ぜひやらせてくれとお願いしました」とハマーさん。5upメンバーの日頃のがんばりを目の当たりにしたからこそ、創作意欲に火が付いたのだそうです。歌詞は、ハマーさんが5upメンバーからもらった手紙を元に作詞したもの。なぜ芸人になったのか? そして芸人になって楽しかったこと、辛かったこと……。芸人らの熱い本音がしたためられた手紙を読み、「たったひとりの一瞬の笑顔のために、真面目に本気でやっている姿に感動した」といいます。そんなメンバーの思いをギュっと凝縮し、ひとつの歌詞に紡いだとのことでした。
そして誕生した曲のタイトルは、『時には傷ついて 誰かを傷つけて それでも分かり合える仲間と進む長い道』。このタイトルにした理由を、ハマーさんは「最初は“絆”とか、ひと言にしようかと思ったんですけど、簡単にまとめるよりも、“絆”になるまでのプロセスをタイトルに含めたかった。それで、長いタイトルになりました」と語りました。
実は5upメンバーも、あらかじめレコーディングは済ませたものの、仕上がった楽曲を聞くのはこの日が初めて。どんな曲が誕生したのか? さっそく1番だけ、全員で聴いてみることに。曲を聞き終わったあと、「めっちゃいい曲!」とかまいたち・山内。GAG少年楽団・宮戸も「ひとりずつ歌ってたからわからなかったけど、こんな仕上がりになるとは!」と感激。かまいたち・濱家も「マジで泣きそうになりますね」と胸を熱くしていました。一方、天竺鼠・川原は「2番からエロくなるんですよね」とよからぬ予想を立てていましたが、決してそんなことはありませんでした。完成曲を聞いたメンバーの感想を聞いてうれしそうなハマーさん。なかでも、サビの「仲間との絆を胸に走り続ける」という歌詞に思い入れがあるようで、とりわけアキナ・山名の手紙に胸を打たれたことを明かします。「コンビ同士、本当にお互いが大好きなんだろうなという思いが伝わってきた」と語りました。
完成品をベースに、さらにこの場で手を加えていきます。まずは、1番と2番の間奏部分の「ありがとう」から始まるラップに、1人ずつアドリブで言葉を入れることに。吉田たちや学天即、アキナ、GAG少年楽団、かまいたち、天竺鼠などが挑みました。
また、2番目の歌詞「あの日のことを思い出すよ……」というフレーズに続く歌詞を、全員で考えるという試みも。採用された場合、そのまま2番の歌詞になるというから、メンバー全員大興奮! プリマ旦那・野村は「インテックス大阪カウントダウンなのに入り口が淡白すぎる」、GAG少年楽団・坂本は「給料明細見て少ない月にブチ切れた」などを提案しましたが、次々ボツに……。結果、いい歌詞が出てきたなかでもGAG少年楽団・福井がアイデアを出した歌詞から「初めて書いたサイン 握りしめたペンが震えてた」が採用されました!!
