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ライブレポート2012/07-12月

2012年8月20日 (月)

【ライブレポート】夏の恒例!? NGKで2年目の『THEアイスビールショー~discotech真夏のダンスホールvol.2~』開催!

8月19日、昨夏に続いてなんばグランド花月では2回目となるテンダラー・浜本、土肥ポン太、ヤナギブソン(ザ・プラン9)による『THEアイスビールショー~discotech真夏のダンスホールvol.2~』が開かれました。

『THEアイスビールショー』は、劇中にダンスや歌を織り交ぜて繰り広げるエンタテインメントショー。vol.2では、土肥ポン太、テンダラー・浜本、ヤナギブソン、ギャロップ・毛利、span!・マコト、今別府直之、プラスマイナス・岩橋、トット・多田、つぼみといつもの『アイスビール』メンバーに加え、ゲストにロザン、ランディーズ、西川忠志、森田まりこ、月亭八光が登場。また、5upよしもとより、ミラクルスーパースターズ#5としてプリマ旦那・野村、祇園、ラフ次元・空が出演したほか、セブンセンス コメも得意のダンスを披露しました。

物語は地球外の星「西川家コツコツ星」に住む王子(西川忠志)と執事(テンダラー・浜本)、そして王子の親友である発明家ベップ(今別府直之)らが、コツコツ星より40年、時が遅れているという地球にタイムスリップしたことからスタート。コツコツ星一行に、柳谷(ヤナギブソン)、マコト(span!・マコト)、多田(トット・多田)のグループ、そして柳谷が借金をしてしまった闇金融のポン田一味(土肥ポン太、ギャロップ・毛利、つぼみ・福田麻貴)の3組を中心に、借金解決のためのダンス大会出場や壊れかけた友情、王子と柳谷の妹・まりこ(森田まりこ)の恋の行方を描いていきました。


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劇中でのダンスは、マコトのソロのほか、マイケル・ジャクソンの『Beat It!』を土肥、浜本、柳谷、忠志、そしてつぼみらで披露。つぼみは別のシーンでもオリジナル・ダンスで魅せました。また、ダンス大会本番シーンでは、ヤナギブソンがプリンセス・プリンセスの『世界で一番熱い夏』に合わせて、そして土肥、毛利、コメ、福田はBIGBANGの『FANTASTIC BABY』でバッチリ決めました。また、コメは今別府とのダンスバトルでも、ダンサー並みのブレイクダンスで会場を沸かせました。

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そして柳谷の同級生役として出てきたロザン、ランディーズもダンスバトルに出場という設定だったのですが、劇中では“出場後”のシーンのみが描かれていました。この2組でダンスと言えばWEST SIDEしかない…という期待がNGKを包み込むものの、そこには触れられず…。ですが、物語はコツコツ星王子の計らいもあって元は幼なじみだった柳谷、ポン田の友情が復活。「仲良くする証に踊ってくれ!」という高井の呼びかけで『WEST LOVE SHINE』のイントロが。この瞬間、会場のボルテージが最高潮に。ロザン、ランディーズ、そして土肥、柳谷で大いに盛り上げました。

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また、物語の後半では、ミラクルスーパースターズ#5が嵐の『Monster』を披露したほか、浜本がつぼみとともに少女時代ならぬ“西川時代”で『Paparazzi』を披露、一糸乱れぬ完璧なダンスで魅了しました。

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そのほか、浜本によるGTO鬼塚ならぬ“オニハマ”キャラや、吉本新喜劇往年のギャグ、森田まりこの「ゴリラ」や忠志による西川きよしモノマネ、浜本、土肥によるCOWCOWのパロディ、ロザン、ランディーズを交えての“柳谷式にらめっこ”などネタも随所にちりばめられ、終始笑いが絶えることがありませんでした。

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土肥曰く“打倒!コヤソニ”をスローガンに始まったNGKでの『THEアイスビールショー』、みな、本気のパフォーマンスを披露し、最高のエンタテインメントショーを堪能させてくれました。エンディングでは「来年もまたNGKで行いたい」と浜本。『アイスビールショー』としても今後、定期的に行っていくとのことで、こちらもぜひチェックしてみてください!

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【土肥ポン太】【テンダラー・浜本】【ヤナギブソン】【ギャロップ・毛利】【span!・マコト】【今別府直之】【プラスマイナス・岩橋】【トット・多田】【つぼみ】【ロザン】【ランディーズ】【西川忠志】【森田まりこ】【月亭八光【プリマ旦那・野村】【祇園】【ラフ次元・空】【セブンセンス コメ】

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2012年8月10日 (金)

【ライブレポート】ビッグポルノ〜アメイジング〜

8月8日(水)、東京・新宿MARZにて『ビッグポルノ〜アメイジング〜』が開催されました。

ビッグポルノとはご存知のとおり、吉本新喜劇座長を務める小籔千豊とレイザーラモンによるお笑いヒップホップユニット。“伝統のエロスのコラボレーション”をテーマに、本気で表現したいコントや下ネタ満載の過激かつクールな楽曲を披露するなど、コアな活動を繰り広げています。
アーティストとしては、2010年に「KING TIGER」でメジャーデビューを果たした後、2011年にセカンド・シングル「La buffo」をリリースしています。

イベント前には、TOKYO No.1 SOUL SETのBIKKEさん、そしてハクシュウさんが登場。前説らしく「関係者はお酒いっぱい飲んで、お金使ってください! ケータイ切ってください」と客席に語りかけるBIKKEさんでしたが、ハクシュウさんへふと「でも、撮影オッケーにしたほうが、ビックポルノも広まると思うんだけど、どう思う?」と問いかけます。ハクシュウさんも「まぁ、隠れて撮るくらいのほうがこれは面白いんじゃないっすか?」と返すなど、非常にゆる〜い雰囲気のなか、ライブはスタートしました。

宇都宮まき、今別府直之、男前による弟分ユニット「スモールポルノ」、楽曲すべてを手がけるspeedometerさんとともに、登場したビッグポルノの面々。
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「テレビ、ロンドンオリンピック、インターネットなどの楽しみがあるなか、貴重なお時間を我々に割いていただいて、ありがとうございます。新喜劇と同じくらいマジメにやってるユニットです。いや、NHKの『基礎英語』も真剣にやってます!」と真摯に語りかけながら、1曲目「KING TIGER」を歌い出したメンバーでしたが、小籔が突然静止します。
「緊張のあまり、大事なことを忘れていました」と笑いながら、「僕たちには欠けてる部分があります」と話し始めます。
「ミュージシャンの方には“曲はカッコいいのにね……”と言われます。speedometerさんの曲はいいのになぜ売れないのか考えた時に、つたないラップで下ネタを歌っている僕らには、ファンキーさが足りないんじゃないかなと思いました。このライブでは、そんな僕らと一緒に活動してくれたらいいなという人をお招きしています。その人を紹介せずに、始めるところでした」と舞台へ招いたのは、世界的にも著名なヒューマンビートボクサーのAFRAさん。「NHKの自分の番組紹介して、僕をスルーしてる(笑)」とAFRAさんにからかわれながら、「今年のコヤブソニックでは、このメンバーでいきます!」と高らかに宣言しました。

