銀シャリの沖縄花月初舞台は怒涛の漫才とM-1裏話で大盛り上がり
12月27日(日)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「銀シャリ漫才ライブ"こめぐゎーかでぃ~?"」が開催されました。
銀シャリの記念すべき沖縄花月初ライブのタイトル「こめぐゎーかでぃ~?」というのは、沖縄の方言で「お米食べてる?」という意味。これはハムの諸見里から教えてもらった方言だということですが、沖縄の人間でもすぐに分かる人が少ない方言らしく、観客の反応も薄め。
「さっき沖縄のラジオにでたけど、方言強すぎって沖縄の人に言われてめちゃハズかった。諸見里に聞いたのが間違い」と橋本。
続けて、「みなさん僕たちを知って来て頂いてますか? 何かお米のイベントと勘違いして来てませんか? ほぼ関西でしか活動してないんですが」と問いかけ、「積極的に触れ合っていきたいなと思うので話しかけていきますよ~」と、観客に直接話しかけていきます。
「何きっかけでぼくらのライブに?」と聞かれた前列の女性は「M-1グランプリとか、探偵ナイトスクープとか」と答え、「嬉しい!探偵ナイトスクープは嬉しい、本当に」と喜ぶ橋本。「じゃあ相方の鰻はほぼ知らないってことですねぇ」と橋本に言われた鰻は苦笑い。自己紹介をしながら珍しい「鰻」の名字にまつわる切ないエピソードトークを披露した後、漫才がスタートしました。
漫才後は、VTRネタ「10秒チャレンジ」がスクリーンに映し出されました。橋本が出したミッションを10秒以内に鰻がクリアできるかというもの。「ジェンガを10秒以内に5つ外す」と「ティッシュ1箱を10秒以内に一枚ずつ出し切る」の2つのミッションとも見事に失敗し、グダグダの鰻の姿で終了しました。
衣装替えをして登場した二人。鰻の微妙な私服に吹き出す橋本。「おまえ、俺も見たことない私服を沖縄でおろすなや」と言われた鰻は「靴もおニューやで」と嬉しそう。ですが、なかなかピンマイクを付けられない鰻に「いつまでマイクごちゃごちゃやっとんねん」とつっこまれます。
そんな私服で始まったのは、事前に観客から取ったアンケートに答える「アンケートトーク」です。
最初に「M-1グランプリの感想は?」という質問が選ばれます。「これここだけね。ツイッターとかに書くとかナシね」と前置きした後、それぞれが正直な感想をぶっちゃけました。
「M-1グランプリが終わった後、大阪の人たちからは"あんたらの方がよかった、おしかった"って言われて、それはありがたかった」と橋本。ですが「でもあの時、自分たちでおしい!って感じは全くなかった」と続け、鰻も「テレビで見てる感じはまた違ったのかもしれないけれど、あの会場の空気はもうトレンディエンジェルだった。あの場の空気を掴んだものが勝つ」と言うと会場がどよめきました。
さらに「トレンディエンジェルは来てほしくなかった、THE MANZAI もM-1もどっちもいけるから。ほんとに漫才も上手い」と勝者を素直にたたえる橋本。また「2本目もいけてもーたと思ったくらいで、だから2本目はあまり緊張してない」と続けます。さらに他の出場者に関しては、ほとんどがよく知っている芸人の中で唯一「馬鹿よ貴方は」だけが面識がなかったそうで、「トリッキーだったよね、掴めなかった。経済の難しそうな雑誌とか読んでたし」と橋本。
M-1グランプリの裏話で会場が盛り上がった後の質問は「お互いの好きな部分は?」。即座に鰻が「橋本は足が長い、スタイルええよな」と容姿を褒めると、橋本は少し悩んだ後「こんな可愛い顔して気性が荒い」とひとこと。「褒めてないよ」と鰻。ですがすぐに「気性は荒いけどその日で終わる。引きずらない。ケンカは他のコンビより多いけどその場で終わる。だから仲がいい」との橋本の言葉に、客席からはおぉ~と声があがりました。
最後に「沖縄でしたいことは?」と質問があがり、「ホエールウォッチングに行きたい!」と即答する鰻でしたが「沖縄に知り合いいないんだから、行くとしたら2人きりやないか」と少し嫌そうな橋本でした。そのまま終了時間となり、「えぇ~!早い!もう終わり!」と橋本が言うと「また絶対沖縄でやりたいです!」と鰻が宣言し、観客からの拍手喝さいの中イベントは終了しました。