そして、いよいよお客さんに協力してもらってのコーラス部分のレコーディングです。ハマーさんの指南の元、サトルさん、エドさんのギター演奏に合わせて、メンバーとお客さん全員でコーラスパートの練習。直後のレコーディングは見事に一発OK!仕上がりは、年をまたいだエンディングでお披露目となります。
続いてのコーナーは「2014年売れるのは誰だ!? 5upじゃんけん大会 決勝」。あらかじめキラキラステージで行われた予選を勝ち抜いたベスト4は、霜降り明星・粗品、イサリビ・上村、見取り図・リリー、吉田たち・こうへい。こぶしひとつでここまで勝ち上がってきたこの4人から、ついに王者が決定します。優勝すれば、2014年の「イチオシ若手芸人」に選ばれ、メディアに出る機会も! すでに、1月4日のテレビ出演が決まっています。勝利の女神は、一体誰に微笑みかけるのか…? おのおの好きなコスチュームに身を包み、士気を高めます。MCはかまいたち・濱家、ジャッジメントはかまいたち・山内。向かって右側応援団はアキナ、左側応援団は和牛です。
準決勝第一試合は、見取り図・リリーvs吉田たち・ゆうへい。奇しくもNSC大阪29期生対決となりました。「29期生のエースがどっちか見せたる!」というリリーは、ゴッドファーザーの衣装に身を包んでの登場。隣に、「堺東のチンピラ」のコスチュームを着た相方・盛山を引き連れての勝負です。これまで、一撃必勝あいこなしというリリーの勝負運は…? かたや吉田たち・ゆうへいは、「2010年のとき、見取り図、コマンダンテ、ガスマスクガールの3組で、俺らを省いてイベントをやってたことは忘れへんぞ!」と積年の恨み!? をぶちまけますが、勝負はまさに宣言通り、一撃必勝で見取り図・リリーに軍配! 決勝進出が決まりました。
負けた吉田たち・ゆうへいは「こうなったら、リリーに勝ってほしい」と潔いコメント。その横で、なぜか涙ぐむかまいたち・濱家の姿が……。「死ぬほどかわいがってるから、泣きそうになるわ」とやさしい兄貴の素顔を垣間見せていました。
準決勝第二試合は、イサリビ・上村茶屋vs霜降り明星・粗品。上村茶屋は芸歴2年目、予選から着々と勝ち上がり、8連勝という大金星を上げつつこのステージまで上り詰めました。一方、霜降り明星・粗品は芸歴3年目で、コンビ結成は1年目。ピン芸人をことごとく負かしてきたピン芸人キラー。ルーキー対決の行方は……? 勝負直前、とつぜん上村茶屋の応援団を担当する和牛・水田が上村茶屋に「練習しようか」とじゃんけんを持ちかけます。ここで上村茶屋は順調に勝ちますが、勝負本番、一撃で霜降り明星・粗品が勝負を決めました!!粗品は、「もし優勝したら、たくさんお金をもらって、実家の焼き肉屋のシャッターに書かれた落書きを消します」とさっそく決戦に向けて意気込んでいました。
泣いても笑っても決勝戦。約1カ月に渡って激戦が繰り広げられてきた「じゃんけん大会」の頂点が決まります。これまでの戦いを見守ってきたかまいたち・濱家も「胃が痛い……応援する方もプレッシャーやね」と言うほど、ただならぬ緊張感に包まれるステージ。そしていよいよ、およそ800人のなかから勝ち残った両者の登場です。
見取り図・リリーは、「僕、人のオーラみたいなのが見える方なんですけど、粗品は何かを持ってる気がする。でも、ここで本当のすごさを教えてやります」と勝ち気のコメント。かたや粗品は、やはり実家の焼き肉屋のシャッターに書かれた落書きに心を痛めているらしく、「30何年やってきたお店やけど、落書きなんか見たことなかった。家族で泣きました」と、だからこそこの大勝負で勝って、稼いだお金で落書きを消したいと言います。そんな2人に胸を打たれたアキナ・山名は「リリーも応援したいし、粗品も応援したい」というほど、異様なほどに高まる興奮。いったい、勝利の女神はどちらに……?
こぶしを付き合わせての一発勝負、最後のじゃんけん対決は、霜降り明星・粗品の勝利!!
相方の石川は「2013年にコンビを組んだばっかりで1月から劇場に立てて、2014年はテレビに出る!? 僕は、こんなバケモノに誘われたんやと、改めて思いました!!」と喜びが爆発。にもかかわらず、初仕事となる1月4日には「バイトが入っている」そうで、「バイトをすぐにキャンセルします」と意気込みました。
一方、負けた見取り図・リリーはがっくりと肩を落として、「ほんまに悔しいです」と語る目元にはうっすら涙が……。これまで大健闘したリリーをねぎらうように、相方の盛山は「ここまで来てくれてありがとう。地道にネタを作ります」と語り、お客さんから大きな拍手が起こりました。
じゃんけん大会の結果、2014年の「イチオシ若手芸人」は、コンビ結成1年目の霜降り明星に決定! 活躍にご期待ください!!