まずは「KING TIGER」「BUG IN NOW」「OH! SHIT REAL」「珍言 Oh! 名言」を立て続けに披露。AFRAさんの素晴らしいパフォーマンスを間近で体験した小籔は、「ちゃんとした人が入ると、こうも違うのか」と思わず嘆息。メンバー紹介では、スモールポルノの今別府が大阪で大人気(?)のギャグを披露しました。
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続いて、「Wake Up People」「All Night Need」「CLICK TRUTH」「SUNRISE SUNSET」を熱唱。「SUNRISE SUNSET」では客席に降りて、男性のお客さんへプロレスパフォーマンスを見せるレイザーラモンRG。楽しそうにノってくれたお客さんに目を合わせた小藪は、笑顔でペコリとお辞儀。座長らしい細やかな気配りが光りました。
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ここで、一昨日できたばかりという新曲「Tea! Tea! No! oh…喫茶?」を紹介。小籔が大きく書き出された歌詞を見ながら説明していきます。女性のある身体的な特徴について綴られた歌詞なのですが、「小3のうちの子どもにも大きいほうがええと、すでに思わせている現状に腹が立って。大人になった時、もし小さかったら困るやんけ! どうしてくれるねん!と思ってできた曲です」とメッセージ性を強調しました。
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初お披露目となった「Tea! Tea! No! oh…喫茶?」は、speedometerさんが手がけた耳馴染みのいいトラックと、笑い&メッセージが詰めこまれた歌詞が見事に融合した注目作です。小籔も「コヤソニ前には発売したいと思っています。オリコン20位以内、狙ってます!」と自信をのぞかせました。
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続いてのコーナー「歌ネタの先輩にお話を聞いてみよう」では、ゲストのmckj、永井佑一郎、レギュラー、ムーディ勝山が登場。
小籔がMCを務める音楽と笑いが融合した番組『バカソウル』で人気者のこりゃめでてーな・大江ことmckjは、自作のラップを披露。永井佑一郎は久しぶりにアクセルホッパーネタ、レギュラーは人気を博した“あるある探検隊”、ムーディ勝山は200万以上のダウンロード数を誇る一世を風靡したあのネタで、会場を沸かせます。
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その後は、それぞれが「このネタをやっていてよかったことや大変だったこと」を発表しました。
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有名人がファンになってくれたエピソードや、番組収録での思いも寄らないハプニングを語るゲストたち。そんななか、大阪のクラブで「テレビを利用してんじゃねぇよ」と若手のラッパーに絡まれたというのは、mckj。ラーメンとつけ麺を例に出して理論的に攻めるmckjが圧倒し、最後は相手がおいしいつけ麺屋を教えてくれるというかたちで仲直りできたそうですが、「今の話、カチンと来た!」と息巻く小籔。「なんやそれ。今度そんなんあったら、言うてきぃや。俺は何もでけへんけど、ラッパーのえらいさんにチクるから」と、後輩思いの優しい一面をのぞかせていました。
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大ブレイク後、人気が急落してヒマな日々を送っていたというムーディ勝山。1ヵ月のスケジュールが真っ白だったこともある彼はある日、ケンドーコバヤシらと居酒屋へ行き、クエン酸サワーなるものを頼んだそうです。「これ、忙しい人ほど酸っぱさを感じるらしいんですけど、コバヤシさんは口をつけた瞬間、“うわっ! 酸っぱい。アゴが痛い”と言い出したんですよ。でも、僕にはただの水にしか感じられませんでした」という悲しいエピソードに、笑いが起こりました。

ゲストの話を静かに聞いていたHGこと住谷は、感想を訊かれて「みんな、実力がある」とポツリ。「そうやな。みんな面白いけど、宝を見つけてしまったばかりに人生が狂ってしまった」と続けた小籔は、HGを指しながら「こいつはなんにもおもんない。ただただマジメなヤツで、池乃めだかさんにも“あいつおもろいな”じゃなく“あいつ、芝居できるな”という誉め方をされた」と笑います。「そうなんです。だから、僕はあのキャラを見つけてよかったんやと思います」と、最後までマジメに答えるHGでした。
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コーナー後には、お客さんへのプレゼント大会を実施。レイザーラモンRG賞が当たった男性には、その男性限定の“あるある”をプレゼント。周囲のお客さんからは「いいなぁ!」と羨ましがる声が聞かれました。
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エンディングでは再び、新曲「Tea! Tea! No! oh…喫茶?」を熱唱。AFRAさんとゲストによるスペシャルコラボに会場が沸くなか、伝統芸にしたいというレイザーラモンHG(というより住谷?)全力の「フォー!」で、イベントは締めくくられました。
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後説的おまけコーナーでは、レイザーラモンが漫才を披露。RGのネタをベースにしたそれは、2人のコンビ愛を感じさせる結末に。肩を組んで舞台を去っていく2人の姿に、思わずじーんとしてしまいました。
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●イベント情報
ビッグポルノ〜アメイジング〜
日時 8月29日(水) 開場/19:30 開演/20:00
会場 大阪・心斎橋JANUS
料金 2,500円(オールスタンディング)
出演者 ビッグポルノ、スモールポルノ、DJ・speedometer
ゲスト AFRAほか

●コヤブソニック2012
日時 9月29日(土)30日(日)
会場 大阪・舞洲コヤブソニック特設会場
料金 1日券=6,900円 2日通し券=12.000円
公式サイト:http://www.koyabusonic.com/

【ライブレポート】よしもとお笑いサマースクール「鉄拳と一緒に紙芝居“あるあるハイスクール”」

8月10日(金)、六本木ヒルズアリーナにて開催された『よしもとお笑いサマースクール@六本木ヒルズ』の最終日。ワークショップ「鉄拳と一緒に紙芝居“あるあるハイスクール”」が行われました。

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今回の「サマースクール」は、「NPO法人 CANVAS」と吉本興業「PaPaPARK!(パパパーク)」によるコラボ企画、「おもしろかし子大作戦」の第7弾として開かれた夏休みスペシャルイベント! 8月8日から3日間にわたって開催されてきましたが、鉄拳によるワークショップは最後。さぞかし、気合いが入っているものと思われましたが、鉄拳はいつものようにひょうひょうと登場。とはいえ、子供たちと一緒に「おっはー!」を唱和し、グッと場をつかんで見せます。

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そして鉄拳は、今回のワークショップについての説明&ネタ披露。『おはスタ』で人気のコーナー「天才!あるあるハイスクール」のネタをお手本として、示していきます。「プールの目を洗うやつで目が開けられない!」。すると、子供たちは思い思いに「あるある!」「ないない!」と元気に意思表示。百聞は一見にしかず。子供たちは早くも趣旨を理解した様子です。

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その後は、グループに分かれてくじ引き。「海」「プール」「給食」「遠足」「アイスクリーム」「ドッジボール」のテーマにであるあるを考えることに。鉄拳は、ひとつひとつのテーブルを回って「へえ! あ、それあるね!!」などとアドバイスをしていきます。しかし、実は簡単なようで難しいのが、鉄拳のワークショップ。なにしろ「テーマのあるあるのシチュエーションを考える→なるべくわかりやすく絵を描く→プレゼンテーションのためのセリフを考える→セリフの練習をする」の行程を経なくてはならないのです。わいわい言いながら、子供たちも真剣です。

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そしていよいよ発表です! 鉄拳も一緒になって、自分の考えたあるあるネタを披露しつつ、子供たちへ。「海で泳いでいるとつい水を飲んじゃって、しょっぱい!」「あるあるある!」。

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「遠足で早くお弁当を食べちゃう!」「あるあるある!」

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ときおり「アイスを食べてたら崖に落ちちゃう」など、「ないないない!」というようなシュールなネタもあったりで、大盛り上がりの発表会。鉄拳も思った以上のハイクオリティに「今後のネタの参考にしようと思います!」。子供たちにとってはもちろん、鉄拳にとっても有意義な夏休みとなったようでした。

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●パパパーク「おもしろかし子プロ ジェクト」サイト
http://www.papapark.jp/workshop/npo-canvas/000610.html

●「よしもとNSCジュニア」サイト
http://www.yoshimoto.co.jp/nsc/jr.php

【鉄拳】

2012年8月 9日 (木)

【ライブレポート】よしもとお笑いサマースクール「ペナルティプレゼンツ こどもプレゼン大会!!」

8月8、9、10日の3日間、六本木ヒルズにて『よしもとお笑いサマースクール@六本木ヒルズ』が開催されています。

これは、こども向けの参加型創造・表現活動を推進している団体「CANVAS」と、パパパークのコラボ企画“おもしろかし子大作戦”の第7弾。「おもしろかし子=おもしろくて・かしこい子になろう」というテーマを掲げた、NSCジュニアとの共同企画となっています。

本日行われたのは、ペナルティによる『ペナルティプレゼンツ こどもプレゼン大会!!』。
人気バラエティ番組「アメトーーク!!」などでもそのプレゼン力を発揮しているヒデと、イジられキャラとして人の心をひきつけている(?)ワッキーが、自分の伝えたいことを表現し、人をひきつけるプレゼン方法をレクチャーするワークショップです。

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ヒデが「父親としてはあまり教えたくないんですが…」と切り出した今回のプレゼンのテーマは、“上手におねだりする方法”。
まずは子供たちにわかりやすいよう、スタッフのお兄さん・お姉さんが、ワッキーをママに見立ててダメなおねだりの仕方を実演することになりました。

何度もしつこく「買って!買って!」と懇願したり、「お友達が持っているから買って!」と駄々をこねたり、「買ってくれないと死んじゃうよ~」と泣いてしまうおねだりの仕方では、なんでほしいのか、その目的がわからないため、ワッキーママから「ダメ!」と一喝されてしまうお兄さん・お姉さんたち。

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そこでヒデが「ちょっと工夫して言ってみよう」と促すと、お兄さん・お姉さんたちは「将来サッカー選手になりたいから、サッカーボールを買って!」「おしゃれの勉強がしたいからプリキュアの人形がほしい!」「『家庭の医学』っていうソフトで勉強をしたいからDSを買って!」と、“ほしい理由”を明確にしてママに伝えます。これには、ワッキーママも納得の表情。

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「相手の気持ちになって考える」「大きな声で」「はきはきと」「あいての目を見て」というポイントをふまえて、さっそく子どもたちも実際にプレゼンしたいことを画用紙に書いてみることになりました。

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子どもたちはAからEチームに分かれて、チームごとに「行きたいところに連れていってもらうためのプレゼン」と「買いたいものを買ってもらうためのプレゼン」を30分間自由に考えます。

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その間もペナルティの二人は、「絵を描くとプレゼンしやすいよ」とアドバイスしたり、サッカー好きな子どもとサッカートークで盛り上がったり、各チームのテーブルをまわって、子どもたちと楽しく触れ合っていました。

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そしていよいよ、一人ずつステージに上がってプレゼンをしてもらうことに。
「ママにケーキを作ってあげたいから、ケーキを買って」「お姉ちゃんと一緒に遊んで仲良くなりたいから、ポケモンのカードを買って」といったかわいらしいおねだりをした子から、「大人になったら獣医さんになりたいから、動物園に連れていって」という将来が頼もしい子、さらに「生まれてきた命を大切にしたいから、猫を飼いたい」「新しい星を見つけてお母さんの名前をつけてあげたいから、宇宙に連れていって」といった壮大な発想の子まで、個性あふれるさまざまなプレゼンが飛び出していました。

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わずかな時間で優秀なプレゼンを見せたチビッコたちに、ワッキーは「全員合格!」を手で大きな丸を作り、ヒデは「みんな素晴らしい!みんな金メダルですよ!」と絶賛。さらに、「大人になったときに知らない人や外国の人に分の考えを伝えたいだとか、相手を知り、自分を知ってもらうコミニケーションツールとして、プレゼンを使ってね」とまとめ、最後はみんなで記念撮影をして、和やかな雰囲気のままワークショップは終了しました。

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●パパパーク 「おもしろかし子プロジェクト」

http://www.papapark.jp/workshop/npo-canvas/000610.html

2012年8月 5日 (日)

【ライブレポート】戦え! 昆虫ランド~芸人がいろんな虫になって戦います~

8月4日(土)、東京・ヨシモト∞ホールにて『戦え! 昆虫ランド~芸人がいろんな虫になって戦います~』が開催されました。

毎年夏に行われているこのイベントも、今年で3度目。自ら考えたオリジナルの昆虫姿に扮装した芸人たちがさまざまなルールで戦うという斬新な内容で、子どもにも注目されるイベントとなっています。