時間はすでに22:00。カウントダウンまで残すところあと2時間。続いてのコーナーは、直前まで出演メンバーのほとんど誰にも知らされていなかったという「サプライズ企画」です。MCのかまいたち・濱家から、説明がありました「実はある男が、このカウントダウンライブの中で、この場を借りてどうしてもやりたいことがあるということで、僕がMCを任されました。その、やりたいことというのが、“プロポーズ”なんです」。お客さんから、「うぉ~!!」と驚きの声が。その男には、付き合って4年になる彼女がいるといいます。男は今年中に、素敵な場所でプロポーズがしたいと考えていました。そして、「カウントダウンのライブ中に、大好きな舞台の上から、大好きな彼女に、大好きなファンの皆さんが見守る中、プロポーズがしたい」と思い至ったといいます。スタッフも、「お客さんが受け入れてくれるならやりましょう」という話になったとのことで、濱家が「そのプロポーズ、見守ってもいいぞ、という方、拍手をいただけますか?」とお客さんに意思確認。すると、大きな拍手と「イェーイ!」という歓声が起こり、公開プロポーズが決行されることに。今回のプロポーズは本当のガチンコ企画。「マジすぎて、彼女がOKかOKじゃないかもわからん」と天竺鼠・川原。また、一部のメンバーにしか知らされていなかったことから、ステージ上の芸人も「誰なんですか!?」と興奮気味です。温かいお客さんに迎えられ、いよいよプロポーズをする“ある男”が舞台上に現れました。その男とは、GAG少年楽団・福井!
水色のスーツに身を包み、緊張の面持ちの福井に、宮戸も「こんな緊張した福井くんは見たことがない」と言うほど。また、“福井軍団”の一員、カバと爆ノ介・爆ノ介は、大好きな兄さんの一大決心に、感極まって早くも号泣。福井は「すいません、僕のわがままに付き合っていただき、ありがとうございます」とカチコチの状態で感謝の気持ちを述べました。
一方、福井の彼女さんは会場に来ているものの、プロポーズされるとは一切知らされていません。彼女さんには、あらかじめ「福井の一発ギャグがおもしろいかを○×で判定してもらう」というダミー企画で来場してもらっているとのこと。客席にいる彼女さんを、トットがお迎えに行きました。彼女もさぞや驚いたことでしょうが、準備が整ったところで、舞台上から福井が普段彼女さんを呼ぶときと同じ呼び方で舞台上へ招きました。
トットにエスコートされて、彼女さんが福井の前に。BGMに、彼女さんがいつも聞いているというHYの『SONG FOR』がオルゴール調で流れます。「今日は、手紙を書いてきました」と、手紙を読み上げる福井。出会ったときのこと、友人から交際を反対されたこと、そしてこれまでの感謝の気持ちが綴られた、福井の決意がつまった内容です。
静まり返る会場、緊張の面持ちの福井、号泣するカバと爆ノ介・爆ノ介。
はたして、彼女さんの返事は……。
「ありがとう。すごくうれしいです。けど、ちょっと今は違うかな」
きょとんとする福井。唖然とするメンバーたち。時が止まりました。
かまいたち・濱家が「えっ? では、YESか、NOでいえば?」と彼女さんに改めて確認したところ、彼女さんは、はっきりと「今は、NOです」と答えたのでした……。
福井、プロポーズ失敗!!
まさかの結末に戸惑いを隠せないかまいたち・濱家が改めて、彼女さんにその理由を聞いたところ、「貯金はないし、今はまだそういう時ではない」と冷静な答え。すると福井は「たしかに、貯金は全然ありません。ただ、借金もありません。ちなみに、来年の1月25日の給料日まで、残高は1万3000円しかありません」と答えると、濱家も思わず「次の給料日まで1万3000円しかない奴がプロポーズしたん!?」とツッコミ。「早く、彼女さんのタクシーを呼んであげてください!!」と言うと、彼女さんはカバと爆ノ介・カバにエスコートされて舞台左側から、福井はカバと爆ノ介・爆ノ介に引きずられるようにして舞台右側から退場。人生とは、まさに筋書きのないドラマ。そう感じずにはいられない、サプライズ企画となりました。
続いてのコーナーは、「本家よりもおもしろい!5up紅白歌ネタ合戦」。この日のために歌ネタを練習してきた猛者たちによる、歌ネタ対決です。紅組のチームリーダーは、かまいたち。白組のチームリーダーは天竺鼠。かまいたち・濱家は「うちの歌ネタチームはかなり仕上がってますよ」、山内も「プロ並みだと思う」と自信をのぞかせます。かたや天竺鼠・瀬下も「うちも、安定感のある指折りの奴ばっかりですよ!」と対抗意識を燃やします。
最初の対決は、「女性アイドル対決」。タイトルの通り、女性アイドルの歌ネタを披露します。紅組は、バイク川崎バイク率いる総勢22人による「BKB48」で、『恋するフォーチュンブンブン』です!
対して白組は、GAG少年楽団・宮戸、学天即・奥田、吉田たち・こうへい、中張又張・白井、プリマ旦那・河野の「ももクロチーム」によるスーパーヒットメドレーです。トキは、GAG少年楽団・宮戸の女装を見て「本物のカマキリにしか見えない」と感想を述べていました。
続いての対決は「HIPHOP対決」。この対決では、ダンスやラップでいかにお客さんを乗せられるかが競われました。紅組は、和牛・川西を中心に結成されたお祭りユニット「河内スティックチョヤサー」。布団太鼓に乗り、BIGBANGの『FANTASTIC BABY』の替え歌を歌って会場をお祭り一色に。
白組は、天竺鼠・瀬下率いる「剛腕の風」による『睡蓮花』。寒さを吹き飛ばすホットなパフォーマンス、さらにムチャぶりも織り交ぜて、大いに盛り上げました。結果、熱いステージングを見せた白組の勝利!
時間は23:30を回ったところ、いよいよカウントダウン30分前です。煌~kirameki~TOPからJr.メンバーまで、全員が舞台上に。そこで、カウントダウンの「3、2、1、0」で年を越した瞬間に、お客さんとメンバー全員で叫ぶ「新年一発目の初笑いの言葉」を決めることに。
守谷日和は「今年もよろしぃなぁ~」、矢野号は「いやー!のごうです!」ななまがり・初瀬は「なんじゃ~い!なんじゃ~い!なんじゃ~い!」、ななまがり・森下は「パニー!」、コマンダンテ・石井は「ヒヒ~ン!」とハイレベルな馬の鳴き声で、コマンダンテ・安田は「グッジョブ!」、和牛・水田は「OH!」みなみのしま・南條は「皆で飲もうぞ祝い酒」、みなみのしま・三島は「世は戦国ぞ!」、がっき~はカイジのモノマネで「2014年、地下行き!!」など、続々とアイデアが飛び出しますが、なかなか決まりません。
結果、100秒前のカウントが始まったところで、よいしょマンこと、先ほどのサプライズ企画で傷心中のGAG少年楽団・福井の「よいしょ~」に決まりました!
いよいよ年越しのときが近づいてきました。会場全員でカウントダウン開始!
0になった瞬間、天竺鼠・瀬下の「ハッピーニューイヤー!!」のかけ声のあとに「よいしょ~!!!」が会場内に響き渡りました!
めでたいムードが冷めやらぬなか、突然、ドーンという大きな音とともに暗転。メンバー全員が「なんや!? なんや!?」と戸惑うなか、VTRが流れます。映し出されたのは、昨年のカウントダウンで行われた「ムチャぶりボンバー」の様子。半端ない破壊力で、次々と5upメンバーにムチャぶりを繰り広げたあの「ムチャぶりボンバー」を越える男が現れたといいます。その男の名は、藤崎マーケット・田崎ふんする「RAY(ライ)!」。『江南スタイル』が大ヒットした韓国の人気歌手PHY(サイ)の弟分だといいますが……。メンバーらが戸惑う中、RAY(ライ)の「オッパ、ムチャぶりスタイル♪」のかけ声で「ムチャぶりスタイル」、スタートです!