MC兼解説を務めるのは、ポテト少年団・菊地。前方に座るチビッコたちに、「虫が好きなおじさんだよ〜」と笑顔で挨拶します。菊地から「天下虫武道会のレフリー」と紹介されたのは“ミスター坂虫”ことアホマイルド・坂本。頭につけた触覚らしきものに、客席からは「カワイイ〜!」との声があがりました。
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今大会最大の目的は、前回、前々回と優勝している絶対王者の“ヘラクレス大宮地”ことニブンノゴ!・宮地を倒すこと。第1試合で勝利した決勝進出者には、彼への挑戦権が与えられるとあって、それぞれの芸人は気合い十分の様子。全員が見た目にもこだわっているようで、ミスター坂虫曰く「後ろの楽屋は段ボールだらけです」とのことです。
対戦を前に登場したヘラクレス大宮地は、「負ける気がしない!」と強気な発言。曰く、この日のために2ヵ月間、森で修行して来たそうです。
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1回戦第1試合は、“オオクワカタ(長田)”&“ヒモクイムシ(松尾)”ことチョコレートプラネット対“おしゃれカジリムシ(長谷川)”&“ザ・メス(じろう)”ことシソンヌ。
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木の上の1対1の対戦で下に落としたほうが勝ちという「落とし合いバトル」で、勝敗をつけることになりました。
まずは肩カッターを必殺技とするオオクワカタが、臆病なザ・メスに勝利。発情期を象徴する青色のザ・メスは、ヘラクレスオオクワカタの攻撃に発情時に発する奇声を上げることも。「子ども向けのイベントと言いながら、大人向けになってしまいましたね」と、菊地から解説が入ります。
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続いてのオオクワカタ対おしゃれカジリムシは、自慢の肩カッターを引きちぎってまで攻撃したオオクワカタの自滅。最後の対戦ではお腹あたりから出ているよだれまみれのヒモで攻撃するヒモクイムシのでしたが、それを逆手に取って巻き取ったおしゃれカジリムシの勝利となり、シソンヌが決勝へと駒を進めました。
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1回戦第2試合は、ノンスモーキン対決。“ナナフシ”に扮した中尾に、菊地は驚きつつ「ホントにいる虫ですね。自分の身を守るために、木と一体化するんですよ。(手元の昆虫データ表を見ながら)生息地は木の枝……間違いない、ナナフシですね!」と解説します。
一方の菊池は“ダンスミツバチ”に扮して登場。「ここで、ダンスミツバチからチビッコに質問です。“ダンスミツバチの制作費はいくらだ?”」と、菊地よりなぞなぞが出されます。正解は“888円”。「3つのミツバチが並ぶという、ユーモラスな答えでした!」(菊地)……なんともアットホームな雰囲気です。
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2匹(?)は、開演前に観客へ配られた花粉(ガムテープが巻かれた球体のもの)を1つでも多くキャッチできたほうが勝ちという「花粉キャッチバトル」で戦いました(菊地曰く、「黄色の花粉はヒノキ、オレンジの花粉はスギですね」とのこと)。
忠実に再現するあまり、木の上からほとんど動くことのできないナナフシに対し、客席を縦横無尽に飛び回るダンスミツバチ。客席から舞台へと投げ込まれながらも、2匹のバケツへ入らなかった花粉を、ミスター坂虫は「なんだか狙われている気がする!」と顔をしかめながら客席へ返していきます。
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菊地からは「オンバトだったら蓋が閉まんないですよ、それは」との声があがるほど、多くの花粉を奪取したダンスミツバチでしたが、ここでミスター坂虫の触覚の一部がなくなっていることが判明。もう1本の触覚も折れていることがわかり、「狙われてると思っていたのは、自分の触覚だったんですね」と納得した様子です。急きょ、ミスター坂虫の触覚が入っていたほうが勝ちとルール改正されたものの、やはり数で勝るダンスミツバチが当たりを引き当て、勝者となりました。
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1回戦第3試合は、“うるおい虫(チュウ/中谷)”&“ヒャクホシテントウ(内藤)”扮するポテト少年団の2人対オモラ(幼虫)に扮した御茶ノ水男子の対戦に。お互いの卵を多く奪ったほうが勝ちという「卵奪い合いバトル」を繰り広げます。
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床を這いずり回る動きの鈍いオモラは、卵を奪おうとするうるおい虫&ヒャクホシテントウにピンク色のスプレーを吹きかけて攻撃します。さらに、対戦中に脱皮したオモラの後方からは仮面ライダーに似た“応援係”が登場。最初はオモラを勇気づけるだけの応援係でしたが、最後は自由に使える手で相手の卵をかっさらい、見事に勝利をおさめました。
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1回戦第4試合は、“勉強カマキリ”扮する佐久間一行対“有名虫がたくさん集まるカベ”扮するもう中学生の対決。
「だるまさんがころんだ」同様のルールで、ミスター坂虫が後ろ向きで「バルサンがたかれた」と言う間に、客席後方から舞台中央にある蜜までたどり着き、飲み干したほうが勝ちというルールにて挑みました。
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少しでも動いてしまうとごまかさず、出発地点に戻る真面目な勉強カマキリ。一方、有名虫がたくさん集まるカベは幾度もズルをし、ミスター坂虫から「チビッコが見てるんだから!」と注意されてしまいます。密に早くたどり着いたものの、潔癖性のためストローに口をつけられない勉強カマキリは、武器である鉛筆の芯をストローに見立てて有名虫がたくさん集まるカベに吸わせようとするも、勝利にこだわる相手はスルー。菊地から「ボケを潰すんじゃないよ!」と指摘され、一度は芯を加えた有名虫がたくさん集まるカベでしたが、結局、蜜を飲み干して勝利をおさめました。
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1回戦第5試合は、“フォ~カマキリ”に扮したくまだまさし対“ニセムカデモドキ”に扮したBコース・ハブという注目の対戦。必殺技の宴会芸で観客を笑顔にするフォ〜カマキリに対し、ニセムカデモドキのあまりの不気味さに客席からは悲鳴があがります。
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客席後方に置かれたバナナを奪い合う「果物ゲットバトル」は、お客さん参加型の対戦に。棒を持った観客が待ち受ける客席を通り、果物をゲット。2匹の体にくっ付けられた紙風船を1つでも多く割られなかったほうが勝ちというルールの元、スタートしました。
ここでもお馴染みのブルマ芸で盛り上げたり、子どもに近づいて一緒に写真を撮ったりとサービス精神旺盛なフォ〜カマキリに対し、女性へ近づくたびに悲鳴をあげられてしまうニセムカデモドキ。バンバンと叩かれる現状にげんなりしたのか、途中で「こんな人生、嫌だよ〜」と弱音を吐きつつも、尻尾に唯一無傷の紙風船を残したニセムカデモドキが勝利!「私のことは嫌いになっても、昆虫のことは嫌いにならないでください」と、某国民的アイドルをモチーフにした発言で湧かせます。負けたフォ〜カマキリも「前のほうにいたチビッコが強くて。2本で叩かれた時、あまりにビックリしてオナラをしてしまいました」と語るなど、客席を大いに沸かせました。
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迎えた決勝戦では、1回戦に勝利した5匹がヘラクレス大宮地へ挑戦。気合い十分のヘラクレス大宮地は、対戦スタート時から他の虫たちを圧倒します。次々に襲いかかる虫を次々となぎ倒し、見事連覇を達成!「もっと強い昆虫、かかってこいや!」と絶叫するほどの強さを持ちながらも、試合後には倒れた対戦相手を抱き起こしてて讃えるフェアな一面も見せるなど、絶対王者としての貫禄を誇示していました。
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そのほかにも、「幻の虫写真コンテスト」と「擬態虫クイズ」など企画も盛りだくさん。「幻の虫写真コンテスト」では、“幻の虫”に扮した楽しんごが会場を飛び回り、観客からの撮影に応じます。優勝者には楽しんごより、よしもとグッズ&本日出演した芸人によるサインの寄せ書きが贈られました(同コンテストの優秀作品は、お笑いナタリーにて紹介されますのでぜひともチェックしてください)。
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今年も大いに盛り上がった『戦え! 昆虫ランド』。ヘラクレス大宮地を倒す強者は、今後現れるのでしょうか? 来年の夏の開催に、ぜひともご期待ください!
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●ヨシモト∞ホール
公式サイト:http://www.yoshimoto.co.jp/mugendai/

【ライブレポート】ピラメキーノ! 夏の歌祭り!~鼻からブタのケツでまいっちんぐ~

  8月4日(土)、テレビ東京系の大人気子供番組『ピラメキーノ』の夏のイベント『ピラメキーノ! 夏の歌祭り!~鼻からブタのケツでまいっちんぐ~』が日比谷公会堂にて開催されました。

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昨年は富士急ハイランドで『ピラメキサマーライブ2011 笑顔と元気だ!ピラメQノ』と題して行われ、大好評を博した夏のイベント。今年の開催は、都心の日比谷。第1部、第2部の公演はいずれも完売で、計4000人もの番組ファンが会場に詰めかけました。もちろん今は夏休み真っ只中ということで、子どもたちがたくさん。開演前から、ボルテージは夏バテ知らずのMAX状態!

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そしていよいよ、番組MCのはんにゃとフルーツポンチ、そしてきいちゃん、ピラメキパンダ、ダルさん、ピヨッ太、ミスター・フジヤマ&ミス・ゲイシャ、ボクサー拳、さらにはイベントには初出演の世界的ダンサーTAKAHIROらが登場しての「ピラメキたいそう」で幕開け! 会場の子供たちは、言わずとも一緒に踊るノリの良さで迎え、さすがの人気ぶりを伺わせます。

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続いてはおなじみ「だるだるイングリッシュ」。レッスンの発生練習で、会場全体が「Come on!(カモン)」と叫ぶと…スペシャルゲストの嘉門達夫さんがステージに! 番組のヒットナンバー「アホが見るブタのケツ・ピラメキバージョン」を披露し、子どもは一緒に歌って大歓声。

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と、そこへ嘉門さんが歌っている間に、こっそりいなくなっていたダルさんがまさかの「ダルが見るブタのケツ」を歌いながら客席に登場! 子供たちにはとてもうれしいコラボレーションとなりました。

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そして番組でも放送中の「キョンシー」のコーナーでは、ゲストととしてパンサーがステージに。フルポン・村上がキョンシーに噛まれてしまい、みなが慌てる中で助っ人としてさっそうと(?)現れます(なお、第1部では2700が登場。“右ひじ左ひじ交互に見て”を披露したようです)。

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そんな彼らに課せられたのは「キョンシーを人間に戻す薬」を完成させるために、必要な「元気」と「笑い」を集めること。そこで尾形がおもむろに「よし、『サンキューゲーム』をやろう!」。尾形がラケットを持ち、ピンポン玉を打つそぶりをすると…子供たちが「卓球~!」。すると、もちろん尾形は「サンキューーーー!!!」。そんな繰り返しで会場を笑いに包み、薬が完成。見事に全員を助け出すことに成功したのでした。

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向井は「僕たちのこと、みんな知らないかもよ!?」と登場時は危惧していましたが、昨年のイベントにもパンサーは出演。その後は子供にもわかりやすい、菅が幽霊となって尾形にとりつくネタも披露し、はんにゃ&フルポンとはレギュラー争奪3本勝負を展開。見事に負けましたが、かき氷の早食いなどで子供たちからやんやの喝采を浴びたのでした。

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「土下座さんを探せ!!」、「しのびの恋」、TAKAHIRO によるダンスコーナーなど、人気のコーナーが盛りだくさんだったイベント。最後は、抽選で選ばれた子供たちがステージに上がってのダンシング! 「まいっちんぐ体操」、「鼻から牛乳」、「ピラメキたいそう」を皆で踊って、ボルテージMAXのまま、見事に幕。

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はんにゃ・金田が「みんなどうもありがとう! 楽しい一日になったかな?」と問いかけると、「はーい!」と元気よく答える子供たち。ピラメキーノがいい夏休みの思い出をプレゼントした、そんなすてきな一日となりました。

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●番組情報
『ピラメキーノ』
月~金 後6:30~(再放送…前8:00)~ テレビ東京系
http://www.tv-tokyo.co.jp/pirameki/

2012年8月 4日 (土)

【ライブレポート】EGU-SPLOSION 10th Anniversary TOUR~スクランブルエグ~

  8月3日(金)、EGU-SPLOSION(エグスプロージョン)が結成10周年を迎えて行った、単独ツアー『10th Anniversary TOUR~スクランブルエグ~』の最終公演が、渋谷スターラウンジにて開催されました。

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EGU-SPLOSION(エグスプロージョン)は、よしもと所属の人気ダンサー。中京テレビのダンス番組『スーパーチャンプル』で初代殿堂入りを果たし、EDITという新しいダンスジャンルを開拓した屈指のエンタメダンサーです。チームでのダンスショーのほか、MC、DJ、お笑い、ファッションブランドなど幅広く活動中の彼らが、今年で結成10周年ということで、なんと異色のワンマンライブツアーを開催! 今回は、長期療養中の昇一の助っ人として、元メンバーの「ひとりでできるもん」が参加し、全国5ヵ所でライブを行ってきましたが、いよいよこの東京公演がラスト。会場は立ち見が出来るほどの盛況ぶりで、開演前から熱気に包まれていました。

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そんな中、場内アナウンス。「本日は笑うところは笑い、びっくりしたときは叫び、野次りたくなったときには野次ってもいいライブとなっております」。こんなところにも、敷居と腰の低い彼らならではの、エンタメ精神が感じられます。とそこへ、いよいよメンバー登場!

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ひとりひとりへの声援が飛び交う中、いきなりスキルの高いダンスを見せつけ、さすがの幕開けです。

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彼らのダンスの魅力は、なんといっても高い技術に裏打ちされた“なんでもあり”感。メンバーが「ネタ」と呼ぶそれらは、ただただ見ていて楽しいのが特徴です。オーケストラをmixし、指揮者の格好だったり、工事現場というシチュエーションから生みだされたり、さらには純和風に、なんとお経をサンプリングして作務衣姿で踊ってみたり、小学生のコスプレまで! どんな曲でもどんな格好でも、ダンスへと昇華して私たちに魅せてくれます。

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そしてなにより、トークも楽しいのがエグスプロージョン! 「はーい。どうもー!」としゃべりだすリーダーのまちゃあきを筆頭に、軽妙にツッコむおばらよしお、一番のコワモテとも言えるのに超シャイなスヌーピーJ、そして無言のひとりでできるもん。今回のツアーでは、まちゃあきの地元で初めてライブを行い「小さいころからお世話になってるじいちゃんばあちゃんとかが見てくれて、超泣きそうになっちゃった」などと振り返ったり、ひとりでできるもんがプチ打ち上げで感激して泣きだしたエピソードも明かし、会場を沸かせます。

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それにしても、驚くのはそのスタミナ。それぞれのソロの間は休めるとはいえ、汗だくになりながら踊る姿はちょっと神々しいようでもあり。とはいえ、その踊る姿はやはりただのダンサーではなく、あくまでもエンタメのそれなのですが…。

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そして鉄板である海賊ネタに続いて、オリジナルソング『BAD SATURDAY』を披露し、こちらはアンコールでも再び披露。

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しかもここで終わらず、最後の最後に10年の歴史を振り返る再現ミニムービーが流されるサービスぶり! 見せに見せ、聴かせに聴かせ2時間半があっという間に過ぎていったのでした。

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こうして、エグスプロージョンの10周年記念ツアーは大盛況のうちに幕を閉じましたが…なんとこの度、追加公演が決定しました!! 性別はもちろん、年齢すら関係なく誰にでも楽しめるエグスプロージョンのダンス、ぜひぜひ体感なさってください!!!