和牛・川西は「新年のおもしろ挨拶」、かまいたち・山内は「お正月爆笑あるある」、アイロンヘッド・辻井は「馬の爆笑モノマネ」、天竺鼠・川原は「ただただ楽しい替え歌」、GAG少年楽団・福井は「今年のリアルな豊富」などをムチャぶりされていました。そして最後は、田崎ことRAYが、中川家・礼二さんの宣材写真の顔マネでシメ。新年早々、5upメンバー全員での大爆笑の「ムチャぶりスタイル」となりました。
大盛り上がりでライブもいよいよ終盤へ。突然、ステージが暗転。「なになに!?」と驚くかまいたち・濱家の元に、プリマ旦那・野村が駆け寄ります。「この1年、5upを引っ張ってくれた天竺鼠さん、GAG少年楽団さん、かまいたちさん、藤崎マーケットさんたちに、お伝えしたいことがあります。ちょっとのどの調子が悪いので、発声練習させてもらっていいですか?」とのこと。野村が「あああああ~♪」と発声練習をすると、それに合わせてプリマ旦那・河野、セルライトスパ・肥後、ダブルアート・池田も「ああああああ~♪」と発声。次の瞬間、アイロンヘッド・辻井がキーボードで『Oh Happy Day』を奏でます。そのメロディに合わせて、卒業メンバーへの感謝の言葉をつづる後輩たち。
プリマ旦那・野村から、藤崎マーケットへ感謝の言葉が贈られました。
とくにトキにお世話になったいう野村は、野村のことを、「尚平」と下の名前で呼んでくれるトキを、「まるで兄ちゃんみたいな存在」と心の支えにしてきたと言います。そして、藤崎マーケットの卒業が決まったあと、トキにご飯に連れて行かれ、「尚平、次はお前らに任せたぞ」と言われ、自信がなかったと明かした野村。しかし、改めてトキの前で「トキさんたちの気持ちを受け継いで、絶対にめちゃめちゃ面白い、勢いのある劇場にします!」と宣言しました。流れる涙をぬぐうこともせず、しゃくりあげながらも、思いを込めて感謝を伝える野村に、思わず目頭を熱くするトキ。客席からも温かい拍手が起こりました。「あと田崎さん! いい皮膚科を紹介してくれて、ありがとうございました!」と、まさかの感謝の言葉に、涙ぐみながら大きくうなずく懐の深い田崎でした。
吉田たち・ゆうへいは、かまいたちへ贈る言葉。
涙で言葉になりません。とくに濱家にお世話になったというゆうへい。「僕たちが初めてbaseよしもとオーディションに受かり、メンバーとなってからの4年間、ほぼ毎日、飲みに誘っていただきました」と言います。ご飯の席では、なんでもない話から恋愛の話、ときには、お寿司の握り方の話、30点ぐらいのアントニオ猪木のモノマネ、濱家の覚えたての手品にひたすら驚く日々もあったと語ります。そして何より、熱いお笑いの話。兄さんとの、愉快な、そしてキラキラとした思い出があふれます。
「舞台に出ても失敗ばかりで、自信のない実績のない、なんの結果も出ていない僕に対して、『お前はおもしろいから大丈夫』と言って、この4年間ずっと励ましてくれたのは、いつも濱家さんでした。その言葉ひとつで、辞めずにがんばってこれました。本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました」。
プリマ旦那・河野はGAG少年楽団へ贈る言葉です。
「宮戸さんは誰もが認める5upの風紀委員でした」と切り出した河野。ときには後輩を注意し、正しい道へ導いてくれたという宮戸。「僕も6年目になり、ようやく後輩を怒ることの大変さ、大切さがわかってきました」。これからは、宮戸に教わったことを後輩に伝えていくと心を新たにしました。
そして坂本へ。「坂本さんはいつも元気で明るく、5upよしもとのムードメーカーでした」。いかなるときも楽屋を盛り上げてくれた優しい先輩。「坂本さんがいない楽屋を想像するだけで淋しくなるので、またいつでも楽屋に遊びに来てください。最後に、坂本さんの言葉をお借りして。さよならは『言わんよ』」。思わず「言えや!」と叫ぶ坂本でした。
最後は福井へ。「僕と、コマンダンテ・安田さん、シチガツ・畠山さん、カバと爆ノ介・爆ノ介さんで、福井さんをリーダーとする“福井軍団”が結成されました。福井さんと一緒にいると、それが幸せで楽しかったです」。そして過去に、河野が舞台の上で一度もしゃべらず終わってしまい落ち込んでいたときのエピソードも。「福井さんは、すぐに僕のところに来てくれ、『お前、今日、一言もしゃべってなかったな。めっちゃ辛いやろう。オレもそういうときあったから、気持ちめっちゃわかるねん。次から大丈夫や』と言ってくれました。福井さんの言葉で、何度も救われました。僕は福井軍団に入れて本当によかったです! そして福井さん、いつか絶対に幸せな結婚をしてください」。福井の顔が少しゆがんだような気がしました。
コマンダンテ・安田は、天竺鼠へ感謝の言葉を送ります。
情に厚く優しい瀬下の周りには、気が付けば後輩がたくさんいたといいます。「そんな優しい瀬下さんが大好きでした」と語り、さらに「たばこやお酒は控えめにしてください」と体も気遣います。
そして川原にも感謝の言葉を。安田は、川原に初めて飲みに連れて行ってもらったエピソードを明かします。「居酒屋で、数字ボケだけで3時間もやらされました」。会場は爆笑。それから交流を深めた川原と安田。「ある日の5upからの帰り道、僕にAKB48の『Everyday、カチューシャ』を無理やり覚えさせ、僕に歌わせ、間違えると長財布の角で僕の鼻を小突く。そんな日が2カ月も続きました」と、知られざる特訓の日々を打ち明けました。思い出が尽きないなか、安田から最後にひとつだけ川原に言いたいことがあると言います。「川原さんはいつも、芋焼酎を夏場にはお湯割り、冬場には水割りで飲みます。絶対に、逆の方がいいと思います」と控えめに提案していました。
代表する面々からのご挨拶のあと、プリマ旦那・河野が「まだまだ、本当にたくさんの方から、卒業をお祝いしたいとメッセージをいただいています」とVTRが流れました。大画面に映し出されたのは、劇場に足を運んでくださったファンの皆さんから、この日のカウントダウンイベントに訪れたお客さん、さらには天竺鼠がかつてお世話になった、木津市場でのバイト先のご主人、かまいたち・濱家、GAG少年楽団・宮戸のお母様など、さまざまな方々からの温かい激励のメッセージでした。プリマ旦那・河野が「卒業生の皆さん、本当にありがとうございました!!」と改めてご挨拶。
いよいよ最後のときが近づいてきました。その瞬間、会場が真っ暗に。プリマ旦那・河野の声が響きます。「皆さん、準備はよろしいですか? いきますよ、せーの!!」。その瞬間、明かりがともり、目の前に卒業メンバーへ向けたメッセージを掲げたお客さんたちが。「ありがとう!!」感謝の言葉が響きます。
お客さんからのサプライズのあと、卒業メンバーからもご挨拶がありました。藤崎マーケット・田崎は、涙をこらえてなかなか言葉が出てきません。
「後輩のみんな、同期のみんな。そしてトキ。本当に、ありがとうございました」。トキは、「危うく大泣きするところやったんですけど、『そういえば途中で福井、プロポーズ断られてたな』っていうのを思い出して、なんとか泣くのを耐えれました(笑)。後輩たちのことを大丈夫なのかと心配されている方もいるかと思うんですけど、僕は余裕やと思っています。すごい後輩がそろっていて、僕らのときよりさらに強い後輩がそろっているので、全然、余裕で卒業させてもらえるなと思っています。卒業は悲しいんですが、今日、正月の5upで、トップバッターで誰よりも早く出るので、また足を運んでください」とご挨拶しました。
かまいたち・濱家は、「デビューしてからずっと劇場におらせてもらい、劇場のスタッフさん、社員さんにお世話になり、後輩にもお客さんにも本当に感謝しています。そして、もちろん山内ふくめ、同期に支えられた僕の劇場生活だったと思います。トキも田崎も、瀬下も川原もおらんかったら、本当に、今たぶんここに立ててなかったと思います。これからも、ずっと恵まれた同期でやっていけたらと思いますし、GAG少年楽団にもお世話になり、このままこのメンバーで卒業しても、後輩を引っ張っていけるようにがんばりたいです。ありがとうございました」と、改めて山内を含めた同期メンバーへの感謝の気持ち、後輩への思いを語りました。