●追加公演情報
『EGU-SPLOSION 10th Anniversary ENCORE LIVE~絶品スクランブルエグ~』
・9/21(金)
場所:渋谷STRALOUNGE
開場:19:00 / 開演:19:30
料金:前売2,500円 / 当日2,800円
Lコード:77642

・9/28(金)
場所:名古屋E.L.L. fits All
開場:18:30 / 19:00
料金:前売2,500円 / 当日2,800円
Pコード423-109/Lコード:42986

●エグスプロージョン公式サイト
http://egu.laff.jp/web/

「三枝改メ六代桂文枝襲名公演」が、東西落語界の大御所を迎え盛大に開催!

桂三枝が六代桂文枝を襲名することを発表して1年。
遂に、69歳を迎えた2012年7月16日、「三枝改メ 六代桂文枝襲名公演」が、なんばグランド花月で賑々しく開催されました。

トップバッターは、三枝門下の桂三歩が師匠作の創作落語「私がパパよ」を披露。
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続いて登場した弟弟子の桂文珍は、開口一番「ずっとアンちゃんが引っ張ってきてくれました」。
そして、東京と大阪で行われた襲名披露パーティーの様子の違いで笑わせた後は、
男女の艶っぽい噺「風呂敷」を表情豊か、滑稽味たっぷりに聴かせます。
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また、東京から来演の桂歌丸は、歌舞伎小屋を舞台にした「鍋草履」をさらりと好演。
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さらに、三遊亭圓歌の十八番「中沢家の人々」は、家族への愛情を毒気交じりのユーモアで描き出しました。
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仲入り後は、いよいよ口上です。

幕が上がると、拍手が鳴りやまず、「待ってました!」の掛け声も。
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東西の落語界の重鎮が居並ぶその後ろには、六代文枝の母校である関西大学から贈られた紺色の祝い幕が飾られました。
まずは、上方落語界の最長老・笑福亭松之助がご挨拶。
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一緒に居候をしていたという先代の五代目文枝との思い出を語った上で、
「非常に優秀な由緒のある名前を、師匠の名前はちゃんと継がないかんというので三枝君が継いでくれるというのは誠に嬉しいなと思ております。
加えまして、彼が大阪に天満天神繁昌亭をこしらえました。これからも、新しい文枝君は大阪の落語のために尽力してくれると思います」
と話しました。

続いてのご挨拶は、落語協会最高顧問の三遊亭圓歌。
「三枝さんが『今度文枝になるんですよ』と聞いた時に、凄い決意をしたと思いました。
落語家というものは、自分が持ってきた名前を大いに売り出したいというのが本当の気持ちです。
西では桂米朝、東では林家三平。
この両名は名前を替えないで一代で来ております。
三枝さんも一代で天下を取った男です。このままいても人様は何とも言わないと思います。
でも、師匠の名前を継げる。これが弟子としての本当の喜びです。
私も40何年前に襲名した時に、圓歌という名前を知らなくても歌奴は知ってるお客様がいっぱいおりました。
1年か2年は本人もご苦労なさると思います。
私ども襲名をしております連中にとりましても、良きライバルができあがりました」
とエールを送りました。

引き続き、ご挨拶が続きます。
上方落語協会相談役の笑福亭仁鶴は、
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「三枝君が名跡である文枝を襲うという決意をしまして。今日に至るまで気苦労があったと思います。聞けば、体重が落ちたと。今どのぐらいやと聞いたら、38kg…になりそうやと」
と笑わせつつ、
「文枝の名跡というものは5人のお師匠さん方が築かれてきた名前でございますので、重たいのは間違いありません。
この名前に馴染むまでには年月が必要。昭和から平成になった時は、どうも受け入れられませんでしたが、今やそれが普通になりました。
それとよう似たもんで、歴史が付着してくると自然になってくる訳です。
本人も努力するでしょうが、何よりはお客様方の励ましの言葉が一番栄養になってエネルギーになります。 皆様、ご贔屓賜りますように」。

落語芸術協会会長の桂歌丸は、
「7月16日は、ご本人にとりましてはもう一つのお目出度いことがあります。
 80回目?90回目のお誕生日? 文枝師匠は創作落語で人気を博していらっしゃいます。
 文枝という大きな名跡をお継ぎになって、ますます創作落語に磨きがかかることだろうと期待をいたしております。
 東京の落語家も文枝師匠からお稽古してもらって盛んにやっている人がおりますが、本人の足元にも及びません。
 文枝師匠が持っている創作落語が数百本で、それが全て爆笑落語だともうかがいました。
 これは凄いことだと思っております」
と、六代文枝の功績を称えました。

上方落語協会筆頭理事の桂ざこばは、まず先代文枝のモノマネも交え五代目との爆笑エピソードを披露。
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そして、
「私は凄いなと思います。桂三枝という名前を全国、いや世界にも広めてきはって。
こんな大きな名前を捨てて師匠の文枝を継ぐ。これは凄く勇気のいることですね。
会社の名前を替えるようなもんです。そら不安やと思いますけど、今日でも立派な六代文枝になっていると思います」
と語り、最後は
「文枝共々、ざこばもよろしくお願いします」。

口上のトリを飾ったのは、上方落語協会相談役で大御所の三代目桂春團治。
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「この度、先代の筆頭弟子に当たります三枝君が、六代桂文枝を襲名したします。
本当にめでたいことでございます。
私と五代目とは、桂米朝さん、そして亡き六代目笑福亭松鶴さん共々、手を取り合って、上方落語滅亡かという危機を乗り越えて頑張って来ました。
その名前がなくなり、寂しく思っていましたところ、三枝君が文枝を襲名するという話を聞きまして、青春に戻ったような気がいたします。
また、上方落語協会の会長に、師弟で就任されたことはかつてないことです。これも、五代目と六代が優秀であるという証拠です。
六代目と申しますと松鶴兄貴のことを思い浮かべますが、これからは六代といえば文枝だと言われるように頑張っていただきたいと思います」
と締めくくりました。

続いて、林家染丸と弟子の染弥、笑丸によるめでたい舞踊「松づくし」が披露されました。
最後には、「祝 六代文枝誕生」の垂れ幕も登場し、お祝いムードは一層盛り上がります。
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そして、三代目桂春團治が「お玉牛」を口演。
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計算され尽くした仕種やハメモノに合わせた豊かな表情と、年齢を全く感じさせない活き活きとした高座で、文枝襲名に花を添えました。

そして、いよいよ新出囃子「本調子・中の舞」で六代桂文枝が登場です。
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割れんばかりの拍手で迎えられると、
「生まれて初めて口上の真ん中に座らせてもらって、疲れるもんやと分かりました。
 噺家になって一言もしゃべれへんかったのは初めてです」
と、いきなり客席を沸かせました。
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襲名直前まで超多忙なスケジュールだったそうですが、それも笑いに変え、
自身が作った創作落語228作目で、襲名後初の作品となる「さよならサニー」へと入っていきます。

妻を亡くした中年男性が、家族との思い出が詰まった家を離れ、マンションへと引っ越すことになりました。
しかし、愛犬のサニーは大型犬とあって、マンションでは飼うことができず…。
実は「サニー」という名前は、文枝が「ヤングオー!オー!」に出演した頃に名乗っていた愛称。
中でも、噺の中でホロリとさせられたのが、父親が愛犬・サニーに語りかける場面。
文枝が紡ぎだす台詞は、「三枝」という名前に対する深い愛着の情がこもり、また「文枝」を襲名する決意表明のようでもあり…。
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まさに、この晴れの日にふさわしい、感慨深い演目となりました。

カーテンコールで再び登場した文枝は、
「今日から文枝としてやっていきます。よろしくどうぞお願い致します」
と深々と頭を下げました。
鳴りやまない拍手に再び幕が開くと、そこには五代目文枝一門と、六代文枝一門34名が勢揃い。
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代表して桂きん枝と桂文珍がご挨拶をしました。
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そして、3度目のカーテンコールでは、
「本当に今日はありがとうございました」
 と手を振る新文枝。晴れがましくも、清々しい表情が印象的でした。
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「三枝改メ 六代桂文枝襲名公演」プログラム
桂三歩「私がパパよ(桂三枝作)」
桂文珍「風呂敷」
桂歌丸「鍋草履」
三遊亭圓歌「中沢家の人々」
仲入り
口上(司会・桂きん枝)
<出演>六代桂文枝、三遊亭圓歌、桂春團治、笑福亭松之助、桂歌丸、笑福亭仁鶴、桂ざこば
「舞踊 松づくし」(林家染丸、林家染弥、林家笑丸)
桂春團治「お玉牛」
六代 桂文枝「さよならサニー」

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【ライブレポート】エリートヤンキー&囲碁将棋大打ち上げ会

8月2日(木)、東京湾納涼船・さるびあ丸にて、エリートヤンキーと囲碁将棋による『エリートヤンキー&囲碁将棋大打ち上げ会』が開催されました。

こちらは、7月28日(土)に『よしもと若手ばかり ウッキウキの!! 夏の単独祭り2012』の一環として行われた『囲碁将棋単独ライブ「スプリング・コンサート」』『エリートヤンキー単独ライブ「水もしたたるいい男 メガネ外すといい男」』の打ち上げと称したイベントです。同日に両コンビの単独ライブを鑑賞した観客が無料で鑑賞できた『囲碁将棋&エリートヤンキー「おまけSPトークライブ」』にて先行予約された方を中心に、100名限定にて行われました。

東京湾納涼船は浴衣での乗船が割引対象となるため、同イベントにも多くの方が浴衣姿で参加。船内のEデッキに設けられた宴会場で、『大打ち上げ会』は始まりました。
囲碁将棋・根建&エリートヤンキー・橘は自前の浴衣で、囲碁将棋・文田も自前の甚平を着て登場したものの、なぜか1人だけ普段着のエリートヤンキー・西島。「僕だけ気合い入ってないみたいですけど、この日のためにちゃんと髪も切って来ましたし、シャツも買ってきました」と、気合いは十分のようです。
なぜそんなに気合いが入っているのか? それは、来週行われる東京湾花火大会までに彼女を作りたいからなんだとか。「皆さんももちろん大事ですが、来週までもう時間がありません。一般のお客さんといい雰囲気になっている時は、そっとしておいてください。それ以外は、どんどん声をかけてください」という西島の宣言に、お客さんからは大きな笑い声が起こりました。

まずは乾杯!
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その後は西島&根建、橘&文田に分かれて、それぞれのテーブルを回っていきます。根建が「どーもどーも! 今日は楽しんでいってくださいね!」と大きな声で挨拶をしながら、素早く回っていく西島&根建ペア。
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橘&文田ペアは、各テーブルに座り込んでお客さんとじっくりコミュニケーション。サインや写真撮影に応じたり、オードブルの減りが早いテーブルには「ここだけだよ! こんなに早いの!」「女の子でしょ!」とツッコんだりと、和気あいあいとした雰囲気です。
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先に回りきってしまった西島&根建ペアは“にしじの質問タイム”を設けながらも、お客さんへ逆質問。「僕ら以外に、皆さんはどんな芸人さんが好きなんですか?」と、好きな芸人アンケートを行っていました。
「今日、本当はいろんな芸人さんに声をかけたんですけど、みんな、ほかのライブとかぶっていて」(西島)
「ライスは山へ芝刈りに……だし、ゆったり感は漫才アワードで大阪へ行っちゃって」(根建)
「神保町花月のタイミングでこの話をいただいたんですけど、ゆったり感・中村が“また2組で抜け駆け?”みたいな顔をしてて」(西島)
「絶対来るって言ってたんですけど、結局仕事で来れなかったね」(根建)
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レインボーブリッジの下を通過する際には、一般のお客さんとともに屋上のデッキに上がって乾杯! その後、西島以外は、船内のビアガーデンへと繰り出します。
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「出会いを求める」と宣言したものの、1人、Eデッキへ戻って来て、写真撮影やサインに応じる西島。「ワーキャー言われないから帰って来ました!」という文田、そして橘もサインや撮影に応じていました。

20時からは、Aデッキのイベントステージにて『エリートヤンキー&囲碁将棋 船上お笑いLIVE』に出演。
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自己紹介後は、一般のお客さんと一緒に大盛り上がり。突然、「川相の応援歌を歌わせてください!」と、大好きなジャイアンツの元選手の応援歌を歌い出したのは根建。「かっとばせー、川相!」と声を合わせてくれるノリのいいお客さんに、思わず笑みがこぼれます。
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「お兄さん、男前ですね! 舞台に上がってください」と一般客の男性を呼び込んだ囲碁将棋。その男性が同郷、しかも従姉妹の友人だとわかり、根建のテンションはマックスに!「○○のこと知ってるんだ!」と従姉妹の名前を絶叫しながら、男性と抱き合います。
西島はここでも「絶賛彼女募集中です」とアピール。「タバコを吸わない女性であれば、誰でもいいです。できればショートカット。できれば住んでいるところは……」と条件を出していくなか、イベントを観ていた1人の女性から手が挙がります。よしもと男前ランキング5位の実績を武器に、「お姉さん、僕ダメですか?」と猛プッシュしたものの、オッケーはもらえず。ガックリとうなだれる西島に、「なんでダメなんですか?(髪を)刈り上げてるから?」と茶化す3人でした。
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その後、再びEデッキに戻り、私物のプレゼントタイムを敢行。それぞれが持ち寄ったのは、漫才や芝居の台本やテレビ出演の際に持って出たアイテムなど。ジャンケンをして勝ち残った各1名、計4名に本人からプレゼントが手渡されました。
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「あと30分くらいで元の場所に戻ってしまうみたいなので、僕らは動かず、ここにいます。写真やサインは、今のうちに声をかけてください」という西島の一声で、それぞれに長蛇の列が。普段ではなかなか実現できないようなお願いにも、4人は快く応じていました。
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そうこうしているうちに、約1時間45分の船の旅はあっという間に終了 。『大打ち上げ会』も、文田の一本締めにて幕を閉じました。
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2012年8月 1日 (水)