山内は、「GAG少年楽団の福井とは、一番仲よくしていたのに、今日のプロポーズも聞いていなかったですし、しかも断られましたし……。あと、僕に断りなく“福井軍団”というのを結成していて、そのへんは後で話し合いたいと思っています」と福井に警告(!?)。ご挨拶はこれで終わりかと思いきや、いつになく神妙な表情の山内。「ずっと、劇場に所属させていただいて……」と口にしたとたん、胸にこみ上げるものがあったのか、感極まって言葉がなかなか出てきません。「いい同期に恵まれてよかった。残りのメンバーも、同期を大切にして、競い合って負けないように劇場でがんばってください。ありがとうございました」。山内の涙に、NSC大阪26期生の絆の深さ、競い合う仲間の大切さを改めて感じました。
GAG少年楽団・宮戸は「GAG少年楽団を結成してから8年間、劇場にいて芸人のすべてを教えてくださった先輩、そして慕ってくれた後輩は、最高の仲間であり、ライバルであり。そしてこれまで一緒にやってきてくれた相方の2人、こんな僕の言うことで笑顔になってくれたお客さん。本当に劇場は素晴らしい場所だと思います。卒業しますが、僕たちもみなさんを笑顔にできるように負けないでがんばっていきますんで、引き続き5upを、僕たちをよろしくお願いします」と語りました。坂本は「僕は、劇場に結構長い間在籍させていただきまして、後輩という立場がめちゃくちゃ長くて、ほかの兄さんたちほど後輩をご飯に連れていったり、何も教えてあげられなくて、本当に申し訳なかったと思います。みんな面白いので、これからもがんばってください。ありがとうございました」と語りました。
福井は「本当に、お客さん、先輩、後輩、スタッフの皆さんにお世話になりました。感謝しています。ただひとつ、吉田たちのゆうへいに言いたいことがあります。最後のあいさつで、あまりにも山内さんへの感謝がなくて。そういうことをしてしまうと、山内さんが、僕以外の後輩に慕われていないことがバレるんで、これからもしこういうことがあれば、ウソでもいいからもう少し長めに感謝の気持ちを伝えてください」と、卒業式まで山内を気遣う福井でした。
最後は天竺鼠。瀬下は「お客さんから温かいサプライズ。皆さんから、すごく心のこもった言葉をいただきました。あとで、全部に目を通したいと思います。あと、スタッフさん、後輩たち。僕はバカです。それにあまりできることもなく、自信もないですけど、そういう僕を皆さん温かく見守っていただき、TOPもやらせていただいて、しっかりせなあかんと思いました。後輩たちは、本当にくそおもしろい奴らばかりなので、後輩も見てあげてください。僕を見てくれたように、温かい目で見てあげてください。本当に5upよしもと、お疲れさま瀬下」と、TOPらしく、瀬下らしく言葉を結びました。
川原は、「泣いてからの眠たーいなんですけども、おもしろい後輩たちばかりなので、5upもよろしくお願いします。本当にファンの方々のおかげでここにいると思っています。なんちゃって。本当に今までありがとうございました。これからも5upをよろしくお願いします」と語りました。
そして、ついに本当のエンディングです。ここで、先ほどの「お客さんの声が曲になる!世界初のキセキの公開生レコーディング」で収録した、ファンの皆さんのコーラス入りの曲がお披露目されることに。
プロデューサー・ハマーさんも再び舞台に登場しました。短時間で仕上げてくださったハマーさんも「ばっちりです!」と仕上がりに自信のひと言。最後はお客さん、メンバー全員で笑顔で歌って笑ってのお別れ。その場にいた全員の気持ちがひとつになった、カウントダウンライブとなりました。
長丁場だったカウントダウンライブ、キラメンステージでは、さまざまな息抜き企画やVTRも用意されていました。「大勢のお客さんの前で絶対にやってみたいこと」VTRをはじめ、幕間には体操のお兄さんとしてインディアンスが登場。長丁場のなかライブをスタンディングで見てくれているお客さんたちに少しでもリフレッシュしていただくべく、簡単なストレッチ体操をレクチャーするなど、工夫も盛りだくさん盛り込まれました。
キラメンステージと並行して、サブステージのキラキラステージでも、煌~kirameki~MemberやJr.などによる「THIS IS MY BEST ネタ!5upネタライブ」や「5upおもしろコーナー ユルくない戦い!キャラキング決定戦」、「リアル脱出ゲーム大好き芸人 GAG少年楽団・宮戸プレゼンツ 宮ちゃんからの挑戦状」など、イベントが数々行われていました。
一方、フードコートでは、キラメン7が考案した限定メニューが。天竺鼠は、川原扮するなすびくんをモチーフに、なすびの天ぷらが入った「眠たーいうどん」、GAG少年楽団は、それぞれの好物3種類を包んだ「GAG少年牛タン」、かまいたちは、オリジナル焼き肉丼「チャン・ドン・ゴン・ゲン丼」、吉田たちは双子ということで、目玉焼きを2個乗せた「吉田たち焼きそば」、学天即は、四条のモジャモジャの髪質をもずく天ぷらで再現した「学天そば」、アキナは2種類の味が楽しめる「秋山・山名の飽きのこない山盛りなポテト」、和牛は、元料理人の水田が考案したという究極の肉そば「和牛の青ねぎたっぷり肉そば」を、それぞれ数量限定販売! また、フードコートの一部を使い撮影会、そしてフェス史上初の「街コン企画」も。アインシュタインの2人がキューピットとなり、カップル誕生をお手伝いしました。
カウントダウンライブが幕を下ろしたあとも、「芸人おみくじ」ブースにて、天竺鼠、GAG少年楽団、かまいたち、吉田たち、アキナ、和牛、学天即らが出てきてお客さんたちをお見送り。最後の最後まで、お客さんと楽しい時間を共有しました。これから5upよしもとを離れて、さまざまなメディアで、さまざまな場所でそれぞれ活躍の場を広げていく卒業メンバーたちを、これまでと変わりなく、温かい目でどうぞ応援よろしくお願いします! また、このたびのカウントダウンライブのDVDが発売されることも決まっています。笑いを感動を、もう一度お茶の間でぜひ!
2014年3月から、5upよしもとは新生「煌~kirameki~West」が始動します。吉田たち、プリマ旦那をTOPに、レギュラーメンバーが劇場を盛り上げます。そのメンバーを決める『5upよしもとチャンピオンシップ』予選はすでに開催中。1月16日から、予選を勝ち抜いた66組が、1月16日(木)、1月17日(金)に行われるセミファイナルに進出し、1月18日(土)、19日(日)の『5upチャンピオンシップファイナル』で、 吉田たち・プリマ旦那を加えた 新生キラメン7が決定。次世代の5upよしもとをけん引するのはどのコンビ!? 新しい時代の幕が開く瞬間をお見逃しなく!
【DVD情報】
『今年は見るだけじゃない!!5upよしもとカウントダウンライブ~ネタあり、歌あり、ゲームあり、ジャンケン大会あり、卒業あり、いろいろありすぎてもうムチャクチャどす!!~(仮)』
発売:2014年4月23日(水)
価格:3,000円(+TAX)
発売元・販売元:よしもとアール・アンド・シー
<主な収録内容(予定)>
オープニング/キラメン7ネタライブ/おもしろソニック2013/ダンスキング/THIS IS MY BEST ネタ!5upネタライブ/おもしろゲーム/公開生レコーディング/カウントダウン/じゃんけん大会決勝/THIS IS MY BEST ネタ!5upネタライブ/卒業セレモニー/エンディング
(特典映像)カウントダウンの舞台裏に密着/イケメン裸ハンター「尼神インター」がパパラッチ!
5upよしもと公式サイト
http:// http://5up.laff.jp/
5upよしもとカウントダウンライブ 公式サイト
http://www.yoshimoto.co.jp/5up/countdown2013.php