【ライブレポート】THE MANZAI in お台場合衆国

8月1日(水)、フジテレビ周辺で開催中の『お台場合衆国2012』内「お台場合衆国 MY BEATスタジアム」にて、『THE MANZAI in お台場合衆国』が行われました。

日本でもっとも面白い漫才師を決定する『THE MANZAI』。今年も『THE MANZAI 2012』として開催されますが、それに先駆け、昨年の『THE MANZAI 2011』にて、認定漫才師に選出された50組のなかから12組が出演し、ネタを披露するというのが今回のイベント。

猛暑のなか、熱心なお笑いファン、そして家族連れで埋まった客席の前にまず現れたのは、佐野瑞樹アナウンサーと三田友梨佳アナウンサーという今回MCを務めるフジテレビアナウンサーの両名でした。
漫才師が4組ずつ3ブロックに分かれて登場する構成で、トップバッターとして登場したのはトレンディエンジェル。自虐的なハゲネタでつかみに成功すると、キスのマイムなどで客席から笑い声と悲鳴を上げさせました。

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2番手は、ザ・パンチ。大勢の観客を前に、台風の影響で客が7名しか来なかったライブの逸話に続いて、パンチ浜崎が雷オヤジに扮した漫才コントを披露。

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3番手のエルシャラカーニは、山本しろうさんの自由すぎるボケに「何しゃべってるかわからへん!」とセイワ太一さんが激しくツッコむなど、持ち味を発揮。

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4番手は、東京ダイナマイト。紅白の和服姿という貫禄ある姿で登場した2人は、独特のテンポで輪唱、さらにはオレオレ詐欺を題材としたネタ披露しました。

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ここで最初のブロックが終わり、佐野、三田の両アナより、1組ずつ簡単なトークを交わします。
トレンディエンジェルは、話の途中で、三田アナから「チェキラッチョ!」と振られ、瞬時に「ハゲラッチョ!」と返すなど、MCとの息がピッタリ。
ザ・パンチの浜崎は、お知らせとして「(ボクシングの)元世界チャンピオンの竹原慎二さんは、推理小説にハマってるらしいんですけど、上下巻に分かれていると、上巻は上級者向けだと思って下巻から読んでるらしいです」と、なぜか竹原さんの逸話を紹介しました。
エルシャラカーニの山本さんは、持ちギャグの「トマト!」を満を持して披露。このギャグを聞いた佐野アナは、「8月になりましたね」と絶妙なフォロー(?)を入れ、笑いを増幅させました。

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先日、再婚が報じられ、注目が集まった東京ダイナマイトのハチミツ二郎は、「恥ずかしいですね」と照れながらも、「(『THE MANZAI 2012』の)決勝がある頃、娘が生まれますね」と発表。そして、「必ず優勝します、ウィー!」と、往年のプロレスラーであるスタン・ハンセン選手を彷彿させるポーズと雄叫びで観客にアピールしましたが、「『THE MANZAI』のあと、一番売れてるのがこの人です」と三田アナを指さす一幕も。

2つ目のブロックのトップを飾ったのは、磁石。ラジオパーソナリティに扮した永沢たかしさんのボケが冴え渡っていました。

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マヂカルラブリーは、野田クリスタルが『金の斧』の女神に扮するなど、舞台を広く使ったコント仕立てで観客を魅了。

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続く学天即は、自分たちの認知度の低さをネタにしながらも、四条和也が特技の茶道、さらには30歳を超えて年齢を感じる様子を漫才に取り入れていました。

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この日、唯一の女性コンビとなったチキチキジョニーは、MCを務めた三田アナを始めとした女性アナウンサー、さらには男性アナまでもを攻撃するアップテンポな毒舌漫才を披露。

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トークコーナーでは、磁石の永沢さんが、昨年の『THE MANZAI』終了後、ずっと泣いていたことや、高熱だったことを吐露。
マヂカルラブリーは、野田が郵便局で週5日間アルバイトしており、一方の村上はダイエットに挑戦中とのことです。
学天則は、ニブンノゴ!宮地主催のライブ『上半身裸祭り』への出演に触れ、『THE MANZAI』決勝の舞台で「スーツを着て漫才がしたいです」と四条が意気込みを語りました。
チキチキジョニーは、年齢詐称を打ち明けたことについて、養成所に年齢制限があったためサバを読み、石原祐美子さんが「手島優と同じ理由です(笑)」と同じく年齢詐称を明かしたタレントの名を挙げました。

最後のブロックのトップバッターは、ハマカーン。神田伸一郎さんがザリガニ釣りについて話すと、「(餌の)スルメの気持ちを考えたことあるのかよ!」、そして「ゲスの極み!」という浜谷健司さんの名調子に、客席からは大きな拍手が!

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続くアルコ&ピースは、万引きGメンのコントをベースにしつつ、酒井健太さんが「2人でテントの裏に行きたい」と発言するなど、怪しいムードで会場を包み込みました。

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この日、もっともベテランのはりけ~んずは、前田登が不運な半生について矢継ぎ早に喋り、飛行機内で起きたアクシデントには会場中が爆笑!

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トリを飾ったのは、Hi-Hi。上田浩二郎さんが「最近どうみんな、パスタ、巻いてる?」というお馴染みのセリフを放ったのち、岩崎一則さんの頭をゆらして「右ハゲ左ハゲ交互に見て~♪」と2700のネタを堂々とアレンジするなど、やりたい放題でした。

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トークコーナーでは、ハマカーンの浜谷さんが「『THE MANZAI』で優勝できたら、売れなくていいんです」と意気込みを語り、さらには「“ゲスの極み”を封印して、“鬼畜の極み”を」と宣言(?)しました。
アルコ&ピースの平子祐希さんは、昼間の野外ライブにはミスマッチなネタのチョイスについて訊かれると、「僕らのネタの最中、子連れのお客さんが3組が遠くに行っちゃいました」とポツリ。
はりけ~んずの前田は、「42歳で、真夏に野外での漫才はコクでしょ(笑)」とお疲れの様子です。
Hi-Hiは、出演番組の『生田くん、ハイ!』(フジテレビ)の「ハイ」は、Hi-Hiのことではなく、冠番組ではないと否定していました。

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約90分間に渡る漫才ライブも、いよいよフィナーレとなり、出演者全員がステージに集結。
「何かしゃべりたい方、いますか?」と佐野アナが呼びかけると、浜崎が「せっかくなんで、みんなで『ウィ・アー・ザ・ワールド』を歌いましょうか」と言うと、トレンディエンジェルの斉藤司が歌い出し、大勢からツッコまれたところで終了となりました。

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『THE MANZAI 2012』は、8月7日(火)から2回戦が始まり、本日の出演者を含む昨年の認定漫才師が登場し、いよいよ今年の認定漫才師が決定します。年末の決勝に向けた戦いの目撃者となるべく、いまから会場に足を運んでみてはいかがですか?
日程などの詳細は、公式サイトをご覧ください。


●THE MANZAI公式サイト
http://www.themanzai.com/

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